陽のあたる場所3

余儀なき選択

余儀なき選択15

「町田さん……

私、町田さんのそうゆう考え方めっちゃ大好きですっ！！

そうゆう謙虚な気持ち、日本人らしくて大好きですっ！！」


「フクちゃん、ありがとう！

でも正直さ、昔の自分はそんなんじゃなかったんだよ………。

昔は自分の利益しか考えてなくて……今思えば最悪な奴だったよ……。

フクちゃんや莉乃に会う前は自己中で最低な奴だったと思う………。


だから俺はフクちゃんや莉乃のおかげで変われた面もいっぱいあるんだ。」


「……え？

ホントですか？w

確かに町田さん、以前『フクちゃんと莉乃は性格が似てる』って話してましたけど……」


「そうなんだよっ！

2人ともさ、自分の利益なんか考えないじゃん！？

それでいて他人の事を大切にできる….…

そうゆう"他人を思いやる気持ち"……心底尊敬するよ。

それに比べて、昔の自分を思い出すと恥ずかしくなっちゃうよね（笑）


莉乃んちなんてさ、家族全員良い人なんだよっ！

ご両親も本当に優しくて素敵なんだっ！


それに俺さ、フクちゃんみたいにこんなになんでも話せる友達は他にいないんだ……。


いつもカッコつけて…見栄ばっか張って生きてきて………

だから、こんなになんでも話せる友達なんてなかなか出来なかったんだろうけど……（笑）」



「そうゆう話を聞くと、北海道の篤史を思い出しますねww

ブランド品好きで見栄っ張りなトコは2人共そっくりだと思ってましたよww

だからこそ……町田さんに篤史の相談をよくしていたワケですけど（笑）」



「アハハw

確かに"見栄っ張り"は認めるよ（笑）」



「まぁ見栄っ張りも、必ずしも悪い事では無いですよ♪

見栄っ張りは見栄っ張りで、見栄を張る為にちゃんと頑張りますからね（笑）」