陽のあたる場所3

アダムとイブ

アダムとイブ26

「なんでよ…？」


「このシェアハウスでの今の関係性をこのまま壊したくないのっ！」


「壊したのはぱるるでしょ？

タブーを犯したのは、ぱるるなんだよっ！？」


「そうだよ？だけどね……

せっかく来月の家賃まで払っているんだし、此処にいる限りは穏便に楽しく過ごしたいのっ！」


「私達が楽しくならないような事をしたのもぱるるだよっ！？」


「分かってるっ！

それでも私達とぱるるが揉めれば、ユメタンも楽しくなくなって今度はユメタンが被害者になるっ！」


「……っ！



分かったよ……。

さっちゃんがそう思うなら……

さっちゃんが嫌がることはしたくないから今日はもう下に行くのはやめるよ……。」


リカちゃんはそう言いながら、気が抜けたように壁にもたれながらペタンと座った……。



「ごめんね？リカちゃん……。

お願いだから今回の事は水に流して欲しいの。」


「水に流す事はできないよ。

ただ、決してさっちゃんが謝る必要もないっ！

そして私はもうぱるるの事は信用できないよっ！！」


「……。

それはしょうがないよね…。

でもどんな感情を持とうが、ぱるるには今まで通りに接して欲しいのっ！」


「それも分かったよ。さっちゃんがそれを望むならさ？

でも今回の事で、私はユメタンのことも信用できないよ？

下の2人は仲良しなんでしょ？だったら私は2人共信用できないよっ！」


「まぁ類は友を呼ぶからね……。

だからさ、リカちゃん…

もう此処も引き払ってさ……


早く練馬で３人で住もうよっ！！！」