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ロボット110番 2.ガンちゃんと仲間たち
ロボット110番 3.時代背景&キャスト考察&むすび
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【制作の時代背景】
放送当時の昭和52年(1977年)は、第2次オイルショックの真っ只中。その結果あらゆるジャンルのドラマにおいても、当時の御時世が反映された。ことに特撮ドラマでは、同年放送された「ジャッカー電撃隊」第31話にてクライムロボを追跡する東竜と大地文太が、不景気の話題に触れ項垂れる場面が窺えた。
その当時の事情を把握してか、「ロボット110番」が制作・放送された。当番組は前作「がんばれロボコン」の後番組ではあるが、同じロボットが登場するとは言え作風がガラリと変わった。ロボコンでは学校を基盤として、人間社会に奉仕する作品だった。「ロボット110番」でもそれは同じことが言えるのだが、「稼ぐ」ことをメインとしている。しかも登場ロボットは、前作と比べてかなり数が削減されている。継続してリアルタイムで視聴された方々は、拍子抜けしたに違いないだろう。あんなに大勢でドンチャカ賑わっていたのに、番組が変わると急にトーンダウンしたから、どう受け止めていいのか困惑していたはずである。
筆者自身もリアルタイムで拝見させていただいたが、むしろ雑誌「幼稚園」(小学館発行)で、愉しんでいた記憶が強い。
「ロボット110番」は当時、それなりに支持を得たのにも拘らず、知名度や人気は「ロボコン」には敵わずして全37話を以って終焉を迎えた。
【キャスト考察篇】
いわゆるロボットものは、当然ながら声優がアテレコを担当する。
主役の野沢さんはアニメ業界でも、かなり活躍されているのは周知の事実だが、なんと大山のぶ代さん以前に元祖「ドラえもん」(昭和47年・日本テレビ)にて主役を務めた。それ以降の情報は皆様の知識ないし認識にお任せします。
ケイくん役の小原さんは、テレビ朝日の「ドラえもん」にてのび太役は有名だが、かつての「タイムボカンシリーズ」においては、悪チームの女ボスの声を歴任された。放送当時も「ヤッターマン」(昭和52年)にてドロンジョ役もこなしていた。
ミスターチーフ役の八奈見氏は、小原さんと同じく「タイムボカンシリーズ」にて悪チームの参謀役を歴任され、当時「ヤッターマン」でもボヤッキー役を務めていた。
これは筆者が勝手に懸念していることだが、両サイドの現場(アテレコのスタジオ)で小原さんと八奈見氏が、関係上ギクシャクしていないが不安に思っている。
人間サイドでは、南田巡査役を演じた谷村氏が印象的だった。山形弁訛りの喋り方が特徴的で、地方出身者の役柄も多かった。予てから丹波哲郎氏と親交があり、「Gメン
75」においても幾度か犯人役を演じた後に、昭和56年(1981年)よりGメンのメンバーとして定着した(役名は古田)。
【むすび】
21世紀の現在でも言えることだが、不景気の真っ只中どう生きるか、誰もが必死だった。繰り返す様だが、どうしても金銭は必要なツールだ。確かに稼ぐことは必須であり、生活上決して避けて通ることは出来ない。しかし失っていけないのは「その人らしさ」ではないだろうか?
最終回、ガンちゃんが優秀ロボットにシフトチェンジしようとすると、良夫たちが猛反対した。人と人と同じ心を持つキャラクターが、交流を重ねることによって絆を生み出し、お金以外の新しい価値を作ろうとしたドラマだったと筆者は認識している。
確かに現在でも知名度の低い作品ではあるが、DVDなどで視聴する手段はある。もう一度見直して愉しんで、絆のありがたさを学ぶのは「アリ」だと思っている。
その姿勢に筆者は別にしても、リピートして視聴する方や、新しく拝見する方にきっとガンちゃんもエールを送っているはずだ。
「ガンガラパッパーヨ!」
放送当時の昭和52年(1977年)は、第2次オイルショックの真っ只中。その結果あらゆるジャンルのドラマにおいても、当時の御時世が反映された。ことに特撮ドラマでは、同年放送された「ジャッカー電撃隊」第31話にてクライムロボを追跡する東竜と大地文太が、不景気の話題に触れ項垂れる場面が窺えた。
その当時の事情を把握してか、「ロボット110番」が制作・放送された。当番組は前作「がんばれロボコン」の後番組ではあるが、同じロボットが登場するとは言え作風がガラリと変わった。ロボコンでは学校を基盤として、人間社会に奉仕する作品だった。「ロボット110番」でもそれは同じことが言えるのだが、「稼ぐ」ことをメインとしている。しかも登場ロボットは、前作と比べてかなり数が削減されている。継続してリアルタイムで視聴された方々は、拍子抜けしたに違いないだろう。あんなに大勢でドンチャカ賑わっていたのに、番組が変わると急にトーンダウンしたから、どう受け止めていいのか困惑していたはずである。
筆者自身もリアルタイムで拝見させていただいたが、むしろ雑誌「幼稚園」(小学館発行)で、愉しんでいた記憶が強い。
「ロボット110番」は当時、それなりに支持を得たのにも拘らず、知名度や人気は「ロボコン」には敵わずして全37話を以って終焉を迎えた。
【キャスト考察篇】
いわゆるロボットものは、当然ながら声優がアテレコを担当する。
主役の野沢さんはアニメ業界でも、かなり活躍されているのは周知の事実だが、なんと大山のぶ代さん以前に元祖「ドラえもん」(昭和47年・日本テレビ)にて主役を務めた。それ以降の情報は皆様の知識ないし認識にお任せします。
ケイくん役の小原さんは、テレビ朝日の「ドラえもん」にてのび太役は有名だが、かつての「タイムボカンシリーズ」においては、悪チームの女ボスの声を歴任された。放送当時も「ヤッターマン」(昭和52年)にてドロンジョ役もこなしていた。
ミスターチーフ役の八奈見氏は、小原さんと同じく「タイムボカンシリーズ」にて悪チームの参謀役を歴任され、当時「ヤッターマン」でもボヤッキー役を務めていた。
これは筆者が勝手に懸念していることだが、両サイドの現場(アテレコのスタジオ)で小原さんと八奈見氏が、関係上ギクシャクしていないが不安に思っている。
人間サイドでは、南田巡査役を演じた谷村氏が印象的だった。山形弁訛りの喋り方が特徴的で、地方出身者の役柄も多かった。予てから丹波哲郎氏と親交があり、「Gメン
75」においても幾度か犯人役を演じた後に、昭和56年(1981年)よりGメンのメンバーとして定着した(役名は古田)。
【むすび】
21世紀の現在でも言えることだが、不景気の真っ只中どう生きるか、誰もが必死だった。繰り返す様だが、どうしても金銭は必要なツールだ。確かに稼ぐことは必須であり、生活上決して避けて通ることは出来ない。しかし失っていけないのは「その人らしさ」ではないだろうか?
最終回、ガンちゃんが優秀ロボットにシフトチェンジしようとすると、良夫たちが猛反対した。人と人と同じ心を持つキャラクターが、交流を重ねることによって絆を生み出し、お金以外の新しい価値を作ろうとしたドラマだったと筆者は認識している。
確かに現在でも知名度の低い作品ではあるが、DVDなどで視聴する手段はある。もう一度見直して愉しんで、絆のありがたさを学ぶのは「アリ」だと思っている。
その姿勢に筆者は別にしても、リピートして視聴する方や、新しく拝見する方にきっとガンちゃんもエールを送っているはずだ。
「ガンガラパッパーヨ!」
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