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樹の素材と光草は回復藥素材 3
しおりを挟む僕とセシリアさんはリーフの案内で、
新しく伸びたV字型樹の館の泉側先端に来た。
処から50セチ離れた場所に、
20セド(100mX100m)深さ10セチ(50m)の穴を
10セチ横間隔でセシルさんの土魔法で館側を開け、
3方向に土の山を築き、穴を掘った。
半時間ほど掛かったが、セシリアさんは疲れを見せない。
MPポイントが心配になり、
「セシリアさん、MPポイント大丈夫ですか?」
{かごなの。}
「昼食を取ったらMP全快!回復藥食べたのかしら?
この土魔法もMP半分で済んだようです。
不思議ですね。エマ祖母様の聞いてみないと、ポイントの事も」
{まちのひとだめなの、ぎんかあげるの}
{ポイントつかないの?}
{だめなの}
「後でアベル君が、この穴に樹の上で集めた落ち葉を入れて下さい。
新しい堆肥場です。新旧つかってくださいと、樹の館の精霊が言っています」
「分りました。水汲みが終わり次第にアベルを寄越します」
「水汲みも終わった様です。セシリアさんから、
この銀貨を1枚ずつ、水汲みを手伝った方に渡してください。
精霊様のご命令です!!」
アイテム袋から銀貨200枚出して渡しながら 強い口調で話した。
「作業場に戻りましょう、
エメリーさんアベル君はそろそろ戻ってくると思います」
作業場に戻ると、
街から素材や工具を持ち込んで作業台まで用意準備していた。
アベル君を先頭にこちらに向かって来る皆さん、
速足で手を振る人もいた。
{きのひと、ナイフつかうの}
{さっきのナイフ?}
{そうなの、きにしまうの}
「セシリアさん、さっきのナイフ、あのメイドさんに手伝って貰えませんか?
その方が上手に使えます。
斧とナイフはそのままセシリアさん達でお使い下さい」
「ではベルミー5人に手伝うよう伝えます。行きましょう」
セシリアさんは水汲みを手伝った人びとにお礼を述べ、
エメリーさんアベル君と手分けをし、樹の精霊様からですと言いながら、
ギルドマスターも子供にも銀貨1枚ずつ手渡し始めた。
エドガーさんが僕の側に来て
「サスケ様、朝開墾した畑を見て頂けませんか?」
エメリーさんに3人の身体強化魔法を掛け直して貰い、
3人で畑に行ってみると!
桃の木・驚木・光の木!!!
朝溝に植えた光草(ひかりくさ)が、溝一杯に広がり丈も4倍だぁ~!
1株から9~12本伸びた茎の先端に、
パイナップルの様に膨らんだ花の塊が咲いていた。
花は5イチ(2.5cm)ほどの小さなユリ花の様で、
薄緑に濃い緑で光沢の輪郭が入った花弁。
がく、は銀色に輝いている。
「きれい!見たことは有りません。サスケさん持って帰えるのを許して」
{かごなの、だいじょうぶよ}
「エメリーさん1株1本ずつ切り取って下さい。リーフが大丈夫といっています」
彼女は嬉しそうに丁寧に摘み始めた。その間に
「エドガーさん、現在館に、従者さんは何人働いていますか?」
「私の下で護衛を含め168人働いております」
「その方々に樹の精霊様から、
1人小金貨1枚ずつお渡しする様に言われています。
遠慮せずエドガーさんから渡して頂けませんか?」
アイテム袋から金貨17枚渡した。
「本当は頂けませんが、
館の樹の精霊様のお言い付けでしたら、喜んでいただきます!」
「お手間を取らせ申し訳ありません」
2人で頭を下げ顔を上げると
エドガーさんはまだ頭を下げたままでした。
{これだけ貰っても大丈夫}
{だいじょうぶよ}
振り返ると彼女が10本、光草の花を抱えている。
「それだけで良いの」
「1人1本で良いくらい」
彼女のアイテム袋に仕舞うと、3人で作業場に駆け足で戻った。
作業場でエドガーさんと別れ、セシリアさんの所に行くと、
もう仕事を始めているグループが有る。
「サスケさん、アベルは穴に行って直ぐに戻ります。
細かな作業はベルミーに始めさせています」
エメリーさんと僕にナイフを渡していたら、
ヘストンさんが僕たちを、探していたので
4人で一緒に行くことになった。
「あっ、忘れていた!!セシリアさん、エメリーさん。
館の樹で作ったテーブル・椅子・台は身体強化魔法を
ダブル掛けすると、ナイフや斧でも簡単に傷つきません!
それと、斧ナイフは樹の結界内で効果が有ります!
王都に行くときは必ず館の樹に預けて下さいね」
早速2人は昼食に使い後片付け中の、テーブル・椅子・台など魔法を掛け、
ナイフで試してみる。ヤッタね!
作業中のベルミーや街の人を呼び、魔法を掛けた物と入れ替え始めた。
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