サスケさん!異世界大奮闘記。

野良猫ワンワン

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過去と会遇場所は王都商会?-1

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過去と会遇場所は王都商会?-1
エメリーさんに頭をドツッかれるまで
2階の3部屋に分かれて収容された奴隷に会うことを完全に忘れていた。
部屋に行く途中グレーテの回復藥の補充と、明日フランクさんの王都案内、
拠点物件確認する為に出かける陰護衛も同行した行商グループ分けを命じる。

回復藥f42個・D藥18個・E藥・10個グレーテのアイテム袋越しに
回復藥を渡してから荷馬車ごとに分けられ収容された室の奴隷に会う為、
4人でメイドさんに案内されて一室に入る。

最後の荷馬車グループに詰め込まれていた男の奴隷は、傷も治り逞しい
獣人族を交えた24人が僕たちに叩頭して礼をいってきた。

僕は先にオーバンから受け取った雑多な荷物をアイテム袋から、、、
失礼だが床に拡げ各人の持ち物を確認させて返す。
各人自分の持ち物を選んだ残りをまたアイテム袋に片付け、
6個のアイテム袋の持ち主を尋ねたが、いなかった。

「マドック家は奴隷を所有しません。そして犯罪奴隷以外は認めませんので、
マドック家にいかなる時も敵対しない誓約をして頂いた後の皆さんは自由です。
ライフカードの奴隷欄はこちらで消して返します。
帰る場所の有る方は少しですが路銀を援助します。
マドック領で働く希望者は、忠誠を求め農地など出来るだけ
希望される職業で働く場所を与え保護します。
事情により保護を求めぬ方も働く場所を与えます今申し出て下さい」

「誓約も忠誠も出来ない者はどうするんだ。」
1人の元奴隷が発言した。
「荷馬車でお聞きになった通りオーバンさんとの約束を守ります。
食事代回復薬代の金額で購入先を探して頂き現状維持です」

全員誓約後、4名が元冒険者でギルドにいる仲間を訪ねる事になり
路銀として銀貨10枚各人に与える。
2名が家に帰ることを選択、路銀として各人銀貨20枚渡しメイドさんに
商館の外まで案内させ帰宅させた。
12名はマドック家と僕に忠誠を誓い兵士と農夫を希望した。
獣人族の4名はマメリカ村に行きそこで決める事になり、
残りの獣人族2名は別室の家族と相談してから決める事になった。

次の部屋に入ると人族の大人の男16名と大きな子供10名がいて
同じ説明と持ち物をしてから希望を尋ねる。
16人の希望を聞くと大人15名はマドック家と僕に忠誠を誓い、
1名は家に帰ることを選択、路銀として各人銀貨20枚渡し
メイドさんに商館の外まで案内させ帰宅させた。

大きな子供のうち6名はマドック家と僕に忠誠を誓い
今後の相談をする事に成ったが4名は隣にいる家族と相談してからと
決まらなかった。

隣の部屋は女性と子供達で、8人の子供と11人の女性が叩頭して
僕たちを迎い入れられたので、又、隣と同じことの繰り返しをする。

アイテム袋の所有者はいなく、残った荷物をアイテム袋に入れた。
違った事は全員誓約し、
獣人族2名子供3名が隣の男性と家族で部屋を移動させ、人族6名は
忠誠を誓い下働きやメイドを希望した。
残った子供5人の中から、
スカーフで口元を隠し頭を下げた女性が僕の前に進み出て
「小川君、側で私を護る約束を果たして」
まさかぁ、  希(む)宙(う)?鬼姫、巴御前、イシュタル、
子供の頃の名前とあだ名がグルグル駆け巡った。
信じられない顔が目の前に
「むう・・・・・・・・
ボガッン!

左横顔にストーレートパンチ、 クリーンヒット。

顔が反対方向に向く前に怒り狂い目に涙を溜めたエメリーさんが一瞬見えた。 

セシリアさん困り切った顔で:アベル君は笑い転げている。
僕は訳が全く理解出来ずに混乱した頭で前を見つめていただけだった。

ようやく笑いやんだアベル君
「サスケ兄さんもて過ぎぃ!
でも側女は構わないけれど同時結婚は初めに言っていないと出来ないし、
先に奥さんがいるとも言っていなかったので、結婚前から奥さんがいたんじゃ
エメリー姉さん可哀そう、女たらしを選んだ証明を突き付けられたから」

僕と希宙はお互いの顔を合わせて真っ赤赤。

下を向いて何も言えない。
「イシュタル様はふしだらな方では有りません、閨(ねや)を求める方を拒んだ為
多くの鞭を受けた方です」

若い子供に見える女性の声に救われエメリーさんは涙目でこっちを向いてくれた。

隣の部屋の若い男性4人と女性4名・子供7名は希宙と一緒に暮らしていた人達で、
ブルーノ領で最近奴隷にされ、希宙を庇う姿勢が強すぎ鞭打ちを受け、
不服従を理由にオーバンに売り渡されたが、王都で傷だらけの奴隷を
買う人はいなかった。

大きな4人の男の子も希宙の命令でマドック家に誓約をしたので、
15人を一緒に別室で休んで貰う事にして、応接室で希宙の話を聞くことになった。

セシリアさんから話が長くなるといけないので食事をしながらにしましょうと、
パンケーキ・サンド・串焼き肉・エールを用意させる。
昔からパンケーキに眼が無い奴だから・・・
希宙がパンケーキを見つめているので希宙の話を聞く予定が食事する事に変更された。

先に食べ終えた希宙がエメリーさんの誤解を解くために子供の時から話し始める

「私は、亜途(あと) 希(む)宙(う)。生まれた場所は不明。
記憶に有るのは幼稚園で小川君に会い一緒に道場で薙刀の練習をしていた頃からの
記憶だけです。

小学生になり試合に勝てない小川君がムウと呼ばず巴御前と呼び出し
あだ名が通り名になり、道場で友達も出来ずに、他の人も近づかなくなり
彼だけが何時も傍で付き合ってくれました。

小太刀に対し薙刀は圧倒的に有利で中学に入るまで1本も取られませんでしたが
組打ちは中学に入る頃はもう勝てないスピードで手加減されたのは
楽しい思い出です。
中学に入いると同級生からイシュタルと呼ばれ友人はいなくなってしまいました。
小川君だけ変わらず稽古も、登校も付き合ってくれたが、2年生の初めに
私の影が薄くなる事が起こり、不安に怯えた私に
「いつも側で希宙を守ってやる」と約束してくれた言葉です。

今日荷馬車から見た人が小川君そっくりで、
先ほど確認の為その言葉を言ったのが誤解されたようです。
地球での生活は豊かでしたが、両親の存在感が薄く他人の子供か疑う日々も有り、
影の薄くなる不安も大きくなったある満月の夜。
太陽と月と星が重なる空を見つけ、
小川君にも教えて一緒に見ようと外に出ると光の壁に囲まれ、
気が付いた所はブルーノ公爵領郷士農園で郷士夫妻に保護されました。

12日前までイシュタルと呼ばれあの子達と暮らしていましたが、
ブルーノ公爵の次男が私を側室に求めました。
郷士夫妻は拒んだ為に徴税官を送り込み郷士夫妻を
無理やり牢に人質として捉え、私たちを不足した税として奴隷にしました。
その夜、ブルーノ公次男の部屋に連れ込まれましたが、
護衛と侍女を打ち倒し、次男に教育的組打ちの練習台になって
頂きゆっくり休めました。
その夜に強く抗議していた郷士夫妻は牢で殺害され、
家族も人質とされ郷士夫妻従う者も皆鞭打たれ売られました。

オーバンは買った後、私に従う者や子供を人質に取り服従を命じましたが、
無理に子供まで鞭を与えませんでしたが、食事は殆んど与えられませんでした。
苦しんでいる所に小川君と出会い助けを求めましたが私と気づきませんでした。
私は、誓約や忠誠の言葉が出せないので約束を誰とも出来ません。
どうか私と一緒に暮らした者達を保護できるのでしたらお願い致します」
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