サスケさん!異世界大奮闘記。

野良猫ワンワン

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調整中!・・・ 今夜も 増々多忙で~すぅ!ー1

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調整中・・・調整中。今夜も増々多忙で~すぅ!ー1

王都館移動室から樹の館の移動室を出ると、
エドガーさんに移動室の近くで迎えられ、
「ご夕食は、外の土テーブル宴会場でパンケーキの配合変更を確認する
実験場となりました。皆さま先に始めておられますっ」

お腹の空かせた3人で外の宴会場に行こうとすると、
「サスケ様、先ほどより役務所の者がお茶室で待ち兼ねております。
男爵様はサスケ様に委任してあると聞いております」
「分かりました、お茶室ですね」
あれ、2人いない、、、気配を消して逃走した。
・・ずるダァァ!

エドガーさんは気の毒そうに、気落ちしている僕をお茶室に案内してくれた。
朝の会議で話した4人の役務所員に出迎えられ席に着く。
「サスケ様、緊急指示のブルマン子爵領民だった者の調査と聞き取りを
済ませました。
12家族73名が100日以内にマドック市に入ってきた者達です。
全員農民で税を支払えず直接当市まで逃げてきましたが、ブルマン子爵領に
返されることを恐れ・・?
マドック市に登録していませんでした。
手と足の確認と、農業の知識確認では怪しい所が見つかりません。
100日前からブルマン子爵領では各種の税が重くなり、働き手の
足りない家も取り立ての変更は許されず、種麦まで取り上げられ容赦なく
牢につながれているようです。
殆んどの者は5の日の納税日が近付き20日前ごろから当市に
逃げてきた者でした。
村の農民12家族同じ証言で、これ以外の情報は持っていません。
マドック家に忠誠を誓いましたので、怪我人に回復藥を与え
食堂で食事できる様に1人当たり銅貨50枚与え・・そして・・
働ける者は明日から、サスケ様の作業に加わる事を命じました。

残り67家族はバラバラで近郊の各領地から市に入っています。
同じく忠誠を求め2家族は元領兵で誓約のみ致しましたので、
商会のサスケ様を紹介する事に致しました。

残りの65家族も農民で重税の領地を逃れ隠れていた者です。
フレンドの情報と一致して犯罪者はおりません。
全員飢えていましたので同じ扱い1人当たり銅貨50枚与え働ける者は
明日から作業に加わり、出来ない家族は援助を求める様に説明しました」

「その中に、ブルーノ公爵と、パトリオ伯爵領民はいましたか?」
「ブルーノ公爵の隣に有る男爵領から来た者が、2家族の元領兵です」

「ご苦労様ですが元領兵の話を聞きたいので今、丁重にお連れして下さい。
明朝作業場の支払い所に行商屋台で待機している者がいます。
パンの集配をしますので援助を求める者達の所まで同行してください。
忠誠を誓った農民で農地を必要とするものは申し出る様に説明して下さい」

「サスケ様、未経験農業希望者の教育が決まりました。
農業ギルド、コンロイマスターと協議の結果、推薦農家で200日間教育し
以後希望農地を与えます。
その間1人小銀貨3枚役務所から支給しますが、途中放棄者は農地利用の、
資格を失います。
研修希望者は27家族86名で2日後から配属いたします。
農業経験者62家族378名で開拓村希望獣人族の指揮下でも受け入れ、
耕作農器具の援助を求めていますので手配いたしました。
この者達は現在もサスケ様の作業場に加わっております」

「分かりました、他の農業経験者の希望と合わせ新しい開拓村が出来ます。
再度どちらを望むか確認して下さい。20日以内に開拓村を案内します」
「農地を維持出来ていない家族64軒を調べた結果報告です。
働き手がいなく農地経営が出来ず離農する家族は21軒。
働き手が少なく耕作援助求める者は43軒で内11軒は小農地に
転換を希望しています。
64軒ともサスケ様の作業場に参加していましたので、現在飢える者はいません。
回復藥作りと、パン焼きをしている家族も多くいます」

「離農者の住居について手配できるのですか?」
「作業員小屋の改修により350家族入居出来る様になり、小屋ですが竈も
野菜程度作れる畑も有るので困らないと考えています」

「作業員小屋に勝手に住んでいる者もいると思います。
南西地区に農地住居76軒、100セド宅地400軒作っています。
1日80軒以上出来ますので、出来上がってから改修を考えましょう。
建築師ギルドに風車と工場を注文しているので改修まで手が回らないと思います。
作業所の住宅の方が速く出来上がりますから建築師ギルドの仕事を
再調整して下さい。

もう一度、市内・各村に登録していない者をチェックして領民になるか否か?
希望を確認して下さい。助けの必要な者の内容と人数を調べ報告を求めます」

役務所の3人は退室し元領兵を待つ間の時間に夕食だ。
アイテム袋からパンを取り出し、野菜とチーズを挟み
グレーテが持ってきてくれたエールを飲みながら2口3口食べた所に、

「サスケ様、お連れ致しました」
パンが胸につかえた僕の前に、役務所の職員と元領兵が入って来た。
元領兵迎えて席に着いて貰い、
「グレーテ、お2人と話している間、役務所の方はパンケーキの実験場に
参加して貰い、ついでに3人分のパンケーキを持って来て」

呆れたのか?驚いたのか?元領兵は2人で顔を見合わせ話を待っている。

「無作法お許しください。お食事はお済みですか?僕は仕事が続き夕食を
摂れませんでしたので非常食を食べていた所です。
話を少し御聞きたいので急にお呼び立てしました。
お二人ともマドック家に忠誠を誓わず
誓約のみ交わしたと聞いたもので、
領兵をされていた方がなぜ?この地におられるのか興味が涌きました。
宜しければ、ここまでの道のりをお聞かせ下さい」

2人はブルーノ公爵領隣の男爵領兵をしていたが、ある日公爵の馬車が
交差点で誘導員の指示に従わず街を通り抜け、怪我人が出ている所に出会った。
それで、2人で馬車を止め謝罪と賠償を求めた。
後日ブルーノ公爵家から
主に公爵家の公用馬車を止めるとは・・と 抗議を受け、
さらに王宮で公爵家一族から嫌がらせも有った。
ブルーノ公爵家の圧力により領主から、暇と追放処分を受け他領地に
移動したが噂と、ブルーノ公爵家の嫌がらせでフレンドを通すと
追放者と出るのでどこも長く留まれなかった。

30日前にマドック市の門で領兵にライフカードを出し追放理由を聞かれ、
同じ話をしたが止められなく市内に入れた。
街で力仕事などしていたが10日ほど前から仕事が無くなり、空き家に
混血族と一緒に暮らしている。

グレーテがパンケーキ・焼肉・スープをワゴンで
運んできてくれたので、2人に勧め食べながら

「馬車は公用旗を立てていたのですか?」
公用旗も無く乗客は若い男女で、後にブルーノ公爵家長男と教えられた。
マドック家に迷惑が掛かるので忠誠を誓わず誓約のみ交わしたが、
特別な理由は無い。
元の職務を聞くと、中隊長と部下の小隊長で4人家族、8人で移動していた。

街の外で行える魔物狩は家族から遠くに離れられず、小物を少し狩れただけで
生活の足しに成らなかった。
なぜ作業場の仕事をしないのか?  と、聞くと

「混血族救済と思っていました」
「腕が有るならこれから臨時兵士を集めます。応募を希望していますが・・・
正規の領兵になるには忠誠を誓ってください。追放者が消えマドック家
領兵になります」

「公爵の嫌がらせが有りますっ」
「マドック男爵に表立って嫌がらせ出来る人はいませんので安心してください。
良ければ今男爵に忠誠を誓っていきませんか?」

「今からですか?大丈夫なのですか?」
「グレーテ、男爵様はどこにいるの?」

「まだ宴会場に いらっしゃいます」
残したパンケーキ、焼肉を紙袋に詰めて2人にも渡し、宴会場に2人を
連れて行くことにした。

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