サスケさん!異世界大奮闘記。

野良猫ワンワン

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溜まった仕事は気力種?-1 (29日目)

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溜まった仕事は気力種?-1 (29日目)

今朝の食堂はエマ様、セシルさん、僕たち5人に・・・男爵と他の人は?
エマ様のイシュタル神を入れて樹の精霊に感謝をして食事に入る。

新しくお茶室にされた部屋に案内され、エールの代わりにハーブ茶を
飲んでいるとエマ様が、部屋が変わった理由をしてくれる。
「前のお茶室は今後作戦室に帰る予定じゃったが、昨夜バカ騒ぎで
壊されたのじゃ、その上、造りかけの工場まで壊したのじゃ。
壊した全員で朝食抜いて工場を直すように命じたのじゃよ。
ダレルだけと思っていたのじゃが男どもは同じじゃった」

昨夜あれから力比べが始まり、部屋を壊しただけでなく、広い所を探して
西門口の広場まで出たが収まらず、近くに建設中の工事現場に広がって
大騒ぎをした結果、第3食量工場を壊したらしい。

全員朝食抜きで修繕している様だが大丈夫かな?
早速ローゼリアさんがお目付けで付いていったようだが、
エメリーさんやアベル君の顔を見ると、否定の答えが帰ってきた。

建設師の皆様に同情いたします。
グレーテの連絡で、朝1番は商業ギルドのドロレスさんが急いで面会を
求めているので商業ギルドから行くことに変更して外に出て移動。

クィ。
商業ギルド横に移動して、中に入るとドロレスさんが受付に待っていて、
展示場に変化したホールを見ている暇もなく応接室に案内される。

「皆様、無理なお願いを聞いていただきありがとうございます。
早速で申し訳ありませんが、王都のアトキンよりお売りいただける
回復薬の数を確認して、持ち帰る様に言われております」

「集計された希望数量は?」
「ランクB薬1万4千個・ランクC薬5万個・ランクD薬15万個・
ランクE薬40万個・ランクf 薬100万個ですが、王宮の許可を特別に
頂きましてランクA薬を40個お売りくださるようにお願いいたします」

「ランクf 薬は集めなかったのですか?」
「70万個集めましたので100万個のお願いです」

「お支払方法と今季はこれ以上A薬もB薬もお売りで出来ません」
「あの方の分もですか?」

「集計に入っていなかったのですか?」
「王都に戻られるのが少し遅れ今日戻られますので、サスケ様の
ご都合も伺うように言われております。
お支払は王都商業ギルドに御用意しています。
雨の日を王都で過ごして待ちかねている商人もいますので、
出来ましたら今日回復薬を頂きたいのです」

「ランクA薬は金貨500枚ですが・・?」
「1千枚でも欲しがります。サスケ様とのお約束でギルドは
金貨550枚で商人に売り渡します」
「アトキン商店もA薬を分配されるのですか」
「残念な事にその仲間では有りません」
「明日王都で先に商業ギルトにお寄りしてから、貴族家に売る
予定のA薬が100個余りましたので売り出す予定です」
「アトキンがサスケ様に感謝してお待ちしております。
有難う御座います」

「今回は金貨70万7千枚になりますが、大丈夫ですか?」
「有難うございます。金貨は用意しておりますので明日にでも
お渡しいたします」

「明日王都に用が有りますので午前中にお伺いいたします」
「畏まりました。御用意してお待ちしています」

ドロレスさんのアイテム袋越しに回復薬を送り込みながら、
入り口のホールに展示場が大きくなり展示物が増えている
目的を教えて貰う。

魔物素材や新製品が王都で話題になり、各領地からマドック市に来る
商人や各ギルド員が増えたので、取引のチャンスが広がり、王都の
工房からマドック市で展示して売る様に求められた結果改築した。
展示工房売り上げや、製作依頼が増え今以上の工房から依頼が
殺到している。それで、展示場を増やし機能を別にする事態で
進んでいると教えてくれた。
あまりドロレスさんを留められないので入口まで送って貰い別れ
工芸ギルドに急いだ。

「サスケ様、第3食量工場の現場から至急の応援を求められました」
「きっとお父さまよ。急ぎましょう」

「そうねっ。工場を壊しているのかも?」
セシリアさんとエメリーさんの恐ろしい言葉を確認するために移動。

クィ。
西門口北広場に移動して第3食量工場らしい建設中の建物に向かうと、
メイドさんが駆け足で僕たちを迎えに来た。
昨夜壊した外壁を朝から20人の領主が来て修理を始めたが、
力が強すぎて修理箇所が却って大きく広がるので、、?
ローゼリアさんが呆れ作業打ち切りを宣言して領地に帰らせた。
男爵は聞き入れずに工場内の壁際に設置した調理用竈を点検すると
言って破壊しだしたのでお止め下さいと悲痛な顔で頼まれる。

広く天上の高い工場内に入ると、壁際に20個設置されている、
強化魔法を掛ける前の竈が、今5個目が壊れる瞬間に出会えました。
男爵を囲んでいる人々のなんとも悲惨で悲痛な顔を見ていると、
気の毒を通り越して滑稽に見えるほど、男爵の顔が生き生きして
輝いていた。

「男爵様、朝から探しました。寄子の新開拓市の許可は王宮から
出ているのですか?」

入り口から大きな声で話しかけると、僕たちに気が付き側にきて
「まだ何もしておらん。これから王宮に行って寄子の話と領地使用の
許可を貰ってくる」
「宜しくお願いします」

破壊の後も見ないで、周りにいる作業員に頼むぞの一声で消えて、
残された作業員やメイドさんから僕たちは大感謝をされ、お弁当の
製造状況を担当メイドさんに尋ねる。

樹の館で毎日2万4千食作っているが、5千食を応急対応に貯蔵して
残りを売り出す予定だった。
マドック市内用だけでなく王都商館の要望で毎日5千食供給している為、
応急対応貯蔵分が毎日1千食まで減らしても需要に追い付いていない。

王都商会も調理場を改装してお弁当作り始める予定だが、改装が遅れて
当分先になりそうで、竈が完成するとこの工場は6万食以上作れ、樹の
館の無理な夜間作業を続ける必要が無くなると誇らしげに答えてくれた。

そういえば商業ギルドの中にも食堂人荷車を見かけたが、何台活動して
いるのか効くと20台活動中だが、お弁当の供給が足りないので増やす
事を中止している、王都商館もお弁当不足で増やせない状態だった。

魔物狩りで動員しすぎお弁当を大量に使い貯蔵分の心配をすると、
雨の日も作りつ続けたのでまだ2万食は残っているから、5日もすると
10万食を貯蔵出来、お弁当箱生産も1日8万個を目標にラインを
増やしている話も聞け、もっと聞きたい事も多かったが移動。

クィ。
工芸ギルドの横に移動する。
表通りに出た途端、ヘストンマスターさんに捕まりお小言一発。
商業ギルドを出てきてこちらに来るのかと待っていたら、あれっ?消えた。

どこに行ってしまったのかマスターさん達全員が心配して外で待っていた。

僕たち5人は待ち兼ねていたマスターさん達に犯罪者が連行される様に、
応接も寄らずに解体場に連れ込まれ、マスターさんから狩り取って
魔物の種類を一度に聞かれ答えに困っていると、ヘストンさんが代表して
話す事を宣言してくれる。

「サスケ様や皆様がお持ち帰りくださった魔物の説明をして頂いてから、
各工房のマスター希望が少ない順に出して下さい」

「1番 太い幹部分が4セチの蔦、長さは30セチ以上 在庫多数。
 2番 幹部分が20セチの硬いだけの木 長さは40セチ以上 
    在庫200本位。
 3番 デ・ショットシード 直径1プテの種状の物・  在庫5千個以上。
    打ち出した木も在庫有ります。
 4番 デ・スタックミスト 直径1セチの円錐杭状の物・  在庫多数。
    枝から落としと元の木も在庫有ります。
 5番 デ・スピアツリー 木ロープ付き投げ槍 ロープ長さ10セテ前後・
    在庫多数。打ち出した木も在庫有ります。
 6番 デ・フェルネット、半魔物探知した四角ネット状の物大きさ1セド・
    在庫多数。
 7番 岩砲弾 魔物が打ち明日金属質の岩 1リラから3ナラ位 
    2色有ります   在庫1ヤル立方以上
8番 デ・ムカデ蛇  長さ30セチ  在庫黄色1匹 白銀2匹
9番 デ・ムカデ蛇 の鱗と思われる濃い土色鱗  在庫 1万枚以上。
番外として
   デ・ムカデ蛇 を倒すのに使って棘の折れたデ・棘ワニ 11匹
   領兵が倒して持ち込んだ魔物多数と大森林縁の巨木各種です」

マスターさん達の大声は解体場を破壊する勢いで飛び交っていた。

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