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5話「松村由夏」
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色々ありすぎて、もう、滅多なことが起きても驚かないと思っていたが……
どういうことだ? 俺の孫だと?
「何言ってんだ? 俺の孫だと? 俺は、孫どころか子供もいねえし、嫁どころか彼女もいねえんだが」
自分で言っておいて辛くなるが、事実だ。
それなりの恋愛はしてきたが、28歳現在の俺には彼女はいない。ちなみに、まだ童貞だから浅い恋愛しかしてこなかったが。
「はあ、1から説明するのは面倒なのよねー。実際に見てもらうしかないわね。」
「? 見るってなんだよ。」
俺の孫、由夏はそう言うと、スマホに似た小型端末を取り出した。
「これを見て。これは今のお前の……おじいちゃんの過去を変えた場合に起こることをまとめた動画よ。」
由夏はそう言うと、端末の動画を再生し始めた。
大勢の人がにぎわっているそんなシーンから始まった。
結婚式だろうか? 新郎と新婦が並んで座り、笑いあっている。
ん……?
この二人見覚えがあるぞ?
クリっとした大きな目、黒髪のショートカット。間違いない唯だ。
それに新郎の方は……俺じゃないか!!
「な、なんだよこれ!! 唯と俺が結婚??? どいうことだよ!!」
「うるさいわね、いいから黙って見てなさいよ」
画面が切り替わり、次の場面に移る。
どうやら、俺と唯は二人で暮らすことになったようだ。
新居は決して裕福ではないことが分かる1LDKのアパートだ。
贅沢な暮らしはできなくても、それを上回るほど幸せそうな二人の姿があった。
一緒に料理をする俺と唯、幸せな新婚生活とでもいえるだろうか。
こんな未来……かつて俺が望んだ未来じゃないか……
「この2年後私のお母さんが生まれるの。」
「俺に娘ができるのか……?」
「そうよ、お母さんすっごく美人なの。おばあちゃんに似たんだわ。」
「…………。」
「大体分かった? おじいちゃんは唯おばあちゃんと結婚してわお母さんを産んで、そしてお母さんは私を産むの」
由夏はそう言うと端末をしまった。
「それは分かるけどな、こんな未来11年後の俺の過ごしてきた11年とは違う。どういうことだ?」
「そう、このままだと、おじいちゃんは、唯おばあちゃんと結婚できないし、お母さんは産まれないし、私も産まれない。」
「だから過去を変えるために、私は、おじいちゃんを過去に戻したのよ。私を現実世界で生かすために。」
「お前……過去を変えるのはだな……大体のSF小説ではいけないことなんだぞ。分かってるのか」
「分かってる……けどおじいちゃん……唯おばあちゃんのこと大好きなんでしょ?」
「そ、それはそうだが…過去を変えてまで手に入れたいとは…………思う。」
「……思うんかい。」
思えば……これから先、唯の背中ばかり追いかけて生きるんだよな
唯のことは大好きだ。
いつからか覚えてないが、多分、物心ついた時から好きだ。
だが、相川が現れたことがきっかけで、以前のような距離感ではなくなってしまった。
それから唯のことは諦め、何人かの女の子と付き合ってはみたが、やっぱり唯以上には好きになれなかった。
他の子と付き合ったって唯と比べてしまっていた。
「やっと乗り気になってくれたのね……おじいちゃん。」
「ああ……」
そうだ……これは、俺の意志で決めよう……
もう遠慮はしないぞ、唯と結婚するため、過去をやり直そうではないか。
「とりあえずこれからの11年で、私のお母さんが産まれることをゴールに、頑張ってねおじいちゃん。とりあえず、選択肢には気をつけることね。また戻っちゃうかもしれないわよ。」
「ああ、お前を現実世界を存在させてやる。」
「……そうなるといいけど。とりあえず今日のところは失礼するわ。」
由夏はそう言うと、あっという間に姿を消した。
同時に、唯の姿が見えてきた。
「淳一、早くご飯食べて学校行くわよ。」
どういうことだ? 俺の孫だと?
「何言ってんだ? 俺の孫だと? 俺は、孫どころか子供もいねえし、嫁どころか彼女もいねえんだが」
自分で言っておいて辛くなるが、事実だ。
それなりの恋愛はしてきたが、28歳現在の俺には彼女はいない。ちなみに、まだ童貞だから浅い恋愛しかしてこなかったが。
「はあ、1から説明するのは面倒なのよねー。実際に見てもらうしかないわね。」
「? 見るってなんだよ。」
俺の孫、由夏はそう言うと、スマホに似た小型端末を取り出した。
「これを見て。これは今のお前の……おじいちゃんの過去を変えた場合に起こることをまとめた動画よ。」
由夏はそう言うと、端末の動画を再生し始めた。
大勢の人がにぎわっているそんなシーンから始まった。
結婚式だろうか? 新郎と新婦が並んで座り、笑いあっている。
ん……?
この二人見覚えがあるぞ?
クリっとした大きな目、黒髪のショートカット。間違いない唯だ。
それに新郎の方は……俺じゃないか!!
「な、なんだよこれ!! 唯と俺が結婚??? どいうことだよ!!」
「うるさいわね、いいから黙って見てなさいよ」
画面が切り替わり、次の場面に移る。
どうやら、俺と唯は二人で暮らすことになったようだ。
新居は決して裕福ではないことが分かる1LDKのアパートだ。
贅沢な暮らしはできなくても、それを上回るほど幸せそうな二人の姿があった。
一緒に料理をする俺と唯、幸せな新婚生活とでもいえるだろうか。
こんな未来……かつて俺が望んだ未来じゃないか……
「この2年後私のお母さんが生まれるの。」
「俺に娘ができるのか……?」
「そうよ、お母さんすっごく美人なの。おばあちゃんに似たんだわ。」
「…………。」
「大体分かった? おじいちゃんは唯おばあちゃんと結婚してわお母さんを産んで、そしてお母さんは私を産むの」
由夏はそう言うと端末をしまった。
「それは分かるけどな、こんな未来11年後の俺の過ごしてきた11年とは違う。どういうことだ?」
「そう、このままだと、おじいちゃんは、唯おばあちゃんと結婚できないし、お母さんは産まれないし、私も産まれない。」
「だから過去を変えるために、私は、おじいちゃんを過去に戻したのよ。私を現実世界で生かすために。」
「お前……過去を変えるのはだな……大体のSF小説ではいけないことなんだぞ。分かってるのか」
「分かってる……けどおじいちゃん……唯おばあちゃんのこと大好きなんでしょ?」
「そ、それはそうだが…過去を変えてまで手に入れたいとは…………思う。」
「……思うんかい。」
思えば……これから先、唯の背中ばかり追いかけて生きるんだよな
唯のことは大好きだ。
いつからか覚えてないが、多分、物心ついた時から好きだ。
だが、相川が現れたことがきっかけで、以前のような距離感ではなくなってしまった。
それから唯のことは諦め、何人かの女の子と付き合ってはみたが、やっぱり唯以上には好きになれなかった。
他の子と付き合ったって唯と比べてしまっていた。
「やっと乗り気になってくれたのね……おじいちゃん。」
「ああ……」
そうだ……これは、俺の意志で決めよう……
もう遠慮はしないぞ、唯と結婚するため、過去をやり直そうではないか。
「とりあえずこれからの11年で、私のお母さんが産まれることをゴールに、頑張ってねおじいちゃん。とりあえず、選択肢には気をつけることね。また戻っちゃうかもしれないわよ。」
「ああ、お前を現実世界を存在させてやる。」
「……そうなるといいけど。とりあえず今日のところは失礼するわ。」
由夏はそう言うと、あっという間に姿を消した。
同時に、唯の姿が見えてきた。
「淳一、早くご飯食べて学校行くわよ。」
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