あやとり

近江由

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~糸から外れて~無力な鍵

外界

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 ~恋する乙女「ルー」の切ない呟き~

 あーあ、早く切ないから抜け出したーい☆



 やっと更新できたよ\(^_^)/



 久しぶりー♡恋する乙女の「ルー」だよ



 気になっている彼と距離が近づいて今はドキドキの日々…ってなるはずだったんだけど

 みんな知っているよね!(^^)!

 ルーの住んでいるドームは第三ドームなの(´;ω;`)

 襲撃されて今、ルーは命からがら避難したところ。



 そう言えば、助けてくれた軍人さんかっこよかった♡

 すっごく強くて、ルーはビビッと来たけど、相当頭がいい気がする(・_・D

 ルーは頭いい人大好き☆

 顔もまあまあかっこよかったけど、軍人ってあんなに冷たい目をしているのかな?

 何でも今は軍で一番強い人らしいよ\(◎o◎)/!



 でもでも、ルーの王子様は黒髪長身の、あの人だけ(。・ω・。)ノ♡



 王子様が一緒にいた、いかにもインドア系の男の子も可愛かったなー

 でも、ルーは年下はごめんなさいなの☆

 と思っていたらビックリ(+_+)



 彼は何と何と、遥か年上の29歳だったんだよ☆

 これがベビーフェイスか、恐るべし



 しかもしかも、あの有名な名前は伏せるけど、とーってもすごい博士さんだったんだよ



 また言っとくけど、ルーの王子さまはあの人だけだからね(*´艸`*)

 辛いことはあったけど、とにかく王子様と離れることは無くてよかった



 今、ルーは軍の戦艦に乗っていまーす

 事情聴取をされて精神的に参ってる(ヽ’’ω`)



 早く王子様に会いたいよ



 彼は、とっても大事な存在らしくて、これからとっても大変になりそう



 ルーが支えるよ♡



 また、何かあったら更新するね



 じゃあ、みんな元気でね♡



 -----









 俺は、とてもラッキーかもしれない。

 近くにある第16ドームとは違い、ここ第17ドームはとにかく日影ドームだ。



 派手なテレビ関係者が多くいる第16ドームは華やかだが、ここはのどかな農地が多い。

 いわゆる食糧生産がメインのドームだ。その仕事に従事している人たちが多くいる。



 言っておくが、ここで生産された食品が地球に宇宙に行くんだ。とても大事なドームだ。



 そんなドームに農学部の俺は、教授が経営している食糧生産施設に駆り出されたわけだ。



 まず一つに運がいいのは、俺が所属している、本来なら今いるはずの場所は第三ドームという学園都市が主体のドームだ。そこがテロリストに襲撃されて大変なことになっている。



 同級生たちが被害に遭っているのに薄情だと思うかもしれないが、人生命あってなんぼだ。それが人間ってものだろう。



 それに加え、交流のある農学部の連中や教授は今、ほとんどこのドームにいる。そして、俺と同じように自分が無事であることに安心している。



 そして、二つ目は



 今、田舎としか言いようがないドーム内の、いつも誰もいないバス停で待っている俺の隣にすっごい美人がいる。



 金髪で瞳は緑。薄い唇に白い肌。

 明らかにこのドームには不釣り合い。

 近くの第16ドームにならいてもおかしくないが、まさかお忍び旅行なのだろうか。



 美人だが、俺の知っている限り、こんな芸能人はいない。



「私の顔に何かついているのか?」

 女性は外見に似合わず勇ましい口調だった。



「いえ、いえいえ。…あの、芸能関係者ですか?」

 俺は慌てて首を振ったが、頭の中をフル回転してセリフを振り絞った。

 結果、アホみたいな質問を言っていた。



「違う。」

 女性は少し呆れたような顔をしていた。



「そうですか。いやー、今度検索してみます。俺ファンになっちゃうかも。…って違うんですか?」

 俺はイエスと答えられた時の想定しか思考が間に合わず、返答に合わないことを言ってしまった。



「大丈夫か?」

 女性は変わらず勇ましい言葉遣いだった。



「は…はい!えっと、俺はオクシア・バティ第三ドームの大学生だ。」

 いつもの調子の自己紹介をした。が、ここは第三ドームではない。



「えっと、ごめんなさい。大学生です。」

 頭を下げて訂正して、顔を上げると、彼女は俺を見ていた。



「第三ドーム…どこの大学?」

 彼女は俺に掴みかかる勢いだった。間近で顔を見たが、やっぱり美人だった。



 合コンではウケるが、俺は一番頭のいい総合大学に行っている。とは言っても、第三ドームの大学では農学部がそこにしかないからだ。



「総合大学ですけど…」

 俺は自分の一番の武器を出した。

 第三ドームの総合大学は宇宙一の学力の象徴だ。





「なら、ハクト・ニシハラと同じ大学か。」

 彼女は、今話題の人物の一人の名前を挙げた。



 彼女の言ったハクト・ニシハラはフィーネの戦士の一人である。

 元軍人で、元宇宙二の男と言われている。

 彼が入学した当初は本当に野次馬がすごかった。けど、あまりにも真面目な大学生っぷりに野次馬は去って行った。



 何度か見かけたことがあるが、いかにも真面目な顔立ちだった。そして筋肉質で隙が無い。

 女性人気がありそうだが、それと同じくらい男性人気があった。変な意味ではないが、強い男というのはそういうものだ。



「ええ。」

 今、宇宙中でフィーネの戦士が話題になっている。それこそ第三ドームを襲撃したテロリストによってだ。

 彼女はその辺の野次馬と変わらないのか、と思って少し最初の印象にあった神聖さが無くなった気がした。



「…クロス・ロアンって知っているか?」

 彼女の口から出た名前で俺の評価は野次馬ではなくなった。



「何でその名前を?ハクト・ニシハラの親友だ。」

 彼女の言った名前は、俺と同じ大学に所属する男の名前だ。といっても学部は違う。彼は理工学部で構造をやっている。



 学部が違うが、よくハクト・ニシハラとつるんでいる。



 彼の外見は栗色の短髪にサングラス。とても端正な顔をした男だが、人を寄せ付けない。長身で筋肉質だから、ハクト・ニシハラと並ぶともうすごい威圧感がある。



「彼は今どこにいるか知っているか?」

 彼女は縋るように俺を見た。



「…いや、俺が第三ドームにいたときから見なかった。…そういえば、一か月くらい前から見ないな。」

 居たら目立つ存在だ。



「そう。」

 彼女はガッカリしたように項垂れた。



「…あ、でもうちの教授はハクト・ニシハラと交流があったはずだ。彼の父親と知り合いらしくて…」

 俺の言葉に彼女は勢いよく顔を上げた。



「その人はどこにいる?」

 彼女の綺麗な緑の瞳に、俺は釘付けになった。











 《兄さん!!マックスだよ。マックスって呼ばせてみろ。》

 せわしない足音を立ててやってくる騒がしい奴。



 ずっと後を追いかけてきた奴だった。

 気が付いたら追いかけるのを止めて違う道を選んでいた。

 そして、気が付いたら先にいっていた。



「大丈夫か?」



 急に掛けられた声にマックスは飛び上がりそうになった。



「…頼むから俺に声をかけるときは気配を出してくれ。」

 マックスは声の元を見た。



「別に、お前が気付かないだけだ。マーズ研究員。」

 声の主であるシンタロウはマックスに笑いかけた。



「懐かしい呼び方するな。ゼウス共和国以来か?」

 マックスは懐かしそうに笑った。



「あんまり無理するな。リコウ君が気になるのはわかるが、博士殿が倒れたら大変だ。」

 シンタロウは気を遣うようにマックスの肩を叩いた。



「お前こそだ。軍曹殿。」

 マックスはシンタロウに笑いかけた。



「お前こそ懐かしい呼び方だな。」

 シンタロウは懐かしそうに笑った。



「地連最強の男は、ゼウス共和国に関係しているって因縁か?」

 マックスは冷やかすように笑った。



「さあな。今は一番信頼できる国だ。皮肉だがな。」



「一番危機を感じたからな。国民の結束が強い。有望な指導者もいるしな。」



「…ロッド中佐の話題に触れるのは大丈夫なのか?」

 シンタロウはマックスの様子を探るように見た。



「お前は事情を知っている。」

 マックスは悲しそうに笑った。



「隠そうと偽るから負担が大きくなる。話してしまえばいいんじゃないか?」



「…話したら、押しつけがましくなる。」

 マックスは首を振った。



「それよりお前の方こそ大丈夫か?」

 今度はマックスがシンタロウを探る様に見た。



「俺はタフなんだよ。知っているだろ?」



「リコウが聞いた声、一部は周りには聞こえていない。」



 マックスの言葉にシンタロウは顔色を変えなかった。



「そうか」

 まるで想定していたことのように頷いた。





「適合率が上がっている。…シンタロウ。俺は思うんだが、ドールプログラムの狙いは、お前なんじゃないのか?」

 マックスの言葉にシンタロウは呆れたように笑った。



「まさか。俺はガチガチの肉体派で、コウヤ達と違って鍵じゃない。」



「それだ。リコウとアズマが設定された新しいネットワークの仕組みは知らんが、従来のネットワークの鍵たち化け物衆と同等の適合率で何の鍵にも設定されていない。」

 マックスは確信しているようにシンタロウを見ていた。



「理由がわからない。俺でなくてもフィーネの戦士にはまだ似たような奴がいるはずだ。」

 シンタロウは首を傾げていた。だが、その顔色はいつも悪いが、さらに悪くなっていた。



「だからだ。でも、俺はお前が本命だと思う。」

 マックスはシンタロウに確信を持った視線を向けていた。



「…どんな目的があるにしろ、俺はテロリスト対策の行動を取る。そして、この戦艦は生徒を下ろしたら完全に武装状態に入る。地連の指示したがっていられない。」

 先ほどまでの気安さを滲ませた笑顔を完全に顔から消し去り、シンタロウは言った。



「わかっている。俺もそれは協力する。全力でな。」



「でないと困る。」

 シンタロウは頼もしそうにマックスを見た。









「先輩。俺、何となく流していましたけど、鍵ってなんですか?」

 リコウはずっと気になっていたことを聞いた。



「今更だな。といっても俺も最初はそうだった。」

 コウヤは共感するようにリコウに頷いた。



「意外です。先輩は優秀な人だと思っています。」

 リコウは素直に本当のことを言った。



 その言葉通り、コウヤは何でこの大学に来たのか不思議なほどオールマイティーだった。

 それこそ、総合大学に行けるほどだ。



「俺は今こそドールプログラムに携わっているけど、最初は、俺は文系だったんだ。だから転向するのに苦労したよ。ここの専門大学でも十分に勉強できるしな。」



「俺なんてがり勉でしたよ。第三ドームの大学に入れればそれでいいって思っていました。」



「第三ドームの大学は安いからな。競争率は激しいけど。」



「先輩はいつからプログラムに?」

 リコウはコウヤが普通の学生だったと言っていたが、何をきっかけとしてフィーネの戦士になったのか知らなかった。



「ドールプログラムの開発者、ギンジ・カワカミとシンヤ・ムラサメ。それは知っているよな。」

 コウヤは確認するようにリコウに訊いた。



「はい。常識です。」

 リコウは頷いた。



 彼の言う通り、ドールプログラムは二人の天才博士によって作られた。フィーネの戦士の一人であり、リコウを鍵に設定したギンジ・カワカミ。そして、10年近く前に事故で亡くなったシンヤ・ムラサメだ。



「俺はコウヤ・ハヤセと名乗っているが、本名はコウヤ・ムラサメだ。」

 コウヤは悲しそうに笑いながら言った。



「そうなんですね。なるほど…って、はああ?それおかしいですよ。だって、ムラサメ博士は希望が破壊された時に死んだって、それなら先輩は…おかしいです。」



 ムラサメ博士は、月のドームの「希望」が破壊された時に死んだ。彼は家族と一緒だったのは確かのはずだ。地球のドームと違って宇宙のドームは破壊されたらほぼ助からない。汚染された空気とはいえ、処置をすれば死に至らない地球と違い、宇宙はドームの外に生身で出たら終わりだ。



「だが、俺は確かにムラサメ博士の子供だ。その証拠に俺は鍵に設定されている。」

 コウヤは、それ以上は話す様子は無かった。



「わかりました…戻りますけど、鍵って?」

 リコウはそれ以上は聞ける様子は無かったので話題を戻した。



「わからない。俺が鍵を担っているネットワークは、そのままの意味で鍵であるここと権限の優先順位を表すものだった。」

 コウヤは両手を広げて困ったような顔をしていた。



「わからない?」



「そうだ。従来のプログラムは完全に開き切るために6つの鍵があった。そして、ドールプログラムの使用を補助する細かいプログラムを割り当てられていた。」

 コウヤは身振り手振り話し始めた。



「俺たちが鍵と言われたのは、プログラムが完全に開かれるのを阻止するための存在だったからだ。といってもその辺の思惑はよくわからないけど、とにかく、プログラムを完全に開くために必要な鍵だ。」



「新しく作られたネットワークの鍵…ってことですか?でも、ドールプログラムは開かれているし、何が…」

 リコウは首を傾げた。



「それなんだよ。ただ、新しいネットワークに介入するための鍵であるのは確かだ。よって、お前のことは鍵と呼ばせてもらう。」

 コウヤはリコウの肩を叩いた。



「…先輩は鍵なんですね。あの、なら先輩以外にも鍵がいるんですよね。」

 リコウはコウヤが6つと言ったのを聞き逃さなかった。



「そうだ。それこそ、フィーネの戦士たちの中にいる。」

 詳しい人物は言わなかったから、聞こうと思ったが、先ほどマックスを質問攻めして苦しい思いをさせていたのを思い出した。それもあり、今のリコウは人間関係について絡むことが深く聞けない気がした。



「お前を頼りにしているからな。」

 コウヤは絶対にリコウの内心を察しているのに全く触れずに笑った。



 察しているくせにこの人は触れない。

 やっぱり、嫌いだ。

 いや、気に食わない。

 どこか敵わない気がするからだろうか、だが、敵わない人物なのにウィンクラー少佐は気に食わないとは思わなかった。



 きっと、彼が次元の違う強さを自分に見せたからだ。













 地球を飛ぶとある輸送船は、宇宙から降りてきてやっと機体を安定させたところだった。



 飛行に余裕が出てきたところで、乗客たちが騒がしくなった。



「危ないって!!姉ちゃんたち。」



「死ぬ気か?」



 乗客たちがある二人の女性の行動を止めているようだ。



「私たち慣れているから。」

 二人は乗客がいるエリアから飛び出し、輸送船の倉庫にむかった。



 幾つかのロックはどうやったのかわからないが、赤毛の女性、ユイが手をかざして解除していた。



 倉庫に入るとそこには乗客が預けた手荷物が手前に、奥の外に通じている出入口にはいくつかの飛行船があった。これも乗客が預けたものだ。



「あった。」

 二人は目当ての飛行船を見つけたようで、それに駆け寄った。どうやら二人の物らしい。



「ユイ。他の荷物を巻き込まないようでできる?」

 紫がかった髪を揺らしながらアリアは険しい表情をしたユイに訊いた。



「大丈夫。アリアが私の指示通りに動いてくれれば…」



「当然。」

 アリアは不敵に笑い、飛行船の動力を働かせ始めた。



 ドンドンドン



 輸送船の内部から何やら騒がしい音がする。



「倉庫に入られる前に出るよ。」

 アリアは飛行船を動かし始めた。



 凄まじい轟音が鳴り響き、辺りの荷物に振動が伝わって震えている。



 ユイは出口を見た。



「アリア。3で出てね。」

 険しい顔をしながらユイは目を瞑り始めた。



「ええ。」

 アリアは出口に向かって助走を取れるように少し後ずさりをした。



 ドンドン



 中から騒がしい音がする。



「いち、にの…」

 ユイがカウントし始めるとアリアは飛行船を走らせ始めた。



「お客様!!」

「さん!!」

 倉庫に乗務員が入ってくるのと同時に倉庫の出入り口が開いた。



 そして、そこからユイとアリアを乗せた飛行船は飛び出した。



「いやっほー」

 アリアは空中を滑るように飛ぶ飛行船の中で叫んだ。



「ちょっと、アリア。まだ終わっていないって」

 ユイは離れていく輸送船を睨んだ。



 輸送船の出入り口が動き始め、ガタンと音を立てて閉まった。



 それを確認してユイはため息をついた。



「終わった?」

 アリアはユイの様子を心配そうに見ていた。



「いやっほー」

 ユイは飛行船の中で叫んだ。











「…わからない。」

 無表情の者達の中心に立っている男は首を傾げていた。



 彼は他の者達が作業着のような恰好に対し。彼は軍服を着ていた。

 最近まで軍人であった男アズマ・ヤクシジは首を傾げていた。



 アズマは自分の視線の先にいる男に目を向けた。



 彼の視線を妨げないようなアズマを囲んでいた者達は、視線の先へ道を開いた。



「あなたは何者ですか?名前がわからない。」

 アズマは視線の先で座る青年に行った。



 青年は手足を丁寧に拘束されているが、座っている椅子は豪華で、まるで王座のようだった。

 茶色の長い前髪を垂らして、青年はアズマを睨んだ。





「あなたがフィーネの戦士だとはわかっているのです。なにせ、ロッド中佐の右腕として暗躍していたのですから。」

 アズマは敬意を払うように男の目より低い位置まで腰を落とした。



「第三ドームの学生であるクロス・ロアンがクロス・バトリーであるのはわかっています。なら、あなたは何者ですか?」

 アズマは、口調は威圧的だが、決して青年よりも顔を高く上げないようにしていた。





「…わからないのか?」

 青年はアズマたちの様子を見て笑った。



「…なら、偽物だな。」

 青年は確信したように笑っていた。



「偽物?」

 アズマは眉を吊り上げた。



「気をつけろよ。お前が喧嘩を売った奴らは、公表されている情報よりも、推測されている実体よりも遥かに強く、遥かに…」



「遥かに…?」





「残酷だ。」

 青年は前髪を払いあげるように首を振って、顔をさらけ出して笑った。



 彼の右側の鼻から上には傷があった。



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