無属性魔術師の軌跡

nanasi

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プロローグ

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ただ無性に暇に感じる
暇すぎて死にそうとはこう言うことを言うのかもしれない
自室に電気が灯っているはずなのに、
暗く感じてしまう。
こんな時こそ、大好物の激辛ラーメンを食べて落ち着こう
と思い、お湯を沸かす。
お湯を注いで少し待つ。
美味すぎる

―――――――――――――――

脳に声が響く。

「お前は死んだ」
「え?」

思わず聞き返してしまった

「死因は、ラーメンが美味すぎたこと、、、ふざけてる?」

死にたくて死んだわけじゃないのに
何で怒られてるんだろう

「この仕事始めてから結構経ったけど、死因がこれは初めて見たな」

初めて見る死因とかってあるんだな

「ちょっと可哀想だから、選択肢を三つ選ばせてやろう」

そこで提示された選択肢は次の三つだった。
一つ目が元の世界に生まれ変わること
二つ目は別の世界に生まれ変わること
三つ目がそのままここで暮らすこと
別に生き返りたいと思わないが、生き返ることは無理らしい。
もちろん二つ目を選んだ。
一つ目と三つ目はつまらなそうだからね。
そう考えた瞬間、瞬く間に体は変わっていた。
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