109 / 268
第一百零九話 八坂初見・吉岡遠眺
しおりを挟む
八坂社前の石段は、古くから人の集まる場所だ。
この日の午後も、石段の下は人だかりになっていた。
町の婆さん、町家の子供、手持ち無沙汰の浪人が肩を並べ、「京一の剣」の演武を見ようと押し合っている。
弥助は、朝からその話を聞きつけていた。
小さな腰掛けを二つ抱えて戻ると、目を輝かせて言った。
「先生、せっかく京に来たんです。いちどは吉岡の刀を見ておかないと」
「刀を見るのか、人を見るのか」
「両方です」弥助は笑った。
石段の上には、簡単な木製の台が組まれ、その前には綱が張られている。
弟子たちがかわるがわる刀を振るい、稲藁人形を豆腐でも切るように斬り倒してゆく。
小判の音、喝采の声、驚きと囃し立てる声が入り混じり、賑やかというより、どこか浮ついた空気になっていた。
廊下は静かだった。
その奥の陰影の中に、整った直垂をまとった男たちが二、三人並んでいる。その中のひとり、すらりとした体躯に、背筋をぴんと伸ばした男が、横顔だけを見せていた。
吉岡清十郎である。
彼は自ら剣を振るうことはなく、ときおり、傍らの侍に何かひと言ふた言、言づてをするだけだった。
それが前へと伝えられるところには、榊が立っている。
榊は木台の脇から観客を見渡し、やがて、あまり目立たぬ二つの影を見つけた。――東山の儒医と、目を丸くしたその弟子である。
「先生、あちらがこっちを見てます」弥助が小声で囁く。
「こちらだけではない。あの目は、ここにいる者を一人残らず見ている」柳澄原は淡々と答えた。
木台の上の演武に目を向ける。
吉岡の刀筋は、たしかに独自のものがある。
一本目で勢いをつけ、二本目でその勢いのままに圧しかかり、三本目で退路を封じる。
三本を浴びせられれば、並の武士には息つく暇もないだろう。
「城の人間に見せるには、よくできた刀だ」柳澄原は、つぶやくように言った。「だが、本当に人を斬るときには、きっとこの三本通りには振らぬ」
弥助は背筋がぞわりとし、質問を飲み込んだ。
そこへ榊が木台から降り、観客を分けてまっすぐ近づいてくる。
「澄原先生もおいででしたか」
榊は軽く一礼した。笑みは浅く、声は丁寧だ。
「京に来たからには、一度は目を開いておかねばな」柳澄原も礼を返す。
榊の視線が、彼の腰の刀に滑り、その先の手に止まる。
「先生は手が確かだと伺いました」榊は言った。「主も、ああした方が刀を取ればどうなるのか、興味を持っておられます」
弥助が息を呑む。
「先生は医者で――」
「医者こそ、手を確かにしておかねば、針一本も打てません」榊は笑う。「ただ、ほんの手合わせです。笑いものにはいたしません」
言葉とともに、木台の上の弟子が一人下がり、代わりに木刀が一本、下へ投げられた。
柳澄原は自然な手つきで、それを受け取る。
握った瞬間、纏っていた文士の空気がわずかに退き、ごく細い刃の気配だけが、その下から顔を出す。
「先生……」弥助の声には、不安と興奮が入り混じっていた。
「少し、手を見せるだけだ」柳澄原は静かに言った。
人波を抜けて木台へと跳び上がる。
台がわずかに揺れたが、その足はびくともせず、しっかりと板に根を張る。
対面するのは榊自身であった。
今回は遠慮なく踏み込み、足捌きも隠さない。
鞘に入った刀は、いつでも飛び出せる蛇のように、ぴたりと腰に収まっている。
「お手柔らかに」榊が言う。
喝采は自然と静まり、周囲の空気がぴんと張り詰める。
誰もが、今からが「本番」だと悟っていた。
先に動いたのは榊である。
一本目は様子見。
続く二本目が、本当の一撃だ。斜めに振り下ろされる太刀筋は、柳澄原の肩口を狙っていた。
見物には、ただ一筋の閃光にしか見えなかった。
柳澄原は退らない。
足を半寸だけずらし、木刀を斜めに上げて、まるで何気なく受けるように見せた――。
だが、その一瞬に、榊の二本目の斬撃は、どこかでぷつりと途切れた。
勢いが真ん中で断ち切られたように、刀の軌道がわずかに鈍る。
それは「硬く受け止める」防ぎではない。
ほんの一瞬、目には見えぬ「断線」であった。
三本目の太刀は、形になりきれない。
本来なら、ここから手首を返して収めの一刀となるはずが、このわずかな遅れで全体のリズムが狂い、榊の肩が勝手に落ち、重心がわずかに滑った。
柳澄原は、その隙を突いて追うことをしない。
ただすっと一引き、木刀を榊の刀背に沿わせて滑らせ、最後は榊の手首の上、寸ほどのところで止めた――そこから先は、まさに手筋である。
その一寸のあいだに、すべてが込められていた。
榊は刀を収め、半歩下がった。
そこでようやく、押し殺されていた歓声が爆発する。
吉岡の名を叫ぶ声に混じって、「あの男はどこの道場の者だ」と驚く声が飛び交った。
廊下の陰で、吉岡清十郎がわずかに顔を傾ける。
側の侍が耳打ちする。「東山」「医房」「湖東」という言葉が、その耳に届いた。
清十郎は、ただひとことだけ返した。
「名を記しておけ」
木台の上で、榊が深く頭を下げた。
「御見それいたしました」
「三本目を収めるのが早すぎる」柳澄原は静かに言う。「本当に人を斬るなら、その一刀は自分の胸に返ってくる」
榊はきょとんとし、すぐに理解した。
先ほどの一合手は、相手の隙を衝いたのではない。自分の致命的な綻びを、はっきりと教えられたのだということを。
「ご教示、痛み入ります」
その一言には、心からの礼が込められていた。
刀を納めて台を降りるころには、背中は汗でぐっしょりと濡れていた。
弥助は台に駆け上がり、柳澄原の袖を握る。
「先生、さっきの一刀は――」
「少し遊んだだけだ」柳澄原は木刀を軽く放り、笑うでもなく言う。「今ので、『刀が振れぬ医者ではない』くらいは、見てとったろう」
「吉岡清十郎は恨みに思いませんかね?」
「覚えるさ」柳澄原は言う。「だが先に覚えるのは、恨みではなく、『名』だ」
木台を降りながら、彼の視線は廊下の高い影へと流れた。
その影は柳澄原を真っ向から見ることはなかった。
だが彼が通り過ぎる瞬間、その肩がわずかに傾く。――それだけで、「東山の儒医」の存在は、すでにどこかの帳簿に記されてしまったことがわかる。
黄昏、八坂の鐘が鳴り出した。
人波はゆっくりと散り、石段に残った足跡も、風が吹くうちにぼやけていく。
東山への帰り道、弥助の舌は止まらなかった。
柳澄原はしばらく黙って歩き、ある辻へ差しかかったところで、ふいに足を止め、路肩の土を足先で一本、すうっとなぞった。
「先生、何を描いているんです?」
「さっきの連中の目が、東山まで伸びてくる道だ」柳澄原は淡々と言った。「そのうち、誰かがこの線に沿って、うちの戸を叩きに来る」
この日の午後も、石段の下は人だかりになっていた。
町の婆さん、町家の子供、手持ち無沙汰の浪人が肩を並べ、「京一の剣」の演武を見ようと押し合っている。
弥助は、朝からその話を聞きつけていた。
小さな腰掛けを二つ抱えて戻ると、目を輝かせて言った。
「先生、せっかく京に来たんです。いちどは吉岡の刀を見ておかないと」
「刀を見るのか、人を見るのか」
「両方です」弥助は笑った。
石段の上には、簡単な木製の台が組まれ、その前には綱が張られている。
弟子たちがかわるがわる刀を振るい、稲藁人形を豆腐でも切るように斬り倒してゆく。
小判の音、喝采の声、驚きと囃し立てる声が入り混じり、賑やかというより、どこか浮ついた空気になっていた。
廊下は静かだった。
その奥の陰影の中に、整った直垂をまとった男たちが二、三人並んでいる。その中のひとり、すらりとした体躯に、背筋をぴんと伸ばした男が、横顔だけを見せていた。
吉岡清十郎である。
彼は自ら剣を振るうことはなく、ときおり、傍らの侍に何かひと言ふた言、言づてをするだけだった。
それが前へと伝えられるところには、榊が立っている。
榊は木台の脇から観客を見渡し、やがて、あまり目立たぬ二つの影を見つけた。――東山の儒医と、目を丸くしたその弟子である。
「先生、あちらがこっちを見てます」弥助が小声で囁く。
「こちらだけではない。あの目は、ここにいる者を一人残らず見ている」柳澄原は淡々と答えた。
木台の上の演武に目を向ける。
吉岡の刀筋は、たしかに独自のものがある。
一本目で勢いをつけ、二本目でその勢いのままに圧しかかり、三本目で退路を封じる。
三本を浴びせられれば、並の武士には息つく暇もないだろう。
「城の人間に見せるには、よくできた刀だ」柳澄原は、つぶやくように言った。「だが、本当に人を斬るときには、きっとこの三本通りには振らぬ」
弥助は背筋がぞわりとし、質問を飲み込んだ。
そこへ榊が木台から降り、観客を分けてまっすぐ近づいてくる。
「澄原先生もおいででしたか」
榊は軽く一礼した。笑みは浅く、声は丁寧だ。
「京に来たからには、一度は目を開いておかねばな」柳澄原も礼を返す。
榊の視線が、彼の腰の刀に滑り、その先の手に止まる。
「先生は手が確かだと伺いました」榊は言った。「主も、ああした方が刀を取ればどうなるのか、興味を持っておられます」
弥助が息を呑む。
「先生は医者で――」
「医者こそ、手を確かにしておかねば、針一本も打てません」榊は笑う。「ただ、ほんの手合わせです。笑いものにはいたしません」
言葉とともに、木台の上の弟子が一人下がり、代わりに木刀が一本、下へ投げられた。
柳澄原は自然な手つきで、それを受け取る。
握った瞬間、纏っていた文士の空気がわずかに退き、ごく細い刃の気配だけが、その下から顔を出す。
「先生……」弥助の声には、不安と興奮が入り混じっていた。
「少し、手を見せるだけだ」柳澄原は静かに言った。
人波を抜けて木台へと跳び上がる。
台がわずかに揺れたが、その足はびくともせず、しっかりと板に根を張る。
対面するのは榊自身であった。
今回は遠慮なく踏み込み、足捌きも隠さない。
鞘に入った刀は、いつでも飛び出せる蛇のように、ぴたりと腰に収まっている。
「お手柔らかに」榊が言う。
喝采は自然と静まり、周囲の空気がぴんと張り詰める。
誰もが、今からが「本番」だと悟っていた。
先に動いたのは榊である。
一本目は様子見。
続く二本目が、本当の一撃だ。斜めに振り下ろされる太刀筋は、柳澄原の肩口を狙っていた。
見物には、ただ一筋の閃光にしか見えなかった。
柳澄原は退らない。
足を半寸だけずらし、木刀を斜めに上げて、まるで何気なく受けるように見せた――。
だが、その一瞬に、榊の二本目の斬撃は、どこかでぷつりと途切れた。
勢いが真ん中で断ち切られたように、刀の軌道がわずかに鈍る。
それは「硬く受け止める」防ぎではない。
ほんの一瞬、目には見えぬ「断線」であった。
三本目の太刀は、形になりきれない。
本来なら、ここから手首を返して収めの一刀となるはずが、このわずかな遅れで全体のリズムが狂い、榊の肩が勝手に落ち、重心がわずかに滑った。
柳澄原は、その隙を突いて追うことをしない。
ただすっと一引き、木刀を榊の刀背に沿わせて滑らせ、最後は榊の手首の上、寸ほどのところで止めた――そこから先は、まさに手筋である。
その一寸のあいだに、すべてが込められていた。
榊は刀を収め、半歩下がった。
そこでようやく、押し殺されていた歓声が爆発する。
吉岡の名を叫ぶ声に混じって、「あの男はどこの道場の者だ」と驚く声が飛び交った。
廊下の陰で、吉岡清十郎がわずかに顔を傾ける。
側の侍が耳打ちする。「東山」「医房」「湖東」という言葉が、その耳に届いた。
清十郎は、ただひとことだけ返した。
「名を記しておけ」
木台の上で、榊が深く頭を下げた。
「御見それいたしました」
「三本目を収めるのが早すぎる」柳澄原は静かに言う。「本当に人を斬るなら、その一刀は自分の胸に返ってくる」
榊はきょとんとし、すぐに理解した。
先ほどの一合手は、相手の隙を衝いたのではない。自分の致命的な綻びを、はっきりと教えられたのだということを。
「ご教示、痛み入ります」
その一言には、心からの礼が込められていた。
刀を納めて台を降りるころには、背中は汗でぐっしょりと濡れていた。
弥助は台に駆け上がり、柳澄原の袖を握る。
「先生、さっきの一刀は――」
「少し遊んだだけだ」柳澄原は木刀を軽く放り、笑うでもなく言う。「今ので、『刀が振れぬ医者ではない』くらいは、見てとったろう」
「吉岡清十郎は恨みに思いませんかね?」
「覚えるさ」柳澄原は言う。「だが先に覚えるのは、恨みではなく、『名』だ」
木台を降りながら、彼の視線は廊下の高い影へと流れた。
その影は柳澄原を真っ向から見ることはなかった。
だが彼が通り過ぎる瞬間、その肩がわずかに傾く。――それだけで、「東山の儒医」の存在は、すでにどこかの帳簿に記されてしまったことがわかる。
黄昏、八坂の鐘が鳴り出した。
人波はゆっくりと散り、石段に残った足跡も、風が吹くうちにぼやけていく。
東山への帰り道、弥助の舌は止まらなかった。
柳澄原はしばらく黙って歩き、ある辻へ差しかかったところで、ふいに足を止め、路肩の土を足先で一本、すうっとなぞった。
「先生、何を描いているんです?」
「さっきの連中の目が、東山まで伸びてくる道だ」柳澄原は淡々と言った。「そのうち、誰かがこの線に沿って、うちの戸を叩きに来る」
0
あなたにおすすめの小説
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
強いられる賭け~脇坂安治軍記~
恩地玖
歴史・時代
浅井家の配下である脇坂家は、永禄11年に勃発した観音寺合戦に、織田・浅井連合軍の一隊として参戦する。この戦を何とか生き延びた安治は、浅井家を見限り、織田方につくことを決めた。そんな折、羽柴秀吉が人を集めているという話を聞きつけ、早速、秀吉の元に向かい、秀吉から温かく迎えられる。
こうして、秀吉の家臣となった安治は、幾多の困難を乗り越えて、ついには淡路三万石の大名にまで出世する。
しかし、秀吉亡き後、石田三成と徳川家康の対立が決定的となった。秀吉からの恩に報い、石田方につくか、秀吉子飼いの武将が従った徳川方につくか、安治は決断を迫られることになる。
不屈の葵
ヌマサン
歴史・時代
戦国乱世、不屈の魂が未来を掴む!
これは三河の弱小国主から天下人へ、不屈の精神で戦国を駆け抜けた男の壮大な物語。
幾多の戦乱を生き抜き、不屈の精神で三河の弱小国衆から天下統一を成し遂げた男、徳川家康。
本作は家康の幼少期から晩年までを壮大なスケールで描き、戦国時代の激動と一人の男の成長物語を鮮やかに描く。
家康の苦悩、決断、そして成功と失敗。様々な人間ドラマを通して、人生とは何かを問いかける。
今川義元、織田信長、羽柴秀吉、武田信玄――家康の波乱万丈な人生を彩る個性豊かな名将たちも続々と登場。
家康との関わりを通して、彼らの生き様も鮮やかに描かれる。
笑いあり、涙ありの壮大なスケールで描く、単なる英雄譚ではなく、一人の人間として苦悩し、成長していく家康の姿を描いた壮大な歴史小説。
戦国時代の風雲児たちの活躍、人間ドラマ、そして家康の不屈の精神が、読者を戦国時代に誘う。
愛、友情、そして裏切り…戦国時代に渦巻く人間ドラマにも要注目!
歴史ファン必読の感動と興奮が止まらない歴史小説『不屈の葵』
ぜひ、手に取って、戦国時代の熱き息吹を感じてください!
世界はあるべき姿へ戻される 第二次世界大戦if戦記
颯野秋乃
歴史・時代
1929年に起きた、世界を巻き込んだ大恐慌。世界の大国たちはそれからの脱却を目指し、躍起になっていた。第一次世界大戦の敗戦国となったドイツ第三帝国は多額の賠償金に加えて襲いかかる恐慌に国の存続の危機に陥っていた。援助の約束をしたアメリカは恐慌を理由に賠償金の支援を破棄。フランスは、自らを救うために支払いの延期は認めない姿勢を貫く。
ドイツ第三帝国は自らの存続のために、世界に隠しながら軍備の拡張に奔走することになる。
また、極東の国大日本帝国。関係の悪化の一途を辿る日米関係によって受ける経済的打撃に苦しんでいた。
その解決法として提案された大東亜共栄圏。東南アジア諸国及び中国を含めた大経済圏、生存圏の構築に力を注ごうとしていた。
この小説は、ドイツ第三帝国と大日本帝国の2視点で進んでいく。現代では有り得なかった様々なイフが含まれる。それを楽しんで貰えたらと思う。
またこの小説はいかなる思想を賛美、賞賛するものでは無い。
この小説は現代とは似て非なるもの。登場人物は史実には沿わないので悪しからず…
大日本帝国視点は都合上休止中です。気分により再開するらもしれません。
【重要】
不定期更新。超絶不定期更新です。
マルチバース豊臣家の人々
かまぼこのもと
歴史・時代
1600年9月
後に天下人となる予定だった徳川家康は焦っていた。
ーーこんなはずちゃうやろ?
それもそのはず、ある人物が生きていたことで時代は大きく変わるのであった。
果たして、この世界でも家康の天下となるのか!?
そして、豊臣家は生き残ることができるのか!?
猿の内政官 ~天下統一のお助けのお助け~
橋本洋一
歴史・時代
この世が乱れ、国同士が戦う、戦国乱世。
記憶を失くした優しいだけの少年、雲之介(くものすけ)と元今川家の陪々臣(ばいばいしん)で浪人の木下藤吉郎が出会い、二人は尾張の大うつけ、織田信長の元へと足を運ぶ。織田家に仕官した雲之介はやがて内政の才を発揮し、二人の主君にとって無くてはならぬ存在へとなる。
これは、優しさを武器に二人の主君を天下人へと導いた少年の物語
※架空戦記です。史実で死ぬはずの人物が生存したり、歴史が早く進む可能性があります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる