ノンケなのにアナニー好きな俺が恋をしたら

浅葱

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30.親友に奥まで

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 ずるり、とディルドがやっと俺の尻穴から抜かれる。その刺激だけで俺はぶるり、と震えた。二人が喉の奥でくくっと笑う。それは俺をバカにするものではなく、楽しくてたまらないというかんじだったので気にしないことにした。
 安田はでかくて長い奴自身にコンドームをつけ、俺に見せ付けるようにローションをたっぷりまぶした。

「ああ……」

 思わず期待の声が漏れる。岡がベッドに上がり、仰向けになっていた俺を起こして後ろに座り、そのまま俺を抱きしめた。そして安田に見せ付けるように俺の両足を開く。

「お、岡……」

 さすがに尻をくぱぁと開かれるのは恥ずかしい。なのに岡は後ろから俺の尻穴を指先でつぷつぷといじりはじめた。

「岡、だめっ……」
「何がだめなんですか? 先輩のここはもう僕たち専用の性器なんですよ。だから、僕たちがどういじっても自由、ですよね?」

 耳元でとんでもないことを言われ、俺は目が潤んでくるのを感じた。俺の身体は俺だけのものだし、物扱いされるのも腹が立つのに、不思議とそうなのかもしれないと思ってしまう。俺はスキモノだけでなくどうやらチョロインでもあるようだ。へこむ。

「おいおい、俺のことを忘れるなよ」

 安田の苦笑する声がすぐ近くで聞こえた。安田を見ると、奴のイチモツは天を衝く勢いだった。コンドームの上から塗られたローションがてらてらと光っている。
 早く入れていっぱい犯してほしい。
 目が潤む。尻穴がきゅうううん、と収縮した。

「智、俺がほしいか?」

 そのでかくて長いイチモツを尻穴に押し当てて安田が言う。俺はそれにコクコクと頷いた。

「安田、早く……っ! っ、あんっ!」

 岡の指が俺の両乳首を摘んだ。安田自身を早く受け入れたいと尻穴がぱくぱく動く。安田はニヤリと人の悪い笑みを浮かべると、

「この淫乱がっ!」
「あああひいっ!」

 ずぶりっ、とそのイチモツを俺の熟れた尻穴に勢いよく突き入れた。だがその長いイチモツは一突きでは奥まで入らない。ずぶっずぶっと俺の中を何度も穿ち、俺をびくびく跳ねさせてからようやく腰が合わさった。

「あああああ~~……」

 背骨の裏にまで達しそうなイチモツの長さに、俺は情けなく喘ぐことしかできない。しかも岡ので届かない奥がまた感じるのだ。

「あっ、あっ、乳首だめっ……」
「気持ちいいでしょう?」

 尻穴をいっぱいにされながら乳首をいじられると、どんなに強い刺激でも感じてしまう。摘んで引っ張られると痛みを覚えるはずなのに、尻穴の快感でもっと引っ張ってほしくなってしまう。

「……んっ……」

 安田の顔が近づいてきた。そのまま口付けられる。なんだか少し青臭いのは奴が俺の精液を飲んだからかもしれない。ちょっと嫌だったが腰をクイクイと動かされるとその気持ちよさで忘れてしまった。

「んっ、んっ……」

 口付けをしながらなので安田の腰の動きは鈍い。でも尻穴が形を覚えるまではこうしてゆるゆると動かされるのがいいと思った。乳首を指先でつぶされたりこねられたりするのもたまらない。三点責めにキスも、なんてすごい贅沢だ。

「は、あぁ……」
「智、お前ホントえっろいな」
「ええ……? お前らが、そうしたん、だろ? ああっ……」

 色を含んだ目を向けられてお互いさまだと思う。ずちゅずちゅとイチモツを出し入れされるのが気持ちいい。岡ほどの太さはないが、それでも十分径がある。そしてその長さで俺に奥を突かれる快感を教えてしまった。

「あっ、あっ、そこっ、安田ぁ……」

 岡に寄りかかるようにして奥まで突かれるのがたまらない。岡は変わらず俺の乳首をいじり続け、頭や頬に口付けてくる。なんだかもうわけがわからなかった。

「奥がいいんだろ?」

 そう言いながらずんっ! と安田が腰を勢いよく突き入れる。

「あああああ~~~っっ!」

 俺自身がびくびくと激しく震えたかと思うと、とうとう奥の快感だけでイッてしまった。

「はっ! こりゃあ女以上だなっ!」
「やっ! イッた! イッたからぁっ!」

 達してひくついている中を安田が勢いよく出し入れしはじめる。その動きで前立腺も擦られ、俺は身悶えた。岡も俺の乳首を引っ張って捻り上げる。あまりの快感に頭がおかしくなりそうだった。

「あっ、頭っ、おかしくなるぅ~~~ああひいいいんっっ!!」
「なれよっ」
「どうぞ」

 尻穴をぐぽぐぽと犯されて俺はまたイッてしまった。それでも許されず、安田がイくまで中を蹂躙され続けた。
 本当に頭が蕩けてしまいそうだった。
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