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二十、回宮後(館に戻った後)
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芽吹きの季節である。何かを植えたりするのはまだ先だろうが、植える前に農家ではいろいろと準備が必要な季節でもある。
曹家からの正式な書類はほどなくして届き、これにより明玲は曹家の養女となった。そして明玲の母である明妃と偉仁の署名のある書類を提出したことで、偉仁と明玲は正式に婚約した。
偉仁は皇子なので婚約については皇帝に奏上する必要がある。だが正妃ではなく妾妃との婚約なので書類だけで受理されたと偉仁は話した。
「偉仁様、明玲、婚約おめでとうございます!」
「ありがとうございます……」
趙山琴と妾妃たちが笑顔で祝ってくれたが、明玲としては複雑である。彼女たちの目を見ても、純粋に祝ってくれているように見えるのが不思議だった。
(心の内を隠すのがみなうまいのかもしれないけど……)
今は素直にその寿ぎを受けることにした。
だがそれが終われば清明節の準備である。明玲は曹家の養女となったことで、立場としてはもう公主ではない。しかし皇帝の声をかけられた時点ではまだ公主であったことから、公主としての立ち居振る舞いもできなければ困る。なかなかややこしい上に面倒だが、公主としての立場がなくなったとしても今度は皇子の妾妃だ。礼儀作法は完璧にしておく必要があった。
山琴の指導は的確であったがその分厳しかった。鞭が飛んでくることはなかったが、鞭を片手で手のひらにポンポンと叩く姿はなんとも恐ろしかった。
偉仁は本当に忙しい季節ではあったが、できるだけ毎日帰宅し明玲を愛でた。
曹家を辞して泊まった宿で一晩過ごした後、偉仁と明玲は山琴にものすごく叱られた。既成事実はなかったとしても、一晩を共に過ごすということはそういうことなのだと。まだ正式に曹家の養女となったわけでもなく、婚約してもいないのにそういうことはすべきではないと一喝された。偉仁は深く反省し、今後はしないよう気を付けること。居間に必ず侍女を入れることを約束した。
「明玲、貴女もよ。貴女が偉仁に逆らえないことはわかっているけど甘やかすだけではだめ。賢い妻になりなさい」
「はい、本当に申し訳ありませんでした。これからもよろしくご指導ください」
偉仁は何か言いたそうにしていたが、山琴が睨むことで黙った。偉仁は妻の尻にしっかり敷かれているらしい。山琴が偉仁の正妃でよかったと明玲は心から思った。
そして今、明玲は偉仁の部屋の床に押し倒されている。
「……んんっ……」
偉仁は明玲がとてもかわいくてならないというように、髪に、額に、頬に口づけ、それから口唇を奪う。逃げようとする明玲の舌を絡め取り、甘く何度も舐めるのだ。その度に首の後ろなんともいえない感覚が広がり、背筋を伝って腰の奥に到達する。なんとも不思議な感覚は、明玲の瞳を潤ませた。
ちゅ、くちゅ……という濡れた音が寝室に響く。鼻で息をするようにと口づけの仕方も教えてもらった。口腔内を舐められて、舌を吸われ、明玲は陶然となった。
「……あ……」
口端から垂れた唾液を偉仁が舌で辿る。それだけで明玲はふるりとした。
いつのまにか漢服の前を寛げられており、白いまろみが半分ほど露になっていた。
「明玲……明玲……」
偉仁が名を呼びながら首筋を舐め、鎖骨の辺りを軽く吸う。
「っ、あっ……」
なだめるようにそこを舐め、そのまま顔でまろみに何度も触れた。
「……哥……」
そうして更に漢服の前を寛げられ、淡い色の乳輪が偉仁の目に晒された。偉仁は未だ顔を出していない乳首を乳輪から覆うように咥えると、ちゅううっ! といきなり強く吸った。
「ああんっっ!?」
強い刺激に明玲の身体が跳ねる。
「そなたの乳首は恥ずかしがり屋なのだな……」
そんなことを言いながら、偉仁は何度も乳首を吸う。
「あっあっ、哥、やめっ……!」
甘やかな感覚が明玲の瞳を更に潤ませる。びくびくと震えてしまう身体が嫌だった。けれど偉仁はしばらくそうして明玲の乳首を可愛がり続けた。
そして赤く色づいた乳首を眺め、偉仁はひどく嬉しそうに笑んだのだった。
曹家からの正式な書類はほどなくして届き、これにより明玲は曹家の養女となった。そして明玲の母である明妃と偉仁の署名のある書類を提出したことで、偉仁と明玲は正式に婚約した。
偉仁は皇子なので婚約については皇帝に奏上する必要がある。だが正妃ではなく妾妃との婚約なので書類だけで受理されたと偉仁は話した。
「偉仁様、明玲、婚約おめでとうございます!」
「ありがとうございます……」
趙山琴と妾妃たちが笑顔で祝ってくれたが、明玲としては複雑である。彼女たちの目を見ても、純粋に祝ってくれているように見えるのが不思議だった。
(心の内を隠すのがみなうまいのかもしれないけど……)
今は素直にその寿ぎを受けることにした。
だがそれが終われば清明節の準備である。明玲は曹家の養女となったことで、立場としてはもう公主ではない。しかし皇帝の声をかけられた時点ではまだ公主であったことから、公主としての立ち居振る舞いもできなければ困る。なかなかややこしい上に面倒だが、公主としての立場がなくなったとしても今度は皇子の妾妃だ。礼儀作法は完璧にしておく必要があった。
山琴の指導は的確であったがその分厳しかった。鞭が飛んでくることはなかったが、鞭を片手で手のひらにポンポンと叩く姿はなんとも恐ろしかった。
偉仁は本当に忙しい季節ではあったが、できるだけ毎日帰宅し明玲を愛でた。
曹家を辞して泊まった宿で一晩過ごした後、偉仁と明玲は山琴にものすごく叱られた。既成事実はなかったとしても、一晩を共に過ごすということはそういうことなのだと。まだ正式に曹家の養女となったわけでもなく、婚約してもいないのにそういうことはすべきではないと一喝された。偉仁は深く反省し、今後はしないよう気を付けること。居間に必ず侍女を入れることを約束した。
「明玲、貴女もよ。貴女が偉仁に逆らえないことはわかっているけど甘やかすだけではだめ。賢い妻になりなさい」
「はい、本当に申し訳ありませんでした。これからもよろしくご指導ください」
偉仁は何か言いたそうにしていたが、山琴が睨むことで黙った。偉仁は妻の尻にしっかり敷かれているらしい。山琴が偉仁の正妃でよかったと明玲は心から思った。
そして今、明玲は偉仁の部屋の床に押し倒されている。
「……んんっ……」
偉仁は明玲がとてもかわいくてならないというように、髪に、額に、頬に口づけ、それから口唇を奪う。逃げようとする明玲の舌を絡め取り、甘く何度も舐めるのだ。その度に首の後ろなんともいえない感覚が広がり、背筋を伝って腰の奥に到達する。なんとも不思議な感覚は、明玲の瞳を潤ませた。
ちゅ、くちゅ……という濡れた音が寝室に響く。鼻で息をするようにと口づけの仕方も教えてもらった。口腔内を舐められて、舌を吸われ、明玲は陶然となった。
「……あ……」
口端から垂れた唾液を偉仁が舌で辿る。それだけで明玲はふるりとした。
いつのまにか漢服の前を寛げられており、白いまろみが半分ほど露になっていた。
「明玲……明玲……」
偉仁が名を呼びながら首筋を舐め、鎖骨の辺りを軽く吸う。
「っ、あっ……」
なだめるようにそこを舐め、そのまま顔でまろみに何度も触れた。
「……哥……」
そうして更に漢服の前を寛げられ、淡い色の乳輪が偉仁の目に晒された。偉仁は未だ顔を出していない乳首を乳輪から覆うように咥えると、ちゅううっ! といきなり強く吸った。
「ああんっっ!?」
強い刺激に明玲の身体が跳ねる。
「そなたの乳首は恥ずかしがり屋なのだな……」
そんなことを言いながら、偉仁は何度も乳首を吸う。
「あっあっ、哥、やめっ……!」
甘やかな感覚が明玲の瞳を更に潤ませる。びくびくと震えてしまう身体が嫌だった。けれど偉仁はしばらくそうして明玲の乳首を可愛がり続けた。
そして赤く色づいた乳首を眺め、偉仁はひどく嬉しそうに笑んだのだった。
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