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本編その後
恋人の日
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この国に来て、4回目の『恋人の日』を迎えた。
生まれてから一度も縁がなかった日のはずだったけれど、今年紅児には仮とはいえ結婚した『恋人(夫)』がいる。
紅児の生国であるセレスト王国では、新年を挟んで前後2週間の合わせて15日間は国家の祭日で一斉に店などが閉まる。(もちろん臨時で開けている店もある)その初日である12月25日はいつの頃からか『恋人の日』と呼ばれていて、その日に恋人同士がお互いに贈り物をすると末長く幸せに暮らせるという言い伝えがある。おかげでその日の為に恋人から夫婦まで国中のカップルは贈り物探しに奔走するのだが。
紅児はとても困っていた。
普通の仕事なら終ってから同僚と買物に出かけたり、ということも可能なのだろうが、紅児が勤めているのは王城である。休みは月に1日のみで、毎日朝から四神の花嫁が入浴を終えるまで働いているのが基本だ。その時間には王都の店も宿屋や飯屋以外は全て閉まっている。かといって店が開いている時間に出かけられたとしても『恋人』の目をかいくぐって買物になど行けるはずもない。
そんなわけでせっかくの『恋人の日』なのに贈り物も買えないまま紅児は泣きそうになっていたのだった。
紅児は自分にとって初めての『恋人の日』をとても楽しみにしていたのだ。
冷やかされるのを覚悟して同僚の侍女たちに可愛い髪の結い方を習ったり、彼女たちが着ないというキレイな衣装を買い取ったりもした。(格安で譲ってもらった)
そしてお休みももらい、紅夏と一日一緒に過ごせるのだが……。
紅夏には『恋人の日』のことは恥ずかしくて言っていない。こんなにも己を愛してくれる彼にお礼と愛情を籠めて贈物をしたかったのだ。
(なにか、ないかしら……?)
迷惑だろうけれども厨房を借りることまで考えた。けれど紅夏は元々食べなくても生きていけるのでそれほど食に興味がない。一緒には食べてくれるものの、そういうことをした翌日でもない限り食欲がある、というかんじではない。
甘い夜を思い出し、紅児はふるりと身を震わせた。
頬を赤く染めたまま首をぶんぶんと振る。今はそんなことを考えていい時間ではない。
髪を結って衣装を身に着け侍女たちに確認や直しをしてもらう。
「『恋人の日』かぁ、いいわね」
「絶対また朝帰りでしょ? 楽しんできてね」
冷やかされながら大部屋を出れば、当り前のように紅夏が扉の側に立っていた。
(今日も素敵……)
黒い漢服が紅夏の燃えるような赤い髪を引き立たせていた。
「あ……おはようございます……」
頬を染めたまま、紅児は彼の腕に捕らわれた。
その日は事前に「2人きりで過ごしたい」と伝えてあった。
いろいろ調べて自分でデートプランを考えてもよかったが、そういうものは男性に任せなければいけないのだと侍女たちに窘められた。そういうところが己の国とは違うのだなと学んでいく。
年の瀬はどこも忙しない。
王都内の店も例外ではなくどこに行ってもせかされているような気になってしまう。
それは紅夏もよくわかっているらしく、午前中だけ王都の街中を回って適当に買物をした後は四神宮の室に戻ってきた。
一緒にいると財布も出させてくれないので結局紅児は紅夏の為に何も買うことはできなかった。
(どうしよう……)
食堂で食べさせてもらいながら途方に暮れていたら、もちろん様子がおかしいのを紅夏に気付かれてしまったらしい。
紅夏の室に足を踏み入れれば優しく抱きしめられた。こうして紅児を包む腕の力も、以前と比べれば格段に優しくなっていた。
本当は毎日ここで過ごしたい。けれどこの室でずっと暮らしたら仕事にならないと思ったから、紅児は心を鬼にして大部屋の中の小部屋に戻ったのだ。
〈何か気にかかることでもあるのか?〉
聞かれてああやはり、と思う。
一緒にいる時点で気付かれないわけがないのだが、『恋人の日』というのは紅児の国限定のイベントだからそれを伝えるのは憚られた。
けれどせっかく2人でいる時に気が塞いでいるというのも申し訳なく思い、結局紅児は彼に全てを話した。
〈『恋人の日』、か〉
〈はい……あの、私の国独自の行事みたいなものなのですけれども……〉
申し訳なさそうに言う紅児とは裏腹に彼はなんだか嬉しそうに見えた。
〈そういうことは先に言うといい〉
〈はい、ごめんなさい……〉
小さくなっていると抱き上げられて床に下ろされる。
〈?〉
〈……わかっていれば旅館を手配していたのだがな……〉
呟くように言いながら、紅夏の手は何故か彼女の漢服の前をくつろげ始めている。
〈紅夏様……?〉
こんな昼間から何をするつもりなのだろうと手をそっと伸ばせば、ひどく色っぽい表情を浮かべられて。
「エリーザ、『恋人の日』の贈物はそなた自身。
そして、そなたへの贈物はこの我だ。
異論はあるまい?」
紅児は頬がみるみるうちに赤くなっていくのを感じた。
昼間からとかそんな思いは吹き飛んでしまい、ただもう紅夏の手の動きに身を震わすことしかできない。
また狂おしいほどの”熱”を全身に受けるのだろうか。
そう思っただけで身体の奥が熱くなり、あらぬところが濡れた。
「エリーザ、返事を」
「……は、はい……紅夏さま……」
甘く潤んだ瞳で紅夏を見つめながら、紅児は己にとって初めての『恋人の日』に翻弄されたのだった。
Love Love End♪
生まれてから一度も縁がなかった日のはずだったけれど、今年紅児には仮とはいえ結婚した『恋人(夫)』がいる。
紅児の生国であるセレスト王国では、新年を挟んで前後2週間の合わせて15日間は国家の祭日で一斉に店などが閉まる。(もちろん臨時で開けている店もある)その初日である12月25日はいつの頃からか『恋人の日』と呼ばれていて、その日に恋人同士がお互いに贈り物をすると末長く幸せに暮らせるという言い伝えがある。おかげでその日の為に恋人から夫婦まで国中のカップルは贈り物探しに奔走するのだが。
紅児はとても困っていた。
普通の仕事なら終ってから同僚と買物に出かけたり、ということも可能なのだろうが、紅児が勤めているのは王城である。休みは月に1日のみで、毎日朝から四神の花嫁が入浴を終えるまで働いているのが基本だ。その時間には王都の店も宿屋や飯屋以外は全て閉まっている。かといって店が開いている時間に出かけられたとしても『恋人』の目をかいくぐって買物になど行けるはずもない。
そんなわけでせっかくの『恋人の日』なのに贈り物も買えないまま紅児は泣きそうになっていたのだった。
紅児は自分にとって初めての『恋人の日』をとても楽しみにしていたのだ。
冷やかされるのを覚悟して同僚の侍女たちに可愛い髪の結い方を習ったり、彼女たちが着ないというキレイな衣装を買い取ったりもした。(格安で譲ってもらった)
そしてお休みももらい、紅夏と一日一緒に過ごせるのだが……。
紅夏には『恋人の日』のことは恥ずかしくて言っていない。こんなにも己を愛してくれる彼にお礼と愛情を籠めて贈物をしたかったのだ。
(なにか、ないかしら……?)
迷惑だろうけれども厨房を借りることまで考えた。けれど紅夏は元々食べなくても生きていけるのでそれほど食に興味がない。一緒には食べてくれるものの、そういうことをした翌日でもない限り食欲がある、というかんじではない。
甘い夜を思い出し、紅児はふるりと身を震わせた。
頬を赤く染めたまま首をぶんぶんと振る。今はそんなことを考えていい時間ではない。
髪を結って衣装を身に着け侍女たちに確認や直しをしてもらう。
「『恋人の日』かぁ、いいわね」
「絶対また朝帰りでしょ? 楽しんできてね」
冷やかされながら大部屋を出れば、当り前のように紅夏が扉の側に立っていた。
(今日も素敵……)
黒い漢服が紅夏の燃えるような赤い髪を引き立たせていた。
「あ……おはようございます……」
頬を染めたまま、紅児は彼の腕に捕らわれた。
その日は事前に「2人きりで過ごしたい」と伝えてあった。
いろいろ調べて自分でデートプランを考えてもよかったが、そういうものは男性に任せなければいけないのだと侍女たちに窘められた。そういうところが己の国とは違うのだなと学んでいく。
年の瀬はどこも忙しない。
王都内の店も例外ではなくどこに行ってもせかされているような気になってしまう。
それは紅夏もよくわかっているらしく、午前中だけ王都の街中を回って適当に買物をした後は四神宮の室に戻ってきた。
一緒にいると財布も出させてくれないので結局紅児は紅夏の為に何も買うことはできなかった。
(どうしよう……)
食堂で食べさせてもらいながら途方に暮れていたら、もちろん様子がおかしいのを紅夏に気付かれてしまったらしい。
紅夏の室に足を踏み入れれば優しく抱きしめられた。こうして紅児を包む腕の力も、以前と比べれば格段に優しくなっていた。
本当は毎日ここで過ごしたい。けれどこの室でずっと暮らしたら仕事にならないと思ったから、紅児は心を鬼にして大部屋の中の小部屋に戻ったのだ。
〈何か気にかかることでもあるのか?〉
聞かれてああやはり、と思う。
一緒にいる時点で気付かれないわけがないのだが、『恋人の日』というのは紅児の国限定のイベントだからそれを伝えるのは憚られた。
けれどせっかく2人でいる時に気が塞いでいるというのも申し訳なく思い、結局紅児は彼に全てを話した。
〈『恋人の日』、か〉
〈はい……あの、私の国独自の行事みたいなものなのですけれども……〉
申し訳なさそうに言う紅児とは裏腹に彼はなんだか嬉しそうに見えた。
〈そういうことは先に言うといい〉
〈はい、ごめんなさい……〉
小さくなっていると抱き上げられて床に下ろされる。
〈?〉
〈……わかっていれば旅館を手配していたのだがな……〉
呟くように言いながら、紅夏の手は何故か彼女の漢服の前をくつろげ始めている。
〈紅夏様……?〉
こんな昼間から何をするつもりなのだろうと手をそっと伸ばせば、ひどく色っぽい表情を浮かべられて。
「エリーザ、『恋人の日』の贈物はそなた自身。
そして、そなたへの贈物はこの我だ。
異論はあるまい?」
紅児は頬がみるみるうちに赤くなっていくのを感じた。
昼間からとかそんな思いは吹き飛んでしまい、ただもう紅夏の手の動きに身を震わすことしかできない。
また狂おしいほどの”熱”を全身に受けるのだろうか。
そう思っただけで身体の奥が熱くなり、あらぬところが濡れた。
「エリーザ、返事を」
「……は、はい……紅夏さま……」
甘く潤んだ瞳で紅夏を見つめながら、紅児は己にとって初めての『恋人の日』に翻弄されたのだった。
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