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他の天使さまに会うことになりまして2
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一応僕は王なので、決まった時間には玉座の間にいなければいけないらしい。なので日中は玉座の間に置かれている天蓋付きのベッドの上にいる。もちろんただ座っているだけではない。
ベッドの周りには薄絹があるので中を覗こうと思わなければはっきりとは見えないが、それでも抱かれていればベッドは揺れるし僕の喘ぎ声は響きっぱなしだ。警備として騎士が何人もいるし、文官もいるのでここで抱かれるのは恥ずかしくてしかたないが、僕が何かひどい目に合わされない為には必要なことなのだと言われている。
公開セックスとかつらい。しかも僕が常に受け……。
考えただけで泣きそうだ。
セラスがとりあえず満足するまで抱かれた後、”天使”が来たと言われた。
「キレイにしておかないといけませんね」
そう言ってセラスが僕の身体だけではなく全体的に浄化の魔法をかける。セラスはそれなりに魔力が多いのでいろいろな魔法が使えるらしいが、一般の人はそんなに頻繁に浄化の魔法は使えないらしい。ちなみに僕も魔法が使えるのかどうか尋ねたら、”天使”は魔法を使えないのだと聞いた。切ない。
案内されてやってきた”天使”を見て、僕はあんぐりと口を開けた。
「初めまして、王。王城の狩場で働いています、クインと申します」
マッチョだった。髭面ではなかったが、多分身長は2mぐらいある。
「は、初めまして……ええと、その……”天使”の方、なんですよね……?」
確認すると、マッチョ―クインは小麦色の肌を赤く染めた。
「……はい。その……実は誕生日が間違っていたようで……”天使”になってしまいまして……」
「えええー……」
どうもこの世界の人々は誕生日を厳密に覚えていないらしい。大体この日、という覚え方なので本当は何日も前だったりとか、後だったりなんてことが普通なのだという。確かにそんなに誕生日を意識することなんてない気がする。記念日、というくくりではあるだろうが、まさかそれが生死にかかわるなんて思わないだろう。僕もびっくりだ。
そんなわけでクインは童貞を捨てようと王都にやってきたはいいが、僕に会いにくる前に三十歳の誕生日を迎えてしまったらしく”天使”になってしまったのだという。
「セラス、”天使”になっても童貞を喪失したら”天使”ではなくならないの?」
「一度身体がそのように作り替わってしまいますと、もう元には戻らないようです」
「そうなんだ……」
それはなんとも気の毒だ。僕はクインに同情した。
「えっと、でも……その……」
「はい、できましたら王にさせていただけないかと……」
「うん、僕は……いいですよ」
そう答えるとクインの顔がパァッと明るくなった。
「王、ありがとうございます!」
クインが大きなベッドに上がり、ギリシャの人のようなひらひらの服を脱ぎ捨てた。
胸毛がある……ギャランドゥだ、ギャランドゥ。全体的に体毛が濃いらしく、こういう人を抱きたい人もいるのだなと感心した。
「触れても……よろしいですか?」
「う、うん……好きにしてくれて……いいですよ?」
がたいがでかいだけではなく、全体的にでかい。ちら、とクインのイチモツを見る。まだ立っていないはずなのにすごい大きさだった。あれでは確かに受け入れられる人はいないかもしれない。
「クインさま、貴方もそうですが、”天使さま”は感染症にはかかりやすくなっていますので傷だけはつけないようお願いします」
「わかりました」
セラスに声をかけられて、クインは頷いた。
「王、できるだけ優しくしますが……その、なにぶん初めてなもので……痛かったら言ってください」
「え、あ、うん……」
なんか調子が狂う。筆おろしに来る人たちはみんな、基本は優しいけどすぐにがんがん僕を犯していたから、こんな風に丁寧にされるとなんだか落ち着かない。
クインは僕に口づけた。肉厚のぽってりとした唇が気持ちいい。キスをしながら乳首をきゅっと摘ままれてびくっとしてしまう。クインはできるだけ僕に体重をかけないようにしながら、くにくにと乳首をいじってくれた。
「んっ……あっ……」
「王は、乳が出るのですか?」
「んっ、おまんこされればっ……ああっ……」
クインが僕の乳首を舐める。ちゅううっと吸って乳首を大きくした後、今度は僕自身を咥えた。
「ああっ……!」
「本当に、甘い、です……」
じゅぶじゅぶと頭を上下させて僕をイカせ、精液をゴクリと飲んだ。もう、本当に綺麗なものではないはずだからやめてほしい。
「失礼します」
「あっ……」
クインは僕の足を開かせ、すでにひくひくと震えている僕のおまんこを凝視した。
「これが……王のおまんこなのですね……」
「い、言うなっ!」
恥ずかしいじゃないか。
「失礼しました」
そう言ってクインは僕のおまんこを舐め始めた。クインの舌は肉厚で少し長く感じた。ちゅ、くちゅと濡れた音が響く。中の蜜を舐め、じゅるるる……とたっぷり吸うと、クインはやっと顔を上げた。
「あっ……あっ……」
僕はおまんこをいじられるとすごく感じてしまうのだ。あんまりしつこくクインが舐め舐めするものだから、すぐに何度か軽くイッてしまった。
「王、どうか俺を受け入れてください」
クインはひくひくと物欲しそうに震えているおまんこに、その巨大なイチモツを押し当てた。僕は何度も首を縦に振った。今すぐ中をいっぱいにしてほしかった。
そして―
ーーーーー
クインは、同人誌「ガチムチパーリー★ナイト」というガチムチ受アンソロジーに寄稿した、
「ガチムチ木こりが童貞のまま三十歳を迎えたら」という話の主人公です。
そちらを読まなくても話はわかる&つながるようにしています。
同人誌、無事完売しています。ありがとうございました!
ベッドの周りには薄絹があるので中を覗こうと思わなければはっきりとは見えないが、それでも抱かれていればベッドは揺れるし僕の喘ぎ声は響きっぱなしだ。警備として騎士が何人もいるし、文官もいるのでここで抱かれるのは恥ずかしくてしかたないが、僕が何かひどい目に合わされない為には必要なことなのだと言われている。
公開セックスとかつらい。しかも僕が常に受け……。
考えただけで泣きそうだ。
セラスがとりあえず満足するまで抱かれた後、”天使”が来たと言われた。
「キレイにしておかないといけませんね」
そう言ってセラスが僕の身体だけではなく全体的に浄化の魔法をかける。セラスはそれなりに魔力が多いのでいろいろな魔法が使えるらしいが、一般の人はそんなに頻繁に浄化の魔法は使えないらしい。ちなみに僕も魔法が使えるのかどうか尋ねたら、”天使”は魔法を使えないのだと聞いた。切ない。
案内されてやってきた”天使”を見て、僕はあんぐりと口を開けた。
「初めまして、王。王城の狩場で働いています、クインと申します」
マッチョだった。髭面ではなかったが、多分身長は2mぐらいある。
「は、初めまして……ええと、その……”天使”の方、なんですよね……?」
確認すると、マッチョ―クインは小麦色の肌を赤く染めた。
「……はい。その……実は誕生日が間違っていたようで……”天使”になってしまいまして……」
「えええー……」
どうもこの世界の人々は誕生日を厳密に覚えていないらしい。大体この日、という覚え方なので本当は何日も前だったりとか、後だったりなんてことが普通なのだという。確かにそんなに誕生日を意識することなんてない気がする。記念日、というくくりではあるだろうが、まさかそれが生死にかかわるなんて思わないだろう。僕もびっくりだ。
そんなわけでクインは童貞を捨てようと王都にやってきたはいいが、僕に会いにくる前に三十歳の誕生日を迎えてしまったらしく”天使”になってしまったのだという。
「セラス、”天使”になっても童貞を喪失したら”天使”ではなくならないの?」
「一度身体がそのように作り替わってしまいますと、もう元には戻らないようです」
「そうなんだ……」
それはなんとも気の毒だ。僕はクインに同情した。
「えっと、でも……その……」
「はい、できましたら王にさせていただけないかと……」
「うん、僕は……いいですよ」
そう答えるとクインの顔がパァッと明るくなった。
「王、ありがとうございます!」
クインが大きなベッドに上がり、ギリシャの人のようなひらひらの服を脱ぎ捨てた。
胸毛がある……ギャランドゥだ、ギャランドゥ。全体的に体毛が濃いらしく、こういう人を抱きたい人もいるのだなと感心した。
「触れても……よろしいですか?」
「う、うん……好きにしてくれて……いいですよ?」
がたいがでかいだけではなく、全体的にでかい。ちら、とクインのイチモツを見る。まだ立っていないはずなのにすごい大きさだった。あれでは確かに受け入れられる人はいないかもしれない。
「クインさま、貴方もそうですが、”天使さま”は感染症にはかかりやすくなっていますので傷だけはつけないようお願いします」
「わかりました」
セラスに声をかけられて、クインは頷いた。
「王、できるだけ優しくしますが……その、なにぶん初めてなもので……痛かったら言ってください」
「え、あ、うん……」
なんか調子が狂う。筆おろしに来る人たちはみんな、基本は優しいけどすぐにがんがん僕を犯していたから、こんな風に丁寧にされるとなんだか落ち着かない。
クインは僕に口づけた。肉厚のぽってりとした唇が気持ちいい。キスをしながら乳首をきゅっと摘ままれてびくっとしてしまう。クインはできるだけ僕に体重をかけないようにしながら、くにくにと乳首をいじってくれた。
「んっ……あっ……」
「王は、乳が出るのですか?」
「んっ、おまんこされればっ……ああっ……」
クインが僕の乳首を舐める。ちゅううっと吸って乳首を大きくした後、今度は僕自身を咥えた。
「ああっ……!」
「本当に、甘い、です……」
じゅぶじゅぶと頭を上下させて僕をイカせ、精液をゴクリと飲んだ。もう、本当に綺麗なものではないはずだからやめてほしい。
「失礼します」
「あっ……」
クインは僕の足を開かせ、すでにひくひくと震えている僕のおまんこを凝視した。
「これが……王のおまんこなのですね……」
「い、言うなっ!」
恥ずかしいじゃないか。
「失礼しました」
そう言ってクインは僕のおまんこを舐め始めた。クインの舌は肉厚で少し長く感じた。ちゅ、くちゅと濡れた音が響く。中の蜜を舐め、じゅるるる……とたっぷり吸うと、クインはやっと顔を上げた。
「あっ……あっ……」
僕はおまんこをいじられるとすごく感じてしまうのだ。あんまりしつこくクインが舐め舐めするものだから、すぐに何度か軽くイッてしまった。
「王、どうか俺を受け入れてください」
クインはひくひくと物欲しそうに震えているおまんこに、その巨大なイチモツを押し当てた。僕は何度も首を縦に振った。今すぐ中をいっぱいにしてほしかった。
そして―
ーーーーー
クインは、同人誌「ガチムチパーリー★ナイト」というガチムチ受アンソロジーに寄稿した、
「ガチムチ木こりが童貞のまま三十歳を迎えたら」という話の主人公です。
そちらを読まなくても話はわかる&つながるようにしています。
同人誌、無事完売しています。ありがとうございました!
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