冴えないサラリーマンの僕が異世界トリップしたら王様に!?

浅葱

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ささやかな望み(終)

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 セラスは僕の特別、ということで伴侶のような者となった。
 天使でも結婚はできるけど、僕は王だから誰も僕を所有できない。だから僕がセラスを所有することになったのだ。
 それにより結婚休暇なるものが発生するらしい。これは一年で十日~一か月ほどまとまった休暇をとれることになっていて、雇用者はその間の賃金は保証しなければいけないと定められているそうだ。ちなみにその間の賃金は国から出ることになっているし、その間補填する人員に対する賃金も国から出るのだとか。すごいなぁと感心したら、僕がこの世界に来たことで気候が安定し自然災害が起こりづらくなったので、国の収入も増えているから問題ないのだという。自分が役に立てているとわかって嬉しくなった。
 ちなみにその休暇でみなどうしているかというと、子を作る為に励んでいるのだとか。

「ぼ、僕は子ども産めないんだよね……?」
「ええ、ですがアキラと愛を育む時間は必要です」

 セラスに断言されてしまった。最低十日間セラスと過ごすって、どんな目にあわされちゃうんだろう。ちょっとどきどきしてしまった。
 ただその為の準備がまだ整っていないというので、整い次第休暇を取るのだそうだ。

「でも十日もいなくなって、本当に大丈夫なの?」
「大丈夫なように調整をしております。うまくいけば一月休めるようになるでしょう。ですが今しばらくかかりますのでお待ちください」
「うん、待ってる……」

 なんだかんだいってセラスが好きでたまらないから、一月も一緒にいたらもう他の誰かに抱かれるのが嫌になっちゃうかもしれない。あ、でもクインは別だけど。

「……セラスとクイン以外に抱かれたくなくなっちゃったらどうしよ……」

 不安を口に出したら、セラスはにっこりした。

「アキラはこの世界の王なのですよ? 貴方がよいように過ごすことがこの世界の幸せなのです。貴方のおかげで今年からは豊作です。洪水もありましたが土地を潤す程度に留まっています。アキラはこの世界の民たちの命も救っているのです」
「そ、そうなんだ……」

 実感は決してわかないけど、本当にそうだったらいいなと思う。
 セラスの腕の中に囚われた。

「アキラは控えめで愛らしい……もちろんわがままで奔放になったとしても私の愛は変わりません」
「あっ……」

 抱き込まれた瞬間に乳首を摘ままれた。話しながらくにくにいじるのはやめてほしい。

「あっ、あっ……」
「わがままが過ぎるならばお仕置きはしますし、奔放であればずっと抱き続けますがね」

 もう片方の手が僕自身を掴み、しごき始めた。

「お、お仕置きって……」

 なんかもう響きがエロい。

「そうですね」

 セラスが楽しそうに笑んだ。そして僕自身の鈴口を指先でつんつんとつついた。

「ここに搾乳用の魔物をつけて蜜も吸い取らせましょうか」
「ええ!?」
「先走りさえ出ていれば中に潜り込んでちゅうちゅう吸うらしいですよ」
「やっ、そんなのやだっ!」

 想像しただけでとても怖い。尿道責めなんて変態行為はやめてほしい。そうじゃなくたっておまんこを延々舐められて悶絶しそうなのに。

「大丈夫、アキラがあまりにもわがままなことを言わなければしませんよ」
「あぁっ……ど、どういうのがわがまま、なの?」

 乳首をくりくりくにくにと揉まれながら聞く。だってセラスの言うわがままの範囲がわからないから。

「そうですね。例えば、どうしても女性を抱きたいから異世界から召喚しろとか……」
「えええ? そ、そんなこと言わないよ!」

 確かに最初は女性がいないと聞いてすごくがっかりしたけど、今はもうそんなことどうでもいい。ただ、もしもこの世界に女性が来たらどうなってしまうのかは少しだけ興味がある。でも元から女性がいないんだもんな。奇形と思われてたいへんかも? そう考えるとちょっと怖い。絶対に女性が召喚されませんようにと僕は願った。

「本当ですか?」
「もう……セラスとクインがいればいいんだから……」
「それならばよかったです」

 押し倒されて、ぱくりと僕自身を咥えられた。直接与えられる刺激にびくびく震えてしまう。

「ああっ……!」

 ぺろぺろくちゅくちゅと舐めしゃぶられて、唾液でてらてらと光っている僕自身がすごくエロい。舐められる快感と、視覚ですぐにイッてしまった。

「アキラはとても感じやすいですね」

 ごくりと精液を飲んでからセラスが嬉しそうに言う。すごく恥ずかしい。

「あとでおまんこも舐めさせてくださいね」

 セラスは我慢できないというように、僕の足を開かせるとすぐにそのイチモツを突き入れた。

「ああっ……!」

 セラスのはそれなりに大きいが、僕のおまんこは全く慣らさなくてもイチモツを喜んで咥えこんでしまう。身体を持ち上げられて対面座位にさせられ、すぐに分泌され始めた乳を飲まれた。

「アキラ、アキラ、愛しています。これからもずっと側にいさせてください……」
「あっ、あっ、ああっ、あんっ……!」

 突き入れられたイチモツが馴染み、ずんずんと下から突き上げられながら乳をごくごくと飲まれて、僕はあまりの快感にもう何も考えられなくなった。
 セラスが好きだし、クインも好き。
 セラスと二人きりで過ごす十日間を想像しただけでもっと感じてしまう。
 幸せすぎて怖い、と僕は思った。


おしまい。

今回もお付き合いありがとうございましたー。
次は蜜月ですかね。多少はネタがあるのでまた書くと思います。その時はまたよろしくお願いします。
アキラ君かわいいよハァハァ(ぉぃ


ーーーーー
宣伝しつこくてすいません。作者のモチベ上げの為、今月いっぱいはお付き合いください(ぉぃ

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