White Prominence~異世界からの侵略者~

たけもふ

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覚醒

青年、目覚める2

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 戦当日、帝国と公国は国境沿いの平原にて大規模な陣形を展開して向かい合っていた。

 敵の規模を見ようにも、濃い真っ白な霧が立ち込めており上手く把握することができない。そのせいもあってか、双方霧が晴れるまで待つ姿勢を維持している。

 兵士、特に徴兵された新兵たちは緊張で顔が皆強張っており、移動も慣れずぎこちないものとなっている。



「――霧がなかなか晴れないな」



 そう呟いたのは、黒い鎧を纏い、背中に身の丈ほどもある巨大な剣を背負った大男、帝国軍第三軍団長のローグ・エイジスだった。



「どうも薄気味悪いですね。目視で確認できるだけでも十万ほどしかありません」



 そう答えたのは、ローグの部下であるロン・ユイ第一師団長である。



「当初の情報では敵は六十万の大軍と聞いたが、どのような陣を敷いているのかがこれではわからんな」

「はい。斥候も明確な情報を得られずに苛立っているようですし。ここは敵の動きに合わせるほかないでしょう」

「見える敵を相手にするしかないのだが、どこから不意を突かれるか予測ができないのが痛いな」



 ローグがそう言いながら背後の兵たちを見渡した。

 前方と盾のない右翼側はベテランの兵を配置し、左翼と比較的安全な後方に新兵たちを配置している。

 それでも、敵がどのような奇策を採ってくるかが読めない以上、迂闊に動かすことはできない。

 しかし、ついに正面の霧が晴れ、公国側の集団が姿を明確に現し、こちらに前進してきているのを帝国側は確認した。



「来たか。中央、突撃用意」

「中央、突撃用意‼」



 ローグの指示を聞いたロンが大声で兵たちに伝えると、高らかに前進を知らせるラッパの音が鳴り響いた。

 それに従い、兵士たちは盾と槍を前方に構え始める。

 そして、ローグは腰に下げていた剣を引き抜くと、空に向けて高く掲げた。



「我が国を造り神具を与え給うた漆黒の聖女よ。我が国を治めし歴代の皇帝たちよ! 我らの勇士をご照覧あれ! 突撃‼」

『おおおおおおおおおおおおおおおおおおッ‼』



 ローグの掛け声に兵たちが大声で呼応し、一気に下りの傾斜を駆け下り公国軍と正面から激突した。

 互いの盾と槍が衝突し、双方の兵がまとめて崩れ落ちていく。

 そして後方からは弓兵が矢を飛ばして援護を行っていく。



「始まった……」



 後方で待機を指示されたシグル達新兵はその様子を、固唾を呑んで見つめていた。



「まだ序盤よ。残ってる霧の向こうにはもっとたくさんの敵がいるんだから」

「前線のおっさんたちがうまくやってくれるといいんだけどなあ」



 緊張と恐怖に覆われた空気の中、ジャンヌとロキは比較的落ち着いていた。



 実際、最前線で戦っている軍団長の強さはあまりにも異様だった。

 ローグら軍団長は一人で次々と敵兵をなぎ倒し、彼らの周りには切り込めずに二の足を踏んでいる公国兵の円ができている状態だった。

 それが帝国兵に士気の高揚をもたらしていた。



 しかし、その状況に違和感を持つ者も当然いる。



「――うまく行き過ぎている」



 そう言ったのは、本陣で全体の指揮を執っている第四軍団長のアイリスであった。

 その根拠は、公国の兵が、先陣を切っている軍団長の影響があるとはいえ、あまりにも戦いに消極的に見えたからだ。先ほどから後退と前進を幾度も繰り返している。

 加えて、立ち込めている霧の様子も不自然に思えた。一か所だけ明瞭に晴れ、側面を濃く覆っている霧が、まるで口を開けて帝国の兵を吸い込んでいるかのような。



「……!」



 突如アイリスが致命的な何かに気付いたかのように目を大きく見開いた。



 妄想かもしれない、しかし、もし公国が、帝国の神具のように何か得体の知れない兵器を持っているとしたら……。



「斥候からの報告では確かに霧で何も見えなかったのだな⁉」

「は、はい。側面からでは敵の陣形すら把握することが叶わず……、それが何か?」

「もう一度出せ!  何も見えなければ霧の中に飛び込んででも状況を確認させるのだ!」



 そう言われた副官は驚きの余り口を小さく開けて一瞬硬直した。



「し、しかし! それはあまりにも危険すぎます! もし敵にバレたら!」

「構わん! もしかしたら最初から我が軍は罠に――」



 アイリスがそう言いかけたとき、地面が轟音を立てて縦に揺れた。



「何だ……?」



 アイリスに限らず、戦場にいる全ての兵の体が揺れでよろけた。

 それと同時に信じがたい事が起こった。



「おい、見ろ!」



 一人の兵が声を上げたとき、これまで先が見えない程立ち込めていた濃い霧が突然引き上げるかのように薄まり、辺りが明瞭になり始めたのである。

 そして、兵たちが言葉を失ったのはその直後だった。



 帝国軍の前には、先頭が対峙している軍と、後方に陣形が左右に一つずつ展開されただけの公国軍の姿があった。

 その数は多くても約十万。当初の情報にあった大軍勢はどこにも見当たらなかったのだ。

 しかし、その代わりに、帝国軍の左翼側と右翼側のそれぞれの方向に、黒い塊が横一列に鎮座していた。



 それらはゆっくりと空に向けて伸び、その全容が露わになった。



『……⁉』



 帝国兵はその場で全員が絶句した。その黒い塊たちは人の形をしていたのである。



「メルヴィン軍団長……っ!」

「わからん。何だ、あれは……」



 副官からの悲鳴混じりの声を聞いたアイリスは夢でも見ているのではないかと思いながら、呆然とその怪物たちを見つめていた。



「おいおいおい、何だよありゃあ……」

「人間……な訳ないわよね……」

「……‼」 



 シグル達新兵も謎の怪物の存在に気づき、各々が言葉を失っていた。



「お、おい。あいつらこっちに来てないか?」



 兵の一人がそう言うと、皆が再び怪物に目を向けた。

 怪物たちはおもむろに足を踏み出すと、徐々にそのスピードを上げ、ついに兵たちへ向けて走り出した。



「軍団長、ご指示を!」



「わかっている! 第三と第二は戦線を維持!  第五を後方の右翼と左翼の前に出せ! エイジス軍団長とガロン軍団長は左翼! メビウ軍団長は右翼の護衛に当たらせろ!」

「はっ!」



 アイリスの指示を受けた副官が兵に頷くと、兵はラッパを口に当てて吹き鳴らした。



「来たか。ロン、ここは任せる。私はあの化け物の退治に当たる」

「はっ。ご武運を」



 ローグは血で濡れた剣を拭うと、ロンに戦線を任せて後方へと馬を走らせた。



「ああもう! 私の神具でもそこまで手は回らないっての!」



 ルカも愚痴を吐きながらも前線から後方へと馬を走らせる。

 それと同時に左腕に装備している瑠璃色のガラスがはめ込まれた大きな盾を空に掲げた。



「行って! 〈戦姫乃盾アイギス〉!」



 ルカの掛け声とともに盾が淡い光を放つと細かくひび割れて宙に浮遊し、兵士たちの全面に飛んで行った。

 そしてそれらの破片は人の倍の高さまで巨大化し、帝国兵の前に覆うように展開された。



「うおあ、デカいな!」

「なん、なんなんだよ……」

「二人とも構えなさい! 来るわよ!」



 一方、左翼側にいるロキとシグルは怪物の容姿に驚き、ジャンヌは声を張り上げながら二人に戦闘態勢を促した。



 黒く巨大な怪物は首から上がなく、人間の三倍はあろうかという大きさで、ついに兵と接触した。



 右翼側はルカの神具によって何とか攻撃を防ぐことができていたが、左翼に関しては軍団長の到着が間に合わず、完全に陣形が壊滅していた。



 兵が持つ盾など紙きれ同然と言うかのように、怪物の巨大な拳は兵の上半身を吹き飛ばし、ある兵は脚と胴を掴まれて雑巾を絞るかのように身体をねじ切られた。

 周囲に大量の血と臓物が溢れかえる。

 ある兵は勇敢にも剣を振るうが、怪物の体は刃すら受け付けない程硬かった。



 最悪の状況になるのは一瞬だった。

 左右それぞれ五十以上の怪物に対し、全く歯が立たない生身の人間が数十万人。

 完全に蹂躙される形となり、人間が足元にいる虫けら同然になっていた。



 そして、当然シグル達も窮地に立たされていた。

 シグルは逃げ惑う兵の中、ロキとジャンヌを見失ってしまっていた。



「ロキ、ジャンヌ! どこだ!」

 

 シグルは次々と兵が死体に変わっていく中、二人の姿を必死になって探していた。

 もし既に周りと同じように肉片に変わっていたらと思うだけで全身に鳥肌が立ち、心臓の鼓動が早くなっていく。



「うわ……っ⁉」



 シグルは走っている途中に足を滑らせて地面に倒れこんだ。

 何か掴んだかと思って見てみると、それはどこの兵のものかもわからない臓物だった。



「ひ……っ!」



 シグルは悲鳴を上げてそれを投げ捨てると、後ろからドシンという地響きが聞こえ、思わず振り返った。



「あ……」



 そこには、真っ黒で、首から上がなく、見上げるほどの大きさの怪物がシグルの前に覆い被さるように立っていた。

 その威圧感は凄まじく、もはや恐怖で悲鳴を出す声帯も、走り出す運動神経も麻痺していた。



「いやだ……いやだあ……っ‼」



 シグルは何とか声を絞り出し、尻餅をつきながら腰に下げた剣を引き抜いて振り回した。

 当然そのような無様な行為に意味などなく、シグルは腕を掴まれてそのまま宙に放り投げられた。



「うぐう……っ」



 地面に叩きつけられたシグルは肺腑から息を漏らし、全身の痛みを感じながら再び怪物の方へ目を向けると、それは再びシグルに迫って来ていた。



「何で……、嫌だ、死にたくない……っ」



 シグルは意識が遠のく中、涙と鼻水を垂れ流しながら自身の境遇を心から呪った。



 自分はただ普通の生活がしたかった。

 父親と、妹と、二人の幼馴染と共に平穏な毎日が送れれば十分だったのに、なぜ、このような形で死を迎えなければいけないのか。

 そう思ったとき、シグルの脳裏には彼らの穏やかな笑顔が浮かんでいた。

 それがさらにシグルの絶望感を上塗りしていく。



「ミィハ……」



 シグルは自分がこの期に及んで何を考えているのかと思いながら、自分が生きて戻ってミィハの手料理を食べているところを想像していた。



(ミィハ、約束守れなくて、ごめ――)



『早く、急いで‼』

『待って……! どこへ行くの⁉』

『ごめん、ごめんね……。必ず後で迎えに来るから』

『待って、待ってよ……。置いてかないで……!』



 意識が途切れる瞬間、シグルは幻覚を見ていた。

 燃え盛る炎の中、自分が誰かに手を引かれて走っている。そして、後ろから誰のかもわからない少女の声が飛んできている。

 そして場面は切り変わり、雨の中、自分が見知らぬ女性に頭を撫でられている光景が浮かんでいた。



『ごめんね。必ず、私があなたの事を護ってみせるから……』



 その瞬間、シグルの体が大きく跳ね、青白い光を放ち始めた。すると、彼の体がゆっくりと起き上がった。

 先ほどまで霞んでいた意識がまるで晴天のように澄み渡り、体中に力が漲っている。



「なんだ……これ……」



 今まで感じたことのない感覚にシグルは言葉を失っていた。

 先ほどまで感じていた恐怖も、怒りも、悔恨も何も感じない。

 あるのは先ほどまで怯えの対象だった目の前の怪物を倒したいという衝動だけであった。



「力が、湧いてくる……」



 ふと手に持っている剣を見た。

 その刃は自分を使えと言っているかのように青く光り輝いている。

 そして、ある言葉を発しろと脳が繰り返し主張している。



「〈討滅神器零番〉戦闘開始エンゲージ‼」



 シグルが本能に従い叫ぶと、彼の右目が青白い光を放ち、目から頬にかけて稲妻のような紋様が走り、同じく青白い光を放ち始めた。



「……倒さなきゃ。コイツだけは、コイツだけは!」



 シグルがそう言うと、怪物は応えるかのように拳を振り上げてきた。

 シグルは咄嗟に地面に剣を突き刺すと、足元に直径二十メートルほどの青い陣が広がった。



「……!」



 すると、怪物がゆっくりと拳を振るってきているように見え、シグルはそのまま怪物の懐に飛び込んで逆風に剣を振るい、怪物を一刀両断した。



 何も言わず倒れた怪物から青白い炎が上がり、静かに焼き尽くしていった。



「……」



 怪物を倒したシグルは、そのまま糸が切れたように意識を失い、その場に倒れこんだ。



 そして、百近くいた怪物は全て軍団長により討伐され、公国側は撤退。

 誰もが想像していなかった形の戦は、帝国側が約半数の大きな犠牲を払った状態で終了した。



          ◇



 同じ日の夜、ある国の城の一室で一人の女性が外の景色を眺めていた。

 激しい吹雪の中、暗く何も見えないにも関わらず、女性は見えているかのように外の景色をじっと眺めていた。



「――戦が終わったようです」



 そこへ、一人の男が女性に声を掛けた。



「状況は?」



 女性は振り返ることなく男へ問うた。



「帝国は甚大な被害を被りました。黒人形が投入されていたそうです」

「そう。帝国には出せるだけの見舞い金を送ってください。それより『彼』の方はどうなりましたか?」



 女性の問いに、男は一瞬間を開けてから小さく口を開いた。



「神器を発動したようです。残念ながら、仰った通りになってしまいました」

「……」



 女性は返事をせず、しかし両の手を握りながら唇を噛んだ。



「もう、彼をあの国に置いたままにしておくことは危険な状況になってしまいました。一刻も早く私たちの下に保護する必要があります。あの二人は?」

「すでに向かっております。帝国には使者として送るように手回しは済んでおります」

「結構です。とにかく急がせてください」

「承知致しました」



 男はそう言うと静かに姿を消していった。



 女性は再び外を見ながら一人の青年の事を脳裏に浮かべた。



「私が、護るって誓ったのに……」



 彼女は自らの不甲斐なさに怒りを覚えながら、改めて自分の使命を再確認する。



「必ず、護り抜いて見せる。あの男の好きには、絶対にさせない……」



 この戦を境に青年、シグル・アトラスの運命は深く険しい道へと舵を切ることになった。
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