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第3章 運命の交差する場所で(3-1)
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玄関のカレンダーをめくると、クリスマスの写真が現れた。
週の始まり月曜日。
そして今日から十二月だ。
足を入れると革靴がひんやりとしている。
つま先をトントンしてドアを開けたら、澄んだ冬空が高かった。
お寝坊さんの朝日がちょうど丘の上からのったりと顔を出したところだった。
ずいぶん日の出が遅くなってきた。
もうすぐ冬至か。
カボチャ食べなくちゃな。
いつもの坂道を歩いていると、空っ風が吹き抜けていく。
坂の途中にあるお地蔵様も縮こまっているように見える。
貸してあげたいけど、あたしのコートじゃ大きすぎますよね。
なんとなくお地蔵様から笑顔が返ってきたような気がした。
では、西谷かさね、今日も寒さに負けず行って参ります。
週の始まり月曜日。
そして今日から十二月だ。
足を入れると革靴がひんやりとしている。
つま先をトントンしてドアを開けたら、澄んだ冬空が高かった。
お寝坊さんの朝日がちょうど丘の上からのったりと顔を出したところだった。
ずいぶん日の出が遅くなってきた。
もうすぐ冬至か。
カボチャ食べなくちゃな。
いつもの坂道を歩いていると、空っ風が吹き抜けていく。
坂の途中にあるお地蔵様も縮こまっているように見える。
貸してあげたいけど、あたしのコートじゃ大きすぎますよね。
なんとなくお地蔵様から笑顔が返ってきたような気がした。
では、西谷かさね、今日も寒さに負けず行って参ります。
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