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第2話 兄にとっては校外学習はクソ! 妹にとっては神!
運が良いキャラって普通ほのぼの天然キャラじないの?
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運が良いキャラって普通ほのぼの天然キャラじないの?
「このレーンだよな?」
「そうじゃない?」
現在、ボウリングが出来るグラウンドツウに来ている。最悪、カラオケの時みたいにボウリングに飽きてもゲームセンターやバスケットコートもあるので飽きたらそっちで遊べる。
投げる順番は成美、美春、翔流の順番だ。
「私行きまーす」
「「はーい」」
成美がボウリング球を投げた。成美が投げたボウリング球はピンの真ん中を通り、見事にストライクになった。
「「うっま」」
綺麗にストライクになったため、二人は思わず声にあげていた。
「イエーイ」
成美がこっちに向いてピースをしながらニッコニコの笑顔でそう言った。
「次行きまーす」
「「はーい」」
はやってるのかな? それ。
美春が投げたボウリング球は端のピンを残し、9本のピンを倒した。その後に美春は残りの1本を倒し、見事スペアになった。
「イエーイ」
成美の真似か、こっちを向いてピースをしながらニッコニコの笑顔でそう言った。やっぱこれはやってるのな?
「俺行きまーす」
「「……」」
「なんか言えよ」
はやってるかと思ってやってみたけどこれじゃあ痛いやつじゃねえか、ふざけんな。
「もう知らん」
もう諦めて俺はまっすぐに投げた……つもりだった。俺が投げたボウリング球は変な弧を描いて一番先のピンに当たりそのピンだけが倒れた。
「……」
「お兄凄ーい」
「馬鹿にしてる?」
「逆に才能かもね?」
「は? 見とけよ!?」
そう言って俺はボウリング球を真っ直ぐに投げた……つもりだった。俺が投げたボウリング球は右側に行き、見事にガターになった。
「……」
「いやだっさ」
「……」
「じゃあ私行きまーす」
兄を罵倒する妹を差し置いて、成美はボウリング球を投げた。成美が投げたボウリング球はまたもや真ん中を通り、見事ストライクとなった。
「……何で?」
連続でストライクのため、ちょっと疑った。翔流は(ひょっとしたら成美ちゃんはボウリングのプロなのかな?)と考えていた。それと成美はあいからわずピースをし「イエーイ」と言っていた。
その後、美春は始めに8本倒し、その後に残りの2本を倒しまたもやスペア。その後に翔流が投げたが今度は2回ともガターになった。この事に関し翔流は、
「どうしてだよ!!」
と言っていた。
「じゃあ私行きまーす」
3回目、これでまたストライクならもう翔流の成美はボウリングのプロ説しかない。
成美が投げたボウリング球はまたもや真ん中を通り見事ストライクになった。
「……」
「成美ちゃん上手ーー」
「イエーイ」
今度は美春とハイタッチをしていた。
(やっぱプロじゃね?)
もうそうしか無かった。偶然なら2回連続ある時もある。でも3回連続となるととても偶然とは思えない。
「にしても成美ちゃん」
「何?」
「どうしてそんなに上手いの?」
さっすが妹、気になる事を聞いてくれた。マジ天使、マジ有能、マジ優秀。
成美は「えっとね」と言ってから、
「私昔から運が良いの」
と言った。
「はい?」
「私昔から運が良いの、宝くじでは1等っでた事2回あるし、くじ引きでハワイ旅行券当たった事もあるし。」
「いや運良すぎだろ!!」
流石にツッコんだ。宝くじで1等を今まで2回ってこの時点で運良いけどさらにハワイ旅行券ってやばすぎだろ!
「流石に納得した」
「……流石にね」
二人が納得した時、翔流はふと思った。
(こうゆう運の良いキャラって普通ほのぼの天然キャラじゃ無いの?)
成美は普通に優しい陽キャだ。陰キャに特に害を出さない陽キャ全員がこうなれば良いのに、ていうキャラだった。でも運が良いってほのぼの天然キャラが持つ能力のイメージが翔流にはあった。
「運が良いキャラって普通ほのぼの天然キャラじゃないの?」
「はい?」
考えすぎて声に出てしまった。
「……人によるんじゃない?」
「エスパー?」
「声に出てたよお兄」
「まじ?」
「まじ」
翔流は少し恥ずかしかったが(一緒にいるのが二人で良かった)と思った。
「ほのぼの天然キャラって何?」
「このレーンだよな?」
「そうじゃない?」
現在、ボウリングが出来るグラウンドツウに来ている。最悪、カラオケの時みたいにボウリングに飽きてもゲームセンターやバスケットコートもあるので飽きたらそっちで遊べる。
投げる順番は成美、美春、翔流の順番だ。
「私行きまーす」
「「はーい」」
成美がボウリング球を投げた。成美が投げたボウリング球はピンの真ん中を通り、見事にストライクになった。
「「うっま」」
綺麗にストライクになったため、二人は思わず声にあげていた。
「イエーイ」
成美がこっちに向いてピースをしながらニッコニコの笑顔でそう言った。
「次行きまーす」
「「はーい」」
はやってるのかな? それ。
美春が投げたボウリング球は端のピンを残し、9本のピンを倒した。その後に美春は残りの1本を倒し、見事スペアになった。
「イエーイ」
成美の真似か、こっちを向いてピースをしながらニッコニコの笑顔でそう言った。やっぱこれはやってるのな?
「俺行きまーす」
「「……」」
「なんか言えよ」
はやってるかと思ってやってみたけどこれじゃあ痛いやつじゃねえか、ふざけんな。
「もう知らん」
もう諦めて俺はまっすぐに投げた……つもりだった。俺が投げたボウリング球は変な弧を描いて一番先のピンに当たりそのピンだけが倒れた。
「……」
「お兄凄ーい」
「馬鹿にしてる?」
「逆に才能かもね?」
「は? 見とけよ!?」
そう言って俺はボウリング球を真っ直ぐに投げた……つもりだった。俺が投げたボウリング球は右側に行き、見事にガターになった。
「……」
「いやだっさ」
「……」
「じゃあ私行きまーす」
兄を罵倒する妹を差し置いて、成美はボウリング球を投げた。成美が投げたボウリング球はまたもや真ん中を通り、見事ストライクとなった。
「……何で?」
連続でストライクのため、ちょっと疑った。翔流は(ひょっとしたら成美ちゃんはボウリングのプロなのかな?)と考えていた。それと成美はあいからわずピースをし「イエーイ」と言っていた。
その後、美春は始めに8本倒し、その後に残りの2本を倒しまたもやスペア。その後に翔流が投げたが今度は2回ともガターになった。この事に関し翔流は、
「どうしてだよ!!」
と言っていた。
「じゃあ私行きまーす」
3回目、これでまたストライクならもう翔流の成美はボウリングのプロ説しかない。
成美が投げたボウリング球はまたもや真ん中を通り見事ストライクになった。
「……」
「成美ちゃん上手ーー」
「イエーイ」
今度は美春とハイタッチをしていた。
(やっぱプロじゃね?)
もうそうしか無かった。偶然なら2回連続ある時もある。でも3回連続となるととても偶然とは思えない。
「にしても成美ちゃん」
「何?」
「どうしてそんなに上手いの?」
さっすが妹、気になる事を聞いてくれた。マジ天使、マジ有能、マジ優秀。
成美は「えっとね」と言ってから、
「私昔から運が良いの」
と言った。
「はい?」
「私昔から運が良いの、宝くじでは1等っでた事2回あるし、くじ引きでハワイ旅行券当たった事もあるし。」
「いや運良すぎだろ!!」
流石にツッコんだ。宝くじで1等を今まで2回ってこの時点で運良いけどさらにハワイ旅行券ってやばすぎだろ!
「流石に納得した」
「……流石にね」
二人が納得した時、翔流はふと思った。
(こうゆう運の良いキャラって普通ほのぼの天然キャラじゃ無いの?)
成美は普通に優しい陽キャだ。陰キャに特に害を出さない陽キャ全員がこうなれば良いのに、ていうキャラだった。でも運が良いってほのぼの天然キャラが持つ能力のイメージが翔流にはあった。
「運が良いキャラって普通ほのぼの天然キャラじゃないの?」
「はい?」
考えすぎて声に出てしまった。
「……人によるんじゃない?」
「エスパー?」
「声に出てたよお兄」
「まじ?」
「まじ」
翔流は少し恥ずかしかったが(一緒にいるのが二人で良かった)と思った。
「ほのぼの天然キャラって何?」
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