23 / 25
第3話 妹は兄を女装させてバスケの試合に出したいそうです
経緯完全に自業自得じゃねえか!
しおりを挟む
経緯完全に自業自得じゃねえか!
聞き間違いだよね? うん、きっとそうだ。念のためもう一度聞こう。
「ごめんもう一回言ってくれない?」
「だから、女装してバスケの試合に出てって言ってるの!」
「うん、意味分からん」
それは竹田と咲も同じようで、2人とも頭を抱えていた。
「……まず経緯を説明して」
訳が分からないが、経緯を聞けば納得するかもしれないと考えた翔流は美春に経緯について聞いた。
「えっと、それはね……1週間前に遡るの」
「……あっ、これ長いやつだ。聞くんじゃ無かった」
聞いたのを後悔している翔流だが、もう遅い。
1週間前
「はいこれ予定表ね」
「ありがと」
前日に練習をサボった美春は成美に教室で前日渡された6月の予定表を貰い、お礼をしてから予定表に目を通す。
「この卒部式試合ってなに?」
「んーー、まあ3年生お疲れ様、て意味の試合」
「あーー、引退したもんね」
インターハイとは、バスケの大きな大会の事で、冬に開催されるのがウィンターカップで、夏に開催されるのがインターハイと呼ばれている。
美春が入っているバスケ部は、今年は美春の活躍により、前回はベスト16なのに対し惜しくも大阪府で3位という結果になった。そしてこのバスケ部はこのインターハイが終わった事によって3年生が引退なので、3年生お疲れ様会が6月中旬に行われる事になっていた。
「ちなみにどこと試合するの?」
「うちらだよ?」
「はい?」
「えっとね……3年生を5人ずつで分けてトーナメントするんだ」
「トーナメントって珍し、でも3年生9人だから1チーム1人足りなくない?」
「そこは2年生が1人入った」
「そっか。じゃあ私達は試合でないんだね」
「いや、でるよ」
「……どうやって?」
「単純に私らもトーナメント参加するんだよ?」
「へーー、ちなみにチームは?」
「学年別。それ以外は自由」
「……あれ? 1年生14人じゃなかった?」
「それが今問題」
美春が言ってる意味は、「1チーム5人ならどうしても1チーム4人になるじゃん」と言ってるのだ。3年生が足りない問題は、2年生を1人3年生のチームに入れる事で納得したが、2年生は11人で1人3年生チームに行って10人。これで2年生は問題ないが、1年生は14人で、他の学年から1人来て貰う訳にもいかず、どうしても1人余ってしまう。
「じゃあどうすんの」
「同じ学年の女子・・から1人来て貰う」
「なるほどでも私達には関係ないね。誘うのめんどくさいし」
「え? 私らが4人だよ」
「え?」
「……えっとね、チーム実は昨日のうちに決まっちゃって。私が美春と一緒のチームになるって言った頃には皆決まってて、あと2人はいつものメンバーだよ」
「普通私の所来るくない?」
普通、1年生ながらスタメンの美春と一緒になりたいはずと美春は考えていたので、(私は5人チームだな)と思っていたのだが。どうやら、
「美春ちゃん1年にも恨まれるよ」
「……まじか」
なぜ恨まれてるのかというと、美春は1年生ながらそうそうスタメンになり、3年生と2年生にはかなり恨まれていた。しかたもない、美春はインターハイの優秀選手賞も貰っている。そりゃあ「私の方が先に入部してたのになんであいつが!」てなる。ただ、同い年の1年生まで恨まれてるとは知らなかったらしい。理由は、「なんでサボってるやつがスタメンで普段真面目に来てる私がベンチにも入れないんだよ!」という理由だった。
「で? そうするの? あと1人」
「美春ちゃんの人脈ならすぐ見つかるでしょ」
「だね」
こうして1週間友達に声をかけまくったがどうやら「美春ちゃん上手いのに私なんかが」ていう理由で全部断られた。そして今に至る。
「という理由でして」
「1ついい?」
「なんなりと」
翔流は普通に思った事を言う。
「自業自得じゃねえか!」
「「それはそう」」
翔流の意見に竹田と咲も一致した。
聞き間違いだよね? うん、きっとそうだ。念のためもう一度聞こう。
「ごめんもう一回言ってくれない?」
「だから、女装してバスケの試合に出てって言ってるの!」
「うん、意味分からん」
それは竹田と咲も同じようで、2人とも頭を抱えていた。
「……まず経緯を説明して」
訳が分からないが、経緯を聞けば納得するかもしれないと考えた翔流は美春に経緯について聞いた。
「えっと、それはね……1週間前に遡るの」
「……あっ、これ長いやつだ。聞くんじゃ無かった」
聞いたのを後悔している翔流だが、もう遅い。
1週間前
「はいこれ予定表ね」
「ありがと」
前日に練習をサボった美春は成美に教室で前日渡された6月の予定表を貰い、お礼をしてから予定表に目を通す。
「この卒部式試合ってなに?」
「んーー、まあ3年生お疲れ様、て意味の試合」
「あーー、引退したもんね」
インターハイとは、バスケの大きな大会の事で、冬に開催されるのがウィンターカップで、夏に開催されるのがインターハイと呼ばれている。
美春が入っているバスケ部は、今年は美春の活躍により、前回はベスト16なのに対し惜しくも大阪府で3位という結果になった。そしてこのバスケ部はこのインターハイが終わった事によって3年生が引退なので、3年生お疲れ様会が6月中旬に行われる事になっていた。
「ちなみにどこと試合するの?」
「うちらだよ?」
「はい?」
「えっとね……3年生を5人ずつで分けてトーナメントするんだ」
「トーナメントって珍し、でも3年生9人だから1チーム1人足りなくない?」
「そこは2年生が1人入った」
「そっか。じゃあ私達は試合でないんだね」
「いや、でるよ」
「……どうやって?」
「単純に私らもトーナメント参加するんだよ?」
「へーー、ちなみにチームは?」
「学年別。それ以外は自由」
「……あれ? 1年生14人じゃなかった?」
「それが今問題」
美春が言ってる意味は、「1チーム5人ならどうしても1チーム4人になるじゃん」と言ってるのだ。3年生が足りない問題は、2年生を1人3年生のチームに入れる事で納得したが、2年生は11人で1人3年生チームに行って10人。これで2年生は問題ないが、1年生は14人で、他の学年から1人来て貰う訳にもいかず、どうしても1人余ってしまう。
「じゃあどうすんの」
「同じ学年の女子・・から1人来て貰う」
「なるほどでも私達には関係ないね。誘うのめんどくさいし」
「え? 私らが4人だよ」
「え?」
「……えっとね、チーム実は昨日のうちに決まっちゃって。私が美春と一緒のチームになるって言った頃には皆決まってて、あと2人はいつものメンバーだよ」
「普通私の所来るくない?」
普通、1年生ながらスタメンの美春と一緒になりたいはずと美春は考えていたので、(私は5人チームだな)と思っていたのだが。どうやら、
「美春ちゃん1年にも恨まれるよ」
「……まじか」
なぜ恨まれてるのかというと、美春は1年生ながらそうそうスタメンになり、3年生と2年生にはかなり恨まれていた。しかたもない、美春はインターハイの優秀選手賞も貰っている。そりゃあ「私の方が先に入部してたのになんであいつが!」てなる。ただ、同い年の1年生まで恨まれてるとは知らなかったらしい。理由は、「なんでサボってるやつがスタメンで普段真面目に来てる私がベンチにも入れないんだよ!」という理由だった。
「で? そうするの? あと1人」
「美春ちゃんの人脈ならすぐ見つかるでしょ」
「だね」
こうして1週間友達に声をかけまくったがどうやら「美春ちゃん上手いのに私なんかが」ていう理由で全部断られた。そして今に至る。
「という理由でして」
「1ついい?」
「なんなりと」
翔流は普通に思った事を言う。
「自業自得じゃねえか!」
「「それはそう」」
翔流の意見に竹田と咲も一致した。
0
あなたにおすすめの小説
静かに過ごしたい冬馬君が学園のマドンナに好かれてしまった件について
おとら@ 書籍発売中
青春
この物語は、とある理由から目立ちたくないぼっちの少年の成長物語である
そんなある日、少年は不良に絡まれている女子を助けてしまったが……。
なんと、彼女は学園のマドンナだった……!
こうして平穏に過ごしたい少年の生活は一変することになる。
彼女を避けていたが、度々遭遇してしまう。
そんな中、少年は次第に彼女に惹かれていく……。
そして助けられた少女もまた……。
二人の青春、そして成長物語をご覧ください。
※中盤から甘々にご注意を。
※性描写ありは保険です。
他サイトにも掲載しております。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
妹の仇 兄の復讐
MisakiNonagase
青春
神奈川県の海に近い住宅街。夏の終わりが、夕焼けに溶けていく季節だった。
僕、孝之は高校三年生、十七歳。妹の茜は十五歳、高校一年生。父と母との四人暮らし。ごく普通の家庭で、僕と茜は、ブラコンやシスコンと騒がれるほどではないが、それなりに仲の良い兄妹だった。茜は少し内気で、真面目な顔をしているが、家族の前ではよく笑う。特に、幼馴染で僕の交際相手でもある佑香が来ると、姉のように慕って明るくなる。
その平穏が、ほんの些細な噂によって、静かに、しかし深く切り裂かれようとは、その時はまだ知らなかった。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
怪我でサッカーを辞めた天才は、高校で熱狂的なファンから勧誘責めに遭う
もぐのすけ
青春
神童と言われた天才サッカー少年は中学時代、日本クラブユースサッカー選手権、高円宮杯においてクラブを二連覇させる大活躍を見せた。
将来はプロ確実と言われていた彼だったが中学3年のクラブユース選手権の予選において、選手生命が絶たれる程の大怪我を負ってしまう。
サッカーが出来なくなることで激しく落ち込む彼だったが、幼馴染の手助けを得て立ち上がり、高校生活という新しい未来に向かって歩き出す。
そんな中、高校で中学時代の高坂修斗を知る人達がここぞとばかりに部活や生徒会へ勧誘し始める。
サッカーを辞めても一部の人からは依然として評価の高い彼と、人気な彼の姿にヤキモキする幼馴染、それを取り巻く友人達との刺激的な高校生活が始まる。
彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。
遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。
彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。
……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。
でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!?
もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー!
ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。)
略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる