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お互い自身を最強のモンスターと信じてやまないせいで、火花をちらし合う二匹。
『ぐぬぬぬ…… ならば勝負だ! どちらが強いのか白黒付けよう』
『うい』
『じゃあ、これを見て』
と、ジェル助はダンジョンの全体図を表示して見せた。
『現在は今居る30階層を造っている途中だ』
『うい』
今度はダンジョンについての説明を始めてくれた。
ダンジョンマスターはダンジョンを大きくさせて最強のダンジョンを造り上げるのが目的で、最終下層となる33階層を目指しているそうだ。
最初のダンジョンは3階層までしか無かったらしい。
作業内容は魔力を使い、ダンジョン作成画面から構造物やモンスターを配置すると実際に生成される。
減ってしまった魔力を入手するには、やって来た人間を襲い奪うのだ。
そして、大量の魔力が貯ればそれを使って階層を増やす。
つまり、人間に来てもらう必要があるので難易度が高過ぎてもダメだし、最下層主となる自身が倒されてしまえばゲームオーバーなので簡単過ぎてもダメである。
『あとは、10階層づつに人間に有利な構造物が初期配置されてセーフゾーンになるから気を付けな』
『それはいいけど、勝負内容は?』
『まあ、そう慌てるな。このダンジョンの設定で最高なのが魔力の集め方なんだ』
魔力を集めるには人間を襲うのだが、その際に入手する体液をダンジョンに染み込ませる必要があるとのことだ。
体液は血液でもいいし、汗や涙でもいい。
『そしてもちろん……』
『ラブジュース!』
『おうイエーイ!』
『いやっほぉぉぉっ!』
馬鹿なモンスターどもは歓声を上げた。
為次はもっと訊きたいことや、調査したいこともあったが今はそれどころでは無い。
『はよはよ、勝負しようよ』
『マテマテ、もう少し話を聞くんだ』
『はよ』
現在このダンジョンには魔法少女が来ているそうだ。
彼女も転生者であり、魔法少女をはじめ勇者や賢者など転生者は特殊な職業になることが可能である。
その中でも魔法少女は特に膨大な魔力を有しており、回復量も半端ない。
まさに、ダンジョンマスターにとっては絶好の獲物である。
『メスはリサイクルするに限るってな』
『なるほど!』
『そして、完全に墜とした暁には……』
『うぉぉぉ…… 悪墜ち正義のヒロイン!』
『もちろん勝負の内容は……』
『うっしゃー! 触手の快楽生絞りを見せてやんよ!』
『こちとら、スライムの快楽漬け3年物にしたるで!』
勝負の内容は確認をするまでも無く、どちらが先に魔法少女を墜とせるかとなった。
堅い握手を交わし真剣な眼差しでお互いをライバルと認め合う。
しかし、傍から見れば気持ちの悪い二匹のモンスターが融合しようとしてるようにしか見えなかった。
それはさて置き、遂にエロモンスター最強決定戦が始まろうとしているのであった。
『ぐぬぬぬ…… ならば勝負だ! どちらが強いのか白黒付けよう』
『うい』
『じゃあ、これを見て』
と、ジェル助はダンジョンの全体図を表示して見せた。
『現在は今居る30階層を造っている途中だ』
『うい』
今度はダンジョンについての説明を始めてくれた。
ダンジョンマスターはダンジョンを大きくさせて最強のダンジョンを造り上げるのが目的で、最終下層となる33階層を目指しているそうだ。
最初のダンジョンは3階層までしか無かったらしい。
作業内容は魔力を使い、ダンジョン作成画面から構造物やモンスターを配置すると実際に生成される。
減ってしまった魔力を入手するには、やって来た人間を襲い奪うのだ。
そして、大量の魔力が貯ればそれを使って階層を増やす。
つまり、人間に来てもらう必要があるので難易度が高過ぎてもダメだし、最下層主となる自身が倒されてしまえばゲームオーバーなので簡単過ぎてもダメである。
『あとは、10階層づつに人間に有利な構造物が初期配置されてセーフゾーンになるから気を付けな』
『それはいいけど、勝負内容は?』
『まあ、そう慌てるな。このダンジョンの設定で最高なのが魔力の集め方なんだ』
魔力を集めるには人間を襲うのだが、その際に入手する体液をダンジョンに染み込ませる必要があるとのことだ。
体液は血液でもいいし、汗や涙でもいい。
『そしてもちろん……』
『ラブジュース!』
『おうイエーイ!』
『いやっほぉぉぉっ!』
馬鹿なモンスターどもは歓声を上げた。
為次はもっと訊きたいことや、調査したいこともあったが今はそれどころでは無い。
『はよはよ、勝負しようよ』
『マテマテ、もう少し話を聞くんだ』
『はよ』
現在このダンジョンには魔法少女が来ているそうだ。
彼女も転生者であり、魔法少女をはじめ勇者や賢者など転生者は特殊な職業になることが可能である。
その中でも魔法少女は特に膨大な魔力を有しており、回復量も半端ない。
まさに、ダンジョンマスターにとっては絶好の獲物である。
『メスはリサイクルするに限るってな』
『なるほど!』
『そして、完全に墜とした暁には……』
『うぉぉぉ…… 悪墜ち正義のヒロイン!』
『もちろん勝負の内容は……』
『うっしゃー! 触手の快楽生絞りを見せてやんよ!』
『こちとら、スライムの快楽漬け3年物にしたるで!』
勝負の内容は確認をするまでも無く、どちらが先に魔法少女を墜とせるかとなった。
堅い握手を交わし真剣な眼差しでお互いをライバルと認め合う。
しかし、傍から見れば気持ちの悪い二匹のモンスターが融合しようとしてるようにしか見えなかった。
それはさて置き、遂にエロモンスター最強決定戦が始まろうとしているのであった。
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