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第一章
第九話 交渉
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おはようございます。とてもいい朝ですね。私が百鬼家に居候させてもらって数週間がたちました。すごく快適でございますが多少恥ずかしい思いは致します。なぜなら服の着替えなど侍女たちが着替えさせようとするのです。今は自分で着替えてるけど、簡単な服(質素なシャツとズボン)にしたからね。なぜか簡単服にしたら侍女たちが泣いてた、何でだろう。あら話がそれたわね。ふふ朝のルーティンお紅茶はおいしゅうございます。そして豪華な食事など暖かいお風呂快適ですわ。
・・・・・・・・・・はっきり言ってヤバい!!!
そう!!わ・た・し・が!!!!
何故かって?はきっり言おう!ここはパラダイスだ!自堕落な生活しすぎて馬鹿な人間になってしまう。
よし!!あの人に相談しに行こう!!思い立ったら吉日。今すぐ行こう!
********
「・・・・・・それで体術や武器の使用法を教えてくれと?」
庵司おじさんはシンプルだけど高そうな家具の和風な部屋に書類仕事をしており、そこにはなぜか白髪の執事の人がいた。この人ちょっと苦手なんだよな・・・・・・・・おっと私が何故来たか説明したら、頭が痛いのか庵司おじさんは頭を手で押さえていた。執事の人はニコニコと同じ表情をしていて、全然表情が読めなかった。
「うん、教えてよ。庵司おじさん。体力は結構あるし、少しだけ体術できるけど変に過信したら負けそうだから」
「まてお前自身の力、‘‘蘇芳眼‘‘を使えばいいだろ」
「確かに蘇芳眼を使えばいいけれど、ずっと使っておくわけにはいかないからね。もしもの時に使えばいいんだよ。行き過ぎた力はその身を滅ぼしかねないからね」
「・・・・・・・・行き過ぎた力はその身を滅ぼしかねないか・・・・・・・・・・よし、分かったいいだろう」
庵司おじさんは目を細め私を見た。
「ほんと!!」
「ただし!一つ条件がある俺の次男坊の陽仁と一緒に訓練させる。この条件じゃなければ俺は却下させてもらう」
「陽仁って無表情の?」
私が負けず嫌いだと発覚した事件を起こした奴だ!ま、まぁだけど陽仁ってやつも意外と負けず嫌いだったな、ずっと振り返っているわけではなく私の方をちゃんと見てたから。
「あぁそうだ。無表情でお前と同じ年の男だ!まぁだけどこの条件を守らなければ私は教えられないな体術を」
庵司おじさんはニヤニヤしながら私を見た。
「・・・・・・・・・・それって絶対?」
私は今たぶん庵司おじさんを睨んでるだろう。なんでかって?庵司おじさんが私の顔を見たら滅茶苦茶嬉しそうに笑ったのよ。地味にウザい。
「あぁ絶対だよ」
「何で?次男と一緒に訓練するんだ??そんなに次男は体力ないの?」
「・・・・・・・・ま、まぁそうだな?・・・・・・・・・・反対に体力がありすぎて大体の者がついていけなくて有頂天になっているんだが」
「ん?庵司おじさん最後なんか行った?」
「いや何でもない。だがどうする?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハァァァァ・・・・・分かった。その代わり今日からね!」
やっぱり忘れてなかったか。
「あはは分かったよ。今日からでいいよ。昼ご飯を食べたら小豆沢に迎えに行かせよう。瑛菜クローゼットに半袖とは長ズボンが入ってると思うぞ」
小豆沢って誰かな?聞いたことない。そもそも名前を覚えるの苦手で使用人(侍女含め)の名前を教えられたけど一人しか覚えられない。
しかも人間だな。この人ここにいる人は全員、種族が鬼だから何故人間がいるのかな?
「月出様ご紹介が遅れました。私小豆沢 笙と申します。どうぞ小豆沢とお呼びください。敬語も使わなくて結構ですよ」
「ご丁寧にそうさせていただく。私の名前はつきで 瑛菜だ。私のことは瑛菜でいい」
私は小豆沢に考えを読まれないように笑顔を作った。
「ごめんね。書類仕事の邪魔だったでしょ。庵司おじさんまた午後で会おう」
「あぁ分かった」
私はふすまを開け部屋を出て行った。
***************
瑛菜が出て行った書斎
「小豆沢どうだった?」
庵司はチラリと小豆沢を見て書類を片付ける作業をし続けた。
「瑛菜様はすごいですね。私のことを見て警戒してると思いましたが、警戒してると全然わかりませんでした。しかも気持ちを悟らせないで笑顔を作ってましたね。そして最後気づきましたが私の行動を見ていましたね」
小豆沢は嬉しそうに笑っていた。
「ふぅいじめるのものたいがいにしろよ」
庵司は呆れるように小豆沢を見た。
「ふふ何を言っているのですか?いじめませんよ」
庵司は小豆沢の言葉に驚き目を開いて小豆沢を見た。小豆沢は庵司の行動を見てため息を吐いた。
「お坊ちゃま分かっておられませんね」
「お坊ちゃまはやめろ」
「瑛菜様は教えがいがありそうですよね?いじめてしまって百鬼家を出てしまわれたら意味がないのですよ」
小豆沢は楽しそうに目を細めていた。
「はぁ、狸め」
庵司は小豆沢の様子を見て、昔のことを思い出していた。まだ当主になる前に小豆沢に厳しく勉強させられたのだ。そう厳しく凄く。厳しく(二度目)
こいつ(小豆沢)はなまじ頭がよく私の父上に目をつけられ百鬼家に迎えられた。‘‘とこしえ‘‘は人間はいるんのは普通ないのだ。‘‘とこしえ‘‘は妖が住む世界でもあるが死者の国でもあるのため人間がいたら死者に体を乗っ取られるためだ。‘‘とこしえ‘‘に来る人間は絶対上位の妖を同伴しなければいけないのだ。上位の妖を付けさせるほど小豆沢は優秀なため‘‘とこしえ‘‘にいるわけだ。
「ふふふ分かっておられませんね。」
「何がわかってないんだ?」
「ふふふふふふ楽しいのですよ。瑛菜様を育てて相手を倒すときと言ったら、やめられないほどですよ」
小豆沢は頬を赤らめて笑った。庵司は小豆沢の様子にドン引きである。
「お、お前変なこと・・・・・す、するなよ・・・・・・・ハッ、だからお前昔から伝説の人物の暗殺と言われたのか!」
庵司は驚愕した目で小豆沢を見た。小豆沢はにっこりと笑って「さぁどうでしょう」といった。庵司は小豆沢の様子を見て、瑛菜はヤバい奴の興味を付けられたみたいだ。と遠い目をしながら考えていた。
・・・・・・・・・・はっきり言ってヤバい!!!
そう!!わ・た・し・が!!!!
何故かって?はきっり言おう!ここはパラダイスだ!自堕落な生活しすぎて馬鹿な人間になってしまう。
よし!!あの人に相談しに行こう!!思い立ったら吉日。今すぐ行こう!
********
「・・・・・・それで体術や武器の使用法を教えてくれと?」
庵司おじさんはシンプルだけど高そうな家具の和風な部屋に書類仕事をしており、そこにはなぜか白髪の執事の人がいた。この人ちょっと苦手なんだよな・・・・・・・・おっと私が何故来たか説明したら、頭が痛いのか庵司おじさんは頭を手で押さえていた。執事の人はニコニコと同じ表情をしていて、全然表情が読めなかった。
「うん、教えてよ。庵司おじさん。体力は結構あるし、少しだけ体術できるけど変に過信したら負けそうだから」
「まてお前自身の力、‘‘蘇芳眼‘‘を使えばいいだろ」
「確かに蘇芳眼を使えばいいけれど、ずっと使っておくわけにはいかないからね。もしもの時に使えばいいんだよ。行き過ぎた力はその身を滅ぼしかねないからね」
「・・・・・・・・行き過ぎた力はその身を滅ぼしかねないか・・・・・・・・・・よし、分かったいいだろう」
庵司おじさんは目を細め私を見た。
「ほんと!!」
「ただし!一つ条件がある俺の次男坊の陽仁と一緒に訓練させる。この条件じゃなければ俺は却下させてもらう」
「陽仁って無表情の?」
私が負けず嫌いだと発覚した事件を起こした奴だ!ま、まぁだけど陽仁ってやつも意外と負けず嫌いだったな、ずっと振り返っているわけではなく私の方をちゃんと見てたから。
「あぁそうだ。無表情でお前と同じ年の男だ!まぁだけどこの条件を守らなければ私は教えられないな体術を」
庵司おじさんはニヤニヤしながら私を見た。
「・・・・・・・・・・それって絶対?」
私は今たぶん庵司おじさんを睨んでるだろう。なんでかって?庵司おじさんが私の顔を見たら滅茶苦茶嬉しそうに笑ったのよ。地味にウザい。
「あぁ絶対だよ」
「何で?次男と一緒に訓練するんだ??そんなに次男は体力ないの?」
「・・・・・・・・ま、まぁそうだな?・・・・・・・・・・反対に体力がありすぎて大体の者がついていけなくて有頂天になっているんだが」
「ん?庵司おじさん最後なんか行った?」
「いや何でもない。だがどうする?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハァァァァ・・・・・分かった。その代わり今日からね!」
やっぱり忘れてなかったか。
「あはは分かったよ。今日からでいいよ。昼ご飯を食べたら小豆沢に迎えに行かせよう。瑛菜クローゼットに半袖とは長ズボンが入ってると思うぞ」
小豆沢って誰かな?聞いたことない。そもそも名前を覚えるの苦手で使用人(侍女含め)の名前を教えられたけど一人しか覚えられない。
しかも人間だな。この人ここにいる人は全員、種族が鬼だから何故人間がいるのかな?
「月出様ご紹介が遅れました。私小豆沢 笙と申します。どうぞ小豆沢とお呼びください。敬語も使わなくて結構ですよ」
「ご丁寧にそうさせていただく。私の名前はつきで 瑛菜だ。私のことは瑛菜でいい」
私は小豆沢に考えを読まれないように笑顔を作った。
「ごめんね。書類仕事の邪魔だったでしょ。庵司おじさんまた午後で会おう」
「あぁ分かった」
私はふすまを開け部屋を出て行った。
***************
瑛菜が出て行った書斎
「小豆沢どうだった?」
庵司はチラリと小豆沢を見て書類を片付ける作業をし続けた。
「瑛菜様はすごいですね。私のことを見て警戒してると思いましたが、警戒してると全然わかりませんでした。しかも気持ちを悟らせないで笑顔を作ってましたね。そして最後気づきましたが私の行動を見ていましたね」
小豆沢は嬉しそうに笑っていた。
「ふぅいじめるのものたいがいにしろよ」
庵司は呆れるように小豆沢を見た。
「ふふ何を言っているのですか?いじめませんよ」
庵司は小豆沢の言葉に驚き目を開いて小豆沢を見た。小豆沢は庵司の行動を見てため息を吐いた。
「お坊ちゃま分かっておられませんね」
「お坊ちゃまはやめろ」
「瑛菜様は教えがいがありそうですよね?いじめてしまって百鬼家を出てしまわれたら意味がないのですよ」
小豆沢は楽しそうに目を細めていた。
「はぁ、狸め」
庵司は小豆沢の様子を見て、昔のことを思い出していた。まだ当主になる前に小豆沢に厳しく勉強させられたのだ。そう厳しく凄く。厳しく(二度目)
こいつ(小豆沢)はなまじ頭がよく私の父上に目をつけられ百鬼家に迎えられた。‘‘とこしえ‘‘は人間はいるんのは普通ないのだ。‘‘とこしえ‘‘は妖が住む世界でもあるが死者の国でもあるのため人間がいたら死者に体を乗っ取られるためだ。‘‘とこしえ‘‘に来る人間は絶対上位の妖を同伴しなければいけないのだ。上位の妖を付けさせるほど小豆沢は優秀なため‘‘とこしえ‘‘にいるわけだ。
「ふふふ分かっておられませんね。」
「何がわかってないんだ?」
「ふふふふふふ楽しいのですよ。瑛菜様を育てて相手を倒すときと言ったら、やめられないほどですよ」
小豆沢は頬を赤らめて笑った。庵司は小豆沢の様子にドン引きである。
「お、お前変なこと・・・・・す、するなよ・・・・・・・ハッ、だからお前昔から伝説の人物の暗殺と言われたのか!」
庵司は驚愕した目で小豆沢を見た。小豆沢はにっこりと笑って「さぁどうでしょう」といった。庵司は小豆沢の様子を見て、瑛菜はヤバい奴の興味を付けられたみたいだ。と遠い目をしながら考えていた。
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・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
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