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事前準備の少年時代
食の大革命
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結論から言うと、僕が伝えた甘味、塩、香辛料は全て有用と実証されることとなった。
特に塩と甘味(砂糖)は8割以上他国からの輸入に頼っていたため自国生産の目処が立てば莫大な利益を産むとかなり喜ばれた。
まぁその塩については知識としてはもう少し効率の良い塩田等があるのだが俺も詳しくは知らないからそこは父上達に頑張ってもらいたい。
甘味は水飴いわゆる麦芽糖を伝えてみていた。この国の主食はパン。つまり小麦の生産が多い。
そして家畜の餌などで芋類も多く生産されている。生産量が多いとどうしても出荷前に発芽してしまう麦も多く、そう言ったものは肥料となっていた。
そんな麦芽から作れるということでロスとなっていたものが一転して価値あるものに変わったのだ。
味は砂糖に比べれば苦味があるなどで劣る。しかし安価で容易に作れるとして今までほとんど甘味が口に入らなかった平民にも手軽に作成できる。
苦味も混ぜ合わせればそこまで気にするほどでもないため、高価であった砂糖の代用品としては十分に使えると料理長の太鼓判を貰えた。
最後に香辛料。胡椒等の殆どの木の実は食用に適さないとされていた。
唐辛子等の辛味や匂いの強いものは魔物避けや害獣避けには使われていたが食用には使われていない。
それらの使い方なんかも料理の趣味の範囲で知識があったので教えてみた。
これについては父上達も半信半疑だったのだが僕の指示通りに用意されたものに対して料理長にレシピを渡して料理してもらったところ出来上がったものをものすごく感動された。
今では王城の料理番達は新たに用意された調味料の数々を使い日夜新しい料理研究の毎日だ。
王国に食の大革命が起きたと言っていい。
「まったく。お前が突然倒れた時はどれほどの凶事かと思ったがとんでもない吉兆だったのだな。」
そう微笑んだ父上の瞼には薄らくまが出来ていた。
「何か褒美を与えんとな。何が欲しい。」
そう聞かれた僕は少し考え、父上に伝えた。
----------
数日後、僕はとある目的で数人の人を招待したお茶会を開いた。
1人は当然オプスキュリテ嬢だ。その他はゲーム内で彼女の取り巻きとなる双子の子爵令嬢リッタとロッタことリーゼロッタ嬢とローゼリッタ嬢。
そしてゲームの攻略対象となっている弟のオルノワール、南の砂の国出身で大商人の息子のベルジョーンヌ殿だ。
「ようこそみなさん。突然の呼びかけにも関わらず出席いただき感謝します。」
父上に褒美としてもらったのはこのリッタ嬢、ロッタ嬢とジョーンヌ殿の招待だった。
リッタとロッタはゲーム内でオプスキュリテの取り巻きとして、主人公に嫌がらせをするという嫌われ者の役割をしていた。
公爵令嬢である彼女の権力を笠にきてあれこれやらかすのだがその傾向が既にあるかを見極めようと思っていた。
ジョーンヌは褐色肌のイケメンプレイボーイキャラだが商才に長け、自分や家の商会に利益があることなら見逃さない抜け目がない性格をしている。
そのため彼メインのシナリオでは他の攻略対象を貶めるようなこともする中々の腹黒キャラだった。
今回彼を呼んだのは動き出した調味料の需要、特に砂糖のためだ。
この国の砂糖の輸入元はほとんど砂の国だ。砂の国というが彼の国の半分は高温多湿で原料となるサトウキビが豊富で、主産業が砂糖の生産なのだ。
しかし今回の麦芽糖が軌道に乗れば貴族はともかく平民や平民向けの食堂からの需要は一気に下がる。
貴族には一定の需要が残るとはいえ需要が下がれば取引の単価も下げざるを得なくなり、彼の商会の損失となりかねない。
ゲーム内の性格そのままであるなら余計な恨みを買ってしまいかねないから早めに手を打とうと思ったのだ。
一通り挨拶を済ませたところで僕はお茶会の本当の目的を語ることにした。
「今回皆さんをお招きしたのはこれからお出しする新作のお茶菓子について試食をしてもらおうと思ったのです。」
僕の合図と共に彼らの前に同じお菓子の乗った皿が2皿ずつ用意された。
「これは小麦粉にとある材料を使用し、柔らかい食感にしたお菓子でスコーンと名付けました。
甘さをかなり控えめにしていますので夕食のパンの代わりになり得るかもしれませんね。
それが何故別々に置かれているか。まずはそのままで食べ比べてみてください。」
僕の言葉をきいてそれぞれが1口ずつスコーン食べ味を確認する。
「「柔らかい・・・」」
双子はその柔らかさに驚いているようだ。この日のために天然酵母を作り、柔らかい白パンが作れるようにした甲斐があった。
「同じぐらいの甘さ・・・ですが、少し風味が違いますね。こっちのは少し苦味が後味に残る。」
流石ジョーンヌ殿だ。舌が肥えてる。
「流石ベルジョーンヌ殿ですね。おっしゃる通り、このスコーンは1つだけ違う材料がそれぞれに使われています。
それがこちらです。」
少し茶色い粘り気のある液体が入った瓶をテーブルに置く。
「麦芽糖という安価に生産ができる砂糖の代用品です。ベルジョーンヌ殿がおっしゃる通り砂糖とは違い少し苦味がありますが十分に代わりをつとめられるのは皆さんの感じた通りでしょう。」
僕の言葉にジョーンヌ殿は驚愕の表情を浮かべた。
「現在この麦芽糖の量産が始まっています。安価なこの麦芽糖は近い将来この国の平民にも広く広まるでしょう。」
僕の言葉の真意に彼はすぐに気付いたらしくかなり焦りを見せている。
「この苦味が苦手でしたら果物を煮詰めたものを乗せるなどすればその苦味も殆ど感じられなくなります。
・・・続いて、こちらをお召し上がりください。」
僕の助言に双子は用意されていたジャムを乗せると目を輝かせて食べ始めた。
オプスキュリテ嬢も自分好みの甘さに調整できるため楽しんでいるようだ。
皿が開くのを確認して次のお菓子を用意させる。
それは黒い粒が練り込まれたクッキーだった。
それをそれぞれ1枚齧った瞬間全員が驚きの表情を見せる。
「なにこれ、舌がピリッとする?」
「でも、おいしいよ?もっと食べたくなる。」
双子の感想は率直で助かる。この2人は実はそんなに悪い子ではないのかもしれない。
しかしそうなるとゲームでは何故あんな性格になってしまったんだ?
「殿下・・・この黒い粒は一体・・・」
辛さの正体に気付いたジョーンヌ殿が尋ねる。
「それはこれを乾燥させた物を細かく砕いたものです。」
「それは黒胡椒!?」
僕の出した瓶の中身に気付き更に驚きの声をあげる。
「そうです。毒はありませんが食用には不向きと言われているこの黒胡椒ですが、乾燥させて粉砕したものを他の食材に混ぜ込むとこの通り風味豊かで程よい辛味を生み出すことがわかったのです。
これらは既存の料理に文字通り刺激を与えるとして現在さまざまな食用に向かなかった食材を集め研究が行われています。」
僕がそこまで言うと彼は何かを悟り、感動の笑みを浮かべた。
「殿下が面識もない私をこのような場に招待した理由がようやくわかりました。」
そう言って彼は僕に手を差し出す。
「えぇ。先程の麦芽糖とこの黒胡椒。このどちらもベルジョーンヌ殿のお父上とベルジョーンヌ殿の協力が欠かせないと私は判断しました。
ご協力いただけますか?」
差し出された手を取り尋ねる。
「是非とも。必ずや父を説得してみせましょう。」
ここに僕と彼の間に友誼が結ばれることとなった。
程なくお茶会は解散となったが僕はオプスキュリテ嬢だけにもう少しお話がしたいとお願いをした。
「いかがでしたか?約束通りにあなたのお口に合いましたでしょうか。」
小さなテーブルに移動した僕たちは、お互いの距離を縮めながら尋ねる。
「殿下は変わりましたわね。以前の殿下は私なんてあまり興味がなさそうでしたのに。」
私の記憶では確かに彼女の言う通り僕は彼女とあまり交流を持っていなかった。
それは彼女に興味がなかったのではなく、授業の毎日に追われ、他の事を考える余裕がなかっただけなんだが
もしかしたらそれがゲーム内で起きたような彼女との心のすれ違いを招いたのかもしれない。
「次代の王になるためと思い、毎日教養に励んでいました。しかし、あの日激しい頭痛の中で思い浮かんだものの中にあなたの顔があった。
あなたはいつも何かつまらなさそうで、そんなあなたを僕は笑顔にしたい。そう思ってしまったんです。」
これは私の記憶をみた俺の感想だった。転生前からも俺は主人公よりも彼女の方がブランシュの結婚相手に相応しいと思っていた。
転生してそれまでの記憶を見た俺は彼女に強く惹かれた。つまらない顔をしている彼女の笑顔が見たくなった。
「ななななにをおっしゃってるんです!!」
俺の言葉に彼女は顔を真っ赤にして狼狽えた。あぁ、また新しい表情が見れた。
「やはり、あなたは可愛らしい。」
濃い茶色の髪を掬い上げ、その毛先に唇を落とす。俺には考えられない気障ったらしいその行動も王子の私にはすんなりできてしまった。
「おおお遅くなってしまいますので!し・・・失礼しましゅ!」
慌てたように立ち上がり足早に去っていく彼女を僕は愛おしげに見つめ続けた。
特に塩と甘味(砂糖)は8割以上他国からの輸入に頼っていたため自国生産の目処が立てば莫大な利益を産むとかなり喜ばれた。
まぁその塩については知識としてはもう少し効率の良い塩田等があるのだが俺も詳しくは知らないからそこは父上達に頑張ってもらいたい。
甘味は水飴いわゆる麦芽糖を伝えてみていた。この国の主食はパン。つまり小麦の生産が多い。
そして家畜の餌などで芋類も多く生産されている。生産量が多いとどうしても出荷前に発芽してしまう麦も多く、そう言ったものは肥料となっていた。
そんな麦芽から作れるということでロスとなっていたものが一転して価値あるものに変わったのだ。
味は砂糖に比べれば苦味があるなどで劣る。しかし安価で容易に作れるとして今までほとんど甘味が口に入らなかった平民にも手軽に作成できる。
苦味も混ぜ合わせればそこまで気にするほどでもないため、高価であった砂糖の代用品としては十分に使えると料理長の太鼓判を貰えた。
最後に香辛料。胡椒等の殆どの木の実は食用に適さないとされていた。
唐辛子等の辛味や匂いの強いものは魔物避けや害獣避けには使われていたが食用には使われていない。
それらの使い方なんかも料理の趣味の範囲で知識があったので教えてみた。
これについては父上達も半信半疑だったのだが僕の指示通りに用意されたものに対して料理長にレシピを渡して料理してもらったところ出来上がったものをものすごく感動された。
今では王城の料理番達は新たに用意された調味料の数々を使い日夜新しい料理研究の毎日だ。
王国に食の大革命が起きたと言っていい。
「まったく。お前が突然倒れた時はどれほどの凶事かと思ったがとんでもない吉兆だったのだな。」
そう微笑んだ父上の瞼には薄らくまが出来ていた。
「何か褒美を与えんとな。何が欲しい。」
そう聞かれた僕は少し考え、父上に伝えた。
----------
数日後、僕はとある目的で数人の人を招待したお茶会を開いた。
1人は当然オプスキュリテ嬢だ。その他はゲーム内で彼女の取り巻きとなる双子の子爵令嬢リッタとロッタことリーゼロッタ嬢とローゼリッタ嬢。
そしてゲームの攻略対象となっている弟のオルノワール、南の砂の国出身で大商人の息子のベルジョーンヌ殿だ。
「ようこそみなさん。突然の呼びかけにも関わらず出席いただき感謝します。」
父上に褒美としてもらったのはこのリッタ嬢、ロッタ嬢とジョーンヌ殿の招待だった。
リッタとロッタはゲーム内でオプスキュリテの取り巻きとして、主人公に嫌がらせをするという嫌われ者の役割をしていた。
公爵令嬢である彼女の権力を笠にきてあれこれやらかすのだがその傾向が既にあるかを見極めようと思っていた。
ジョーンヌは褐色肌のイケメンプレイボーイキャラだが商才に長け、自分や家の商会に利益があることなら見逃さない抜け目がない性格をしている。
そのため彼メインのシナリオでは他の攻略対象を貶めるようなこともする中々の腹黒キャラだった。
今回彼を呼んだのは動き出した調味料の需要、特に砂糖のためだ。
この国の砂糖の輸入元はほとんど砂の国だ。砂の国というが彼の国の半分は高温多湿で原料となるサトウキビが豊富で、主産業が砂糖の生産なのだ。
しかし今回の麦芽糖が軌道に乗れば貴族はともかく平民や平民向けの食堂からの需要は一気に下がる。
貴族には一定の需要が残るとはいえ需要が下がれば取引の単価も下げざるを得なくなり、彼の商会の損失となりかねない。
ゲーム内の性格そのままであるなら余計な恨みを買ってしまいかねないから早めに手を打とうと思ったのだ。
一通り挨拶を済ませたところで僕はお茶会の本当の目的を語ることにした。
「今回皆さんをお招きしたのはこれからお出しする新作のお茶菓子について試食をしてもらおうと思ったのです。」
僕の合図と共に彼らの前に同じお菓子の乗った皿が2皿ずつ用意された。
「これは小麦粉にとある材料を使用し、柔らかい食感にしたお菓子でスコーンと名付けました。
甘さをかなり控えめにしていますので夕食のパンの代わりになり得るかもしれませんね。
それが何故別々に置かれているか。まずはそのままで食べ比べてみてください。」
僕の言葉をきいてそれぞれが1口ずつスコーン食べ味を確認する。
「「柔らかい・・・」」
双子はその柔らかさに驚いているようだ。この日のために天然酵母を作り、柔らかい白パンが作れるようにした甲斐があった。
「同じぐらいの甘さ・・・ですが、少し風味が違いますね。こっちのは少し苦味が後味に残る。」
流石ジョーンヌ殿だ。舌が肥えてる。
「流石ベルジョーンヌ殿ですね。おっしゃる通り、このスコーンは1つだけ違う材料がそれぞれに使われています。
それがこちらです。」
少し茶色い粘り気のある液体が入った瓶をテーブルに置く。
「麦芽糖という安価に生産ができる砂糖の代用品です。ベルジョーンヌ殿がおっしゃる通り砂糖とは違い少し苦味がありますが十分に代わりをつとめられるのは皆さんの感じた通りでしょう。」
僕の言葉にジョーンヌ殿は驚愕の表情を浮かべた。
「現在この麦芽糖の量産が始まっています。安価なこの麦芽糖は近い将来この国の平民にも広く広まるでしょう。」
僕の言葉の真意に彼はすぐに気付いたらしくかなり焦りを見せている。
「この苦味が苦手でしたら果物を煮詰めたものを乗せるなどすればその苦味も殆ど感じられなくなります。
・・・続いて、こちらをお召し上がりください。」
僕の助言に双子は用意されていたジャムを乗せると目を輝かせて食べ始めた。
オプスキュリテ嬢も自分好みの甘さに調整できるため楽しんでいるようだ。
皿が開くのを確認して次のお菓子を用意させる。
それは黒い粒が練り込まれたクッキーだった。
それをそれぞれ1枚齧った瞬間全員が驚きの表情を見せる。
「なにこれ、舌がピリッとする?」
「でも、おいしいよ?もっと食べたくなる。」
双子の感想は率直で助かる。この2人は実はそんなに悪い子ではないのかもしれない。
しかしそうなるとゲームでは何故あんな性格になってしまったんだ?
「殿下・・・この黒い粒は一体・・・」
辛さの正体に気付いたジョーンヌ殿が尋ねる。
「それはこれを乾燥させた物を細かく砕いたものです。」
「それは黒胡椒!?」
僕の出した瓶の中身に気付き更に驚きの声をあげる。
「そうです。毒はありませんが食用には不向きと言われているこの黒胡椒ですが、乾燥させて粉砕したものを他の食材に混ぜ込むとこの通り風味豊かで程よい辛味を生み出すことがわかったのです。
これらは既存の料理に文字通り刺激を与えるとして現在さまざまな食用に向かなかった食材を集め研究が行われています。」
僕がそこまで言うと彼は何かを悟り、感動の笑みを浮かべた。
「殿下が面識もない私をこのような場に招待した理由がようやくわかりました。」
そう言って彼は僕に手を差し出す。
「えぇ。先程の麦芽糖とこの黒胡椒。このどちらもベルジョーンヌ殿のお父上とベルジョーンヌ殿の協力が欠かせないと私は判断しました。
ご協力いただけますか?」
差し出された手を取り尋ねる。
「是非とも。必ずや父を説得してみせましょう。」
ここに僕と彼の間に友誼が結ばれることとなった。
程なくお茶会は解散となったが僕はオプスキュリテ嬢だけにもう少しお話がしたいとお願いをした。
「いかがでしたか?約束通りにあなたのお口に合いましたでしょうか。」
小さなテーブルに移動した僕たちは、お互いの距離を縮めながら尋ねる。
「殿下は変わりましたわね。以前の殿下は私なんてあまり興味がなさそうでしたのに。」
私の記憶では確かに彼女の言う通り僕は彼女とあまり交流を持っていなかった。
それは彼女に興味がなかったのではなく、授業の毎日に追われ、他の事を考える余裕がなかっただけなんだが
もしかしたらそれがゲーム内で起きたような彼女との心のすれ違いを招いたのかもしれない。
「次代の王になるためと思い、毎日教養に励んでいました。しかし、あの日激しい頭痛の中で思い浮かんだものの中にあなたの顔があった。
あなたはいつも何かつまらなさそうで、そんなあなたを僕は笑顔にしたい。そう思ってしまったんです。」
これは私の記憶をみた俺の感想だった。転生前からも俺は主人公よりも彼女の方がブランシュの結婚相手に相応しいと思っていた。
転生してそれまでの記憶を見た俺は彼女に強く惹かれた。つまらない顔をしている彼女の笑顔が見たくなった。
「ななななにをおっしゃってるんです!!」
俺の言葉に彼女は顔を真っ赤にして狼狽えた。あぁ、また新しい表情が見れた。
「やはり、あなたは可愛らしい。」
濃い茶色の髪を掬い上げ、その毛先に唇を落とす。俺には考えられない気障ったらしいその行動も王子の私にはすんなりできてしまった。
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