8 / 182
小豆坂の戦い
しおりを挟む
尾張国の古渡城――十年以上前に築かれた、比較的新しい城であり、尾張の虎と評される織田信秀の居城である。また信長にとって思い出深い城だった。何故ならここで彼は元服したのだ。
犬千代は軍議の間から二部屋離れた一室で、信長の帰りを待っていた。彼の身分を考えれば、今川家の進攻という最重要な軍議には参加できない。犬千代ははたして若も出陣するのか、そしてそれに自分も従軍するのか、それらが気になっていた。
信長がしばらくして犬千代が待つ部屋へとやってきた。まだそう長くない付き合いの犬千代でも、信長が不機嫌そうなのは一目で分かった。
「犬千代! 那古野城に帰るぞ!」
「若! 軍議はどうなったんですか?」
犬千代の問いにますます不機嫌になった信長。苛立ちを隠さず大声で「那古野城で待機せよと命じられた!」と喚いた。
「な、なに!? どうしてだ!?」
「大方、初陣を済ませたばかりの若造には任せられんとか、親父が討ち死にしたら跡を継げるようにとか、そんなたわけた理由よ!」
実際のところ、その二つの理由は筋が通っている。うつけのふりをしているが、信長はそれらを合理的だと認められる頭脳を持っていた。しかし、これとそれとは違う。いくら合理的とはいえ――自分が信用されていない気がしてならなかった。
「くそ! 俺に兄上の軍勢の半分でも任せてくれたら――」
兄上というのは信長の兄、信広のことである。四歳年上の長兄だが側室の子であるため、跡継ぎに指名されていない。
その信広は信秀に先陣を任されていた。それなのに、自分は那古野城で待機せよと命じられた。信長にとっては屈辱的だった。
「若……」
「しかし、愚痴っても仕方あるまい。戻るぞ」
信長に従って犬千代は古渡城から出て那古野城に戻る。その道中、信長の表情が晴れることは決してなかった。
那古野城に着くなり、部屋に引きこもってしまった信長。犬千代が小姓たちに話した事情を、他の小姓から聞いた内蔵助はしばし考える。小豆坂が主戦場とのことだから、この戦は小豆坂の戦いになるはずだ。確か、信長は参戦しなかったと記憶している。ちなみに小豆坂での戦は二度目で、初回の戦で小豆のように血で染まったから、小豆坂と呼ばれるようになった。
もし、自分が進言して小豆坂の戦いに参戦させたらどうなるのだろうか? もしかすると信長は討たれてしまうかもしれない。そうなったら今までの苦労は水の泡となる。ここは何も言わずに黙って見守るのが得策か……
しかし彼の思惑と異なった行動を取る者がいた。それは犬千代である。彼はうじうじしている信長を見たくなかった。うつけのふりをするのは良い、だが従いたくない命令に従う信長を見たくなかったのだ。
だから、内蔵助が竹千代に槍を教えている最中に、犬千代は信長の部屋を訪れた。
「御免! 若、いますか?」
「なんだ犬千代? 呼んだ覚えはないぞ」
信長は布団も敷かず、不満そうに横になっていた。つまりは不貞寝である。犬千代はそんな信長に「だらしない格好しないでくださいよ」と文句を言いつつ正座をした。
「若。小豆坂に行かないんですか?」
「……兵も無いのに、行っても仕方ないだろ」
「俺たち小姓がいますよ。それに、戦いに行くことが目的じゃないです」
犬千代の言葉に何か興味をそそられたのか、耳を傾け始める信長。そして「目的? 何を考えている?」と訊ねた。
犬千代は快活に笑って答えた。
「戦見物に行きましょう。部屋に閉じこもってつまんなそうにしているより、よっぽど健全ですよ」
信長は起き上がって犬千代の顔をじっと見続けた。まるで穴が開きそうなくらいだった。犬千代の言っていることを咀嚼しているようでもあった。しばらく見つめ合う二人。そして信長は大笑いした。犬千代が好きな笑い方だった。
「はははは! 親父が死ねば織田家が滅ぶという戦を見物にしに行くか! それは面白いなあ、犬千代!」
それからの信長の行動は早かった。新介や小平太などの小姓を呼んで「戦見物じゃあ!」と騒ぎ立てる。小姓は驚いたが、別室にいた内蔵助はもっと驚いた。
「戦見物? 史書には載っていないが、信長がそんなことをしていたのか?」
そう考える内蔵助だが、犬千代の進言とは思わない。まあこの時期の信長ならありえてもおかしくないと判断した。一方で信長の性格上、引きこもったままもありえたなと思ったのだが。
◆◇◆◇
犬千代と内蔵助、そして小姓たちを連れて信長は小豆坂へと向かった。もちろん、戦場に近づく真似はしない。遠くから全体を眺めるために、小高い丘を登る。
信長は小豆坂の地形の厄介さを感じた。松の木が多く、勾配の大きい坂。それによって互いの軍隊の動きが読めなくなる。
そうした状況の中、戦は唐突に始まる――
今川家の大将は黒衣の宰相と謳われた、今川家の軍師である太原(たいげん)雪斎(せっさい)だった。こちらの先陣である信広の部隊と接触し、交戦状態になる。初めは地の利を取った今川家が優勢だったが、信広が信秀と連携し、徐々に押し返す。
「すげえな……」
犬千代は目の前で繰り広げられている戦――殺し合いを見て、ガタガタ震えだした。飛び散る血。怒声と悲鳴。無慈悲に消えゆく命。
内蔵助も歴史のゲームでは表現されなかった、現実の殺人を目の当たりにして、恐怖を感じていた。この場にいたくないと思った。
でも、二人は立ち向かわなければならないと己を奮え立たせた。
周りの小姓たちは黙り込んでしまう。戦の訓練はしているものの、度胸はまだ身についていない。彼らは真剣に命のやりとりをしたことが無い者である。当然だった。
気がつくと信秀の軍勢が今川家を押していた。誰の目から見ても、優勢である。小姓たちは「お屋形様の勝ちだ!」と騒ぎ出す。
「……親父の負けだな」
犬千代と内蔵助、そして小姓たちは信長の悲しげな声でハッとする。信長はうな垂れていていた。信秀の負けを確信しているようだった。
「見ろ! 伏兵だ!」
小姓の一人が大声で喚いた。戦場を見ると今川家の伏兵が織田家の軍勢の側面を突いていた。内蔵助は信長の視野の広さに驚いていた。それ以上に、冷静に戦場を見ていたことに驚愕した。初陣を果たしたとはいえ、戦場で繰り広げられる殺し合いに動揺せず、今川家の策を読み取るのは、並みの度胸ではできない。
「……帰るぞ!」
信長は小姓たちに呼びかけた。これ以上見るのは無駄と言わんばかりの行動だった。
犬千代は「もういいのですか?」と訊ねる。
「ああ。見るべきものは見た。尾張国の軍勢の問題と課題も見えた」
「問題と課題?」
「ああ。尾張国の兵は弱兵だということだ。せっかくの優勢を生かしきれなかったのはそのせいだ」
事実、そう言われていたのだが、実際見ると信長は顕著に分かった。
「それに兵も少なすぎる。もっと兵を強くし、数を増やさなければならん」
「それは、そうですけど。どうするんですか?」
犬千代の問いに信長は「今は分からん!」とはっきりと言った。犬千代が絶句する中、信長は以前よりもやる気に満ちた表情になった。
「だが知恵を巡らせ、工夫を考えれば、必ず解決できる!」
「…………」
「犬千代。お前も手伝え!」
犬千代は頬を掻きながら「俺は馬鹿だから良い知恵出ませんけど」と言いつつ、彼の中にもやる気が出てきた。
「若が考えた工夫を実行できる身体は、このとおりあります。好きなように使ってください」
「で、あるか! ではさっそく那古野城に戻って考えるぞ!」
こうして、信長の思考と意識が変えた小豆坂の戦いは終わった。
しかしこの戦で変わったのは信長だけではない。
現実の戦を見て、覚悟を新たにした犬千代。
恐れながらも立ち向かう決意をした内蔵助。
その覚悟と決意、人はそれを勇気と呼ぶ――
犬千代は軍議の間から二部屋離れた一室で、信長の帰りを待っていた。彼の身分を考えれば、今川家の進攻という最重要な軍議には参加できない。犬千代ははたして若も出陣するのか、そしてそれに自分も従軍するのか、それらが気になっていた。
信長がしばらくして犬千代が待つ部屋へとやってきた。まだそう長くない付き合いの犬千代でも、信長が不機嫌そうなのは一目で分かった。
「犬千代! 那古野城に帰るぞ!」
「若! 軍議はどうなったんですか?」
犬千代の問いにますます不機嫌になった信長。苛立ちを隠さず大声で「那古野城で待機せよと命じられた!」と喚いた。
「な、なに!? どうしてだ!?」
「大方、初陣を済ませたばかりの若造には任せられんとか、親父が討ち死にしたら跡を継げるようにとか、そんなたわけた理由よ!」
実際のところ、その二つの理由は筋が通っている。うつけのふりをしているが、信長はそれらを合理的だと認められる頭脳を持っていた。しかし、これとそれとは違う。いくら合理的とはいえ――自分が信用されていない気がしてならなかった。
「くそ! 俺に兄上の軍勢の半分でも任せてくれたら――」
兄上というのは信長の兄、信広のことである。四歳年上の長兄だが側室の子であるため、跡継ぎに指名されていない。
その信広は信秀に先陣を任されていた。それなのに、自分は那古野城で待機せよと命じられた。信長にとっては屈辱的だった。
「若……」
「しかし、愚痴っても仕方あるまい。戻るぞ」
信長に従って犬千代は古渡城から出て那古野城に戻る。その道中、信長の表情が晴れることは決してなかった。
那古野城に着くなり、部屋に引きこもってしまった信長。犬千代が小姓たちに話した事情を、他の小姓から聞いた内蔵助はしばし考える。小豆坂が主戦場とのことだから、この戦は小豆坂の戦いになるはずだ。確か、信長は参戦しなかったと記憶している。ちなみに小豆坂での戦は二度目で、初回の戦で小豆のように血で染まったから、小豆坂と呼ばれるようになった。
もし、自分が進言して小豆坂の戦いに参戦させたらどうなるのだろうか? もしかすると信長は討たれてしまうかもしれない。そうなったら今までの苦労は水の泡となる。ここは何も言わずに黙って見守るのが得策か……
しかし彼の思惑と異なった行動を取る者がいた。それは犬千代である。彼はうじうじしている信長を見たくなかった。うつけのふりをするのは良い、だが従いたくない命令に従う信長を見たくなかったのだ。
だから、内蔵助が竹千代に槍を教えている最中に、犬千代は信長の部屋を訪れた。
「御免! 若、いますか?」
「なんだ犬千代? 呼んだ覚えはないぞ」
信長は布団も敷かず、不満そうに横になっていた。つまりは不貞寝である。犬千代はそんな信長に「だらしない格好しないでくださいよ」と文句を言いつつ正座をした。
「若。小豆坂に行かないんですか?」
「……兵も無いのに、行っても仕方ないだろ」
「俺たち小姓がいますよ。それに、戦いに行くことが目的じゃないです」
犬千代の言葉に何か興味をそそられたのか、耳を傾け始める信長。そして「目的? 何を考えている?」と訊ねた。
犬千代は快活に笑って答えた。
「戦見物に行きましょう。部屋に閉じこもってつまんなそうにしているより、よっぽど健全ですよ」
信長は起き上がって犬千代の顔をじっと見続けた。まるで穴が開きそうなくらいだった。犬千代の言っていることを咀嚼しているようでもあった。しばらく見つめ合う二人。そして信長は大笑いした。犬千代が好きな笑い方だった。
「はははは! 親父が死ねば織田家が滅ぶという戦を見物にしに行くか! それは面白いなあ、犬千代!」
それからの信長の行動は早かった。新介や小平太などの小姓を呼んで「戦見物じゃあ!」と騒ぎ立てる。小姓は驚いたが、別室にいた内蔵助はもっと驚いた。
「戦見物? 史書には載っていないが、信長がそんなことをしていたのか?」
そう考える内蔵助だが、犬千代の進言とは思わない。まあこの時期の信長ならありえてもおかしくないと判断した。一方で信長の性格上、引きこもったままもありえたなと思ったのだが。
◆◇◆◇
犬千代と内蔵助、そして小姓たちを連れて信長は小豆坂へと向かった。もちろん、戦場に近づく真似はしない。遠くから全体を眺めるために、小高い丘を登る。
信長は小豆坂の地形の厄介さを感じた。松の木が多く、勾配の大きい坂。それによって互いの軍隊の動きが読めなくなる。
そうした状況の中、戦は唐突に始まる――
今川家の大将は黒衣の宰相と謳われた、今川家の軍師である太原(たいげん)雪斎(せっさい)だった。こちらの先陣である信広の部隊と接触し、交戦状態になる。初めは地の利を取った今川家が優勢だったが、信広が信秀と連携し、徐々に押し返す。
「すげえな……」
犬千代は目の前で繰り広げられている戦――殺し合いを見て、ガタガタ震えだした。飛び散る血。怒声と悲鳴。無慈悲に消えゆく命。
内蔵助も歴史のゲームでは表現されなかった、現実の殺人を目の当たりにして、恐怖を感じていた。この場にいたくないと思った。
でも、二人は立ち向かわなければならないと己を奮え立たせた。
周りの小姓たちは黙り込んでしまう。戦の訓練はしているものの、度胸はまだ身についていない。彼らは真剣に命のやりとりをしたことが無い者である。当然だった。
気がつくと信秀の軍勢が今川家を押していた。誰の目から見ても、優勢である。小姓たちは「お屋形様の勝ちだ!」と騒ぎ出す。
「……親父の負けだな」
犬千代と内蔵助、そして小姓たちは信長の悲しげな声でハッとする。信長はうな垂れていていた。信秀の負けを確信しているようだった。
「見ろ! 伏兵だ!」
小姓の一人が大声で喚いた。戦場を見ると今川家の伏兵が織田家の軍勢の側面を突いていた。内蔵助は信長の視野の広さに驚いていた。それ以上に、冷静に戦場を見ていたことに驚愕した。初陣を果たしたとはいえ、戦場で繰り広げられる殺し合いに動揺せず、今川家の策を読み取るのは、並みの度胸ではできない。
「……帰るぞ!」
信長は小姓たちに呼びかけた。これ以上見るのは無駄と言わんばかりの行動だった。
犬千代は「もういいのですか?」と訊ねる。
「ああ。見るべきものは見た。尾張国の軍勢の問題と課題も見えた」
「問題と課題?」
「ああ。尾張国の兵は弱兵だということだ。せっかくの優勢を生かしきれなかったのはそのせいだ」
事実、そう言われていたのだが、実際見ると信長は顕著に分かった。
「それに兵も少なすぎる。もっと兵を強くし、数を増やさなければならん」
「それは、そうですけど。どうするんですか?」
犬千代の問いに信長は「今は分からん!」とはっきりと言った。犬千代が絶句する中、信長は以前よりもやる気に満ちた表情になった。
「だが知恵を巡らせ、工夫を考えれば、必ず解決できる!」
「…………」
「犬千代。お前も手伝え!」
犬千代は頬を掻きながら「俺は馬鹿だから良い知恵出ませんけど」と言いつつ、彼の中にもやる気が出てきた。
「若が考えた工夫を実行できる身体は、このとおりあります。好きなように使ってください」
「で、あるか! ではさっそく那古野城に戻って考えるぞ!」
こうして、信長の思考と意識が変えた小豆坂の戦いは終わった。
しかしこの戦で変わったのは信長だけではない。
現実の戦を見て、覚悟を新たにした犬千代。
恐れながらも立ち向かう決意をした内蔵助。
その覚悟と決意、人はそれを勇気と呼ぶ――
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる