元世界最強の傭兵の超能力学園生活

アンフィニ祐

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1:傭兵ジョン・リコイル

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「目標発見。これより奪取にする。」

 不気味な施設に黒いトレンチコートを纏った一人の青年が単身乗り込んでいた。
 青年は大腿部ホルスターから彼の愛銃を取り出し、それに消音器サプレッサーを取り付ける。
 そして、安全装置セーフティを解除し、気配を殺しながらそれが保管されている部屋に潜入した。

「ふぅー……」

 すぐさま懐から何か装置を取り出し、それを起動させた。
 深呼吸をする青年。
 彼は一度今回の任務の再確認をここで行うことにした。

 今回の任務は3つ。
 敵の超能力を消し去る弾薬を奪取する。
 前回俺がその弾を食らって超能力が消し飛んじまったからな。
 そしてもう一つはその弾薬の生産設備の破壊。
 最後はその弾薬の基礎データの奪取。
 今回俺に与えられたのは基礎データの奪取と弾薬の奪取。
 ……普通、傭兵がやる仕事ではないと思うんだがな。
 文句ばっか考えてても何も進まない。
 仕方ないか。

 目を閉じ、これからの行動を想像する。
 超音波索敵装置ソナーで敵の位置は把握していた。
 さっき地面に設置した奴である。

 今から俺が行う任務は敵弾薬の奪取。
 まず敵の警備兵を制圧し、弾薬を奪取。
 その後C4爆弾を設置し撤退。
 作戦確認はオーケーだ。行こう。

「……アルファ、エンゲージ。」

 彼はたった一人単身でするりと潜り込むと目の前に居た警備兵を躊躇なく撃った。

 撃たれた警備兵は力なく倒れこみ、すぐさま彼が持ち込んだ唯一の銃の弾薬の超能力無力化弾を回収し、その後、バレないようにそこに管理されていた全ての種類の弾薬の小さな箱を回収し、そこにさも当たり前かのようにC4爆弾を設置していった。
 ちなみに起爆装置は無線式である。

「第一任務完了。次だ。」

 時間はそれほど残されてはいないだろう。
 急いで俺はその目標へ向かった。

「次はここか。」

 持っている拳銃、M45A1コルト・ガバメントの弾薬を再確認すると戸を思い切りあけ、銃を構えて研究員を制圧していく。
 ちなみに死んでもらうと面倒があるかもしれないので肩と足を撃っておいた。

「例の弾薬は一体何処だ……?」
「き……きさま、何者だ!」
「傭兵だよ。……これだな。」
「き…基礎データを!」
「こいつは頂いていくぞ。それじゃあな。」

 手榴弾をコンピュータに投げ、跡形もデータを残すまいと破壊する。
 更に懐からスイッチを取り出すと平然と押した。
 その直後、弾薬庫が大爆発を起こした。
 例のC4爆弾が起爆したのだ!

「ダイナミックに撤退させてもらうぞ!」

 彼は爆炎の中、走ってその施設から脱出するのであった。


「任務は完了。今までありがとう。ジョン・リコイル。」
「これからも組織を頼ることはあると思う。その時は頼む。」
「もちろん。それくらいの支援はさせてもらうよ。」
「じゃあな!リーダー!」
「故郷で元気でなー!」

 同僚の見送りと共に、俺は組織を去っていくのだった。

「……そういや来年で俺も一般的に高1の年齢かぁ。」

 そんな気付きと共に。
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