姉妹チート:RE

和希

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3rdSEASON

零時を通る針

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(1)

着替えると焼肉の美味しい匂いが漂ってくる。
BBQの時間だ。
皆飲み物を取ると渡辺さんが挨拶をする。

「今年も皆盛り上がっていこう。乾杯」

そして肉を食べだす。
冬吾も食べるようになった。
親たちはビールを片手に話で盛り上がっている。
肉はこれでもかと言うくらいに準備されていた。
肉だけじゃない。
野菜やハンバーグ色々なBBQ料理が用意されてある。
デザートまで用意されてあった。
皆渡辺美嘉さんが用意してあったものだ。

「お前ら遠慮なく食え」

美嘉さんのお言葉に甘えて詰め込めるだけ詰め込んだ。
天音や紗理奈はアルコールを欲していたが母さんや渡辺さんが止めていた。

「高校生になったら飲んでいいと言ったじゃねーか!」
「言った覚えはありません!!」
「親の前で堂々と飲むやつがあるか!」

こっそり飲めばいいのだろうか?
僕は約束していた。
僕が20歳の誕生日を迎えたら父さん達と飲もう。
親は子供と飲める日を楽しみにするんだそうだ。
僕が出来る最後の親孝行。
僕だけじゃない。
美希や学も同じことを考えているみたいだ。
今日が親と遊ぶ最後の日。
紅葉狩りも年末もクリスマスも高3組だけで楽しもう。
そんな話をしていた。
その為に夏休みは免許を取る。
光太達は夏休みは履歴書を書いたり面接の練習をしたりする為に学校に通うらしい。
だから免許は就職が決まってからという決まりがあるそうだ。
免許を取ったら車をプレゼントしてくれるとお爺さんが言っていた。
豪勢なお祝いになるみたいだ。
まだそれでも善明君に比べたら大したことないらしい。
善明は外車を買ってもらうらしい。
しかも2台。
どうして2台も?
理由は海璃の好みがわからないから。
海璃もどんなタイプの車がいいのか分からないらしい。
海璃は「軽でもいいよ」と言ったらしいけどそんなの善明の母さんが許さなかった。
結果SUVとスーパーカーの2台を買うことになった。
しかもスーパーカーは限定発売の物。
まあ、善明の今後を考えたら十分相応しいと思うけど1年間は初心者マークつけるのにいいのだろうか?
美希も最初は危ないからと免許はとらないつもりでいたが取ることになったそうだ。
理由は海璃が大学に進学したら善明と一緒に暮らすことになった。
そして善明の母さんは家を買ってやると言った。
だけどさすがにこの近所じゃ無理だ。
その結果高江に建てる事になった。
スーパーまでは徒歩で行ける。
だけど交通機関が極端に無い。
大学までの足も必要だ。
それで免許を取ることにしたらしい。
前提条件が凄いけど。
女性は軽、コンパクトカーを好むらしい。
可愛らしい車をを選ぶ。
水奈は違うみたいだけど。
スポーツカーが欲しいらしい。
だけどそれは自分で遊ぶための車。
デートの車はゆったり乗れるのが希望みたいだ。
麗華は免許を取らないと言っていた。
だから就職先の近く、またはバス停か駅の近くのアパートを選ぶと言っていた。
ただ地元の場合、物件を選ぶ際バス停まで徒歩5分という売込みは危険だ。
バス停までは近いけどバスが朝に一本あるだけとかよくある話だ。
そんな話をしながら肉を食べていたら料理が無くなってしまう。
母さん達が洗い物をする中僕達は天音達の花火の監督をする。
冬吾や誠司ははしゃいでいた。
茜は冬莉と線香花火とかで遊んでいる。
花火が終ると僕達はテントに戻る。
夜食が待っていた。
夜食を食べると僕達は寝る。
今日は水奈と二人っきりのテントだ。

「ちょっとだけ外行かない?」

水奈がそう言った。
トイレかな?
違ったみたいだ。
水奈は海岸に向かうと流木に腰掛ける。
夜空が綺麗だった。
これを観たかったんだな。
夏休みは免許を取るので必死になる。
多分花火を観るくらいが精一杯だろう。
受験勉強もしなくちゃいけない。
模試の結果はよかったけど、まだまだ学ぶことは沢山ある。
皆の志望校も変わるかもしれない。
まだ夏なんだから。
しばらく空を眺めながら話をして、そして「そろそろ寝よう」と水奈が言うからテントに戻る。
このテントは僕達にくれるらしい。
友達とキャンプに行くときに使いなさいと父さんが言ってた。
父さん達もそろそろ寝るようだ。
火を消して暗くなったのが分かった。
水奈はすでに寝ている。
そして僕も眠りについた。
時計は零時を通り夜空の向こうを指していた。

(2)

翌朝の早朝。
僕は石原君と話をしていた。
子供達も免許を取る歳になった。
すぐにお酒を飲める歳になるだろう。
酒癖が晶ちゃんに似ないことを祈るばかりだよ。
そういうと石原君も苦笑いをしていた。
美希は少しずつ恵美さんに似てきているんだそうだ。
少々強引なところがある。
そして晶ちゃんの強引な説得で18歳の子供に家をプレゼントすることになった。

「どうせ、高級車に乗るなら中途半端じゃないのに乗りなさい!」

まだ若葉マーク張るんだよ?
億を超える車を発注するのはちょっと親としては間違ってるんでないかい?
大体そんな車を買ったところで日本の高速のどこを走ると言うんだい?

「だからもう一台買うんじゃない」

女性は車高が低くて見通しが悪く、そしてエンジンが五月蠅くてクッションの悪い車を嫌うそうだ。
車に金をかけて身だしなみに気を使わない男を嫌う。
色々理由はあるけどとにかく身の丈にあった車を買わないと自分の金銭感覚を疑われる。
かといって安っぽい軽の助手席にも乗りたくない。
結果、ミニバン、SUV、セダンに人気が集まる。
もちろん車高とか弄ったり、下品なエアロをつけるのはNG。
エンジン音の五月蠅い車で迎えに行こうものなら「そんな五月蠅い車で家にこないで!近所迷惑でしょ!」と怒られる。
心配の種はもう一つあった。
18歳になれば当然行ける店が増える。
いかがわしい店には入れるようになる。
多田君と桐谷君にはそれで巻き込まれていくつもの修羅場をくぐってきた。
幸い学にはそういう心配はない。
しかし、修学旅行ですすきのに遊びに行った子がいるらしい。
当然彼女に怒られたそうだ。
それでも過ちを繰り返すのが人間。
善明はそういうのにまったく興味を示さない。
学も空も当然のように興味を示さない。
だけど酒が入ったらどうなるんだろう?

「美希と大地はどうだい?」
「美希は学と上手くやってるみたいです。善明君はどうですか?」
「善明からそう言う話を聞くのは晶ちゃんだけだからね」

もっと、積極的になれと背中を押すどころか突き落としてるように見えるのは僕だけだろうか?

「大地もやっと天音にデートに誘うようになったくらいで」

しかも早く帰ってくると恵美さんが怒るからカラオケで時間を潰してくるんだそうだ。
僕達の立場は子供の身を案じながら地元経済の行く末も憂いなければならない。
善明達が大学卒業したらグループの1部門を任せるつもりで晶ちゃんはいるらしい。
齢22の社長。
それもベンチャー企業なのではなく巨大な企業の社長。
きっと気苦労をするだろう。
子供の夢をかなえる為ならどんなことでもする。
それが恵美さんと晶ちゃん。
有望なスポーツ選手のスポンサーになって支援している。
音楽の才能を持つものにチャンスを与えている。
子供が洋服や小物づくりが好きだと言えばブランドを用意する。
志水、江口、如月、白鳥。
4大企業が地元経済を支配していた。
そのうち世界を支配しそうな勢いだけど。
そんな大企業が集まる忘年会は年々豪勢になってきてる。
カウントダウンの花火まで打ち上げる始末だ。
僕達はあと何年こうして話をしていられるのだろう。
けれど、まだ振り返っている場合じゃない。
ただ前をみているのみ。
そんな話をしていると渡辺君や片桐君が起きて来た。
大人だけで話をできる時間は昔に比べて随分と減った。
毎月のように飲み会をしていたのが嘘のようだ。
仕事に就いて、結婚して、そして子供が生まれて。
皆自分達の生活を支えるのに無我夢中で生きて来た。
これからもそうだろう。
だからこういう時間が大事なんだ。
愛莉さんや恵美さん、晶ちゃん達が起きてくる。
そろそろ朝食の時間かな。
ご飯が炊ける頃子供たちを起こす。
そしてご飯を食べ終えると、片づけを始める。
片づけが終ると帰りに風呂に寄って、ファミレスで昼食を食べて解散する。
家に帰りつくと荷物を片付ける。
晶ちゃんは夕食の支度に入っていた。

「今日くらい外食でもよかったのに」
「大丈夫だから、善君こそ運転で疲れたでしょ?出来たら呼ぶから少し休んだら?」

晶ちゃんの言う通り部屋に戻って少し寝ていた。
スマホの着信音で目が覚める。
夕食を食べると皆風呂に入る。
風呂に入るとリビングでブランデーを飲みながらテレビを見ていた。
バラエティ番組をやっていた。

「私にもちょうだい」

晶ちゃんがそう言ってグラスを用意した。
僕はグラスに注いでやる。

「ブランデーを飲みながらバラエティ番組なんて、善君らしいわね」
「子供達が手がかからなくなったら2人でバーにでも行きたいね」

まあ、上には祈や繭、梓もいる。
娘親の辛さをあと何回味わえばいいのだろう?
幸いうちの娘に「父さんの下着と一緒に洗わないで!」と言われたことはない。
片桐君達も同じ様だ。
渡辺君もそうらしい。
木元先輩は言われたそうだが花菜さんが叱ったらしい。

「あなたが衣食住に困らないでいられるのは誰のおかげだと思っているの!?」

そう言う娘は大体母親の影響を受けるんだそうだ。
母親がそういう態度を続けていれば娘は父親=汚い物と認識する。
まあ、娘に馬鹿にされてる気はするけどね。
この世界では男は女に対して極度に弱い。
でも本音では頼られている。
テレビが終ると寝室に行こうと晶ちゃんがいうので寝室に行く。

「ベッドに横になって」

言われる通りにうつ伏せになると晶ちゃんは背中のマッサージを始めた。

「いつもご苦労様です」
「ありがとう」

仕事よりも家庭を大事にする晶ちゃん。
それは行き過ぎるところがあって県の失業率を増大させることもあるけど、全ては家族の為。
晶ちゃんにとって中小企業より家庭が大事なんだろう。
中小企業の社員も家庭を抱えていることを忘れている気がするけどね。
でも地元は家庭を大事にさせてもらえる企業なんて少ない。

「親の死に目に会えると思うな!」

そう豪語する企業もいるらしい。
そんな企業など存在していても害にしかならない。
晶ちゃんはそう思っているのだろう。

「家庭を大事にしろ」「残業なんてもってのほか」

全部僕を気づかっての発言なんだと思う。
マッサージが終ると2人で眠る。
次の日は家でゆっくり休むことにした。

「スマホは電源切っておきなさい」

最近通常のスマホと家庭用のスマホの2種類を持っている。

「それなら鬱陶しい蠅がたかってくることもないでしょ?」

石原君も同じことを言われたらしい。
僕は一人で音楽を聴きながらゆっくりと時間を過ごしていた。

(3)

花火が打ち上がりはじめた。
僕達はそれを眺めていた。
海岸の階段に腰掛けて大量の食べものを食べながら眺めていた。
今日は別府の花火大会。
人が混むのと大人数での移動が困難だから僕と水奈の2人で来ている。
花火は1時間続いた。
最後の花火が終ると皆駅や駐車場に向かって歩き出す。
その最後尾をついて僕達も駅に向かう。
普段はガラガラの電車もこの日ばかりは都会の通勤ラッシュ並に混雑する。
臨時便を出しても全然追いつかない。
人混みから水奈を守りながら電車で駅まで戻る。
駅で降りると改札を抜けバスに乗る。
街の中はがらがらだった。
今日は日曜日。
繁華街もそんなに人は多くないだろう。
バスは不思議とガラガラだった。
そして最後は僕達だけが乗っている。
バス停で降りると家に向かって歩いていた。
人一人見かけない住宅街。
最寄りのコンビニまで徒歩で片道10分はかかる場所。
街灯もそんなにないので暗い夜道を歩いて行く。
5分ほど歩くと水奈の家に着く。

「じゃあ、また」
「……ああ」

水奈は僕が見えなくなるまで見送るつもりらしい。
時折振り返ると水奈が手を振っていた。
水奈も名残惜しいのだろう。
一分一秒でも一緒にいたいと思うのだろう。
そんな風に思うのはきっと僕も同じ事を考えているから。
そして家に帰りついた。

「ただいま」
「おかえりなさい。明日から学校でしょ?早くお風呂入って寝なさい」
「は~い」

僕は返事すると部屋に戻る。
そして風呂に入ると今日はすぐに寝る事にした。
あと一週間で一学期が終る。
高校生活最後の夏休みが始まる。
予定はもう決まっていた。
例年とは違う過ごし方をする。
この家で過ごす最後の夏。
10年後僕達はどうなっているだろう?
昔の人がこう言ったそうだ。
成り行きに任せればいい。
成すがままにあるがままにすればいい。
そっと「そのままでいいんだ」と呟いてみなさい。
傷ついた人たちが同じ世界でやっていくには成り行きに任せるしかない。
いつか一つの結論に辿り着くだろう。
あるがままでいいんだ、という結論に。
答は一つ。
成すがままにすればいい。
「成すがままでいいんだ」とそっと呟いてごらん。
曇りの夜でもまだ僕達を照らす一筋の光がある。
明日まで照らしてくれる光がある。
だから成り行き任せでいい。
時計を観る。
零時を通る針が太陽の向こうを指していた。
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