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細やかな日常
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(1)
「それじゃ、2人とも誕生日おめでとう」
今日は4月19日。
僕と翼の誕生日。
丁度20歳を迎える。
父さん達は僕達と酒を飲むのを楽しみにしていたので実家に帰って来た。
ご馳走とワインが用意されていた。
父さん達と乾杯してワインを飲む。
母さんも珍しく飲んでいた。
僕と美希は同じ感想のようだった。
「不味い」
それはとても隠しきれないようで表情に出てしまった。
父さん達はそんな僕達を見て笑う。
「最初はそんなもんだよ。慣れないうちは仕方ない」
「私は平気だから」
美希は一気に飲み干すとおかわりを要求する。
「もっとゆっくり飲みなさい。悪酔いしますよ」
母さんに怒られてた。
冬吾や冬眞も興味深そうに見てたけどブドウジュースで我慢してた。
大人が8人もいるとボトル一本なんてあっという間になくなってしまう。
するとビールを用意された。
これから飲むことが増えるだろう。
知っておく必要があるかもしれない。
「あまり色々飲むと悪酔いのもとですよ」
母さんが言うけどお爺さん達も勧めるので飲んでみる。
苦い。
ワインよりも酷い。
炭酸が効いてる分お腹も膨れる。
「ビールは味じゃない。喉越しを楽しむんだ」
父さんの言っている意味がよく分からなかった。
あまり飲むと食べられなくなりそうなので控えめにした。
美希は平然と飲んでいたけど。
全く顔も赤くならない。
料理を食べながら水を飲むように飲んでいた。
「明日も学校あるから控えておいた方が良いよ」
僕が言うけど「大丈夫、平気だから」と止まらない。
料理を平らげるとケーキを食べる。
うん、これはビールは無理。
母さんにジュースを頼んだ。
美希は平気でビールとケーキという組み合わせを楽しんでいる。
遠坂のお爺さん達も驚いていた。
今日は遠坂のお爺さん達も来ている。
「孫とお酒が飲める日が来るなんて思ってもみなかったわ~。冬夜君もお疲れ様~」
りえちゃんは機嫌が良さそうだ。
「空も今日はめでたい日なんだ。もっとがっつり飲みなさい」
お爺さんが言うけどビールと言うのは異常にお腹が膨れてとてもじゃないけど量をこなせるものじゃない。
翼や光太が不思議に思える。
美希にいたっては酔っているそぶりが全くなかった。
ただ黙々と飲んでいる。
結局家にあるビールを全部飲んでしまった。
近所にある居酒屋に行こうとお爺さんが提案したけど母さんが却下した。
明日も学校があるから。
徒歩で家に帰る。
「美希大丈夫?歩ける?」
「歩けないって言ったら抱っこしてくれる?」
平気そうだ。
「大人って皆そうなんだろうね。酔いを言い訳にしていっぱい甘えたり」
「美希は甘えたいの?」
僕が聞くと美希は腕にしがみ付いてきた。
「このくらいは許して欲しいかな」
「大丈夫だよ」
「でも、私だけだからね」
「分かってるよ」
美希と家に帰るとすぐに風呂に入る。
風呂から出ると美希は一日の締めくくりの家計簿をつけている。
そんな美希に冷蔵庫にストックしてあった飲料水を渡した。
「飲んだ後は水分補給がいいらしいから」
「ありがとう」
美希はペットボトルを受け取って飲んでいた。
「ねえ空?」
「どうしたの?」
「今度新歓コンパやるって言ってたじゃん」
「そうだね」
「2次会あるよね?」
まあ、そうなるだろうな。
「私行ってみたいお店あるんだけど。だめ?」
美希は僕がそのしぐさに弱い事を知っている。
だけど光太達が行く店にも興味がある。
高いお金を払って女の子とお酒を飲むことの何が楽しいんだろう?
それはまた今度の楽しみにしておくかな?
「わかったよ。どんな店に行ってみたいの?」
「お洒落なカクテルバー」
大学に入る前から憧れていたらしい。
「いいよ、2人で行動しようか?」
「空は優しいね」
家計簿をつける作業は終わったらしい。
僕に抱き着いてくる。
「でも優しいのは私にだけだよ?」
「わかってる」
「じゃあ、今日は何でもしてあげる。酔ってるから何もかも忘れてしまうだろうから」
「忘れてるんじゃ意味がないから止めておくよ」
「空はそんな意地悪言うんだ」
美希がむくれている。
「ちょっと言っただけだよ。ベッドに行こう?」
「うん」
美希とベッドに入る。
何も無い。
美希は僕に抱き着いて眠ってしまった。
お酒と僕に酔って気持ちよさそうに眠っている。
そんな美希の幸せそうな顔を見ながら僕も誕生日の夜を過ごした。
(2)
「こっちにこい」
私は3人の男子を呼び出した。
高木景季と室井孔明と安原氏綱。
このクラスで数少ない男子。
そして彼女がいないという希少種。
案外そうでもないかもしれない
私のクラスの女子の大半はよその高校の彼氏と付き合っているのだから。
事情をよく分かっていない3人にSHに勧誘して週末に街のSAPに来るように言った。
郊外にあるSAPは自転車通学の高校生にはちょうどいいのだけど普段バス通学している私達にとっては不便な場所にある。
それなら街にしようと相談していた。
週末SAPに行くと繭達がいた。
3人の女子を紹介された。
沢崎於勝と美津、田所鮎美の3人。
取りあえずはボウリングに行く。
それぞれ自己紹介して挨拶していた。
カップリングは適当だ。
どうせ初対面。
お互いの事を知らない。
知っているのは交際相手がいないという事だけ。
2ゲームも投げていればお互い心が打ち解け合う。
軽食を食べながらさらに親睦を深める。
カラオケでは歌も歌うけどそれぞれのパートナーと話に花を咲かせている。
連絡先の交換くらいはしたようだ。
カラオケを出る頃にはどこかぎこちないけど手くらい握るようにはなっていた。
なら、私達の役目は終わりだ。
「じゃあ、あとは解散で」
各自適当にしよう。
帰るか飯食って帰るかの選択肢しかないの年頃だけど。
私はヘフナーと夕食食べてから帰った。
家に帰ると紗理奈が部屋に来た。
「2人とも年頃だから男と2人で過ごしたいだろ?」
母さんがそう言って父さんを説得して2人別々の部屋にした。
父さんはただ笑ってた。
「今日はヘフナーいないのか?」
「ああ、いつでもいいって言ってるんだけど何故か来たがらないんだよな」
父さんに会うのが怖いのだろうか?
だからいつもは私がヘフナーの家に行く。
「今日は上手くいったみたいじゃん」
「まあね、多分大丈夫だろ」
人選くらいはちゃんとしたつもりだ。
その後紗理奈と話をしてから紗理奈は部屋に戻る。
ヘフナーと電話すると寝る事にした。
また細やかな日常がはじまる。
「それじゃ、2人とも誕生日おめでとう」
今日は4月19日。
僕と翼の誕生日。
丁度20歳を迎える。
父さん達は僕達と酒を飲むのを楽しみにしていたので実家に帰って来た。
ご馳走とワインが用意されていた。
父さん達と乾杯してワインを飲む。
母さんも珍しく飲んでいた。
僕と美希は同じ感想のようだった。
「不味い」
それはとても隠しきれないようで表情に出てしまった。
父さん達はそんな僕達を見て笑う。
「最初はそんなもんだよ。慣れないうちは仕方ない」
「私は平気だから」
美希は一気に飲み干すとおかわりを要求する。
「もっとゆっくり飲みなさい。悪酔いしますよ」
母さんに怒られてた。
冬吾や冬眞も興味深そうに見てたけどブドウジュースで我慢してた。
大人が8人もいるとボトル一本なんてあっという間になくなってしまう。
するとビールを用意された。
これから飲むことが増えるだろう。
知っておく必要があるかもしれない。
「あまり色々飲むと悪酔いのもとですよ」
母さんが言うけどお爺さん達も勧めるので飲んでみる。
苦い。
ワインよりも酷い。
炭酸が効いてる分お腹も膨れる。
「ビールは味じゃない。喉越しを楽しむんだ」
父さんの言っている意味がよく分からなかった。
あまり飲むと食べられなくなりそうなので控えめにした。
美希は平然と飲んでいたけど。
全く顔も赤くならない。
料理を食べながら水を飲むように飲んでいた。
「明日も学校あるから控えておいた方が良いよ」
僕が言うけど「大丈夫、平気だから」と止まらない。
料理を平らげるとケーキを食べる。
うん、これはビールは無理。
母さんにジュースを頼んだ。
美希は平気でビールとケーキという組み合わせを楽しんでいる。
遠坂のお爺さん達も驚いていた。
今日は遠坂のお爺さん達も来ている。
「孫とお酒が飲める日が来るなんて思ってもみなかったわ~。冬夜君もお疲れ様~」
りえちゃんは機嫌が良さそうだ。
「空も今日はめでたい日なんだ。もっとがっつり飲みなさい」
お爺さんが言うけどビールと言うのは異常にお腹が膨れてとてもじゃないけど量をこなせるものじゃない。
翼や光太が不思議に思える。
美希にいたっては酔っているそぶりが全くなかった。
ただ黙々と飲んでいる。
結局家にあるビールを全部飲んでしまった。
近所にある居酒屋に行こうとお爺さんが提案したけど母さんが却下した。
明日も学校があるから。
徒歩で家に帰る。
「美希大丈夫?歩ける?」
「歩けないって言ったら抱っこしてくれる?」
平気そうだ。
「大人って皆そうなんだろうね。酔いを言い訳にしていっぱい甘えたり」
「美希は甘えたいの?」
僕が聞くと美希は腕にしがみ付いてきた。
「このくらいは許して欲しいかな」
「大丈夫だよ」
「でも、私だけだからね」
「分かってるよ」
美希と家に帰るとすぐに風呂に入る。
風呂から出ると美希は一日の締めくくりの家計簿をつけている。
そんな美希に冷蔵庫にストックしてあった飲料水を渡した。
「飲んだ後は水分補給がいいらしいから」
「ありがとう」
美希はペットボトルを受け取って飲んでいた。
「ねえ空?」
「どうしたの?」
「今度新歓コンパやるって言ってたじゃん」
「そうだね」
「2次会あるよね?」
まあ、そうなるだろうな。
「私行ってみたいお店あるんだけど。だめ?」
美希は僕がそのしぐさに弱い事を知っている。
だけど光太達が行く店にも興味がある。
高いお金を払って女の子とお酒を飲むことの何が楽しいんだろう?
それはまた今度の楽しみにしておくかな?
「わかったよ。どんな店に行ってみたいの?」
「お洒落なカクテルバー」
大学に入る前から憧れていたらしい。
「いいよ、2人で行動しようか?」
「空は優しいね」
家計簿をつける作業は終わったらしい。
僕に抱き着いてくる。
「でも優しいのは私にだけだよ?」
「わかってる」
「じゃあ、今日は何でもしてあげる。酔ってるから何もかも忘れてしまうだろうから」
「忘れてるんじゃ意味がないから止めておくよ」
「空はそんな意地悪言うんだ」
美希がむくれている。
「ちょっと言っただけだよ。ベッドに行こう?」
「うん」
美希とベッドに入る。
何も無い。
美希は僕に抱き着いて眠ってしまった。
お酒と僕に酔って気持ちよさそうに眠っている。
そんな美希の幸せそうな顔を見ながら僕も誕生日の夜を過ごした。
(2)
「こっちにこい」
私は3人の男子を呼び出した。
高木景季と室井孔明と安原氏綱。
このクラスで数少ない男子。
そして彼女がいないという希少種。
案外そうでもないかもしれない
私のクラスの女子の大半はよその高校の彼氏と付き合っているのだから。
事情をよく分かっていない3人にSHに勧誘して週末に街のSAPに来るように言った。
郊外にあるSAPは自転車通学の高校生にはちょうどいいのだけど普段バス通学している私達にとっては不便な場所にある。
それなら街にしようと相談していた。
週末SAPに行くと繭達がいた。
3人の女子を紹介された。
沢崎於勝と美津、田所鮎美の3人。
取りあえずはボウリングに行く。
それぞれ自己紹介して挨拶していた。
カップリングは適当だ。
どうせ初対面。
お互いの事を知らない。
知っているのは交際相手がいないという事だけ。
2ゲームも投げていればお互い心が打ち解け合う。
軽食を食べながらさらに親睦を深める。
カラオケでは歌も歌うけどそれぞれのパートナーと話に花を咲かせている。
連絡先の交換くらいはしたようだ。
カラオケを出る頃にはどこかぎこちないけど手くらい握るようにはなっていた。
なら、私達の役目は終わりだ。
「じゃあ、あとは解散で」
各自適当にしよう。
帰るか飯食って帰るかの選択肢しかないの年頃だけど。
私はヘフナーと夕食食べてから帰った。
家に帰ると紗理奈が部屋に来た。
「2人とも年頃だから男と2人で過ごしたいだろ?」
母さんがそう言って父さんを説得して2人別々の部屋にした。
父さんはただ笑ってた。
「今日はヘフナーいないのか?」
「ああ、いつでもいいって言ってるんだけど何故か来たがらないんだよな」
父さんに会うのが怖いのだろうか?
だからいつもは私がヘフナーの家に行く。
「今日は上手くいったみたいじゃん」
「まあね、多分大丈夫だろ」
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