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王の資質
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「好きなもん食べてええで。お兄さんがおごったる」
僕はこの前助けた武内枢さんとその親戚の武内翔和さんと一緒にファミレスに来ていた。
枢さんを助けたお礼だという。
一つ気がかりな事があった。
どうして僕が上野丘高校に通っていると知っていたのか?
翔和さん達は校門の前で僕を探していた。
そしてそのまま車に乗ってファミレスに向かった。
注文を済ませると翔和さんに聞いてみた。
「あの……どうして僕が……」
「いやあ、あんちゃん見た目に寄らず勇敢なんやな。あいつらえらい物騒な格好しとったろ?」
うまい具合にはぐらかされた。
「いやあ、まさか枢を狙ってくるなんて思ってもみんかったわ。あんちゃんいて助かったわ」
「いえ、僕は何もしてないですから」
実際助けたのはSHのメンバーだ。
「それでも最初に駆け付けたのはあんちゃんやって枢が言うとったで」
「うん、あんな集団に一人で助けに来てくれたのは赤松君だよ」
翔和さんと枢さんがそう言う。
「それで、話というのはそれだけですか?」
それだけじゃないような気がしたので聞いてみた。
すると翔和さんがにやりと笑う。
「勘もええみたいやな。ちょっとしたテストをしてみたいな思ってな」
「テスト?」
「そうや、まあ簡単やからそんな難しく考えんでええで」
何をテストするのだろう?
食事が終ると僕達は街の中にある空き地に向かった。
するとリストバンドのような物を渡してくれた。
「それ腕にはめてスイッチ押してくれんか?」
言われたとおりに何の変哲もないリストバンドを腕にはめて丸いスイッチを押す。
なんだこれ?
急に体が鉛の様に重くなった。
立っているのもやっとだ。
膝から崩れそうになるのを必死に耐える。
「ちょっとの辛抱やから」
翔和さんの言う通り少し経つと元通りになった。
それを見て翔和さんはとんでもない事を言い出す。
「このビルの屋上に目印を置いてあるからそれをとってきてくれへんか?」
「は、はあ……」
ビルの入り口に向かうと翔和さんが呼び止める。
「そうやない。ここからジャンプして取って来て欲しいんや」
へ?
ビルは5階建て。
無茶にも程があるだろ。
「これがテストや。多分大丈夫やと思うから、いっぺん試してみてくれへんか?」
まあ結果は分かりきってると思うけど、一度だけなら。
思いっきりジャンプしてみる。
自分でも戸惑うくらいの勢いで体が地面から離れていく。
軽くビルの屋上を飛び越える。
屋上に着地すると白い紙切れがあった。
「合格」
そう書かれていた。
「見つけたらそこから飛び降りて戻って来てくれ」
僕に投身自殺をしろというのか?
しかし、飛べたのだから着地も出来るだろう。
思い切って屋上から飛び降りる。
着地した時の衝撃が全くなかった。
ぱちぱち
翔和さんと枢さんが拍手してくれた。
「枢の思った通りやな。合格や」
翔和さんがそう言った。
「どういうことですか?」
それにこのリストバンドは一体?
「そのリストバンドは昔とある企業が抗争の際に使うとった兵器を改良した代物や」
抗争!?
神経に電気信号を送る事で身体能力を飛躍的に上昇させる道具。
「ただ、誰でも使えるっちゅうわけやあらへん。使用者の資質が問われるんや」
「資質?」
例えば今みたいに跳躍力を向上するだけで着地の衝撃は常人には耐えられない。
由衣の馬鹿力をまともに喰らっても耐えられるだけの体力を必要とする。
その常人離れした体力を”アビリティ”というらしい。
その中でも特化した能力を持つものを”アインヘリヤル”と呼ぶらしい。
僕はそのアインヘリヤルの一人だと翔和さんが説明した。
僕のようなアインヘリヤルだけが翔和さん達を狙う魅惑の魔眼に対抗する手段なんだそうだ。
つまり仲間になれってことか?
「いや、違う」
翔和さんがにやりと笑って否定した。
そしていつの間にか翔和さんの後ろに立っていた男が叫ぶ。
「集え!王と共に生きる勇者たちよ!」
すると大勢の人間がこの狭い空き地を埋め尽くした。
「こ、この人たちは?」
僕が聞くと翔和さんと枢さん、それに後ろの男が地に片膝をつける。
「たった今からあんちゃんが俺らの王や」
王!?
「ど、どういう意味ですか?」
「ワイを含めてこいつら全員があんちゃんの僕。あんちゃんが創世神のリーダーっちゅうわけや」
皆僕より年上みたいなのにただの一高校生の僕に従うというの!?
「荷が重いと思うかもしれへんけど受けてくれんか?」
「どうして僕なんですか?」
「簡単や、あんちゃんに素質がある。それだけや」
「私からもお願い。受けてくれないかな?」
枢さんも頭を下げる。
「わ、わかりました」
僕は大勢の人に崇められて舞い上がっていたのかもしれない。
とりあえず引き受ける事にした。
「で、何をすればいいんですか?」
「何かあったら連絡する。それまでは普通に高校生活を送ってくれればええで」
「……わかりました」
「ありがとな。恩にきるわ」
いつの間にか姿を消していた大勢の男たち。
幻でも見ていたのだろうか?
僕は翔和さんが家に送ってくれた。
家の前で由衣が心配して周りを見ていた。
そして、僕達に気付くと慌てて近づいて来る。
「あんちゃんの連れか?」
「……景太郎に何をしたの?」
翔和さんに敵意むき出しの由衣。
「ちょっと話をしとっただけや。な、あんちゃん」
「そうだよ。別に変な事はしてない」
「話って?」
「それは男同士の秘密っちゅうもんや」
「その割には女の人もいるみたいだけど?」
由衣は助手席に座っていた枢さんに気付いていたらしい。
「そんなおっかない顔せんといてな。折角のべっぴんさんが台無しやで」
普通に会話している様だけど何か様子が変だ。
なんとなくだけど由衣と翔和さんは面識がある。
そんな予感がした。
「まあ、ちょっとあんちゃん借りとっただけや。かんにんな。じゃあまたな」
そう言って翔和さん達は帰っていった。
「景太郎!あの人と何話していたの!?」
「別に変な事は話してないよ」
「じゃあ、ちゃんと説明して」
「落ち着いてよ。どうしたの。さっき翔和さんと会った時から由衣変だよ」
「あの人と会うのは金輪際やめて!創世神に関わっちゃだめ!」
え?
「由衣。どうして翔和さんが創世神の関係者って知ってるの?」
「え?それは……この前景太郎が枢さんを助けた時に話してたじゃない」
やっぱり変だ。
「枢さんの名前を出した覚えはないけど」
「え?あれ?そうだったかな……」
「由衣。何か隠してない?」
「景太郎だって隠し事してるじゃない」
「お互い触れられたくない事があるって事だろ?この話はやめにしよう」
「ダメ!あいつらに関わったら絶対にダメ!」
「その理由を説明してくれないと、僕にだって事情がある」
「景太郎のわからずや!!」
そう言って由衣の拳が炸裂する。
いつもの事だ。
だけど今日の僕はちがっていた。
由衣の拳は命中したけど僕を吹き飛ばすほどの威力はなかった。
由衣はすぐに僕の右手につけていたリストバンドに気付いた。
「これどうしたの!?」
「翔和さんにもらった」
翔和さんから僕には資質があると言われた事を説明した。
すると由衣は顔を真っ赤にしてリストバンドを奪うとゴミ箱に捨てる。
「これだけは絶対にダメ。危険すぎる!」
「由衣はどうしていつも僕のやることにダメ出しするの?」
僕も少々頭に血が上っていたようだ。
「景太郎こそどうしてわかってくれないの!?私は景太郎の事を心配してるだけなのに……」
「僕は由衣の子供じゃない!」
「子供じゃなくてもいい。私の事を信じてよ。私は景太郎を巻き込みたくないから……」
「巻き込むって何のこと?」
「そ、それは……ごめん、言えない」
「……お互い冷静になろうよ。今日はもう休むから」
僕はそう言って2階の部屋に上がる。
疲れてその場で寝てしまうくらい泣いていたらしい。
うずくまって眠っている由衣にタオルケットをそっとかけてやる。
「景太郎……ダメ……」
そんなに心配な事ならちゃんと説明して欲しい。
由衣の分の朝食も準備しておいて学校に向かう。
なんとなくだけど翔和さんと由衣の間に何かある。
そんな予感がしていた。
僕はこの前助けた武内枢さんとその親戚の武内翔和さんと一緒にファミレスに来ていた。
枢さんを助けたお礼だという。
一つ気がかりな事があった。
どうして僕が上野丘高校に通っていると知っていたのか?
翔和さん達は校門の前で僕を探していた。
そしてそのまま車に乗ってファミレスに向かった。
注文を済ませると翔和さんに聞いてみた。
「あの……どうして僕が……」
「いやあ、あんちゃん見た目に寄らず勇敢なんやな。あいつらえらい物騒な格好しとったろ?」
うまい具合にはぐらかされた。
「いやあ、まさか枢を狙ってくるなんて思ってもみんかったわ。あんちゃんいて助かったわ」
「いえ、僕は何もしてないですから」
実際助けたのはSHのメンバーだ。
「それでも最初に駆け付けたのはあんちゃんやって枢が言うとったで」
「うん、あんな集団に一人で助けに来てくれたのは赤松君だよ」
翔和さんと枢さんがそう言う。
「それで、話というのはそれだけですか?」
それだけじゃないような気がしたので聞いてみた。
すると翔和さんがにやりと笑う。
「勘もええみたいやな。ちょっとしたテストをしてみたいな思ってな」
「テスト?」
「そうや、まあ簡単やからそんな難しく考えんでええで」
何をテストするのだろう?
食事が終ると僕達は街の中にある空き地に向かった。
するとリストバンドのような物を渡してくれた。
「それ腕にはめてスイッチ押してくれんか?」
言われたとおりに何の変哲もないリストバンドを腕にはめて丸いスイッチを押す。
なんだこれ?
急に体が鉛の様に重くなった。
立っているのもやっとだ。
膝から崩れそうになるのを必死に耐える。
「ちょっとの辛抱やから」
翔和さんの言う通り少し経つと元通りになった。
それを見て翔和さんはとんでもない事を言い出す。
「このビルの屋上に目印を置いてあるからそれをとってきてくれへんか?」
「は、はあ……」
ビルの入り口に向かうと翔和さんが呼び止める。
「そうやない。ここからジャンプして取って来て欲しいんや」
へ?
ビルは5階建て。
無茶にも程があるだろ。
「これがテストや。多分大丈夫やと思うから、いっぺん試してみてくれへんか?」
まあ結果は分かりきってると思うけど、一度だけなら。
思いっきりジャンプしてみる。
自分でも戸惑うくらいの勢いで体が地面から離れていく。
軽くビルの屋上を飛び越える。
屋上に着地すると白い紙切れがあった。
「合格」
そう書かれていた。
「見つけたらそこから飛び降りて戻って来てくれ」
僕に投身自殺をしろというのか?
しかし、飛べたのだから着地も出来るだろう。
思い切って屋上から飛び降りる。
着地した時の衝撃が全くなかった。
ぱちぱち
翔和さんと枢さんが拍手してくれた。
「枢の思った通りやな。合格や」
翔和さんがそう言った。
「どういうことですか?」
それにこのリストバンドは一体?
「そのリストバンドは昔とある企業が抗争の際に使うとった兵器を改良した代物や」
抗争!?
神経に電気信号を送る事で身体能力を飛躍的に上昇させる道具。
「ただ、誰でも使えるっちゅうわけやあらへん。使用者の資質が問われるんや」
「資質?」
例えば今みたいに跳躍力を向上するだけで着地の衝撃は常人には耐えられない。
由衣の馬鹿力をまともに喰らっても耐えられるだけの体力を必要とする。
その常人離れした体力を”アビリティ”というらしい。
その中でも特化した能力を持つものを”アインヘリヤル”と呼ぶらしい。
僕はそのアインヘリヤルの一人だと翔和さんが説明した。
僕のようなアインヘリヤルだけが翔和さん達を狙う魅惑の魔眼に対抗する手段なんだそうだ。
つまり仲間になれってことか?
「いや、違う」
翔和さんがにやりと笑って否定した。
そしていつの間にか翔和さんの後ろに立っていた男が叫ぶ。
「集え!王と共に生きる勇者たちよ!」
すると大勢の人間がこの狭い空き地を埋め尽くした。
「こ、この人たちは?」
僕が聞くと翔和さんと枢さん、それに後ろの男が地に片膝をつける。
「たった今からあんちゃんが俺らの王や」
王!?
「ど、どういう意味ですか?」
「ワイを含めてこいつら全員があんちゃんの僕。あんちゃんが創世神のリーダーっちゅうわけや」
皆僕より年上みたいなのにただの一高校生の僕に従うというの!?
「荷が重いと思うかもしれへんけど受けてくれんか?」
「どうして僕なんですか?」
「簡単や、あんちゃんに素質がある。それだけや」
「私からもお願い。受けてくれないかな?」
枢さんも頭を下げる。
「わ、わかりました」
僕は大勢の人に崇められて舞い上がっていたのかもしれない。
とりあえず引き受ける事にした。
「で、何をすればいいんですか?」
「何かあったら連絡する。それまでは普通に高校生活を送ってくれればええで」
「……わかりました」
「ありがとな。恩にきるわ」
いつの間にか姿を消していた大勢の男たち。
幻でも見ていたのだろうか?
僕は翔和さんが家に送ってくれた。
家の前で由衣が心配して周りを見ていた。
そして、僕達に気付くと慌てて近づいて来る。
「あんちゃんの連れか?」
「……景太郎に何をしたの?」
翔和さんに敵意むき出しの由衣。
「ちょっと話をしとっただけや。な、あんちゃん」
「そうだよ。別に変な事はしてない」
「話って?」
「それは男同士の秘密っちゅうもんや」
「その割には女の人もいるみたいだけど?」
由衣は助手席に座っていた枢さんに気付いていたらしい。
「そんなおっかない顔せんといてな。折角のべっぴんさんが台無しやで」
普通に会話している様だけど何か様子が変だ。
なんとなくだけど由衣と翔和さんは面識がある。
そんな予感がした。
「まあ、ちょっとあんちゃん借りとっただけや。かんにんな。じゃあまたな」
そう言って翔和さん達は帰っていった。
「景太郎!あの人と何話していたの!?」
「別に変な事は話してないよ」
「じゃあ、ちゃんと説明して」
「落ち着いてよ。どうしたの。さっき翔和さんと会った時から由衣変だよ」
「あの人と会うのは金輪際やめて!創世神に関わっちゃだめ!」
え?
「由衣。どうして翔和さんが創世神の関係者って知ってるの?」
「え?それは……この前景太郎が枢さんを助けた時に話してたじゃない」
やっぱり変だ。
「枢さんの名前を出した覚えはないけど」
「え?あれ?そうだったかな……」
「由衣。何か隠してない?」
「景太郎だって隠し事してるじゃない」
「お互い触れられたくない事があるって事だろ?この話はやめにしよう」
「ダメ!あいつらに関わったら絶対にダメ!」
「その理由を説明してくれないと、僕にだって事情がある」
「景太郎のわからずや!!」
そう言って由衣の拳が炸裂する。
いつもの事だ。
だけど今日の僕はちがっていた。
由衣の拳は命中したけど僕を吹き飛ばすほどの威力はなかった。
由衣はすぐに僕の右手につけていたリストバンドに気付いた。
「これどうしたの!?」
「翔和さんにもらった」
翔和さんから僕には資質があると言われた事を説明した。
すると由衣は顔を真っ赤にしてリストバンドを奪うとゴミ箱に捨てる。
「これだけは絶対にダメ。危険すぎる!」
「由衣はどうしていつも僕のやることにダメ出しするの?」
僕も少々頭に血が上っていたようだ。
「景太郎こそどうしてわかってくれないの!?私は景太郎の事を心配してるだけなのに……」
「僕は由衣の子供じゃない!」
「子供じゃなくてもいい。私の事を信じてよ。私は景太郎を巻き込みたくないから……」
「巻き込むって何のこと?」
「そ、それは……ごめん、言えない」
「……お互い冷静になろうよ。今日はもう休むから」
僕はそう言って2階の部屋に上がる。
疲れてその場で寝てしまうくらい泣いていたらしい。
うずくまって眠っている由衣にタオルケットをそっとかけてやる。
「景太郎……ダメ……」
そんなに心配な事ならちゃんと説明して欲しい。
由衣の分の朝食も準備しておいて学校に向かう。
なんとなくだけど翔和さんと由衣の間に何かある。
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