姉妹チート

和希

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YELL

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(1)

「んじゃ、始めようぜ」
「皆卒業おめでとう!」

 今年卒業する僕らはSAPに集まって遊んでいた。
 優奈も入試に受かって喜んでいる。
 最終日に歩いていたら凍った水たまりを通って滑って転ぶとか不吉な事をやっていたけど合格した。
 
「がんばったね」
「海翔のお陰だよ。ありがとう」

 高校で発表されると優奈がそう言って抱き着いてきた。

「でもこの後も大学行くなら勉強しないと……」
「今日はその話は無し!皆で盛り上がろうぜ!」

 優奈は今まで勉強してきたことを全部忘れたんじゃないかと思うくらい愛菜や琴音達とはしゃいでいた。
 1人落ち込んでいるのは増渕亜咲だった。

「なんで俺だけ彼女いないんだよ!」

 そんな事を嘆いていた。
 彼もまたいつ勉強したのか分からないくらい成績が低かったのに進学校に通ることが出来た。

「あんたそんな事言って他の中学校の女子と遊んでるのバレバレだよ!」

 空に叱られて懲りたんじゃないのか?と亜咲の姉の樹理が叱っていた。

「なんで知ってるんだよ!」
「女子の中ではそういう噂は早いの!高校生の先輩だっているんだよ」

 そういや、結莉や茉莉も怒っていたな。

「亜咲。気を付けた方が良い」

 僕は亜咲に忠告した。
 たった1年だけど結莉達と同じ高校に通うんだ。
 馬鹿な真似をしたら二人の餌だぞと言った。
 さすがにそれはやばいと思ってるらしい。

「じゃあ、せめて彼女紹介してくれよ」
「だったらせめて禁煙しなさい!」

 飲酒は認めても喫煙者の臭いだけは容認できないのが女子だという。
 女子でも吸ってる人がいるらしいけど、どれだけ体を洗っても体からにじみ出てくる体臭はごまかせないらしい。
 どこからそんな情報を仕入れて来たのか優奈がそう言ってた。
 
「誰に聞いたの?」
「誠」

 その情報はすぐに神奈に伝わって誠は問い詰められたらしい。

「私はタバコを吸ったことは無い。なのになんでお前が知ってるんだ?誠」
「あ、あれだよ。昔チームメイトから聞いたんだ」
「母さん、それなら俺でも知ってる。中学時代そういう子とも付き合っていたから」

 誠司が自爆した。
 だけどパオラはその事を咎めることは無かった。

「どういう経緯があったかは知らないけどその果てに今の誠司がいるなら別に問題ないよ」

 パオラは初めての彼氏で、誠司にとっても特別な彼女。
 その事実があって今があるんだから別に問題ない。
 ただ、誠司郎に妙なものを見せるのは止めてと言っていた。
 大地はそういうのに全く興味ないらしい。
 それが天音にとって不満らしいけど。
 愛するって奥が深いってやつだろうか?

「でも亜咲に似合う彼女ってどんな奴なんだ?」

 愛菜が聞いていた。

「……亜咲に希望を聞いてくれ」

 悠翔がそういうので皆が聞いていた。

「いいか、まず背が高くて髪の毛も長くてすっぴんでも綺麗な若い年上の……」

 と、5分くらい亜咲が理想の彼女を熱弁していた。
 それを聞いた女子たちの感想はとても短かった。

「ふざけんな!てめぇの身の程をまず理解してこい!」

 そう言って亜咲に罵声を浴びせる。
 悠翔や将弥も呆れながら聞いていた。

「本気でその理想の彼女が欲しいならタバコは止めろ!」

 殺人は普通にあるのにタバコを許されない不思議な世界だ。

「待てよ!タバコやドラッグくらい幼稚園でもやるだろ普通!」

 それが正しいのか間違っているのかは分からないけど女子たちは皆反論する。

「タバコ臭い男と一緒に寝る彼女の気持ちになれ!」
「亜咲みたいな男が終わった後にすぐ酒飲んだりタバコ吸い始めたりするんだ!」
「別にいいじゃん」
「いいわけないでしょ。女性は終わった後のスキンシップを楽しみたいの!」
「樹理の言う通りだよ!海翔だって優しくなでてくれるんだよ!」

 あまりそういう事を他人に話すのはどうかと思ったけど飛び火しないように黙って聞いていた。
 善明や大地が言っていた。

「時には耐える事も男には重要なんだよ」

 多分今がその時なんだろう。
 で、色々もめた結果とりあえず高校生活始まったら探すから最低でも禁煙しろ。
 そんな結論にまとまっていた。
 茉莉や希美達も言っている。

「タバコ吸って肺をボロボロにして早死にしたいなら私がさっさと殺してやる」

 多分袋叩き程度では済まない。
 茉莉達は文字通り殺すつもりだろう。
 茉莉達は年越しのパーティでクリスマスに補充した弾を使ってしまったから、大地にホワイトデーのお返しに銃弾の補給を要求していた。
 それでいいのかどうかわからない大地は翼達に相談して愛莉に伝わって天音が叱られていた。

「リブロースが暴れてるから女性だって自衛手段くらい必要だろ!?」
「茉莉達の場合は過剰防衛って言うのです!」

 ちなみに結莉は銃を持たなくなった。
 持つ必要が無かったし、にいにがそばにいるから大丈夫だと思ったのだろう。
 もちろん茉莉にも朔がいる。
 茉莉が怪我をしたとかいう事態になったら朔の命が危ないから朔も必死らしい。
 ちなみに優奈と愛菜も所持している。
 
「私達も本物撃ってみたい!」

 優奈と愛菜が水奈にそう言うと水奈は天音にダメもとで相談していた。

「まあ、ゲームで撃ち方は分かってるだろうし任せとけ」

 相談したのが天音だったのが致命的だった。
 それを知った神奈が愛莉に伝えて二人で天音を叱る。
 しかし予想出来そうだけど愛莉たちには出来なかった。

「女の子なんだから物騒な状況だし護衛にいいんじゃない?」

 恵美はそう言ってのけた。
 それに晶も賛同していた。
 
「でも拳銃持ってる女子高生ってどうなの?」
「まあ、心配しなくても彼氏が守ってくれるから使う状況にはならないでしょ?」

 それは僕に対してのプレッシャーだった。
 もし優奈の身に何かがあったら僕の命がヤバイ。

「そんなマヌケな孫に育てた覚えはない!」

 恵美に多分そう言われるだろうけど。

「お前は彼女くらい守れない情けない弟なのか!?」

 茉莉達がまず怒り出すだろう。

「でも大昔はマシンガン撃ちまくってる女子高生いたって結莉調べたよ」

 結莉がそう言っていた。
 それに比べたら拳銃くらいは……とよくわからない基準で二人の所持は認められた。
 ちなみに僕は持ってない。
 僕の理想の男性はにいにだ。
 にいには空を尊敬している。
 にいには銃を持っていない。 
 そんなものなくてもどうにかしてしまうのが片桐家なのだとにいにが言っていた。
 
「どんな能力でも使い方を考えたら誰にも負けない」

 にいには大学に上がったらSHのまとめ役になる。
 夕飯を食べてファミレスを出ると優奈を家に送る。

「ねえ、海翔」
「どうしたの?」
「やっぱり海翔はスカート短い方がいい?」
「なんで?」
「……少しは彼女にこんな格好してほしいとかないの?」

 誠ならいっぱいありそうだな。
 だけど僕は誠じゃない。
 にいにもそう言うのを茉奈に求めていないらしい。
 自分の為に悩んで選んでくれる服が一番いいに決まってる。
 だから僕はあらかじめ用意していた回答を使った。

「あのさ、制服が少し変わるだけなんだよね?」
「まあそうだね」
「今まで僕が不満を言った事ある?」
「ないけど、それってどうでもいいって事?」
「そうじゃなくてさ。それが一番だと思うんだよね」

 優奈だってそれなりに考えて校則に則った服装でいるんでしょ。
 それをわざわざ短くしろなんて言わないよ。
 その時にいにが言ってたことを忘れてしまっていた。

「そんな姿を見るのは一緒に寝る時見れるから良いと思うんだ」

 ぽかっ

「海翔も男の子なんだね」

 だったらもっと誘ってよと優奈は笑っていた。
 帰ると結莉は天音とご飯を作っている。
 茉莉は菫達と対戦ゲームをしているらしい。
 結莉はなんで手伝っているんだろう?
 結莉に聞いてみた。

「だってあと1年しかないんだよ?」

 結莉の中では芳樹と二人で大学に行くことは決まってるらしい。
 その時は同棲をすると決めているそうだ。
 だから今のうちに天音の味を覚えるんだって頑張っていた。
 だったら茉莉も同じじゃないのか?
 朔と二人で過ごすのにどうするんだろう?
 茉莉に聞いたら実にシンプルだった。

「んなもん、外食で済ませるに決まってるだろ?」

 冷蔵庫にはビールしか入ってない生活が待っているようだ。
 その事を天音が愛莉に相談すると、天音は愛莉に叱られていた。
 不思議な事に晶が茉莉を庇っていた。

「愛莉。家事をするのが女性ってのが間違ってるんじゃないの?」

 朔は大抵の家事はこなすように訓練を受けて来た。
 だから問題ないでしょ?と晶は言う。
 
「だけど朔だっていずれは仕事をするでしょ」
「そうなったら家政婦雇えばいいだけだから問題ないわよ」

 どうせ身ごもってる間は茉莉だって動けない。
 父さんから聞いたけど天音は僕達を身ごもってる間ゲームをして馬鹿笑いをしていたらしい。
 結莉や茉莉が銃声を聞いて喜ぶのは胎教の成果だろう。
 だけど愛莉も茉莉や結莉に構っているわけにはいかない。
 冬華や椿がいる。
 それに晶も茉莉よりも最大の問題の潤子がいる。
 まだまだのんびり過ごすという理想の日は遠いようだった。

(2)

「あれ?母さん朝からどこに行くの?」

 私が身支度をしていると雪が起きてきて聞いていた。

「瞳子は今日はお仕事なのよ」

 愛莉さんが比呂の朝食を用意しながら説明していた。
 私は今日小学校の卒業式がある。
 私のクラスが卒業する。
 だから出ないといけない。

「ふーん」

 興味なさそうにご飯を食べながら私を見ていた。
 どうしたんだろう?

「そんな風にお洒落している母さん久々に見た気がした」

 雪はこういうセリフを躊躇わずに言えるから凄い。
 その辺が冬吾さんに似ているんだろう。
 雪の入園式の時は私は一緒に行けなかったから随分見ていなかったんだろう。
 それは冬吾さんも一緒の様だ。

「お願いだから浮気とか止めてね」
「冬吾さん以上の男性なんてそんなにいません」
「父さんがいるからさ」
「うん?瞳子を頂いていいのか?」

 冬夜さんが言うと冬夜さんの前に突き出される包丁。

「今何かおっしゃいましたか?」
「い、いや。僕も愛莉以上の女性なんて知らないから」
「それにしては随分不思議な事をおっしゃられてましたけど」
「き、気のせいじゃないかな」

 誰もが恐れる片桐家の男性は彼女には逆らえない。
 そんなルールが課せられていた。

「瞳子。そろそろ行かないと間に合わないんじゃない?」

 冬吾さんが言って時計を見ると確かにまずい。

「それじゃ行ってきます」

 そう言って家を出ると学校に向かう。
 私が卒業するわけでもないのに妙にソワソワする。
 そんな私に桜子先輩達が近づいてきた。

「いよいよ来たわね」
「はい、ちょっと緊張してます」
「覚悟しておきなさい。ハンカチくらい用意しておいた方が良いかもよ」

 先輩達がそう言って笑っている。
 教室に行くと今日の為におめかししてきた子供達がいる。
 クラスメートの服装を見て感想を言い合っている。
 今日の流れを説明するといよいよ体育館に移動する。
 何度も練習してきた卒業証書授与とコールの練習。
 しかし実際に式の為に準備された会場を見て緊張したのか口数が減っていた。
 もっとも茉莉や菫は爆睡した挙句注意した校長に文句を言ったらしいけど。
 瑛大さんの孫達は普段から真面目だったし今日も大人しくしていた。
 卒業式を終えると教室に戻って最後の祝辞を送る。
 すると女子達を中心に涙を浮かべる児童がいた。
 私達の時もそうだったな。

「じゃあ、皆これからも頑張ってください。先生も応援しています」

 そう言うと桐谷朱鳥が立ち上がった。
 手には色紙を持っていた。

「これ私達から……。先生今までありがとう」

 そう言って朱鳥が私に色紙をくれた。
 それには児童達の感謝の言葉がぎっしり書かれていた。

「ありがとう」

 まだ泣いてはいけない。
 これから素晴らしい未来へはばたく子供達を笑って送ってやる事。
 それが私にできる最後の仕事だ。
 終礼が終わると私達は校庭に集まる。

「瞳子お疲れ様」

 進と朱鳥を連れたなずな達が挨拶に来た。
 
「とてもいい子で助かりました」
「まあ、俺の子供だからな!」

 遊がそう言ってにやりと笑う。

「……琴音はどうなの?」

 ちょっと興味があったから聞いてみたら二人とも笑って誤魔化していた。
 最後に校門から出て行く児童を見送って職員室で残務を片付ける。

「どうだった?」
「泣かないように必死でした」
「皆そうなの」

 例え茉莉や希美の様な子供でも小学校に入った時に比べたら立派になった。
 そして卒業式の日にその晴れ姿を見て自分の責務をしっかり果たしたと満足する。
 その達成感が教師と言う仕事のやりがいだ。
 それを忘れなかったら大丈夫。
 何度も繰り返しながら立派な教師になっていくのは私達も同じ。
 子供と一緒に教師も成長していくものだと桜子先輩が言った。
 仕事を終えると家に帰る。

「おかえり~」

 雪が玄関に迎えに来た。
 
「ただいま~」

 私は愛娘を抱きかかえる。
 いよいよ次はこの子達が小学校に入って来る。
 会議の末やはり私にバトンが渡されることになった。
 どんな風にでもいい。
 冬吾さんの子だから間違いは起こさない。
 大切に育てていきたいと思った。
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