10 / 11
番外編
夢(小春)
しおりを挟む
ゴールデンウィーク2日目。私は、念願の能力者になることができた。
『元素操作』これが私の、能力らしい。まぁ、こうなることは前から分かってたんだけどね。
子供の頃、ある実験で私に何かが宿ったことを感じた。そのあと、帝光輝という人に、真実を話された。始めは信じられなかったけど、能力まで当ててしまったら信じるしかない。
まぁ、今日はもう疲れたしそろそろ寝ることにしようかな。
私は、深い眠りについた。
気がつくと、全く知らない場所に立っていた。そして何処からともなく、ある人の声が聞こえてきた。
「能力者たちよ。気づいているものもおるかと思うが、ここは夢の世界だ。とわいっても僕の能力で作り上げた世界だから、みんなはこの世界から出られないよ。でもそれじゃあ面白くないから、チャンスをあげる。今から君たちには、感覚と能力を与えるからそれを使って目の前の試練に挑んでね。死にはしないけど、怪我は負うから気をつけて挑んでね。ああ、ここではみんなランクがC中になるから気をつけて~。それじゃあ。」
「試練かぁ~。夢の中でも、特訓しないといけないのか~。でも、これは強くなれるチャンスだ。私の中にいるこの子の夢を叶えるために、私も強くならなくちゃ。多少の無茶には、目を瞑らないと。」
私は、効率よく能力を訓練していった。
イメージして、それぞれ同じくらいの元素を作り出す。
次に、同時に2つ以上を作り出す。
そして、2つの元素を組み合わせて違う形のものを作り出す。
この3つを練習すれば、すぐに能力は「ランクB下」になった。
「君には、素質があるようだ。だったらこのゴーレム、倒せるかな?」
ゴーレムか。攻略の仕方は分かっているが、今の私には火力が足りない。
でも、これならいける。
水を作っている元素は水素と酸素。今即興でキットを作り、水を電気分解する。
そして・・・、条件は揃った!
「はああああぁぁぁぁぁ!」
私は、500℃の火球をゴーレムに投げつけた。
ゴーレムの周りには、酸素濃度が5%以上、水素濃度が4%以上が混じり合った物質を置いておいた。
水素爆発だ。
ゴーレムの心臓(コア)がむき出しになったのを、私は見逃さなかった。
土を固めて作った槍を、心臓(コア)に投擲した。
「すごい!まさか、こんなに速くゴーレムを倒してしまうなんてね。君なら、彼の良きパートナーになれそうだ。」
私は、目覚めた。今日の出来事は、絶対役に立つ。私の目標にも一歩近づけたし、これはこれで良いだろう。
ゴールデンウィーク4日目
私は、風制委員の人に声をかけられていた。何かしたのかと思ったが、勧誘の誘いだった。私は、誰からの差し金か尋ねると、帝光輝という名が出てきた。
これも道標だと思って、私は風制委員に入ることにした。
『元素操作』これが私の、能力らしい。まぁ、こうなることは前から分かってたんだけどね。
子供の頃、ある実験で私に何かが宿ったことを感じた。そのあと、帝光輝という人に、真実を話された。始めは信じられなかったけど、能力まで当ててしまったら信じるしかない。
まぁ、今日はもう疲れたしそろそろ寝ることにしようかな。
私は、深い眠りについた。
気がつくと、全く知らない場所に立っていた。そして何処からともなく、ある人の声が聞こえてきた。
「能力者たちよ。気づいているものもおるかと思うが、ここは夢の世界だ。とわいっても僕の能力で作り上げた世界だから、みんなはこの世界から出られないよ。でもそれじゃあ面白くないから、チャンスをあげる。今から君たちには、感覚と能力を与えるからそれを使って目の前の試練に挑んでね。死にはしないけど、怪我は負うから気をつけて挑んでね。ああ、ここではみんなランクがC中になるから気をつけて~。それじゃあ。」
「試練かぁ~。夢の中でも、特訓しないといけないのか~。でも、これは強くなれるチャンスだ。私の中にいるこの子の夢を叶えるために、私も強くならなくちゃ。多少の無茶には、目を瞑らないと。」
私は、効率よく能力を訓練していった。
イメージして、それぞれ同じくらいの元素を作り出す。
次に、同時に2つ以上を作り出す。
そして、2つの元素を組み合わせて違う形のものを作り出す。
この3つを練習すれば、すぐに能力は「ランクB下」になった。
「君には、素質があるようだ。だったらこのゴーレム、倒せるかな?」
ゴーレムか。攻略の仕方は分かっているが、今の私には火力が足りない。
でも、これならいける。
水を作っている元素は水素と酸素。今即興でキットを作り、水を電気分解する。
そして・・・、条件は揃った!
「はああああぁぁぁぁぁ!」
私は、500℃の火球をゴーレムに投げつけた。
ゴーレムの周りには、酸素濃度が5%以上、水素濃度が4%以上が混じり合った物質を置いておいた。
水素爆発だ。
ゴーレムの心臓(コア)がむき出しになったのを、私は見逃さなかった。
土を固めて作った槍を、心臓(コア)に投擲した。
「すごい!まさか、こんなに速くゴーレムを倒してしまうなんてね。君なら、彼の良きパートナーになれそうだ。」
私は、目覚めた。今日の出来事は、絶対役に立つ。私の目標にも一歩近づけたし、これはこれで良いだろう。
ゴールデンウィーク4日目
私は、風制委員の人に声をかけられていた。何かしたのかと思ったが、勧誘の誘いだった。私は、誰からの差し金か尋ねると、帝光輝という名が出てきた。
これも道標だと思って、私は風制委員に入ることにした。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる