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〜第二章〜
全能祭
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今日は、呼び出しをくらって風紀制定会議ビルに来ていた。
「なんですか?用って。」
「全能祭のことよ。」
全能祭。それは、能力検査調査街にある全高校が競い合う場。その名も、全高能力体育祭だ。この街には、高校が10存在している。俺は、高校を退学したから関係ないと思っていたのだが・・・。
「俺たちは、何をするだ?」
「全能祭の警備だよ。」
風制委員は、警備を担当しているのか。競技には、直接関わらない。マシな役職だな。
「警備と言っても何から守るんだ?」
「毎年、嫌な事件が起きてるのよ。毎回、被害は最小限に押さえてるんだけど。」
変な事をする奴らもいたもんだ。能力者が合計でも3000以上はいるんだぞ。でも、何が目的でこんな事をするのかは今はどうでもいいからな。こんな連中が出てきたら、取っ捕まえて反省させるのが一番だと思っているからな。
「まっ、気にしなくていいよ。それより、優勝校はどこだと思う?」
「そうだな。前年度優勝が、伊律次高校。準優勝が、札律次高校だったからな。どちらも取れないって、なんで駆け引きみたいになってんの?」
「それは、あなたが自分でそこまで運んだからじゃないの。」
確かにそうだな。でも、今年は何かある気がするな。最近の話題だと、伊律次に加護を持つものが現れたとか。まあ、加護は神から承るもの。この街には、10の神社があるし俺を除くと札律次以外はいそうだけど。そうなると、札律次が不利だな。まあ、加護がとてつもなく強いというわけでもないしどっちでもいいか。
全能祭には、全部で11の競技がある。なぜ11なのか。それは、各校の得意分野を1つずつ競技に出し最終種目に全高から代表者が100人出て戦い合う『ブレイク・ストライカーズ』という名の競技を入れる。こうすることで、はっきりとした順位をつけようと考えたらしい。全く、馬鹿馬鹿しいにも程があると思うがまあいい。逆にいうと、得意分野は絶対に落とせないということにもなる。落とした時点で、ほぼ負けと思ってもいいだろう。だから皆、得意分野を徹底的に進化させ続けているんだ。落とさないためにも。
「全能祭は、いつあるんだ?」
「5月15日から21日までの計6日だよ。」
6日間の間、何も起こらないといいのだが。そん時はそん時だ。警備まで体を整えるとするか。
「なんですか?用って。」
「全能祭のことよ。」
全能祭。それは、能力検査調査街にある全高校が競い合う場。その名も、全高能力体育祭だ。この街には、高校が10存在している。俺は、高校を退学したから関係ないと思っていたのだが・・・。
「俺たちは、何をするだ?」
「全能祭の警備だよ。」
風制委員は、警備を担当しているのか。競技には、直接関わらない。マシな役職だな。
「警備と言っても何から守るんだ?」
「毎年、嫌な事件が起きてるのよ。毎回、被害は最小限に押さえてるんだけど。」
変な事をする奴らもいたもんだ。能力者が合計でも3000以上はいるんだぞ。でも、何が目的でこんな事をするのかは今はどうでもいいからな。こんな連中が出てきたら、取っ捕まえて反省させるのが一番だと思っているからな。
「まっ、気にしなくていいよ。それより、優勝校はどこだと思う?」
「そうだな。前年度優勝が、伊律次高校。準優勝が、札律次高校だったからな。どちらも取れないって、なんで駆け引きみたいになってんの?」
「それは、あなたが自分でそこまで運んだからじゃないの。」
確かにそうだな。でも、今年は何かある気がするな。最近の話題だと、伊律次に加護を持つものが現れたとか。まあ、加護は神から承るもの。この街には、10の神社があるし俺を除くと札律次以外はいそうだけど。そうなると、札律次が不利だな。まあ、加護がとてつもなく強いというわけでもないしどっちでもいいか。
全能祭には、全部で11の競技がある。なぜ11なのか。それは、各校の得意分野を1つずつ競技に出し最終種目に全高から代表者が100人出て戦い合う『ブレイク・ストライカーズ』という名の競技を入れる。こうすることで、はっきりとした順位をつけようと考えたらしい。全く、馬鹿馬鹿しいにも程があると思うがまあいい。逆にいうと、得意分野は絶対に落とせないということにもなる。落とした時点で、ほぼ負けと思ってもいいだろう。だから皆、得意分野を徹底的に進化させ続けているんだ。落とさないためにも。
「全能祭は、いつあるんだ?」
「5月15日から21日までの計6日だよ。」
6日間の間、何も起こらないといいのだが。そん時はそん時だ。警備まで体を整えるとするか。
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