能覚人

ミライ164

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〜第二章〜

最終日

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~6日目~

 「今日で、全能祭も終わりだぜ!今日の競技は、騎馬戦と団体戦だぜ!楽しんでけよな!イエーア!」

 団体戦に出るのはいいものの。どうしよう。うちの高校は作戦の1つもありゃしない。つまり・・・詰だ。作戦なしに伊律次高校に勝てるとは思わないし、ここはどうすれば。

 「なあ、昴。お前には、最後まで体力を温存しておいてもらいたい。そうだな・・・、残り10人程度になったら出てきてや。それまで、俺たちがガンバっからさ。」

 それが1番いい手・・・か。確かにそうだ。俺が、優勝すれば結果的には札律次高校の優勝となる。つまりこれが作戦ってことか。

  「いいぜ。乗ってやるよこの作戦。ただし、期待はするな。相手も相手だ。あいつが出てくるだろう。」

 騎馬戦は、隠律次高校の勝利。そして、団体戦が始まった。1000人で行われるこの競技。序盤から脱落者は、数え切れないほど出た。幸いにも、札律次高校は20人程度が脱落してだけだった。

 中盤、残り500人を切ったところですでに勝敗はわかり切っていた。伊律次高校は、まだ80人も残っている。札律次高校は30人程度。これが昨年優勝校の実力・・・恐ろしい。こんなのに勝てるのか?でもやるっきゃないよな!

 終盤、残り100人を切った。その内訳は、伊律次高校が70人。札律次高校が、20人と言ったところだ。このままでは、ほとんど負けが見えている。でもまだ、希望はある。

 「いまだ!突撃!!」

 札律次高校と伊律次高校が真正面からぶつかり合った。結果は、札律次高校俺を除いた全員が失格。伊律次高校は、30人程度。残り40。1:40てわけだ。どうしたものか。これじゃあ、十人まで・・・は。あれ?毎年こんなんなら、誰の名前が刻まれるんだ。リーダー?先輩。違う。内乱が起きる。

 予想通り、内乱が起きた。結果、伊律次高校はリーダー以外が失格。リーダーはこちらを向いて、

 「そろそろ出てきたらどうです?もうとっくに勝者は決まったことですし。」

 飯田光弘!あいつが、今回伊律次高校に現れたという加護持ちの選手。1体なんの加護なんだ?

 「何を物物と。もう勝敗は決まってるんですから。」

 後ろから声が聞こえた瞬間、体に猛烈な痛みが迸った。能力を使い、最小限のダメージで済ませたがこれはまずい。1体どんな加護を・・・。待てよ、もしかして。これなら、あいつが強いのにも合点がいく。

 「なるほどな。お前の加護は、『凌駕の加護』だ!!」
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