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〜第三章〜
魔
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時は、少し遡りGW4日目。
僕は、声律次高校2年生。さっき、風制委員の人に助けてもらった。
でも、手を払ってしまった。自分自身で、何とかしたかったからだ。
俺には、能力がない。加護も、ない。
そこで、考えついたのが呪いだ。
魔女に、かけてもらうのだが・・・。
不老不死は、違うし・・・。どちらかといえば、美貌も・・・。
でも、まだ誘惑の魔女の方がいいか。確か、美貌以外にもう一つ呪いがあったような・・・。
俺は、呪塔にきていた。流石に、誘惑の魔女の呪縛地に今から行くわけにはいかないと思ったからだ。
声律次街には、呪縛地がないからだ。
ここなら、一応どこの呪縛地にもアクセスできるからだ。
「え~と、あった。ここに・・・。」
手を触れた。
突然、雨が降ってきた。雷が落ちた。
呪塔が、避雷針になったのか。俺のなかを、雷が迸った。
「なっ・・・・・・・・」
記憶が遠のいてい・・・
__________________________________________________________
暖かい、ここは・・・。
俺は、ふと目を覚ました。
「あれ?俺は、呪塔にいたはずじゃ・・・。」
「ここは、私の呪縛地です。あなた、倒れていたものだから・・・。あっ、こっちに振り向かないでください。」
振り向くな?何でだろう。
「あなたは、誰なんですか?」
「え~と、誘惑の魔女って言ったらわかるかな?」
誘惑の魔女!?てことは、ここは誘惑の魔女の呪縛地だってこと・・・か。
俺は、思わず振り向いてしまった。
「はわ~。」
かっ可愛い。
「あの~、私ってどう見えてます?」
「えっ、ピンク色の髪で小柄の体型をしている女の子?」
硬直している。なにか、まずいことでも言ったか?
「あの~、どうかしましたか?」
「・・・、好き!!」
!?
急に、何を言い出すんだ?
「冗談ですよね?」
「いいえ、本当に好きですよ。あなたのこと。私、呪いのせいでみんなに嫌われていたから、私の真を見てくれる人を好きになるって決めてたの。だから、好き!」
マジか・・・。魔女に好きになられるって、一体天地がどうひっくり返ったらそうなるんだ?
「でも、あなたと私は今精神体でいるの。戻るには、あなたの本体があるところまで戻らないと、帰れないの。」
なるほど、そういうことか。さて、どうしたもんか・・・。
「そういえば、あなたの名前を聞いていませんでしたね?何と、言うのですか?」
「道風 颯と、言います。あなたは・・・ビューテンでいいんですか?」
「その名前は、偽名で本名はカルテナと言います。」
カルテナ・・・、名前も可愛いな。
「戻るには、真ん中の呪塔に行けばいいんですか?」
「はい、でももう戻っちゃうんですか?ちょっと、寂しいです。あっ、でも気をつけてください。呪塔にいくには、魔原を超えないといけないの。わたしは飛べるけど、君は無理だからあるいていくしかないんだけど・・・。そこには、魔獣っていう獣がいるから気をつけて。それに食べられると、精神が崩壊して本体は植物状態になるから気をつけて。」
うわ~、気が失せる。大変そうだけど、頑張るしかないか。だって、戻らないと・・・。あれ?何で戻らないと行けないんだ?俺は、未練なんてあったのか?
いや、ある。俺を助けてくれた、みんなに恩を返さないと。
「戻っても、あいに来てくれますか?」
「もちろん、待っていてください。え~と、1つお願いがあるんですが・・・。話術の呪いをかけてくれませんか?」
「いいですよ。あなたの願いなら、わたし自身も差し上げてもいいですよ。」
「ありがとう。でも、今は遠慮しておくよ。また今度ということで。」
話術の呪いをかけてもらった。これで、俺もあいつに仕返しができる。
やっとだ。
俺は、ここを出た。思いっきり走った。早く、戻るんだ。俺に・・・。
僕は、声律次高校2年生。さっき、風制委員の人に助けてもらった。
でも、手を払ってしまった。自分自身で、何とかしたかったからだ。
俺には、能力がない。加護も、ない。
そこで、考えついたのが呪いだ。
魔女に、かけてもらうのだが・・・。
不老不死は、違うし・・・。どちらかといえば、美貌も・・・。
でも、まだ誘惑の魔女の方がいいか。確か、美貌以外にもう一つ呪いがあったような・・・。
俺は、呪塔にきていた。流石に、誘惑の魔女の呪縛地に今から行くわけにはいかないと思ったからだ。
声律次街には、呪縛地がないからだ。
ここなら、一応どこの呪縛地にもアクセスできるからだ。
「え~と、あった。ここに・・・。」
手を触れた。
突然、雨が降ってきた。雷が落ちた。
呪塔が、避雷針になったのか。俺のなかを、雷が迸った。
「なっ・・・・・・・・」
記憶が遠のいてい・・・
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暖かい、ここは・・・。
俺は、ふと目を覚ました。
「あれ?俺は、呪塔にいたはずじゃ・・・。」
「ここは、私の呪縛地です。あなた、倒れていたものだから・・・。あっ、こっちに振り向かないでください。」
振り向くな?何でだろう。
「あなたは、誰なんですか?」
「え~と、誘惑の魔女って言ったらわかるかな?」
誘惑の魔女!?てことは、ここは誘惑の魔女の呪縛地だってこと・・・か。
俺は、思わず振り向いてしまった。
「はわ~。」
かっ可愛い。
「あの~、私ってどう見えてます?」
「えっ、ピンク色の髪で小柄の体型をしている女の子?」
硬直している。なにか、まずいことでも言ったか?
「あの~、どうかしましたか?」
「・・・、好き!!」
!?
急に、何を言い出すんだ?
「冗談ですよね?」
「いいえ、本当に好きですよ。あなたのこと。私、呪いのせいでみんなに嫌われていたから、私の真を見てくれる人を好きになるって決めてたの。だから、好き!」
マジか・・・。魔女に好きになられるって、一体天地がどうひっくり返ったらそうなるんだ?
「でも、あなたと私は今精神体でいるの。戻るには、あなたの本体があるところまで戻らないと、帰れないの。」
なるほど、そういうことか。さて、どうしたもんか・・・。
「そういえば、あなたの名前を聞いていませんでしたね?何と、言うのですか?」
「道風 颯と、言います。あなたは・・・ビューテンでいいんですか?」
「その名前は、偽名で本名はカルテナと言います。」
カルテナ・・・、名前も可愛いな。
「戻るには、真ん中の呪塔に行けばいいんですか?」
「はい、でももう戻っちゃうんですか?ちょっと、寂しいです。あっ、でも気をつけてください。呪塔にいくには、魔原を超えないといけないの。わたしは飛べるけど、君は無理だからあるいていくしかないんだけど・・・。そこには、魔獣っていう獣がいるから気をつけて。それに食べられると、精神が崩壊して本体は植物状態になるから気をつけて。」
うわ~、気が失せる。大変そうだけど、頑張るしかないか。だって、戻らないと・・・。あれ?何で戻らないと行けないんだ?俺は、未練なんてあったのか?
いや、ある。俺を助けてくれた、みんなに恩を返さないと。
「戻っても、あいに来てくれますか?」
「もちろん、待っていてください。え~と、1つお願いがあるんですが・・・。話術の呪いをかけてくれませんか?」
「いいですよ。あなたの願いなら、わたし自身も差し上げてもいいですよ。」
「ありがとう。でも、今は遠慮しておくよ。また今度ということで。」
話術の呪いをかけてもらった。これで、俺もあいつに仕返しができる。
やっとだ。
俺は、ここを出た。思いっきり走った。早く、戻るんだ。俺に・・・。
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