18 / 205
第一章 都市伝説と呼ばれて
18 キビキの大乱
しおりを挟む
『王宮騎士団に入った新人が、なにやら凄いらしい』
シルベストルが官吏となって五年。
生来の生真面目な性格から、賄賂などの裏工作を良しとしないシルベストルは、そのため有力な貴族の後ろ盾も得られず、有能という評価を得ながらも下級官吏の身分に甘んじていた。
そのような折、騎士団に入団したばかりの新人の噂を耳にした。
その人物はエリート揃いの王宮騎士団の中でも、抜きんでた実力を持っているという話だった。
それが当時、旧姓のラコアンを名乗っていた若きザオラルだった。
アルテの王宮騎士団は有力な騎士の子息のほか、将来有望な騎士が全土より集められるエリート集団であるが、その分排他的で選民意識が強かった。
そんな中に実力は群を抜いているものの、辺境出身の騎士が入団してきたのだ。しかもその人物は、元々騎士ではなく平民上がりだということで、噂好きな官吏たちの話題に上っていた。
ザオラルは模擬試合で騎士団全員を打ち倒すなど、圧倒的な技量で瞬く間に頭角を現すほどだった。だが傑出した実力があるが故に、エリート意識の高い騎士団の中では妬みの対象となってしまい、決して活躍の場を与えらることはなかった。
それでも日々黙々と鍛錬に励むザオラルの姿を多くの人が目撃していたのだった。
「排他的な騎士団の中で風当たりが強いだろうに」
シルベストルはなんとなく自分と境遇が似ている彼に興味を覚え、機会があれば一度話をしてみたいと考えるようになっていた。
彼にとって幸運なことは、その機会は程なく訪れたことだ。
しかしそれはアルテミラにとっては王国の支配体制の転換点となる大事件だった。
この年アルテミラの治世が三〇〇年を迎え、王都では治世三〇〇年を祝う式典が開催されるなど、祝賀ムードに包まれていた。その一方で王都以外では、ギルドの圧政により人々の不満は高まる一方だった。
ギルドを牛耳る商人たちは、私服を肥やすために規定を超えるような租税を課すことが公然とおこなわれているほどだった。
王国には既にギルドを制御するつもりもなく、ましてやギルドからの多大な献金の恩恵に与っているため、それを手放すことを惜しんで声を上げることさえしなくなっていた。
そのような中、アルテ東方にあるキビキという町で、暴徒が商人ギルドを占拠し立て籠もるという事件が発生した。
暴徒の一団は町に火を点け、逃げだそうとした商人を、家族諸共惨殺してギルドを占拠したのだ。
暴動の人数は当初わずか数十名という小規模だったが、アルテとは指呼の間ということもあり、迅速な鎮圧を狙ったアルテミラ政府は王宮騎士団に討伐を命じた。
政府からの命を受けた騎士団は五〇〇名の討伐部隊を編成し、意気揚々とキビキへと出陣していく。
士気高く出陣していく王宮騎士団だったが、ザオラルはこの時点では討伐軍の選抜からは漏れていた。手柄を上げさせないため、また嫌がらせのために敢えて彼を留守役としたのである。
暴徒の人数も少ないことから、余裕を持って討伐に向かった騎士団だったが、その驕りと油断により、キビキを目前にして暴徒からの奇襲を受け大敗を喫してしまう。
この事は王朝の威信に傷が付くだけでなく、各地で圧政により燻っていた反抗勢力の一斉蜂起を招くきっかけとなり、反乱が全国へと拡大する事態を引き起こしてしまった。
状況の悪化を受けて政府は、王国軍の編成を急ぐとともに各地の領主に賊軍の討伐を命じた。さらに当時の王カルラにミラー騎士の出動を要請することになった。
ミラー騎士とは、アルテミラ王国において騎士位の最上級とされ、騎士を超える騎士としての象徴と位置づけられてる称号だ。王家に連なる者しか許されない獅子の紋章を持つことを許されるだけでなく、戦時下では王の全権代理人として軍の指揮をとることもできる存在だった。
ミラー騎士には王のみが任命でき、また唯一王の命令のみに従うことが許されている。そのため王に次ぐ絶大な権力を持っていた。
権力と引き替えに自由を失ったものの、ギルドの顔色を窺わねば国政すら動かせない王が、唯一自由に動かすことのできるものがミラー騎士なのだ。謂わば王による、王のための私設騎士だった。
ミラー騎士のその歴史は、アルテミラ建国に功績のあった十七名の騎士を任命したことが始まりとされる。
建国当時の混乱期はともかく、国内が安定していくにつれてその数は減少し、一時は三十二年間不在だった時期もあるなど、アルテミラの治世でもわずか六十八名しか存在しない。
騎士を超越したその権力は絶大で、ミラーの名の下には犯した殺人ですら罪に問われることはない。そのため王に比肩する巨大な権力に取り憑かれてしまい、大悪人として歴史に汚名を残す者や在任半ばに討伐されてしまう者も少なからず存在するほどだ。
その重みは任命する王にとっても諸刃の剣といってよく、歴代の王の中で在任中にミラー騎士を任命せずに世を去った王の方が多いほどでなのだ。
国が安定すればその数を減らし乱れれば増える事から、睨み合う二頭の獅子の紋章とミラーという名も相まって、その存在は王国を映す鏡だと言われていた。
出動の要請を受けたカルラ王は、すぐにミラー騎士オリヤン・ストランドにキビキ奪還と反乱鎮圧を命じた。
当時のミラー騎士は、歴代最強と名高いオリヤンが唯一その任に就いていた。
ギルドの圧政に喘ぐ声は多かったものの、王国としては安定した治世が続いていた時期だ。そのため長い間新たなミラー騎士が任命されることがなく、オリヤンは先々代のフリート王により任命されて、二十年の長きにわたり在任していた。
命を受けたオリヤンはすぐに討伐軍の編成に入ると、壊滅的な被害を受けた王宮騎士団から新たにザオラル唯一人を抜擢した。
そして輜重部隊の役人としてシルベストルも従軍することになり、彼は初めてザオラルと顔を合わせることとなったのだった。
オリヤンにより新たに編成された討伐軍三〇〇〇名は、ほどなくキビキ近郊にて賊軍と対峙した。
賊軍は緒戦の勝利以降、近郊の反乱軍を吸収し王宮騎士団撃破からわずか数日の間に、五〇〇〇名を超える規模へと膨らんでいた。しかし数は多くとも寄せ集めに過ぎず指揮系統もはっきりしない賊軍は、戦端が開かれると瞬く間にオリヤンたちに鎮圧されてしまう。
この戦いでオリヤンは、ザオラルに約一〇〇〇名の兵を預け一隊を任せていたが、彼はその期待に見事応えオリヤンとの息の合った連携をとり賊軍撃破に貢献した。
その後オリヤンの信用を得たザオラルは彼と共に各地を転戦し、反乱鎮圧に多大なる貢献をしたとして、カルラ王よりミラーの称号を与えられ、二十年振りとなる新たなミラー騎士の誕生となった。
またシルベストルも高い事務処理能力をみせ、一年に渡る転戦に関わらず補給線を滞りなく維持し続けたことで評価を高め、上級官吏へ推薦されることになる。
しかし軍に帯同中ザオラルにすっかり惚れ込んでいたシルベストルは、その話を辞退すると官吏の職もあっさり辞し、半ば押し掛けに近い形でザオラルの元へと参じたのだった。
以来三十年、ザオラルがミラー騎士を返上してサザンへと帰還した際も、黙って付き従ってきたのだった。
ザオラルとシルベストル、そしてオリヤンの三人が出会うことになったこの戦乱は、発端となった町の名を取ってキビキの大乱という。
この乱が発端となり、中央の支配体制が綻び始めているのを露呈することになった。そしてそれを敏感に察した各地の領主が、独自に動き始めることに繋がっていく。
シルベストルが官吏となって五年。
生来の生真面目な性格から、賄賂などの裏工作を良しとしないシルベストルは、そのため有力な貴族の後ろ盾も得られず、有能という評価を得ながらも下級官吏の身分に甘んじていた。
そのような折、騎士団に入団したばかりの新人の噂を耳にした。
その人物はエリート揃いの王宮騎士団の中でも、抜きんでた実力を持っているという話だった。
それが当時、旧姓のラコアンを名乗っていた若きザオラルだった。
アルテの王宮騎士団は有力な騎士の子息のほか、将来有望な騎士が全土より集められるエリート集団であるが、その分排他的で選民意識が強かった。
そんな中に実力は群を抜いているものの、辺境出身の騎士が入団してきたのだ。しかもその人物は、元々騎士ではなく平民上がりだということで、噂好きな官吏たちの話題に上っていた。
ザオラルは模擬試合で騎士団全員を打ち倒すなど、圧倒的な技量で瞬く間に頭角を現すほどだった。だが傑出した実力があるが故に、エリート意識の高い騎士団の中では妬みの対象となってしまい、決して活躍の場を与えらることはなかった。
それでも日々黙々と鍛錬に励むザオラルの姿を多くの人が目撃していたのだった。
「排他的な騎士団の中で風当たりが強いだろうに」
シルベストルはなんとなく自分と境遇が似ている彼に興味を覚え、機会があれば一度話をしてみたいと考えるようになっていた。
彼にとって幸運なことは、その機会は程なく訪れたことだ。
しかしそれはアルテミラにとっては王国の支配体制の転換点となる大事件だった。
この年アルテミラの治世が三〇〇年を迎え、王都では治世三〇〇年を祝う式典が開催されるなど、祝賀ムードに包まれていた。その一方で王都以外では、ギルドの圧政により人々の不満は高まる一方だった。
ギルドを牛耳る商人たちは、私服を肥やすために規定を超えるような租税を課すことが公然とおこなわれているほどだった。
王国には既にギルドを制御するつもりもなく、ましてやギルドからの多大な献金の恩恵に与っているため、それを手放すことを惜しんで声を上げることさえしなくなっていた。
そのような中、アルテ東方にあるキビキという町で、暴徒が商人ギルドを占拠し立て籠もるという事件が発生した。
暴徒の一団は町に火を点け、逃げだそうとした商人を、家族諸共惨殺してギルドを占拠したのだ。
暴動の人数は当初わずか数十名という小規模だったが、アルテとは指呼の間ということもあり、迅速な鎮圧を狙ったアルテミラ政府は王宮騎士団に討伐を命じた。
政府からの命を受けた騎士団は五〇〇名の討伐部隊を編成し、意気揚々とキビキへと出陣していく。
士気高く出陣していく王宮騎士団だったが、ザオラルはこの時点では討伐軍の選抜からは漏れていた。手柄を上げさせないため、また嫌がらせのために敢えて彼を留守役としたのである。
暴徒の人数も少ないことから、余裕を持って討伐に向かった騎士団だったが、その驕りと油断により、キビキを目前にして暴徒からの奇襲を受け大敗を喫してしまう。
この事は王朝の威信に傷が付くだけでなく、各地で圧政により燻っていた反抗勢力の一斉蜂起を招くきっかけとなり、反乱が全国へと拡大する事態を引き起こしてしまった。
状況の悪化を受けて政府は、王国軍の編成を急ぐとともに各地の領主に賊軍の討伐を命じた。さらに当時の王カルラにミラー騎士の出動を要請することになった。
ミラー騎士とは、アルテミラ王国において騎士位の最上級とされ、騎士を超える騎士としての象徴と位置づけられてる称号だ。王家に連なる者しか許されない獅子の紋章を持つことを許されるだけでなく、戦時下では王の全権代理人として軍の指揮をとることもできる存在だった。
ミラー騎士には王のみが任命でき、また唯一王の命令のみに従うことが許されている。そのため王に次ぐ絶大な権力を持っていた。
権力と引き替えに自由を失ったものの、ギルドの顔色を窺わねば国政すら動かせない王が、唯一自由に動かすことのできるものがミラー騎士なのだ。謂わば王による、王のための私設騎士だった。
ミラー騎士のその歴史は、アルテミラ建国に功績のあった十七名の騎士を任命したことが始まりとされる。
建国当時の混乱期はともかく、国内が安定していくにつれてその数は減少し、一時は三十二年間不在だった時期もあるなど、アルテミラの治世でもわずか六十八名しか存在しない。
騎士を超越したその権力は絶大で、ミラーの名の下には犯した殺人ですら罪に問われることはない。そのため王に比肩する巨大な権力に取り憑かれてしまい、大悪人として歴史に汚名を残す者や在任半ばに討伐されてしまう者も少なからず存在するほどだ。
その重みは任命する王にとっても諸刃の剣といってよく、歴代の王の中で在任中にミラー騎士を任命せずに世を去った王の方が多いほどでなのだ。
国が安定すればその数を減らし乱れれば増える事から、睨み合う二頭の獅子の紋章とミラーという名も相まって、その存在は王国を映す鏡だと言われていた。
出動の要請を受けたカルラ王は、すぐにミラー騎士オリヤン・ストランドにキビキ奪還と反乱鎮圧を命じた。
当時のミラー騎士は、歴代最強と名高いオリヤンが唯一その任に就いていた。
ギルドの圧政に喘ぐ声は多かったものの、王国としては安定した治世が続いていた時期だ。そのため長い間新たなミラー騎士が任命されることがなく、オリヤンは先々代のフリート王により任命されて、二十年の長きにわたり在任していた。
命を受けたオリヤンはすぐに討伐軍の編成に入ると、壊滅的な被害を受けた王宮騎士団から新たにザオラル唯一人を抜擢した。
そして輜重部隊の役人としてシルベストルも従軍することになり、彼は初めてザオラルと顔を合わせることとなったのだった。
オリヤンにより新たに編成された討伐軍三〇〇〇名は、ほどなくキビキ近郊にて賊軍と対峙した。
賊軍は緒戦の勝利以降、近郊の反乱軍を吸収し王宮騎士団撃破からわずか数日の間に、五〇〇〇名を超える規模へと膨らんでいた。しかし数は多くとも寄せ集めに過ぎず指揮系統もはっきりしない賊軍は、戦端が開かれると瞬く間にオリヤンたちに鎮圧されてしまう。
この戦いでオリヤンは、ザオラルに約一〇〇〇名の兵を預け一隊を任せていたが、彼はその期待に見事応えオリヤンとの息の合った連携をとり賊軍撃破に貢献した。
その後オリヤンの信用を得たザオラルは彼と共に各地を転戦し、反乱鎮圧に多大なる貢献をしたとして、カルラ王よりミラーの称号を与えられ、二十年振りとなる新たなミラー騎士の誕生となった。
またシルベストルも高い事務処理能力をみせ、一年に渡る転戦に関わらず補給線を滞りなく維持し続けたことで評価を高め、上級官吏へ推薦されることになる。
しかし軍に帯同中ザオラルにすっかり惚れ込んでいたシルベストルは、その話を辞退すると官吏の職もあっさり辞し、半ば押し掛けに近い形でザオラルの元へと参じたのだった。
以来三十年、ザオラルがミラー騎士を返上してサザンへと帰還した際も、黙って付き従ってきたのだった。
ザオラルとシルベストル、そしてオリヤンの三人が出会うことになったこの戦乱は、発端となった町の名を取ってキビキの大乱という。
この乱が発端となり、中央の支配体制が綻び始めているのを露呈することになった。そしてそれを敏感に察した各地の領主が、独自に動き始めることに繋がっていく。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。
そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。
カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。
やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。
魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。
これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。
エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。
第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。
旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。
ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載
【完結】小さな元大賢者の幸せ騎士団大作戦〜ひとりは寂しいからみんなで幸せ目指します〜
るあか
ファンタジー
僕はフィル・ガーネット5歳。田舎のガーネット領の領主の息子だ。
でも、ただの5歳児ではない。前世は別の世界で“大賢者”という称号を持つ大魔道士。そのまた前世は日本という島国で“独身貴族”の称号を持つ者だった。
どちらも決して不自由な生活ではなかったのだが、特に大賢者はその力が強すぎたために側に寄る者は誰もおらず、寂しく孤独死をした。
そんな僕はメイドのレベッカと近所の森を散歩中に“根無し草の鬼族のおじさん”を拾う。彼との出会いをきっかけに、ガーネット領にはなかった“騎士団”の結成を目指す事に。
家族や領民のみんなで幸せになる事を夢見て、元大賢者の5歳の僕の幸せ騎士団大作戦が幕を開ける。
SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~
草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。
レアらしくて、成長が異常に早いよ。
せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。
出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる