都市伝説と呼ばれて

松虫大

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第二章 巨星堕つ

36 悪巧み(1)

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「久しぶりだな、セノ。息災そうでなによりだ」

「はい、・・・・お陰様で」

 隻腕のセノがぶっきらぼうにトゥーレに答えているのはラステ坑道の女神像の前だ。
 相変わらず彼は口数が少なく必要以上の言葉はない。見知らぬ男と並んで静かにトゥーレの前で膝を折って跪いていた。
 フォレスの秋は短い。
 日に日にンガマトの山から吹き下ろす風が冷たくなり、防寒具をしっかりと着込まなければ辛くなってきていた。間もなくこうやって出歩くことも困難になるだろう。
 トゥーレはフォレスから戻ると直ぐにユーリを介してセノを呼び出した。
 セノはかつてユーリと一緒に岩塩を掘っていた仲間で壮年の男だ。ジャハの乱の際に左腕を失った後は、坑夫を監督する立場に就いて役人との折衝や掘削計画を練ったりしている。
 昨年夏のエン砦攻略の際には、トゥーレの要請に従って、突貫でエン砦までの坑道掘削の指揮を執り、トルスター軍を勝利へと導いた立役者でもあった。

「最近の生産状況はどうだ?」

「順調です」

「・・・・そうか」

 無口でぶっきらぼうなセノが相手だと、トゥーレですら会話が弾むことはない。問えばきちんと答えてはくれるのだが、必要最低限の事しか話さないため必要な情報を得ようとすれば非常に骨が折れるのだ。

「一時期は減産が続いており苦労しておりましたが、一部の計画を見直し現在は当初の予定通りの産出量で推移しております」

 会話が続かず沈黙が続いていると、セノの傍に控えていたほっそりした頭の薄い男が、溜まりかねた様に彼の後を引き継いで説明をおこなった。
 セノは非常に有能な現場監督として活躍する一方で、ぶっきらぼうな性格からどうしてもコミュニケーションに問題があった。本人も気にしているらしいが一向に改善する気配がなかった。そのためセノの補佐兼通訳として付けられたのがこの男だ。
 彼はノードと名乗った。
 見た目は穏やかで、立ち居振る舞いが執事の様だが、商業ギルドが牛耳っていた時代から塩鉱ギルドの役人として働いていた。そのため塩鉱の知識も豊富で、人当たりが柔らかいことから坑夫の信頼も厚い人物だった。
 トゥーレはノードのお陰でセノとの遣り取りがスムーズになる事に内心ホッとした。

「計画通りなのは結構だ」

「それで、今日はどういった御用向きでしょうか?」

 ノードが警戒したような口調で尋ねる。
 わざわざ坑道にまでやってきて、産出量の確認だけをおこなう筈がないだろう。セノもノードも今度は何を言われるのかと若干緊張した表情を浮かべている。

「そこまで警戒されると話しにくいのだが・・・・」

 トゥーレは苦笑する。だが困った雰囲気はなく、どこか面白がってる様子だ。

「またどこか掘るんですか?」

「流石だな! 話が早くて助かる」

 呆れたような声を上げたノードに、ニヤリと悪そうな黒い笑顔を浮かべたトゥーレがわざとらしく大仰な仕草で答えた。
 前回は半年の間にパナンからエンまで、六〇〇メートルの坑道を掘るよう命じられた。予定よりも早めに終わらせる事ができたが、すると今度は追加でエンの地下にまで坑道を伸ばす事になった。
 最終的に工事は十ヶ月に及び、その間坑夫は突貫作業で坑道を掘り続けたのだった。もちろん報酬は破格といえるほど貰え、ザオラルからも直接言葉を賜ったりもしたが、それでも好んでやりたいと思えるものではないのだ。

「それで、今度はどこを掘ればいいんですか?」

「そう急かさずとも教えるさ。だがその前にもうひとつの要件からだ」

 前のめりになるノードに、苦笑を浮かべたトゥーレが手で抑えるような仕草を見せる。

「もうひとつの案件!? ですか?」

 思ってもみなかった言葉にセノとノードが思わず顔を見合わせる。

「そうだ。岩塩の産出量が順調との事だが、今後は少し調整して欲しいんだ」

「調整・・・・ですか?」

「ああ。細々と続いていたトノイ方面への売買を止める。そのために産出量を二十パーセント程度減らして貰うことになる」

「な!?」

「二十パーセント!?」

 産出量を二十パーセントも減らすという要請は、彼等にとって少なくない衝撃を与えた。ノードのみならずセノですら息を飲んで絶句している。

「恐れながら、トノイ方面への売買は全体の三パーセントから五パーセントだった筈です。いくら出荷を止めるとはいえ、産出量をいきなり五分の一も減らすというのは納得できかねます」

 ドーグラスの支配地域への直接の取引は、既に何年も前から停止している。それでもフォレスなどを経由して出荷はされていた。その量は関係が悪化する前は十パーセントを誇ったものの年々減り続け、ここ数年は僅か三パーセントにまで落ち込んでいた。
 出荷量が三パーセントしかないところ、二十パーセントも減らすというのは流石に納得できない相談だった。

「多くの坑夫が仕事にあぶれてしまう。流石に同意できん!」

 元ギルドの役人らしく出荷量や出荷先について詳しく把握している様子のノードが指摘し、セノも言葉少なに坑夫の立場から難色を示した。

「あぶれるのはどれくらいだ?」

「およそ一万人になるかと」

 トゥーレの問いにノードが間髪を入れずに答える。流石にしっかりと坑夫の人数まで把握している様子だ。
 カモフ全体では五万人以上の坑夫が働いている。その家族を含めると十五万人から二十万人となる。削減量を単純に当てはめると、およそ一万人もの坑夫が働き口を失い、三万から五万人が路頭に迷うことになる。セノの言うように簡単に同意できる筈もなかった。

「兵として雇っていただけるので?」

 ノードの言葉にユーリの顔が若干引き攣る。
 少し前になるが、余剰の労働力を兵士として雇ったことがあった。その兵はのほとんどは、今トゥーレの傍に控えているユーリに預けられていた。

「一万の兵は今の我々にとって魅力だが、流石に多すぎる」

 余剰となる坑夫の受け皿として提案したノードに、トゥーレは首を縦に振ることはなかった。
 ドーグラスとの兵力差を埋めたい彼にとって、一万もの兵力は喉から手が出るほど欲しい戦力だ。しかし、戦時下ならともかく平時に常時一万人を養うほどの余力は流石になかった。

「それでしたら採掘を止めるわけにはいきません。我々は坑夫やその家族を食わせていかねばなりません」

「そうは言うが、岩塩を掘ったって売れなければどのみち食わせていく事はできんぞ」

「トノイ方面への出荷を止めると仰いましたが、現在の出荷量は多くても五パーセントです。ですが、トゥーレ様は二十パーセントの減産をお命じになられます。五パーセントや十パーセントの減産であればまだ理解できますが、二十パーセントもの・・・・」

「それだけ多くの坑夫がいるのか」

 喋るのはノードに任せて黙っていたセノがボソリと口を開く。口角泡を飛ばすように反論していたノードもその言葉に口を噤んだ。

「流石セノだ!」

 トゥーレが嬉しそうにセノを見ると、彼は無言で肩を竦めトゥーレに先を促す。
 話の腰を折られたノードは、口を開いたまま二人の顔を交互に見比べるだけだった。




「やれるな?」

 図面を拡げてセノとノードに概要をひと通り説明した後、『簡単だろ?』と最後に付け足した。
 女神像の前に置かれた台をテーブル代わりにその上に拡げられた図面を睨み、二人は難しい顔で額を寄せ合っている。
 暫く二人で話し合っていたが、やがてセノがゆっくりと首を振った。

「これは無理だ」

「其方たちの働きにカモフの盛衰が懸かっている。無理でも何でもやって貰わねば困るんだが」

 セノが拒否することを予想していたのか、それほど驚いた様子を見せずにトゥーレが直ぐに反論する。

「そうは言いますが、巨大な岩の塊ですよ。掘れないとは言いませんが、どれだけ掛かるかわかりません」

 難色を示し黙り込むセノに対して、ノードがその理由を述べる。特に打ち合わせもなく役割分担できている。中々良いコンビのようだ。
 だが坑夫としてのプライドが邪魔をしたのか、否定しなかった事が災いすることになる。

「って事はできない事はないんだな?」

「っ!」

 『しまった!』という顔を浮かべるノード。表情は変わらないものの無念そうに小さく首を振るセノ。

「・・・・期間は?」

 やがて諦めたように溜息を吐いたセノが問うた。
 前回のエン攻めでは十ヶ月の期間を要した。それでも突貫に近い作業だった。今回の規模は前回と比較にならない。

「できるだけ時間は稼ぐが、相手次第だからな。最短だと一年ないかも知れない」

「い、一年!? 流石にそれは・・・・」

 簡潔に告げたトゥーレに、ノードがあんぐりと口を開け絶句する。流石に無茶を言ってる自覚のあるトゥーレは少し肩を竦める。

「もちろんその場合全て掘れとは言わないさ。優先して欲しいのはこの箇所だ」

 そう言って図面の一部を指差す。それは最も難航が予想される厚い岩盤が予想される箇所だった。

「よりによってここですか・・・・」

 セノもノードも難しい顔で考え込む。彼らとすれば最も避けたい場所だったからだ。

「前回と違うのは今回はあくまでも次善策だ。使わないに越したことはないが、使うことになれば全てを賭けた戦いになる。完成していなければ俺たちは滅ぶことになるだろう」

 カモフの運命を賭けた戦いに臨むトゥーレの命運を握る箇所の掘削だ。使わないかも知れないとはいえ、間に合いませんでしたでは済まされない重圧が彼らにのしかかる。
 ゴクリとノードが唾を飲み込み、思ったよりも大きな音が響いた。流石にセノも天を仰いでいた。

「そ、そうは言いますが、この場所はほとんど岩の塊じゃないですか!」

「そこは大丈夫の筈だ。難航するのは街道に近い辺りだけだ。それ以外はそうでもないさ」

「簡単に言ってくれます。まるで見てきたようじゃないですか?」

 声を荒らげるノードに対してトゥーレが図面を示しながら説明をする。

「街道付近に比べてこの辺りは木々が生い茂っている。あれだけの木が生えているということは、その根も深くまで入っている筈だ。岩もあると思うが少なくとも根の入る隙間はあるんじゃないのか?」

 この段階ではもう、トゥーレに何を言ってもやることにはなるのだろう。ノードは難しい表情を浮かべ、図面を睨みつけるようにしながら腕組みし、計画を練り始める。

「それで、実際のところどれだけ時間があるんだ?」

 穴が飽きそうなほど図面を睨んでいるノードの傍でセノが顔を上げた。

「セノ!」

 図面から顔を上げてノードがセノを見た。セノはノードに向けて僅かに顎を引いた。
 トゥーレからの呼び出しを受けた時点で、既に彼らの中では要請は受けるつもりだった。ただし、受けるにしても少しでも有利な条件を引き出そうとしただけだ。
 数十人だった前回と違って今回は一万人近くを投入する一大事業となる。産出調整であぶれる坑夫もこれがあれば食べていけるだろう。
 彼等に初めから拒否の選択肢はなかったのだ。後は難度はともかく物理的に可能な時間なのかどうかだけだった。

「さっきも言ったように最短だと一年だ。約束はできんが、それは全力で阻止はするつもりだ。それでも早ければその次の春だな。それまでには最低限優先箇所だけは終わらせて欲しい」

 トゥーレはそう言ってもう一度図面の箇所を指差した。彼にしては珍しく真剣な表情でセノを真っ直ぐに見つめて訴える。

「無茶は重々承知している。掘ったものの無駄になるかも知れない。それでもやって貰わねば俺たちは滅ぶ」

「・・・・承知した」

 しばらくの間トゥーレと睨み合うようにしていたセノは、やがて表情を緩めると簡単にそう告げた。

「頼む」

 セノが了承したことにホッと眉尻を下げたトゥーレは、そう言って頭を下げていた。
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