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第三章 カモフ攻防戦
4 救援に向けて(1)
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軍議が解散となり、執務室へと引き上げてきたトゥーレ。
彼とともに側近であり護衛も務めるユーリとルーベルトの二人の他、シルベストル、クラウス、オリヴェル、ヘルベルトの他、ピエタリとシーグルドの八名が随行してきていた。
始まる前は重苦しい空気だったものの、トゥーレの檄でその雰囲気は払拭することに成功した軍議だったが、引き上げてきた彼らの表情は硬いままだった。
「あれでよかったか?」
側勤めが入れたお茶に口を付け、口を湿らせたトゥーレが一同を見渡して口を開いた。
「流石トゥーレ様です。上出来だったのではないでしょうか?」
「そうですな。皆軍議が始まった時はお通夜のような表情を浮かべてたからな。それが虚勢でもあれだけ士気が上がったのです。あれで充分でしょう」
疲れ切った様に執務机に突っ伏しているトゥーレに、シルベストルとクラウスの二人が褒めそやす。
一同が揃う軍議では鼓舞して見せたトゥーレだったが、あのまま放置していれば戦う前から戦線を離脱する者が後を絶たなかっただろう。
ネアンを獲られたのは、彼らにそれほどの衝撃をもたらしていたのだった。
ストール軍との戦いの前提に、ネアンの攻防戦が戦略としてあった彼らにとって戦いが始まる前からネアンが丸ごと敵の手に落ちたのだ。彼らにとっては正に青天の霹靂と言ってよかった。
圧倒的な戦力を持ちながら、正攻法のみならず調略まで使って有利に進めようとする。さらにはネアンの奪還を阻止するために主力を務めるジアンを投入するほどだ。ドーグラスがいかにカモフを欲しているか分かるというものだ。
幸いだったのは、軍議でトゥーレが語ったようにストール軍の主力がエンを越えてくるまではまだ暫く掛かりそうなことくらいだ。
「それで、ドーグラス公がネアンに入るまでどれほどの猶予があるのでしょうか?」
「もう一度情報網を整備する必要があるが、恐らく来年以降となるはずだ」
窺うように尋ねたヘルベルトは、意外に時間があることを知り明らかにほっとした表情を浮かべた。
しかしそれほど時間がある訳ではない。長年掛けて築いた情報網が機能せず、ジアンの動きを察知できなかったのだ。早急に情報網の確認と再構築をおこなわねば、このまま後手を踏み続けることになる。
絶対の自信を持っていた情報網が機能しなかったことに、対峙しようとする相手が、一筋縄ではいかぬ強大な勢力だと改めて感じるトゥーレだった。
「ふぅ・・・・。ネアンを落とされた場合の策は考えていたとはいえ、これは流石に想定外だ。なかなかに厄介なことになってきたぞ」
テーブルに突っ伏したまま大きく溜息を吐いたトゥーレだったが、言葉とは裏腹に目は爛々とした輝きを放ち始めていた。
現在のアルテミラ国内で最大と言われるドーグラス・ストールの勢力が、カモフめがけて押し寄せようとしている。ドーグラスが最も恐れるザオラルは不在、ネアンも戦う前から敵の手に落ちた。嫌でもトゥーレの双肩にカモフの運命が委ねられていたのだ。
状況だけ見れば正に詰みの状態だった。
トゥーレは何もかも放り出して、逃げ出してしまいたいほどの恐怖を覚えると同時に、心の底から沸き上がってくるような嬉々とした高揚感も感じていた。
ここ数年感じていた閉塞感を吹き飛ばすような、正に負ければ全てが終わりという生死を賭けたギリギリの勝負。
かつてユーリに対して『新しい国を創る』と語った。それはまだ緒に就いてもいない夢物語のまま。だが、この危機に打ち勝つことができるのならば、それを本気で目指してもいいのではないかと考え始めていた。
トゥーレは身体を起こすとその考えを打ち払うように首を振った。
考えるのは自由。だがそれを目指すのはまだ先だ。まずはこの危機を乗り越えなければならない。そのために打てる手は全て打たねばならない。
「ピエタリ!」
「はっ!」
よく日に焼けた若者がその場に跪く。がっしりとした筋肉質の身体は衣服の上からでもよく分かる。
「フォレスにも行って貰わねばならぬが、決戦までは貴様が頼りだ。湖上は任せる。敵を一兵たりとも湖には入れるな!」
水軍を任せているピエタリにネアンの水上封鎖を命じる。敵に制水権を与えない事が今回最も重要な任務だ。
彼には兵員の輸送という任務に加え、サトルトでの造船も急がねばならない。トルチェン軍に加わって日の浅い彼に重要任務が増えていく。それでもやって貰わねば彼らは滅ぶのだ。
「心得ました!」
命じられたピエタリは、任務の重要性にトゥーレと同じように爛々と目を輝かせながら短く答えると、いち早く準備のために退室していった。
「シーグルド」
「はい」
くりくりした癖毛を揺らし髭面の男が顔を上げる。
「申し訳ないが貴様は今回貧乏くじだ。開戦すれば真っ先に潰されるだろう。軍議の席ではああ言ったが、すまんが貴様には死んで貰う!」
「心得ました。お先にヴァルハラで待っておりますので、トゥーレ様は思う存分采配を振るわれた後、ごゆるりといらしてくださいませ」
トゥーレが苦渋に満ちた顔で頭を下げると、シーグルドはそう言って不敵に笑う。
彼やタイスト、ツチラトとは既に何度も協議を重ねている。彼ら三名は元々ネアンの支援のため砦に布陣する予定だった。開戦すれば真っ先に攻撃される恐れがあり、最も生存率の低い戦場となるだろう。有り体に言えば彼らを捨て駒とする作戦だ。
苦渋な表情で伝えたトゥーレに対し、彼らは一様に笑顔を浮かべてこの任務を快諾したのだった。
「さてと、次はユーリとルーベルト」
「はい」
「貴様たちには敵の正面を受け持って貰う予定だ。それまでに訓練、武器弾薬の手配、五式銃の撃ち手の育成、やり残しのないよう準備をしておけ」
「敵の正面!? お、俺っ、私たちがですか?」
敵主力を迎え撃つ大事な正面を大胆にも若い二人に任せるという。
トゥーレからの思いも寄らない言葉に狼狽えて上擦った声を上げるユーリ。ルーベルトに至っては目を見開いて固まってしまっている。
「こちらの戦力で今最も火力が高いのは貴様らの隊だ。無茶を言っているのは承知しているが、やって貰わなければ困る。その代わり必要な物があればオリヴェルとオレクに言え」
「承知いたしました」
「もう少し肩の力を抜け! 今からそう緊張していては身が持たぬぞ」
敵の正面という重大な場を受け持つことになり緊張した顔を浮かべているユーリを、苦笑を浮かべたクラウスが肩を叩き励ます。
実際、本格的な戦闘までは一年以上の猶予をみていた。今から思い詰めていてはクラウスの言うように身が持たない。
「それは分かっておりますが、しかしこれはクラウス様の方が適任ではございませんか?」
「安心しろ! クラウスとヘルベルトにはドーグラス公を討つという任務がある」
今まで主力を担っていたクラウスを差し置いて自分達が任せられた事に遠慮もあるのだろう。若干腰が引けたようにクラウスに任せようとするが、彼にはさらに重要な任務があるとあっさりと却下される。
逆に指名されたクラウスとヘルベルトの二人は不敵な笑みを浮かべて腕を撫した。
「それは光栄な役柄ですな。粉骨砕身、文字通り身を粉にして働かせていただきますぞ!」
「ユーリやルーベルトに美味しいところを持って行かれる訳には参りませんからな!」
「という訳でオリヴェル、この戦の全ての物資は貴様に任せる。オレクも使っていい。ユーリやルーベルトの要求には最優先で応えてやってくれ」
「心得ましてございます」
そう言うとトゥーレは全員を見渡す。
「貴様ら全員、決戦が終わるまでは楽はさせないからそのつもりで励め!」
「はっ!」
トゥーレの檄に、凜とした声が響くのだった。
彼とともに側近であり護衛も務めるユーリとルーベルトの二人の他、シルベストル、クラウス、オリヴェル、ヘルベルトの他、ピエタリとシーグルドの八名が随行してきていた。
始まる前は重苦しい空気だったものの、トゥーレの檄でその雰囲気は払拭することに成功した軍議だったが、引き上げてきた彼らの表情は硬いままだった。
「あれでよかったか?」
側勤めが入れたお茶に口を付け、口を湿らせたトゥーレが一同を見渡して口を開いた。
「流石トゥーレ様です。上出来だったのではないでしょうか?」
「そうですな。皆軍議が始まった時はお通夜のような表情を浮かべてたからな。それが虚勢でもあれだけ士気が上がったのです。あれで充分でしょう」
疲れ切った様に執務机に突っ伏しているトゥーレに、シルベストルとクラウスの二人が褒めそやす。
一同が揃う軍議では鼓舞して見せたトゥーレだったが、あのまま放置していれば戦う前から戦線を離脱する者が後を絶たなかっただろう。
ネアンを獲られたのは、彼らにそれほどの衝撃をもたらしていたのだった。
ストール軍との戦いの前提に、ネアンの攻防戦が戦略としてあった彼らにとって戦いが始まる前からネアンが丸ごと敵の手に落ちたのだ。彼らにとっては正に青天の霹靂と言ってよかった。
圧倒的な戦力を持ちながら、正攻法のみならず調略まで使って有利に進めようとする。さらにはネアンの奪還を阻止するために主力を務めるジアンを投入するほどだ。ドーグラスがいかにカモフを欲しているか分かるというものだ。
幸いだったのは、軍議でトゥーレが語ったようにストール軍の主力がエンを越えてくるまではまだ暫く掛かりそうなことくらいだ。
「それで、ドーグラス公がネアンに入るまでどれほどの猶予があるのでしょうか?」
「もう一度情報網を整備する必要があるが、恐らく来年以降となるはずだ」
窺うように尋ねたヘルベルトは、意外に時間があることを知り明らかにほっとした表情を浮かべた。
しかしそれほど時間がある訳ではない。長年掛けて築いた情報網が機能せず、ジアンの動きを察知できなかったのだ。早急に情報網の確認と再構築をおこなわねば、このまま後手を踏み続けることになる。
絶対の自信を持っていた情報網が機能しなかったことに、対峙しようとする相手が、一筋縄ではいかぬ強大な勢力だと改めて感じるトゥーレだった。
「ふぅ・・・・。ネアンを落とされた場合の策は考えていたとはいえ、これは流石に想定外だ。なかなかに厄介なことになってきたぞ」
テーブルに突っ伏したまま大きく溜息を吐いたトゥーレだったが、言葉とは裏腹に目は爛々とした輝きを放ち始めていた。
現在のアルテミラ国内で最大と言われるドーグラス・ストールの勢力が、カモフめがけて押し寄せようとしている。ドーグラスが最も恐れるザオラルは不在、ネアンも戦う前から敵の手に落ちた。嫌でもトゥーレの双肩にカモフの運命が委ねられていたのだ。
状況だけ見れば正に詰みの状態だった。
トゥーレは何もかも放り出して、逃げ出してしまいたいほどの恐怖を覚えると同時に、心の底から沸き上がってくるような嬉々とした高揚感も感じていた。
ここ数年感じていた閉塞感を吹き飛ばすような、正に負ければ全てが終わりという生死を賭けたギリギリの勝負。
かつてユーリに対して『新しい国を創る』と語った。それはまだ緒に就いてもいない夢物語のまま。だが、この危機に打ち勝つことができるのならば、それを本気で目指してもいいのではないかと考え始めていた。
トゥーレは身体を起こすとその考えを打ち払うように首を振った。
考えるのは自由。だがそれを目指すのはまだ先だ。まずはこの危機を乗り越えなければならない。そのために打てる手は全て打たねばならない。
「ピエタリ!」
「はっ!」
よく日に焼けた若者がその場に跪く。がっしりとした筋肉質の身体は衣服の上からでもよく分かる。
「フォレスにも行って貰わねばならぬが、決戦までは貴様が頼りだ。湖上は任せる。敵を一兵たりとも湖には入れるな!」
水軍を任せているピエタリにネアンの水上封鎖を命じる。敵に制水権を与えない事が今回最も重要な任務だ。
彼には兵員の輸送という任務に加え、サトルトでの造船も急がねばならない。トルチェン軍に加わって日の浅い彼に重要任務が増えていく。それでもやって貰わねば彼らは滅ぶのだ。
「心得ました!」
命じられたピエタリは、任務の重要性にトゥーレと同じように爛々と目を輝かせながら短く答えると、いち早く準備のために退室していった。
「シーグルド」
「はい」
くりくりした癖毛を揺らし髭面の男が顔を上げる。
「申し訳ないが貴様は今回貧乏くじだ。開戦すれば真っ先に潰されるだろう。軍議の席ではああ言ったが、すまんが貴様には死んで貰う!」
「心得ました。お先にヴァルハラで待っておりますので、トゥーレ様は思う存分采配を振るわれた後、ごゆるりといらしてくださいませ」
トゥーレが苦渋に満ちた顔で頭を下げると、シーグルドはそう言って不敵に笑う。
彼やタイスト、ツチラトとは既に何度も協議を重ねている。彼ら三名は元々ネアンの支援のため砦に布陣する予定だった。開戦すれば真っ先に攻撃される恐れがあり、最も生存率の低い戦場となるだろう。有り体に言えば彼らを捨て駒とする作戦だ。
苦渋な表情で伝えたトゥーレに対し、彼らは一様に笑顔を浮かべてこの任務を快諾したのだった。
「さてと、次はユーリとルーベルト」
「はい」
「貴様たちには敵の正面を受け持って貰う予定だ。それまでに訓練、武器弾薬の手配、五式銃の撃ち手の育成、やり残しのないよう準備をしておけ」
「敵の正面!? お、俺っ、私たちがですか?」
敵主力を迎え撃つ大事な正面を大胆にも若い二人に任せるという。
トゥーレからの思いも寄らない言葉に狼狽えて上擦った声を上げるユーリ。ルーベルトに至っては目を見開いて固まってしまっている。
「こちらの戦力で今最も火力が高いのは貴様らの隊だ。無茶を言っているのは承知しているが、やって貰わなければ困る。その代わり必要な物があればオリヴェルとオレクに言え」
「承知いたしました」
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逆に指名されたクラウスとヘルベルトの二人は不敵な笑みを浮かべて腕を撫した。
「それは光栄な役柄ですな。粉骨砕身、文字通り身を粉にして働かせていただきますぞ!」
「ユーリやルーベルトに美味しいところを持って行かれる訳には参りませんからな!」
「という訳でオリヴェル、この戦の全ての物資は貴様に任せる。オレクも使っていい。ユーリやルーベルトの要求には最優先で応えてやってくれ」
「心得ましてございます」
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