129 / 205
第三章 カモフ攻防戦
32 サトルト会議(2)
しおりを挟む
「では、次は私から報告いたします」
軽く手を挙げてクラウスが発言を求める。
トゥーレが促すと『では』と太い大きな声で報告をはじめた。
「ネアンを囲んでいる城砦ですが、ウロの砦以外のビオンとデコのふたつは改修が終わりました。残っているウロもあとひと月もすれば完了します」
「敵の抵抗は?」
「幸いピエタリ殿の嫌がらせもあって、ストール軍はネアン防衛を重視しているようで、今のところ大きな抵抗には遭っていません」
ネアンの牽制のため城砦の改修を命じたビオン、デコの両砦は改修が完了していた。残っているウロも外構は完成しており、城砦の機能としては問題ないレベルとなっていた。
「順次さらなる砦の建設や改修に移行していきます」
「必要な物資はオリヴェル様や私に言ってくだされば用意いたします」
クラウスの報告に対し、オリヴェルと共に軍需物資の手配をおこなっているオレクが補給面の支援を申し出る。
「わかった。三人には伝えておく。物資の輸送は引き続きピエタリ殿にお願いする」
「承知しました」
そう言ってピエタリが大きく頷いた。
サトルトを拠点とする彼だが、今では水軍だけでなくサザンの水運業をも支配するようになっていた。大きな混乱なく水運業を引き継げた理由としては、元々カモフの物流を支配していたトルスター家の事業をトゥーレから委譲される形で受け継いだことが大きかった。
もっとも水運業に関してはピエタリの実弟に運営を丸投げしているためほぼ何もしていなかった。
湖を支配することは現在のトゥーレにとっても重要な案件だ。しかし本来の業務とはいえ今のトゥーレには為政者としての業務もあり、だんだんとそこまで手が回らなくなっていた。そのためピエタリの一族に委譲できたことは、物流の利益を減らすことになったとしてもそれほど痛くはなかったのだ。
「続いて鍛冶工房の報告を頼む」
「はい、鍛冶工房については予定していた十八軒の工房建設は完了し、全て順調に稼働しています。そのうちヴァイダ工房を含めて三軒が魔法兵器専用の工房として準備が整いました」
いつの間にかルーベルトは、鍛冶工房を取りまとめる窓口の役に収まっていた。今も鍛治町と呼ばれるようになった鍛冶工房の状況について、何も言わないうちから勝手に報告を始めた。
その様子に本来担当していたオリヴェルを始め、周りで失笑が起こり生温かい空気に包まれるが、ルーベルトは全くお構いなしだ。
「魔砲は量産できそうか?」
「さすがに鉄砲のような速度での量産とはいきません。ですが軌道に乗ればひと月に十挺ほどは生産できる予定です」
苦笑を浮かべたトゥーレの質問にも、予想を含めて的確な受け答えをおこなう。トゥーレは彼の隣に座るオリヴェルに確認するように顔を向けるが、彼は特に否定することなくルーベルトの言葉を追認するように頷き、そのまま弾薬について報告をおこなう。
「鉄砲と合わせて通常弾の手配は順調です。魔砲弾や特殊弾に関しては少し遅れていますが誤差の範囲内です。今のところ十分に取り戻せます」
魔砲用の弾丸や鉄屑や小石を詰めた五号弾などは、通常の弾丸に対し特殊弾と呼称されるようになっていた。通常弾と違い殺傷力の高い特殊弾は、工程が複雑となり一発作成するのに要する時間は、通常弾のそれに比べると数倍、場合によっては十倍に達することもある。
それらの作業は鍛冶工房に隣接して作られた加工工房で平行しておこなわれていた。元々鍛冶工房で一貫しておこなっていた銃の組み立てや弾丸作成作業だったが、作業効率が悪いことに加え作る工房によって銃や弾丸の口径や微妙に異なる不具合が多発した。
口径が違えば想定通りの能力が出せず、最悪の場合暴発の事故が起こり、貴重な兵と兵器に損害が出てしまう。そこでルーベルトは鍛治町で製造する兵器の規格を統一し、銃や弾丸のサイズを細かく規定したのだ。
プライドの高い職人たちを説得することにある程度の時間が必要だったが、規格が統一されたことで組み立て時に多かった嵌合不良を大幅に減らすことに繋がった。最初は不満を漏らしていた職人たちも、結果的に作業の効率が上がることでその声も徐々になくなっていき、今では逆に使用する道具類までも規格統一化の動きが出ているほどだった。
「ではユーリ、そちらの状況はどうだ?」
続いてトゥーレはユーリに報告を促す。
彼は手元の資料に一度目を落とすと直ぐに顔を上げ、背筋を伸ばしながら口を開いた。
「カントは幾つかの防御施設は完成し、現在はそれと平行して川の堤防を嵩増しする作業をおこなっています」
カントの傍を流れるアーリンゲ川を天然の壕として、町に隣接する形で小規模ながら防御施設を建造していた。
サザンの防御力が高いとはいえ、そこまで敵の侵入を許せばもはや押し返すことは不可能だ。そのためその手前、カントでの防御ラインの構築をユーリら元坑夫たちに任せていた。
彼らは持てる土木技術を遺憾なく発揮し、カントを半ば要塞へと変貌させていた。とはいえ、彼らの戦力を遙かに勝る大軍を相手に籠城してもジリ貧になるだけだ。
「それで、タステ方面はどうなっている?」
「順調に準備は進んでいます。ですが本当にやるんですか? カントをもっと大規模な要塞に仕上げた方が確実だと考えますが?」
まだ一部の者以外には秘匿されている作戦のため、言葉を選びながら慎重にユーリが口を開いた。彼の表情には困惑が浮かんでいる。
発端は彼が模擬戦で一度試した作戦だった。それをトゥーレが気に入り今回採用することになった戦術だ。それ自体は古くからある戦術のため採用を決めたトゥーレはともかく、実際に試したユーリですら未だに半信半疑だったのだ。
「遊びとはいえ貴様が効果を実証したじゃないか」
「それはそうなんですが、ぶっつけ本番で使うような戦術じゃないでしょう?」
「そうか? 俺は上手くいけば戦いそのものが変わるんじゃないかと思うがな」
困惑するユーリに対して、トゥーレは面白そうな顔を浮かべていた。
模擬戦とはいえ実際に彼らと相対したのはトゥーレ本人だった。その戦いで彼はユーリに破れたのだ。それもトゥーレは完敗と言える敗北を喫したのだった。
「私はトゥーレ様を信じて戦うだけなので、持ち堪えられず敗走しても恨まないでくださいね」
「どっちみち貴様が耐えられなければ、セノに準備させていることも無駄になる。だから準備はしっかりしておいてくれ」
今ひとつ用意している作戦に自信が持てないユーリに、笑みを浮かべたトゥーレが発破をかけた。
敵主力と正面からぶつかると予想されているカントでは、クラウスやヘルベルトではなく、実績の乏しいユーリやルーベルトが対応することが決まっていた。
周りから見れば最重要な場所に実績のない新人を抜擢したことで、周りからは戦う前から自棄になったとしか見られていなかった。
戦いが始まる前からサザン内では一枚岩と言えず、祖父や父の代から仕える騎士の中にはストール軍と接触を謀る者も出始めていたのだ。
サザンではどこから情報が漏れるか分からないため、今回サザンではなくサトルトでこうして会議を行っていたのだ。
ひと通り報告が終わると、トゥーレは立ち上がり皆を見渡す。
「さて、ドーグラスが動くのはおそらく春になってすぐになる筈だ。残りの時間は半年ほどと少ないが皆、頼むぞ!」
『はっ!』
トゥーレはドーグラスとの決戦は年が明けてすぐに起こると考えていた。
残された時間が少ない中で、それぞれに全力で取り組むようあらためて通達した。通達を受けた皆は大きく頷いてトゥーレに応えるのだった。
軽く手を挙げてクラウスが発言を求める。
トゥーレが促すと『では』と太い大きな声で報告をはじめた。
「ネアンを囲んでいる城砦ですが、ウロの砦以外のビオンとデコのふたつは改修が終わりました。残っているウロもあとひと月もすれば完了します」
「敵の抵抗は?」
「幸いピエタリ殿の嫌がらせもあって、ストール軍はネアン防衛を重視しているようで、今のところ大きな抵抗には遭っていません」
ネアンの牽制のため城砦の改修を命じたビオン、デコの両砦は改修が完了していた。残っているウロも外構は完成しており、城砦の機能としては問題ないレベルとなっていた。
「順次さらなる砦の建設や改修に移行していきます」
「必要な物資はオリヴェル様や私に言ってくだされば用意いたします」
クラウスの報告に対し、オリヴェルと共に軍需物資の手配をおこなっているオレクが補給面の支援を申し出る。
「わかった。三人には伝えておく。物資の輸送は引き続きピエタリ殿にお願いする」
「承知しました」
そう言ってピエタリが大きく頷いた。
サトルトを拠点とする彼だが、今では水軍だけでなくサザンの水運業をも支配するようになっていた。大きな混乱なく水運業を引き継げた理由としては、元々カモフの物流を支配していたトルスター家の事業をトゥーレから委譲される形で受け継いだことが大きかった。
もっとも水運業に関してはピエタリの実弟に運営を丸投げしているためほぼ何もしていなかった。
湖を支配することは現在のトゥーレにとっても重要な案件だ。しかし本来の業務とはいえ今のトゥーレには為政者としての業務もあり、だんだんとそこまで手が回らなくなっていた。そのためピエタリの一族に委譲できたことは、物流の利益を減らすことになったとしてもそれほど痛くはなかったのだ。
「続いて鍛冶工房の報告を頼む」
「はい、鍛冶工房については予定していた十八軒の工房建設は完了し、全て順調に稼働しています。そのうちヴァイダ工房を含めて三軒が魔法兵器専用の工房として準備が整いました」
いつの間にかルーベルトは、鍛冶工房を取りまとめる窓口の役に収まっていた。今も鍛治町と呼ばれるようになった鍛冶工房の状況について、何も言わないうちから勝手に報告を始めた。
その様子に本来担当していたオリヴェルを始め、周りで失笑が起こり生温かい空気に包まれるが、ルーベルトは全くお構いなしだ。
「魔砲は量産できそうか?」
「さすがに鉄砲のような速度での量産とはいきません。ですが軌道に乗ればひと月に十挺ほどは生産できる予定です」
苦笑を浮かべたトゥーレの質問にも、予想を含めて的確な受け答えをおこなう。トゥーレは彼の隣に座るオリヴェルに確認するように顔を向けるが、彼は特に否定することなくルーベルトの言葉を追認するように頷き、そのまま弾薬について報告をおこなう。
「鉄砲と合わせて通常弾の手配は順調です。魔砲弾や特殊弾に関しては少し遅れていますが誤差の範囲内です。今のところ十分に取り戻せます」
魔砲用の弾丸や鉄屑や小石を詰めた五号弾などは、通常の弾丸に対し特殊弾と呼称されるようになっていた。通常弾と違い殺傷力の高い特殊弾は、工程が複雑となり一発作成するのに要する時間は、通常弾のそれに比べると数倍、場合によっては十倍に達することもある。
それらの作業は鍛冶工房に隣接して作られた加工工房で平行しておこなわれていた。元々鍛冶工房で一貫しておこなっていた銃の組み立てや弾丸作成作業だったが、作業効率が悪いことに加え作る工房によって銃や弾丸の口径や微妙に異なる不具合が多発した。
口径が違えば想定通りの能力が出せず、最悪の場合暴発の事故が起こり、貴重な兵と兵器に損害が出てしまう。そこでルーベルトは鍛治町で製造する兵器の規格を統一し、銃や弾丸のサイズを細かく規定したのだ。
プライドの高い職人たちを説得することにある程度の時間が必要だったが、規格が統一されたことで組み立て時に多かった嵌合不良を大幅に減らすことに繋がった。最初は不満を漏らしていた職人たちも、結果的に作業の効率が上がることでその声も徐々になくなっていき、今では逆に使用する道具類までも規格統一化の動きが出ているほどだった。
「ではユーリ、そちらの状況はどうだ?」
続いてトゥーレはユーリに報告を促す。
彼は手元の資料に一度目を落とすと直ぐに顔を上げ、背筋を伸ばしながら口を開いた。
「カントは幾つかの防御施設は完成し、現在はそれと平行して川の堤防を嵩増しする作業をおこなっています」
カントの傍を流れるアーリンゲ川を天然の壕として、町に隣接する形で小規模ながら防御施設を建造していた。
サザンの防御力が高いとはいえ、そこまで敵の侵入を許せばもはや押し返すことは不可能だ。そのためその手前、カントでの防御ラインの構築をユーリら元坑夫たちに任せていた。
彼らは持てる土木技術を遺憾なく発揮し、カントを半ば要塞へと変貌させていた。とはいえ、彼らの戦力を遙かに勝る大軍を相手に籠城してもジリ貧になるだけだ。
「それで、タステ方面はどうなっている?」
「順調に準備は進んでいます。ですが本当にやるんですか? カントをもっと大規模な要塞に仕上げた方が確実だと考えますが?」
まだ一部の者以外には秘匿されている作戦のため、言葉を選びながら慎重にユーリが口を開いた。彼の表情には困惑が浮かんでいる。
発端は彼が模擬戦で一度試した作戦だった。それをトゥーレが気に入り今回採用することになった戦術だ。それ自体は古くからある戦術のため採用を決めたトゥーレはともかく、実際に試したユーリですら未だに半信半疑だったのだ。
「遊びとはいえ貴様が効果を実証したじゃないか」
「それはそうなんですが、ぶっつけ本番で使うような戦術じゃないでしょう?」
「そうか? 俺は上手くいけば戦いそのものが変わるんじゃないかと思うがな」
困惑するユーリに対して、トゥーレは面白そうな顔を浮かべていた。
模擬戦とはいえ実際に彼らと相対したのはトゥーレ本人だった。その戦いで彼はユーリに破れたのだ。それもトゥーレは完敗と言える敗北を喫したのだった。
「私はトゥーレ様を信じて戦うだけなので、持ち堪えられず敗走しても恨まないでくださいね」
「どっちみち貴様が耐えられなければ、セノに準備させていることも無駄になる。だから準備はしっかりしておいてくれ」
今ひとつ用意している作戦に自信が持てないユーリに、笑みを浮かべたトゥーレが発破をかけた。
敵主力と正面からぶつかると予想されているカントでは、クラウスやヘルベルトではなく、実績の乏しいユーリやルーベルトが対応することが決まっていた。
周りから見れば最重要な場所に実績のない新人を抜擢したことで、周りからは戦う前から自棄になったとしか見られていなかった。
戦いが始まる前からサザン内では一枚岩と言えず、祖父や父の代から仕える騎士の中にはストール軍と接触を謀る者も出始めていたのだ。
サザンではどこから情報が漏れるか分からないため、今回サザンではなくサトルトでこうして会議を行っていたのだ。
ひと通り報告が終わると、トゥーレは立ち上がり皆を見渡す。
「さて、ドーグラスが動くのはおそらく春になってすぐになる筈だ。残りの時間は半年ほどと少ないが皆、頼むぞ!」
『はっ!』
トゥーレはドーグラスとの決戦は年が明けてすぐに起こると考えていた。
残された時間が少ない中で、それぞれに全力で取り組むようあらためて通達した。通達を受けた皆は大きく頷いてトゥーレに応えるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。
そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。
カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。
やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。
魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。
これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。
エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。
第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。
旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。
ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載
【完結】小さな元大賢者の幸せ騎士団大作戦〜ひとりは寂しいからみんなで幸せ目指します〜
るあか
ファンタジー
僕はフィル・ガーネット5歳。田舎のガーネット領の領主の息子だ。
でも、ただの5歳児ではない。前世は別の世界で“大賢者”という称号を持つ大魔道士。そのまた前世は日本という島国で“独身貴族”の称号を持つ者だった。
どちらも決して不自由な生活ではなかったのだが、特に大賢者はその力が強すぎたために側に寄る者は誰もおらず、寂しく孤独死をした。
そんな僕はメイドのレベッカと近所の森を散歩中に“根無し草の鬼族のおじさん”を拾う。彼との出会いをきっかけに、ガーネット領にはなかった“騎士団”の結成を目指す事に。
家族や領民のみんなで幸せになる事を夢見て、元大賢者の5歳の僕の幸せ騎士団大作戦が幕を開ける。
SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~
草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。
レアらしくて、成長が異常に早いよ。
せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。
出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる