Rabbit bride 2085 第6話 雨の翔太郎

まろうど

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2 鵺(ヌエ)の住む街

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何かの動物の尾だろうか⁉️
鼻をつく獣臭と体毛がそう思わせる。

ギリギリと手首と足首を締め上げるそれは、うさぎの身体を宙に浮いた状態に吊るしている。

さらに、首を締め上げられ声も奪われている。

事前に配置しておいた、ガーランドの魔方陣の反応が近づいている。

何者かが、暗闇の中でうさぎに近いている。

「女子高s....と......のはi....楽しm....」

意識が薄れゆくうさぎは、何者かの声を正確に聞き取ることが出来なかった。

セーラー服のスカートが捲られる感覚があった。

下着のクロッチを触られる感覚があった。

(何をするの.....⁉️)

うさぎの中心に、鋭い痛みが埋め込まれていく。

「ぐぅ....💦」

声は出せず、涙が溢れた。

何者かの笑い声が聞こえた瞬間、それらの気配が突然消えた。

鋭い閃光が走ると同時に、うさぎは地面に投げ出された。

うさぎの手足を縛るものが消えていた。

細い呼吸もできるようになった。

薄く目を開けると、そこに翔太郎の顔があった。

「翔....太郎....さん」

太陽を背負う翔太郎の顔は、眩しくて良く見えなかった。

「もう大丈夫です」

翔太郎の声を聞いて、安心したうさぎは意識が途切れた。

しばらくして目を覚ましたうさぎは、見知らぬ家で横になっていた。

「何処⁉️」

小さな家。
でも生活感がある。

なにか、暖かさを感じる家だ。

窓から見える空は、もう暗くなっていた。

コトコトと小さな音がする。

ガスコンロの上にヤカンが乗っていたる。

誰かがお湯を沸かしている⁉️

人影が見えた。

大きい人だ。

「気がつきましたね」

目を覚ましたうさぎを見て、翔太郎は白湯を用意した。

ここは、翔太郎の家のようだ。

「美味しい❣️」

思いの外、白湯は美味しかった。

「落ち着いたかい⁉️

君は、どうしてあの場所に行ったの⁉️」

「うさぎです❣️
私は、宇佐妓アリスです。

助けていただいてありがとうございます」

「奇妙な気配を探っていたら、うさぎさんに貸した傘があったものだから、慌てて引き戸を開けてみたんです」

引き戸を開けた瞬間、あの古屋は消えてしまったそうだ。

うさぎは、自分が内閣調査室のエージェントである事。
一般人からの通報を受けて、自分が派遣された事。
などなど、ひと通りの説明をした。

しかし、うさぎがブライドである事は伝えていない。

「それは驚きました。
うさぎさんみたいな女子高生が妖怪退治のエージェントだったなんて.....」

翔太郎の認識は正しくはないが、うさぎはあえて訂正しなかった。

「そういえばうさぎさんは『たぬきのきんたま八畳敷』って言葉を知ってますか⁉️」

突然の言葉に驚くうさぎ。

「いえ....そんな恥ずかしい言葉知りません」

うさぎの返答に構わず話を続ける翔太郎。

「多分、うさぎさんが囚われていた古屋は、たぬきの陰嚢だったと思います」

「陰嚢って⁉️」

思考がぜんぜん追いつかない💦

「はい、金玉袋のことです」

胸を張ってきっぱり言う翔太郎に、太ももを擦り合わせて恥ずかしがるうさぎ。

(突然下ネタですか⁉️)

(彼は真面目に話してると思うよ)

うつむくうさぎに、翔太郎は説明を続ける。

たぬきの妖怪は、金玉袋を使って古屋を作る。

その広さは八畳間の広さと決まっている。

なので、うさぎはたぬきの妖怪に囚われたと思う。

うさぎの手足を縛っていたのは猿の尾に見えた。

犬の風太郎が喰い千切ったのは蛇の頭。

猿の頭、狸の身体、蛇の尾....
まだ確認していないが、そこに虎の手足が組み合わされれば鵺(ヌエ)と言う妖怪になる。

鵺は、並の妖怪とは比べものにならない強力な妖怪だ。

「そんな鵺がこの街に住み着きやがって....」

怒りに満ちる翔太郎。

「すみません翔太郎さん❣️」

うさぎが翔太郎の言葉を途中で切った。

「痛いんです💦

さっきの古屋で何かを入れられてしまって....」

申し訳無さそうなうさぎ。

「.....何処に入れられたんですか⁉️」

スカートを捲り、その奥を指差すうさぎ。

「この奥です。
取っていただけますか⁉️」

耳まで真っ赤になる翔太郎を見ながら、下着を脱ぐうさぎ。

仰向けになり目を閉じる。

「お願いします」

あたふたしながらも、作業に取り掛かる翔太郎。

生唾を飲み込む音が聞こえた。

うさぎの中心の入り口に、刺々しい何かがあった。

うさぎが痛がらないように、そっと取り出す翔太郎。

うさぎの身体がビクんっと跳ねた。

「取れました。
でも、これはなんだろう⁉️」

濡れそぼった黒いトゲトゲの種のようなものを翔太郎は見つめていた。

うさぎは潤んだ瞳で翔太郎を見た。

「そんなことはいいですから、最後までお願いします💕」

「え❓
最後まで.....って」

「女の子に恥をかかせないでください❣️」

ゆっくりと、翔太郎がうさぎに覆い被さった。

目を閉じるうさぎ。

覚悟を決める翔太郎。

そして....

何度も跳ねるうさぎ。

突き立てる翔太郎。

しがみつくうさぎ。

まだ、二人の夜は始まったばかりだ。

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