147 / 625
引き下がれない
しおりを挟む
私(村上義清)「『大高城までの道のりはこれまで通り不安定なままに終わりました。』で義元が撤退するとは思えないのだが。」
真田幸隆「そうですね。あれだけの兵を率いての結果が『それ』では家臣が。とりわけ領地の拡大を目的に加わっている三河の衆が納得しないでしょう。」
私(村上義清)「そうなると義元が無理攻めに出る可能性も。」
真田幸隆「しかし大高城とそこまでの道のりを確保しているのはあくまで今川であります。織田も大高城に向け砦を築いていますがあくまで砦であります。」
私(村上義清)「大高城を囲っているようで実は織田の砦も囲まれている。」
真田幸隆「はい。」
私(村上義清)「となるとそれらの砦を陥落させるだけでも義元にとっては十分な成果となる上、難易度も決して高くない。」
真田幸隆「はい。」
私(村上義清)「義元とすればその砦に信長を誘い込むことにより、信長を背水の陣にさせたところを叩くことが出来れば完璧。出て来なければ部下を見捨てた上司として国内外から侮られることになる。信長が死亡もしくは信用を失わせることが出来れば、あとは勝手に自壊していく。」
真田幸隆「信長は引き籠ることは出来ませぬ。」
私(村上義清)「信長とすれば最低限砦を死守しなければならない。」
真田幸隆「ただ総力戦になりますと領国の全てを投入することの出来る今川のほうに分があります。」
私(村上義清)「信長も持久戦には出来ない。」
真田幸隆「はい。加えて義元は何と言っても将軍の継承権を有する家の当主であります。」
私(村上義清)「義元の一言で周りの諸勢力を動かすことが出来る。」
真田幸隆「はい。」
私(村上義清)「短期間で義元を追い払わなければならない。」
真田幸隆「そうなります。」
私(村上義清)「その方法は。」
真田幸隆「義元を討ち果たすしかありませぬ。」
私(村上義清)「ただ義元がわざわざいくさの真っ只中に姿を見せると思えぬ。」
真田幸隆「左様。」
私(村上義清)「かと言って分散しているとは言え2万を超える今川軍を信長が正面から突撃するのは無謀過ぎる。」
真田幸隆「はい。」
私(村上義清)「仮に信長がそんなことを言ったとしても家臣がついては来ないであろう。」
真田幸隆「はい。しかし信長は義元同様勝たなければなりませぬ。」
私(村上義清)「しかも信長は義元を討ち果たすしかないのだろう。」
真田幸隆「はい。」
私(村上義清)「そんなこと出来るのか。」
真田幸隆「正直難しいかと。ただ義元が……。」
真田幸隆「そうですね。あれだけの兵を率いての結果が『それ』では家臣が。とりわけ領地の拡大を目的に加わっている三河の衆が納得しないでしょう。」
私(村上義清)「そうなると義元が無理攻めに出る可能性も。」
真田幸隆「しかし大高城とそこまでの道のりを確保しているのはあくまで今川であります。織田も大高城に向け砦を築いていますがあくまで砦であります。」
私(村上義清)「大高城を囲っているようで実は織田の砦も囲まれている。」
真田幸隆「はい。」
私(村上義清)「となるとそれらの砦を陥落させるだけでも義元にとっては十分な成果となる上、難易度も決して高くない。」
真田幸隆「はい。」
私(村上義清)「義元とすればその砦に信長を誘い込むことにより、信長を背水の陣にさせたところを叩くことが出来れば完璧。出て来なければ部下を見捨てた上司として国内外から侮られることになる。信長が死亡もしくは信用を失わせることが出来れば、あとは勝手に自壊していく。」
真田幸隆「信長は引き籠ることは出来ませぬ。」
私(村上義清)「信長とすれば最低限砦を死守しなければならない。」
真田幸隆「ただ総力戦になりますと領国の全てを投入することの出来る今川のほうに分があります。」
私(村上義清)「信長も持久戦には出来ない。」
真田幸隆「はい。加えて義元は何と言っても将軍の継承権を有する家の当主であります。」
私(村上義清)「義元の一言で周りの諸勢力を動かすことが出来る。」
真田幸隆「はい。」
私(村上義清)「短期間で義元を追い払わなければならない。」
真田幸隆「そうなります。」
私(村上義清)「その方法は。」
真田幸隆「義元を討ち果たすしかありませぬ。」
私(村上義清)「ただ義元がわざわざいくさの真っ只中に姿を見せると思えぬ。」
真田幸隆「左様。」
私(村上義清)「かと言って分散しているとは言え2万を超える今川軍を信長が正面から突撃するのは無謀過ぎる。」
真田幸隆「はい。」
私(村上義清)「仮に信長がそんなことを言ったとしても家臣がついては来ないであろう。」
真田幸隆「はい。しかし信長は義元同様勝たなければなりませぬ。」
私(村上義清)「しかも信長は義元を討ち果たすしかないのだろう。」
真田幸隆「はい。」
私(村上義清)「そんなこと出来るのか。」
真田幸隆「正直難しいかと。ただ義元が……。」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ダンジョン学園サブカル同好会の日常
くずもち
ファンタジー
ダンジョンを攻略する人材を育成する学校、竜桜学園に入学した主人公綿貫 鐘太郎(ワタヌキ カネタロウ)はサブカル同好会に所属し、気の合う仲間達とまったりと平和な日常を過ごしていた。しかしそんな心地のいい時間は長くは続かなかった。
まったく貢献度のない同好会が部室を持っているのはどうなのか?と生徒会から同好会解散を打診されたのだ。
しかしそれは困るワタヌキ達は部室と同好会を守るため、ある条件を持ちかけた。
一週間以内に学園のため、学園に貢献できる成果を提出することになったワタヌキは秘策として同好会のメンバーに彼の秘密を打ちあけることにした。
【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
戦国転生・内政英雄譚 ― 豊臣秀長の息子として天下を創る
丸三(まるぞう)
ファンタジー
戦国時代に転生した先は、豊臣秀吉の弟にして名宰相――豊臣秀長の息子だった。
現代では中世近世史を研究する大学講師。
史実では、秀長は早逝し、豊臣政権は崩壊、徳川の時代と鎖国が訪れる。
ならば変える。
剣でも戦でもない。
政治と制度、国家設計によって。
秀長を生かし、秀吉を支え、徳川の台頭を防ぎ、
戦国の終わりを「戦勝」ではなく「国家の完成」にする。
これは、武将ではなく制度設計者として天下を取る男の物語。
戦国転生×内政改革×豊臣政権完成譚。
(2月15日記)
連載をより良い形で続けるため、更新頻度を週5回とさせていただきます。
一話ごとの完成度を高めてお届けしますので、今後ともよろしくお願いいたします。
(当面、月、水、金、土、日の更新)
異世界から日本に帰ってきたら魔法学院に入学 パーティーメンバーが順調に強くなっていくのは嬉しいんだが、妹の暴走だけがどうにも止まらない!
枕崎 削節
ファンタジー
〔小説家になろうローファンタジーランキング日間ベストテン入り作品〕
タイトルを変更しました。旧タイトル【異世界から帰ったらなぜか魔法学院に入学。この際遠慮なく能力を発揮したろ】
3年間の異世界生活を経て日本に戻ってきた楢崎聡史と桜の兄妹。二人は生活の一部分に組み込まれてしまった冒険が忘れられなくてここ数年日本にも発生したダンジョンアタックを目論むが、年齢制限に壁に撥ね返されて入場を断られてしまう。ガックリと項垂れる二人に救いの手を差し伸べたのは魔法学院の学院長と名乗る人物。喜び勇んで入学したはいいものの、この学院長はとにかく無茶振りが過ぎる。異世界でも経験したことがないとんでもないミッションに次々と駆り出される兄妹。さらに二人を取り巻く周囲にも奇妙な縁で繋がった生徒がどんどん現れては学院での日常と冒険という非日常が繰り返されていく。大勢の学院生との交流の中ではぐくまれていく人間模様とバトルアクションをどうぞお楽しみください!
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる