7 / 31
7
しおりを挟む
夕貴ら明日葉一族が経営するホテルが開業し、約一か月が経った。
内心どうなるだろうかと不安だった旅館への客足は、若干遠のいた気がしないでもなかったが、ほぼ一定の数を保っており、香はひとまず胸を撫で下ろした。
互いの仕事もあり、頻繫に会うことは叶わなかったが、時折、好奇心旺盛で新しい物好きの仲居たちが、物見遊山としてホテルへ茶をしに行った際の話などを小耳に入れては、香は夕貴を想った。
とある日、表へ出た香は、軒先で落ち葉を掃いていた。
“Excuse me?”(すみません)
香が声に振り向くと、輝く金の髪が波打つ長身の女性が、暗いサングラス越しに彼女へ視線を注いでいた。
異国の言葉。
筋の通った高い鼻梁。
いきなり外国人に話しかけられた若女将は動揺して、日本語で答えた。
「は、はい!何でしょうか!?」
“Do you have a room for tonight?”(部屋、空いてる?)
ルーム。
彼女は宿泊したいのだろうか。
“I wanna stay.”(泊まりたいの)
ステイ。
やっぱり?
しかしながら十分な自信がないため、香は口を開け閉めしていると、業を煮やした女性は、突如片言の日本語で疎通を試みた。
「ワタシ!ココ!トマル!」
「は、はい!こちらへどうぞ!」
続いて、女性は若女将の後へ続き、暖簾を潜り、玄関を跨ぐと、物珍しそうに家屋の中を見回した。
それから、宿帳の記入を終えた女性は、客室へ案内された。到着すると、またしても見慣れないといった様子で、彼女は和室のあちこちへ顔を巡らせた。
“Are you Kaori?”(香ってあなた?)
下がろうとした時、香は尋ねられた。
刹那、どうして自分の名を知っているのだろうと、きょとんとしたが、彼女はイエスと答えた。
すると、かけていたサングラスを突然外し、女性は青い瞳で香をじいっと覗き込んだ。
“You――”(あなたが――)
瞬間、バッグから着信音が鳴り、女性は電話に出ると、背をくるりと向けた。
電話口の彼女は一段高い声でまくし立て、機嫌のよさがありありと見て取れた。
「・・・失礼いたします」
膝をついた若女将は、頭を軽く下げてから、部屋を後にした。
一夜が明け、香は女性の出立を見送るため、共に門構えの外へ出た。
すると五分も経たないうちに、黒塗りの高級車が車道から彼女たちの目前へ停まり、中から一人の男が降りた。
「あっ・・・」
男の凛々しい容貌に、香は小さく吃驚を漏らしたが、女性の大きな声音によって打ち消されてしまった。
“Yuki!”(夕貴!)
女性は夕貴を認めると、喜び勇んで、車から降りたばかりの彼に抱きつき、頬への接吻をねだった。
今日の彼はオフなのだろうか、髪は無造作に梳かれ、ジーンズとTシャツをカジュアルに着こなし、普段目にする整った髪型と紳士的なスーツより、幾分親しみが感じられた。
しかしながら当の本人は、女性の存在から、やや困惑しているようだった。
「シンシア・・・!本当に来てたのか」
「やだ、夕貴。畏まらないで、いつもみたいにシンディって呼んで?」
「すみません、香さん。彼女がご迷惑をおかけしませんでしたか?」
「い、いえ・・・。お知合いですか?」
「ええ、まあ・・・」
「夕貴~、早く行きましょう?わたしもうお腹がペコペコなの!」
「参ったな・・・。香さん。また連絡します」
夕貴は恋人へ一瞥を投げかけると、シンシアという女性と車中へ戻り、行ってしまったのだった。
車は明日葉のホテルへ到着し、先に降りた夕貴はドアを開け、降りるシンシアの手を取った。
彼らの優雅な振る舞いもそうだったが、何より地面へ降り立つシンディが、ちょうど、天界から地上へ降り立つ女神の如く美しかったので、人々は思い思いに感嘆のため息をついた。
「ここがそうなのね」
シンシアは夕貴へ語り掛けると、粋な回転扉を通り、華やかなロビーへ進んだ。
「あら、なかなか素敵じゃない!」
彼女は辺りをしげしげと見回し、エレベーターホールから昇降機に乗って、部屋へ向かった。
客室は、例の施設一番のスイートルームで、シンディは一目見ると、ヒュウと口笛を鳴らし、満悦そうに言葉を切った。
「素敵な部屋ね」
それから、感極まった彼女は再び夕貴へ抱きつき、問うた。
「~~~夕貴!もう随分会っていなかったけど、元気にしていた?」
「ああ。シンディも元気そうで何よりだ」
「事業が上手くいっているようで嬉しいわ!そうそう、あなたのお父様は?後でご挨拶させて頂戴ね!」
「ああ、そうだ。父さんもきっと喜ぶよ。きみにずっと会いたがっていたから。だけど、シンディ。きみはどうしてあの旅館にいたんだ?」
「・・・別に深い意味はないわ。一度、日本の旅館というものを体験してみたかっただけなの。そうだ。夕貴、乾杯しましょうよ!」
シンシアは思いつくと、壁際のバースペースからシャンパンを取り出し、二つのグラスへ注いだ。
「再会に」
クリスタルがカチンとぶつかり、再会を祝した二人は、気泡が弾けるぶとう酒をあおったのだった。
ここ数日、仕事をしている最中にも、あの異国の美女が頭にときたま浮かんでは、しばらく消えない現象に、香は苦しめられていた。
彼女の夕貴へ対する親し気な雰囲気、気さくなスキンシップ・・・。
彼女は一体誰で、夕貴とどういう関係にあり、彼の何なのだろう。
モヤモヤと、暗雲が香の心に垂れ込み、不安と考慮から、なかなか寝付けない夜が続いた。
電話して、夕貴へ訊いてみようか・・・。
しかし、疑い深い女だと、彼に思われたくはない。
けれども、知りたい。
そうだ。
こうなれば・・・!
思いついた香は宿帳を手に、事務所のパソコンの前へ向き直り、検索エンジンへ女性の名前を打ち込んだ。
コンマ数秒後、「シンシア・クーパー」に関するページが映し出され、彼女は呆気にとられた。
シンシア・クーパー。
愛称シンディ。
祖父が合衆国で創業した、富裕向けホテルやコンドミニアム、また避暑地等における別荘を、管理・運営する多国籍企業、『クーパー』の跡取り娘と、とある記事には書いてあった。
記事はシンディ本人の写真付きで、写真の中の彼女は身綺麗にドレスアップしていたが、香の目の前へ現れた女性に間違いはなさそうだった。
容姿が麗しいだけでなく、シンディは富豪一家の女性だった。
客観的に見れば、彼女ほど自分の恋人と似合いの人はいなかった。
そのような不都合な現実は考えてはいけない。
それから、香はやっとのことで頭を切り替えると、ページを閉じ、事務所を後にした。
一方、当のシンシアは軽くドレスアップした格好で、同じく正装として、スーツを粋に着込んだ明日葉親子と共に、ロビーラウンジで夕食を取っていた。
ラウンジは、夜の薄闇と合わせて照明を絞り、格調高い雰囲気の中、ワインを片手に、彼らは朗らかに歓談していた。
「マイケルは元気にしているかね?」
夕貴の父が尋ねた。
「おかげさまで。父は専らゴルフに専念していますわ」
シンディは冗談めかして答え、彼ら親子を笑わせた。
「ところで、おじ様。実に素敵な場所へ建てられたのね。先見の明というものがあったのかしら?」
絹のような舌触りの赤いぶどう酒を口に含んでいた夕貴の父は、軽く笑い、謙遜して言った。
「はは。そんなことはないさ。ホテルビジネスにおいては、クーパー家の右に出る者はいないからね」
シンシアはにこりと微笑むと、返答した。
「まあ、嬉しいことを仰ってくださるのね。でも、確かに夕貴とわたしが結婚して、協力し合う間柄にでもなれば、自他共に、わたしたちはナンバーワンの存在になれるはずだわ」
願ってもない可能性ゆえに、上機嫌の夕貴の父は、全くその通りだと、愉快に笑った。
しかしながら、彼の息子は横でワインを黙って啜っていた。
「ねえ」
シンディは素知らぬ表情の彼を目ざとく認めると、手を彼の手の上へ被せた。
「あの女はあなたに相応しくないわ。あなたに相応しいのはわたしよ」
夕貴は屈託なく笑った。
「きみには婚約者のジムがいるだろう?冗談も休み休み言わないと」
「彼はただの許婚に過ぎないわ!わたしはあなたがいいの!」
少し熱っぽく、シンシアは主張した。
「ジムはきみを好いている良い奴だ」
夕貴はにこやかに言い退けた。
「お化粧を直してくるわ!」
憤慨から、シンディは性急に立ち上がり、テーブルを早足で後にしたのだった。
内心どうなるだろうかと不安だった旅館への客足は、若干遠のいた気がしないでもなかったが、ほぼ一定の数を保っており、香はひとまず胸を撫で下ろした。
互いの仕事もあり、頻繫に会うことは叶わなかったが、時折、好奇心旺盛で新しい物好きの仲居たちが、物見遊山としてホテルへ茶をしに行った際の話などを小耳に入れては、香は夕貴を想った。
とある日、表へ出た香は、軒先で落ち葉を掃いていた。
“Excuse me?”(すみません)
香が声に振り向くと、輝く金の髪が波打つ長身の女性が、暗いサングラス越しに彼女へ視線を注いでいた。
異国の言葉。
筋の通った高い鼻梁。
いきなり外国人に話しかけられた若女将は動揺して、日本語で答えた。
「は、はい!何でしょうか!?」
“Do you have a room for tonight?”(部屋、空いてる?)
ルーム。
彼女は宿泊したいのだろうか。
“I wanna stay.”(泊まりたいの)
ステイ。
やっぱり?
しかしながら十分な自信がないため、香は口を開け閉めしていると、業を煮やした女性は、突如片言の日本語で疎通を試みた。
「ワタシ!ココ!トマル!」
「は、はい!こちらへどうぞ!」
続いて、女性は若女将の後へ続き、暖簾を潜り、玄関を跨ぐと、物珍しそうに家屋の中を見回した。
それから、宿帳の記入を終えた女性は、客室へ案内された。到着すると、またしても見慣れないといった様子で、彼女は和室のあちこちへ顔を巡らせた。
“Are you Kaori?”(香ってあなた?)
下がろうとした時、香は尋ねられた。
刹那、どうして自分の名を知っているのだろうと、きょとんとしたが、彼女はイエスと答えた。
すると、かけていたサングラスを突然外し、女性は青い瞳で香をじいっと覗き込んだ。
“You――”(あなたが――)
瞬間、バッグから着信音が鳴り、女性は電話に出ると、背をくるりと向けた。
電話口の彼女は一段高い声でまくし立て、機嫌のよさがありありと見て取れた。
「・・・失礼いたします」
膝をついた若女将は、頭を軽く下げてから、部屋を後にした。
一夜が明け、香は女性の出立を見送るため、共に門構えの外へ出た。
すると五分も経たないうちに、黒塗りの高級車が車道から彼女たちの目前へ停まり、中から一人の男が降りた。
「あっ・・・」
男の凛々しい容貌に、香は小さく吃驚を漏らしたが、女性の大きな声音によって打ち消されてしまった。
“Yuki!”(夕貴!)
女性は夕貴を認めると、喜び勇んで、車から降りたばかりの彼に抱きつき、頬への接吻をねだった。
今日の彼はオフなのだろうか、髪は無造作に梳かれ、ジーンズとTシャツをカジュアルに着こなし、普段目にする整った髪型と紳士的なスーツより、幾分親しみが感じられた。
しかしながら当の本人は、女性の存在から、やや困惑しているようだった。
「シンシア・・・!本当に来てたのか」
「やだ、夕貴。畏まらないで、いつもみたいにシンディって呼んで?」
「すみません、香さん。彼女がご迷惑をおかけしませんでしたか?」
「い、いえ・・・。お知合いですか?」
「ええ、まあ・・・」
「夕貴~、早く行きましょう?わたしもうお腹がペコペコなの!」
「参ったな・・・。香さん。また連絡します」
夕貴は恋人へ一瞥を投げかけると、シンシアという女性と車中へ戻り、行ってしまったのだった。
車は明日葉のホテルへ到着し、先に降りた夕貴はドアを開け、降りるシンシアの手を取った。
彼らの優雅な振る舞いもそうだったが、何より地面へ降り立つシンディが、ちょうど、天界から地上へ降り立つ女神の如く美しかったので、人々は思い思いに感嘆のため息をついた。
「ここがそうなのね」
シンシアは夕貴へ語り掛けると、粋な回転扉を通り、華やかなロビーへ進んだ。
「あら、なかなか素敵じゃない!」
彼女は辺りをしげしげと見回し、エレベーターホールから昇降機に乗って、部屋へ向かった。
客室は、例の施設一番のスイートルームで、シンディは一目見ると、ヒュウと口笛を鳴らし、満悦そうに言葉を切った。
「素敵な部屋ね」
それから、感極まった彼女は再び夕貴へ抱きつき、問うた。
「~~~夕貴!もう随分会っていなかったけど、元気にしていた?」
「ああ。シンディも元気そうで何よりだ」
「事業が上手くいっているようで嬉しいわ!そうそう、あなたのお父様は?後でご挨拶させて頂戴ね!」
「ああ、そうだ。父さんもきっと喜ぶよ。きみにずっと会いたがっていたから。だけど、シンディ。きみはどうしてあの旅館にいたんだ?」
「・・・別に深い意味はないわ。一度、日本の旅館というものを体験してみたかっただけなの。そうだ。夕貴、乾杯しましょうよ!」
シンシアは思いつくと、壁際のバースペースからシャンパンを取り出し、二つのグラスへ注いだ。
「再会に」
クリスタルがカチンとぶつかり、再会を祝した二人は、気泡が弾けるぶとう酒をあおったのだった。
ここ数日、仕事をしている最中にも、あの異国の美女が頭にときたま浮かんでは、しばらく消えない現象に、香は苦しめられていた。
彼女の夕貴へ対する親し気な雰囲気、気さくなスキンシップ・・・。
彼女は一体誰で、夕貴とどういう関係にあり、彼の何なのだろう。
モヤモヤと、暗雲が香の心に垂れ込み、不安と考慮から、なかなか寝付けない夜が続いた。
電話して、夕貴へ訊いてみようか・・・。
しかし、疑い深い女だと、彼に思われたくはない。
けれども、知りたい。
そうだ。
こうなれば・・・!
思いついた香は宿帳を手に、事務所のパソコンの前へ向き直り、検索エンジンへ女性の名前を打ち込んだ。
コンマ数秒後、「シンシア・クーパー」に関するページが映し出され、彼女は呆気にとられた。
シンシア・クーパー。
愛称シンディ。
祖父が合衆国で創業した、富裕向けホテルやコンドミニアム、また避暑地等における別荘を、管理・運営する多国籍企業、『クーパー』の跡取り娘と、とある記事には書いてあった。
記事はシンディ本人の写真付きで、写真の中の彼女は身綺麗にドレスアップしていたが、香の目の前へ現れた女性に間違いはなさそうだった。
容姿が麗しいだけでなく、シンディは富豪一家の女性だった。
客観的に見れば、彼女ほど自分の恋人と似合いの人はいなかった。
そのような不都合な現実は考えてはいけない。
それから、香はやっとのことで頭を切り替えると、ページを閉じ、事務所を後にした。
一方、当のシンシアは軽くドレスアップした格好で、同じく正装として、スーツを粋に着込んだ明日葉親子と共に、ロビーラウンジで夕食を取っていた。
ラウンジは、夜の薄闇と合わせて照明を絞り、格調高い雰囲気の中、ワインを片手に、彼らは朗らかに歓談していた。
「マイケルは元気にしているかね?」
夕貴の父が尋ねた。
「おかげさまで。父は専らゴルフに専念していますわ」
シンディは冗談めかして答え、彼ら親子を笑わせた。
「ところで、おじ様。実に素敵な場所へ建てられたのね。先見の明というものがあったのかしら?」
絹のような舌触りの赤いぶどう酒を口に含んでいた夕貴の父は、軽く笑い、謙遜して言った。
「はは。そんなことはないさ。ホテルビジネスにおいては、クーパー家の右に出る者はいないからね」
シンシアはにこりと微笑むと、返答した。
「まあ、嬉しいことを仰ってくださるのね。でも、確かに夕貴とわたしが結婚して、協力し合う間柄にでもなれば、自他共に、わたしたちはナンバーワンの存在になれるはずだわ」
願ってもない可能性ゆえに、上機嫌の夕貴の父は、全くその通りだと、愉快に笑った。
しかしながら、彼の息子は横でワインを黙って啜っていた。
「ねえ」
シンディは素知らぬ表情の彼を目ざとく認めると、手を彼の手の上へ被せた。
「あの女はあなたに相応しくないわ。あなたに相応しいのはわたしよ」
夕貴は屈託なく笑った。
「きみには婚約者のジムがいるだろう?冗談も休み休み言わないと」
「彼はただの許婚に過ぎないわ!わたしはあなたがいいの!」
少し熱っぽく、シンシアは主張した。
「ジムはきみを好いている良い奴だ」
夕貴はにこやかに言い退けた。
「お化粧を直してくるわ!」
憤慨から、シンディは性急に立ち上がり、テーブルを早足で後にしたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
元カノと復縁する方法
なとみ
恋愛
「別れよっか」
同棲して1年ちょっとの榛名旭(はるな あさひ)に、ある日別れを告げられた無自覚男の瀬戸口颯(せとぐち そう)。
会社の同僚でもある二人の付き合いは、突然終わりを迎える。
自分の気持ちを振り返りながら、復縁に向けて頑張るお話。
表紙はまるぶち銀河様からの頂き物です。素敵です!
結婚直後にとある理由で離婚を申し出ましたが、 別れてくれないどころか次期社長の同期に執着されて愛されています
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「結婚したらこっちのもんだ。
絶対に離婚届に判なんて押さないからな」
既婚マウントにキレて勢いで同期の紘希と結婚した純華。
まあ、悪い人ではないし、などと脳天気にかまえていたが。
紘希が我が社の御曹司だと知って、事態は一転!
純華の誰にも言えない事情で、紘希は絶対に結婚してはいけない相手だった。
離婚を申し出るが、紘希は取り合ってくれない。
それどころか紘希に溺愛され、惹かれていく。
このままでは紘希の弱点になる。
わかっているけれど……。
瑞木純華
みずきすみか
28
イベントデザイン部係長
姉御肌で面倒見がいいのが、長所であり弱点
おかげで、いつも多数の仕事を抱えがち
後輩女子からは慕われるが、男性とは縁がない
恋に関しては夢見がち
×
矢崎紘希
やざきひろき
28
営業部課長
一般社員に擬態してるが、会長は母方の祖父で次期社長
サバサバした爽やかくん
実体は押しが強くて粘着質
秘密を抱えたまま、あなたを好きになっていいですか……?
一目惚れ婚~美人すぎる御曹司に溺愛されてます~
椿蛍
恋愛
念願のデザイナーとして働き始めた私に、『家のためにお見合いしろ』と言い出した父と継母。
断りたかったけれど、病弱な妹を守るため、好きでもない相手と結婚することになってしまった……。
夢だったデザイナーの仕事を諦められない私――そんな私の前に現れたのは、有名な美女モデル、【リセ】だった。
パリで出会ったその美人モデル。
女性だと思っていたら――まさかの男!?
酔った勢いで一夜を共にしてしまう……。
けれど、彼の本当の姿はモデルではなく――
(モデル)御曹司×駆け出しデザイナー
【サクセスシンデレラストーリー!】
清中琉永(きよなかるな)新人デザイナー
麻王理世(あさおりせ)麻王グループ御曹司(モデル)
初出2021.11.26
改稿2023.10
氷の上司に、好きがバレたら終わりや
naomikoryo
恋愛
──地方から本社に異動してきた29歳独身OL・舞子。
お調子者で明るく、ちょっとおせっかいな彼女の前に現れたのは、
“氷のように冷たい”と社内で噂される40歳のイケメン上司・本庄誠。
最初は「怖い」としか思えなかったはずのその人が、
実は誰よりもまっすぐで、優しくて、不器用な人だと知ったとき――
舞子の中で、恋が芽生えはじめる。
でも、彼には誰も知らない過去があった。
そして舞子は、自分の恋心を隠しながら、ゆっくりとその心の氷を溶かしていく。
◆恋って、“バレたら終わり”なんやろか?
◆それとも、“言わな、始まらへん”んやろか?
そんな揺れる想いを抱えながら、仕事も恋も全力投球。
笑って、泣いて、つまずいて――それでも、前を向く彼女の姿に、きっとあなたも自分を重ねたくなる。
関西出身のヒロイン×無口な年上上司の、20話で完結するライト文芸ラブストーリー。
仕事に恋に揺れるすべてのOLさんたちへ。
「この恋、うちのことかも」と思わず呟きたくなる、等身大の恋を、ぜひ読んでみてください。
苦手な冷徹専務が義兄になったかと思ったら極あま顔で迫ってくるんですが、なんででしょう?~偽家族恋愛~
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「こちら、再婚相手の息子の仁さん」
母に紹介され、なにかの間違いだと思った。
だってそこにいたのは、私が敵視している専務だったから。
それだけでもかなりな不安案件なのに。
私の住んでいるマンションに下着泥が出た話題から、さらに。
「そうだ、仁のマンションに引っ越せばいい」
なーんて義父になる人が言い出して。
結局、反対できないまま専務と同居する羽目に。
前途多難な同居生活。
相変わらず専務はなに考えているかわからない。
……かと思えば。
「兄妹ならするだろ、これくらい」
当たり前のように落とされる、額へのキス。
いったい、どうなってんのー!?
三ツ森涼夏
24歳
大手菓子メーカー『おろち製菓』営業戦略部勤務
背が低く、振り返ったら忘れられるくらい、特徴のない顔がコンプレックス。
小1の時に両親が離婚して以来、母親を支えてきた頑張り屋さん。
たまにその頑張りが空回りすることも?
恋愛、苦手というより、嫌い。
淋しい、をちゃんと言えずにきた人。
×
八雲仁
30歳
大手菓子メーカー『おろち製菓』専務
背が高く、眼鏡のイケメン。
ただし、いつも無表情。
集中すると周りが見えなくなる。
そのことで周囲には誤解を与えがちだが、弁明する気はない。
小さい頃に母親が他界し、それ以来、ひとりで淋しさを抱えてきた人。
ふたりはちゃんと義兄妹になれるのか、それとも……!?
*****
千里専務のその後→『絶対零度の、ハーフ御曹司の愛ブルーの瞳をゲーヲタの私に溶かせとか言っています?……』
*****
表紙画像 湯弐様 pixiv ID3989101
あなたがいなくなった後 〜シングルマザーになった途端、義弟から愛され始めました〜
瀬崎由美
恋愛
石橋優香は夫大輝との子供を出産したばかりの二十七歳の専業主婦。三歳歳上の大輝とは大学時代のサークルの先輩後輩で、卒業後に再会したのがキッカケで付き合い始めて結婚した。
まだ生後一か月の息子を手探りで育てて、寝不足の日々。朝、いつもと同じように仕事へと送り出した夫は職場での事故で帰らぬ人となる。乳児を抱えシングルマザーとなってしまった優香のことを支えてくれたのは、夫の弟である宏樹だった。二歳年上で公認会計士である宏樹は優香に変わって葬儀やその他を取り仕切ってくれ、事あるごとに家の様子を見にきて、二人のことを気に掛けてくれていた。
息子の為にと自立を考えた優香は、働きに出ることを考える。それを知った宏樹は自分の経営する会計事務所に勤めることを勧めてくれる。陽太が保育園に入れることができる月齢になって義弟のオフィスで働き始めてしばらく、宏樹の不在時に彼の元カノだと名乗る女性が訪れて来、宏樹へと復縁を迫ってくる。宏樹から断られて逆切れした元カノによって、彼が優香のことをずっと想い続けていたことを暴露されてしまう。
あっさりと認めた宏樹は、「今は兄貴の代役でもいい」そういって、優香の傍にいたいと願った。
夫とは真逆のタイプの宏樹だったが、優しく支えてくれるところは同じで……
夫のことを想い続けるも、義弟のことも完全には拒絶することができない優香。
腹黒上司が実は激甘だった件について。
あさの紅茶
恋愛
私の上司、坪内さん。
彼はヤバいです。
サラサラヘアに甘いマスクで笑った顔はまさに王子様。
まわりからキャーキャー言われてるけど、仕事中の彼は腹黒悪魔だよ。
本当に厳しいんだから。
ことごとく女子を振って泣かせてきたくせに、ここにきて何故か私のことを好きだと言う。
マジで?
意味不明なんだけど。
めっちゃ意地悪なのに、かいま見える優しさにいつしか胸がぎゅっとなってしまうようになった。
素直に甘えたいとさえ思った。
だけど、私はその想いに応えられないよ。
どうしたらいいかわからない…。
**********
この作品は、他のサイトにも掲載しています。
俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る
ラヴ KAZU
恋愛
ある日、まゆは父親からお見合いを進められる。
義兄を慕ってきたまゆはお見合いを阻止すべく、車に引かれそうになったところを助けてくれた、祐志に恋人の振りを頼む。
そこではじめてを経験する。
まゆは三十六年間、男性経験がなかった。
実は祐志は父親から許嫁の存在を伝えられていた。
深海まゆ、一夜を共にした女性だった。
それからまゆの身が危険にさらされる。
「まゆ、お前は俺が守る」
偽りの恋人のはずが、まゆは祐志に惹かれていく。
祐志はまゆを守り切れるのか。
そして、まゆの目の前に現れた工藤飛鳥。
借金の取り立てをする工藤組若頭。
「俺の女になれ」
工藤の言葉に首を縦に振るも、過去のトラウマから身体を重ねることが出来ない。
そんなまゆに一目惚れをした工藤飛鳥。
そして、まゆも徐々に工藤の優しさに惹かれ始める。
果たして、この恋のトライアングルはどうなるのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる