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Phase ONE 大戦の予兆編 

Phaseone:第一ストーリー:第3話 粘液龍

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まばゆい光に包まれ、気づくと森の中に居た。なんか目線が極端に低いような。手の感覚と足の感覚がない。近くに川が流れていたので、今の自分の姿を確認した。スライムだった。しかもなんか変なスライム。翼に尻尾、角が生えており、口から牙も出ている。なんだこのスライム。水面を呆然として見ていると、頭の中に声が響いてきた。
[あーあー、聞こえる?]
「うおっ!!は、はい聞こえます。」
びっくりした、予告なしに話しかけてくるんだもん。
[ごめんねぇ~、少し驚かせてしまったわね。]
はい、驚きました。女神様の言っているものではないですけど。
「てか、この姿なんですか?スライムなのは確かですよねぇ~、でもなんかちがうような。」
[その姿は粘液龍《スライムドラゴン》っていうとっても珍しい龍なの。]
珍しいって言われたって、どのくらい珍しいのかわからんからなぁ。
「どのくらい珍しいんですか?」
[この世界のお金で、50万くらいの価値があるわ。]
なかなかの価値があるなぁ。
「どのくらい強いんですか?」
[すぐ人間に捕まるくらいに雑魚よ。]
そんなに弱いのか、ドラゴンなのに情けないなぁ。
[まぁ、あなたは、転生特典でバカほど強くなってるから人間なんて瞬殺よ。しかも世界王龍を復活させてくれるっていうから奮発して普通の数倍の能力をつけておいたわ。]
基準がわからないからなんとも言えないが、そんなことして大丈夫なのだろうか?
[後、ガイド役でAIっていう能力《スキル》をつけておいたから、この通信が切れたらその能力でこの世界を案内してもらって。]
「わかりました。」
[あ、あともう一つ、自分の能力を確認したかったらステータスって言ってみて、透明な板が出てきて確認できるから。]
「了解です。」
[それじゃ、切るわねぇ。]
声が聞こえなくなり、女神様の気配もなくなった。嵐のように去っていったなぁ。確か、後はガイド能力のAIにあとのことは聞けって言ってたっけ。でも発動のさせ方知らないなぁ、どうやってやるんだろう。あの女神様、肝心なこと伝え忘れてる。しょうがない、ステータスを見て探すとしますか。
「ステータス。」
女神様に言われたとおり、俺はステータスと、宣言し、透明な板を出した。そこには俺の持つ能力が書かれていた。

       ステータス
種族 粘液龍《スライムドラゴン》
加護 消滅神の加護 創造神の加護 時空神の加護
固有能力《スキル》 魔眼 天眼 AI
超究極能力《ウルティメイトスキル》
完全防御結界
究極能力《アルティメットスキル》
憎む者 救う者 学ぶ者
特殊能力《エクストラスキル》
音速運動 予測 竜王
魔力量 無限
使用可能魔法 S級魔法 S級精霊魔法 S付与魔法 禁忌魔法
体質 禁忌反動無効
これって普通の数倍の能力なんだよな?てことは並の転生者とは話しにならない感じか?まぁいいや、後で確認しよう。さてさて、AIはどこだぁ?AIはっと、あったあった。
俺はAIと書かれていた部分をタップした。
発動のさせ方はこれであってるかな?
すると、体の中で何かが起こり、ドクン!!と、脈打った。
[システム起動中、感度良好、送信されたファイルをダウンロード。世界《バース》No.01Guardiansverseの情報を確認しました。]
お、なんか喋ってる!!
[おはようございます、ご主人様、何かご用件はありますか?]
「あ、えーと、この世界のことは自分で調べるから、何か便利な物が手にはいる場所ってこの近くにある?」
[了解です、さっそくサーチを開始します。]
俺は自分の要望をAIに伝えると、自動で何かの能力を発動し、周囲に調査を開始してくれた。
[一件ヒットしました、場所はここから北に3キロ、封印の祠です。]
「わかった、ならさっそく行ってみよう、案内をよろしく。」
[了解しました。]
すると、俺の視界に地図のようなものが現れ、矢印が北の方角を指していた。
[矢印の通りに向かってください。]
「わかった。」
女神様、便利な能力つけてくれたなぁ。俺はAIの指示通りに封印の祠へと向かった。
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