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深夜のコンビニバイト三十四日目 鬼夫婦再来店
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深夜のコンビニバイト三十四日目。
ピロリロピロリロ。
「いらっしゃ...ぁ」
「はぁ...」
このコンビニが負のオーラに包まれそうな大きなため息を吐きながら、真っ黒オーラを纏う二つの角が生えた丸眼鏡に丸い背中の男性。
おーたんが来店して来た。
あれ?相方は?
「はぁ.....」
いやなんで来店早々ため息?しかもなんでこっちチラチラ見て来るの?何話しかけて欲しいの?なんなの?
「はぁぁああ~あぁあ~あーあー」
うっぜぇ....なんだよ。びっくりしたよ。
話しかけたら負けなんだろうけど、無視し続けたらし続けたらでこれがずっと続くのかと思うとそっちの方が面倒かなぁ.....。
「どうしたんですか」
「あぁ、君か...いや、結婚してない君にいっても仕方ないと思うから別にいいよ」
なんっっだよ!!この人!いやこの鬼!散々構ってくれアピールしておいて声をかけたら別にいいよってそういうやつが俺は一番嫌いなんだよ!チラチラこっちみんな!もう一歩踏み込んでこいみたいな顔するな!
「あ、じゃあ帰っていいですよ」
「すごい冷めたねぇ君...そこはもう一歩踏み込んで聞いてくれたら俺も答えたのよ?むしろもう一回チャンスをあげるから聞いてくれる?頼むよ」
なんでかまってちゃんアピール無視したらかまってくれって頼まれてるの俺。
しかもなんか言い方が上から目線なんだけど。なんだよチャンスって。
「なんですか、どうしたんですか。帰っていいですよ」
「聞いたなら答えさせてくれよ!わかった!じゃあもういうね!ぽむぽむきっちょむ!ぽむぽむきっちょむの事だよ」
「あぁ、そういや今日いませんね。もしかして別れたんですか?」
「はぁ.....いや、違うよ。まだ別れてないけど、これから別れるかも新婚夫婦ってさ、最初はアツアツだけど冷めるのは一瞬なんだよね、へへ、ひひ...」
気色悪い笑いを浮かべ、狂ったように目を見開いて天井を見上げるおーたん。
とても疲れている大丈夫なんだろうか。
「何があったんですか?」
「いや、なんでか俺もわかんないんだよね。突然なんか、イライラして無口になったり、突然具合悪くなったり、前俺が作った料理はぜーんぶ美味しい♡って言ってニコニコ食べてくれてたのに今は腐ったひじき食べてるみたいな顔で食べててさ、無理しなくていいよって言うんだけどおーたんが折角作ってくれたからって。なんか俺...悪いことしたかなぁ」
突然イライラして暴れ出す→おーたんの態度がうざい。
突然具合が悪くなる→おーたんのウザさによるストレス過多。
腐ったひじき→作った料理を不味く感じてしまうほどうざすぎて相手を嫌いになっている。
「もうこれは黒ですね」
「オニどうしよう!!嫌われる理由がわからないんだけど」
「いやもう来店の時のかまってちゃんを見ればわかりますよ。もう我慢の限界が来たんでしょうねきっと」
「そんなぁ、俺ちゃんと具合が悪いぽむぽむきっちょむの為に仕事から帰って来て家事掃除風呂も用意して布団も敷いて寝る前にはあったかいホットミルクも準備してるのに我慢の限界感じられてるの!?」
それは流石に可哀想すぎるだろ。
「え?ぽむぽむきっちょむさん、家事しないんですか?」
「いや、なんか最近機嫌悪かったり具合悪かったりで、全くしなくなっちゃったね。何かあった?って聞いても「私もわからないけど貴方の顔を見るととてもイライラするの」って」
「まじで何したか覚えてないんですか?」
「オニ覚えてない。というか俺何もしてない。毎日召使いみたいにご飯作ったり洗濯したり、色々やっててちょっと家事の知恵みたいなのも身について一冊の本が書けそう。タイトルは「鬼嫁が突然何もしなくなったので家事をする事になったカリスマ鬼旦那の話」みたいな」
「ふざけてる場合じゃないんですよ」
「ごめんなさい」
「とりあえず帰って頭下げて謝ったほうがいいんじゃないですか?」
話を聞く限りおーたんが何かぽむぽむきっちょむの気に触ることをして機嫌が悪いんだろうしな。
おーたんのことだ無意識にぽむぽむきっちょむを傷つけている可能性が高い。
「うっ...でも俺何に対して謝ったほうがいいのかわかんないよぉ」
ピロリロピロリロ。
「あ、いらっしゃ...」
このタイミングではぁはぁと息を切らしながら前は後ろで結っていた黒髪をほどいたボサボサの髪で黄色と黒の鬼柄のパジャマのまま来店して来た。
「ぽむぽむきっちょむ...」
気まずそうに俯くおーたんに、ぽむぽむきっちょむが無言でズカズカ近づいていく。
「ちょ、コンビニで暴力とかはやめてくださいね!?」
俺の制止も聞かず、ぽむぽむきっちょむはいきなり助走をつけながら、おーたんに闘牛の如く突進していった。
「えぇええええええ!?ぽむぽむきっちょむ!?何!?なんで突然!?」
叫ぶおーたんは、バッと手を広げた。
「いいよ!受け止めるよ!ぽむぽむきっちょむ!たとえ君が俺のことを嫌いになっても、愛想つかされても、召使いみたいな扱いをされても、俺は君の事が...え?」
ぽむぽむきっちょむは、勢いよく満遍の笑みでおーたんに抱きついた。
「私、妊娠してたの!おーたん!」
「.....え?」
.....え?俺とおーたんは目を見開いてぽかんとしていた。
「妊娠?それって、つまり?」
「私のお腹に、おーたんとの赤ちゃんがいるのよ!」
「それってつまり?」
「私達の家族が増えるのよ!子供!子供よ!おーたん!私とおーたんの子供!」
「それってつまり...」
「おーたんがパパになるってことよ」
「それってつまり...」
もういいよそれってつまり妊娠してるって事でしょう。
いい加減俺でも理解してるんだから理解してくれ。本当におめでとうよかったな...おーたん。よかったな。
「すごいですね、おめでとうございます!」
「えぇ、ありがとう店員さん。とっても嬉しいわ!」
ニコニコのぽむぽむきっちょむさんは、またぎゅーっとおーたんを抱きしめる。
「お、俺...てっきりぽむぽむきっちょむは俺のこと嫌いなのかと思ってたよ」
「もう、馬鹿ねそんなわけないじゃない?私は地獄を一周したっておーたんを愛してるわ」
地獄を一周したところでおーたんを好きになったり嫌いになったりする要素がわからないんだけど鬼特有の鬼言葉なのそれも。
「ごめんなさいね、おーたん。最近イライラしたり突然具合が悪くなる原因が何か調べていて、何かの病気かと思ったけど私は鬼だから普通の病院には行けないじゃない?それで色々調べたら私達みたいな人じゃない人専門の医者さんがいるみたいで、その人に調べてもらってついさっき結果が出たって電話してくれたの」
「そうなのか...俺、勘違いしちゃって、なんて事だ...それよりなんで俺がここにいるって分かったんだい?」
ぽむぽむきっちょむさんはにっこり微笑んでおーたんの手をとった。
「愛するおーたんの居場所よ。わかるに決まってるじゃない。思わず走り出しちゃった」
「転んだら危ないよ。帰りは、手を繋いで帰ろう」
「えぇ、ここ最近家事とかやらせてごめんなさい。本当にやる気が起きなくて、それも妊娠の症状である事だって言われたわ」
「いいんだよ。鬼のツノが二つあるように俺たちは二人いないとダメなんだ。二人で鬼のように幸せに生きていこう。これから俺、君と子供のためにも頑張るからさ」
「ありがとう。鬼格好いいわおーたん。食べ物の好みも変わっちゃうみたいでおーたんの料理前と違って全然美味しいって感じられなくて、でも私おーたんが愛情持って作ってくれた料理大好きだから」
「いいんだよ。ぽむぽむきっちょむ...ありがとう。愛してるよこれからもずっと俺が家事とか料理とかするからさ、ぽむぽむきっちょむはゆっくり体を休めてさ...俺、今すごく幸せだよぽむぽむきっちょむ」
「私も♡おーたん」
二人は仲良く手を繋いで帰っていった。
よかった...よかったな二人とも。
俺はぐっと歯を食いしばって二人の去った寂しいコンビニで一人パチパチと拍手をしていた。
幸せになってくれ二人とも。
ピロリロピロリロ。
「いらっしゃ...ぁ」
「はぁ...」
このコンビニが負のオーラに包まれそうな大きなため息を吐きながら、真っ黒オーラを纏う二つの角が生えた丸眼鏡に丸い背中の男性。
おーたんが来店して来た。
あれ?相方は?
「はぁ.....」
いやなんで来店早々ため息?しかもなんでこっちチラチラ見て来るの?何話しかけて欲しいの?なんなの?
「はぁぁああ~あぁあ~あーあー」
うっぜぇ....なんだよ。びっくりしたよ。
話しかけたら負けなんだろうけど、無視し続けたらし続けたらでこれがずっと続くのかと思うとそっちの方が面倒かなぁ.....。
「どうしたんですか」
「あぁ、君か...いや、結婚してない君にいっても仕方ないと思うから別にいいよ」
なんっっだよ!!この人!いやこの鬼!散々構ってくれアピールしておいて声をかけたら別にいいよってそういうやつが俺は一番嫌いなんだよ!チラチラこっちみんな!もう一歩踏み込んでこいみたいな顔するな!
「あ、じゃあ帰っていいですよ」
「すごい冷めたねぇ君...そこはもう一歩踏み込んで聞いてくれたら俺も答えたのよ?むしろもう一回チャンスをあげるから聞いてくれる?頼むよ」
なんでかまってちゃんアピール無視したらかまってくれって頼まれてるの俺。
しかもなんか言い方が上から目線なんだけど。なんだよチャンスって。
「なんですか、どうしたんですか。帰っていいですよ」
「聞いたなら答えさせてくれよ!わかった!じゃあもういうね!ぽむぽむきっちょむ!ぽむぽむきっちょむの事だよ」
「あぁ、そういや今日いませんね。もしかして別れたんですか?」
「はぁ.....いや、違うよ。まだ別れてないけど、これから別れるかも新婚夫婦ってさ、最初はアツアツだけど冷めるのは一瞬なんだよね、へへ、ひひ...」
気色悪い笑いを浮かべ、狂ったように目を見開いて天井を見上げるおーたん。
とても疲れている大丈夫なんだろうか。
「何があったんですか?」
「いや、なんでか俺もわかんないんだよね。突然なんか、イライラして無口になったり、突然具合悪くなったり、前俺が作った料理はぜーんぶ美味しい♡って言ってニコニコ食べてくれてたのに今は腐ったひじき食べてるみたいな顔で食べててさ、無理しなくていいよって言うんだけどおーたんが折角作ってくれたからって。なんか俺...悪いことしたかなぁ」
突然イライラして暴れ出す→おーたんの態度がうざい。
突然具合が悪くなる→おーたんのウザさによるストレス過多。
腐ったひじき→作った料理を不味く感じてしまうほどうざすぎて相手を嫌いになっている。
「もうこれは黒ですね」
「オニどうしよう!!嫌われる理由がわからないんだけど」
「いやもう来店の時のかまってちゃんを見ればわかりますよ。もう我慢の限界が来たんでしょうねきっと」
「そんなぁ、俺ちゃんと具合が悪いぽむぽむきっちょむの為に仕事から帰って来て家事掃除風呂も用意して布団も敷いて寝る前にはあったかいホットミルクも準備してるのに我慢の限界感じられてるの!?」
それは流石に可哀想すぎるだろ。
「え?ぽむぽむきっちょむさん、家事しないんですか?」
「いや、なんか最近機嫌悪かったり具合悪かったりで、全くしなくなっちゃったね。何かあった?って聞いても「私もわからないけど貴方の顔を見るととてもイライラするの」って」
「まじで何したか覚えてないんですか?」
「オニ覚えてない。というか俺何もしてない。毎日召使いみたいにご飯作ったり洗濯したり、色々やっててちょっと家事の知恵みたいなのも身について一冊の本が書けそう。タイトルは「鬼嫁が突然何もしなくなったので家事をする事になったカリスマ鬼旦那の話」みたいな」
「ふざけてる場合じゃないんですよ」
「ごめんなさい」
「とりあえず帰って頭下げて謝ったほうがいいんじゃないですか?」
話を聞く限りおーたんが何かぽむぽむきっちょむの気に触ることをして機嫌が悪いんだろうしな。
おーたんのことだ無意識にぽむぽむきっちょむを傷つけている可能性が高い。
「うっ...でも俺何に対して謝ったほうがいいのかわかんないよぉ」
ピロリロピロリロ。
「あ、いらっしゃ...」
このタイミングではぁはぁと息を切らしながら前は後ろで結っていた黒髪をほどいたボサボサの髪で黄色と黒の鬼柄のパジャマのまま来店して来た。
「ぽむぽむきっちょむ...」
気まずそうに俯くおーたんに、ぽむぽむきっちょむが無言でズカズカ近づいていく。
「ちょ、コンビニで暴力とかはやめてくださいね!?」
俺の制止も聞かず、ぽむぽむきっちょむはいきなり助走をつけながら、おーたんに闘牛の如く突進していった。
「えぇええええええ!?ぽむぽむきっちょむ!?何!?なんで突然!?」
叫ぶおーたんは、バッと手を広げた。
「いいよ!受け止めるよ!ぽむぽむきっちょむ!たとえ君が俺のことを嫌いになっても、愛想つかされても、召使いみたいな扱いをされても、俺は君の事が...え?」
ぽむぽむきっちょむは、勢いよく満遍の笑みでおーたんに抱きついた。
「私、妊娠してたの!おーたん!」
「.....え?」
.....え?俺とおーたんは目を見開いてぽかんとしていた。
「妊娠?それって、つまり?」
「私のお腹に、おーたんとの赤ちゃんがいるのよ!」
「それってつまり?」
「私達の家族が増えるのよ!子供!子供よ!おーたん!私とおーたんの子供!」
「それってつまり...」
「おーたんがパパになるってことよ」
「それってつまり...」
もういいよそれってつまり妊娠してるって事でしょう。
いい加減俺でも理解してるんだから理解してくれ。本当におめでとうよかったな...おーたん。よかったな。
「すごいですね、おめでとうございます!」
「えぇ、ありがとう店員さん。とっても嬉しいわ!」
ニコニコのぽむぽむきっちょむさんは、またぎゅーっとおーたんを抱きしめる。
「お、俺...てっきりぽむぽむきっちょむは俺のこと嫌いなのかと思ってたよ」
「もう、馬鹿ねそんなわけないじゃない?私は地獄を一周したっておーたんを愛してるわ」
地獄を一周したところでおーたんを好きになったり嫌いになったりする要素がわからないんだけど鬼特有の鬼言葉なのそれも。
「ごめんなさいね、おーたん。最近イライラしたり突然具合が悪くなる原因が何か調べていて、何かの病気かと思ったけど私は鬼だから普通の病院には行けないじゃない?それで色々調べたら私達みたいな人じゃない人専門の医者さんがいるみたいで、その人に調べてもらってついさっき結果が出たって電話してくれたの」
「そうなのか...俺、勘違いしちゃって、なんて事だ...それよりなんで俺がここにいるって分かったんだい?」
ぽむぽむきっちょむさんはにっこり微笑んでおーたんの手をとった。
「愛するおーたんの居場所よ。わかるに決まってるじゃない。思わず走り出しちゃった」
「転んだら危ないよ。帰りは、手を繋いで帰ろう」
「えぇ、ここ最近家事とかやらせてごめんなさい。本当にやる気が起きなくて、それも妊娠の症状である事だって言われたわ」
「いいんだよ。鬼のツノが二つあるように俺たちは二人いないとダメなんだ。二人で鬼のように幸せに生きていこう。これから俺、君と子供のためにも頑張るからさ」
「ありがとう。鬼格好いいわおーたん。食べ物の好みも変わっちゃうみたいでおーたんの料理前と違って全然美味しいって感じられなくて、でも私おーたんが愛情持って作ってくれた料理大好きだから」
「いいんだよ。ぽむぽむきっちょむ...ありがとう。愛してるよこれからもずっと俺が家事とか料理とかするからさ、ぽむぽむきっちょむはゆっくり体を休めてさ...俺、今すごく幸せだよぽむぽむきっちょむ」
「私も♡おーたん」
二人は仲良く手を繋いで帰っていった。
よかった...よかったな二人とも。
俺はぐっと歯を食いしばって二人の去った寂しいコンビニで一人パチパチと拍手をしていた。
幸せになってくれ二人とも。
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