深夜のコンビニバイト始めたけど魔王とか河童とか変な人来すぎて正直続けていける自信がない

ガイア

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深夜のコンビニバイト五十三日目 二宮金次郎像来店

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深夜のコンビニバイト五十三日目。

学生が夏休みの為に、何人かアルバイトの学生がコミケの日に入ってくれて皆でコミケにいけたわけだが俺は今日突如深夜のコンビニバイトを、学生の女の子と二人で行うことになった。

「はぁー昼と違って退屈~全然お客来なくね?」

バイトをするなら染め直しておいでと店長に言われて渋々染めたらしい黒髪に、塞いだピアス穴、彼女曰く日サロで焼いたらしい黒い肌。
さっきから退屈~とため息をつく彼女の名前は縫楽莉嘉(ぬらりか)さん。

「ちょりっす☆りかっす☆今日はよろしくしゃーっす!」

「は、はい」

大丈夫なのかこの子。
店長を見ると、申し訳なさそうに目をそらされた。
店長に後で小声で聞くと、面接時に彼女の祖父が来て、彼女の良いところを一時間程スピーチされ、面接中もずっと後ろで座って話を聞いていたそうだ。
髪の毛を染めてほしいというのも、ピアスの穴を塞いでほしいと頼むのも祖父の威圧感でドキドキだったという。

店長も苦手なタイプの子なんだろうな。

「てんちょまじ筋肉ぱねーちょ、触らせて触らせて」

「えっ.....」

「かったー!何どこのジム通ったらこんなんなるの?ウケるんですけど」

「.....ジム?俺は修行をしただけで」

「修行!?ぶっはーっあはは!まじやばいてんちょ修行って坊さんかってのー」

バンバン店長の腕を叩く縫楽さんに、俺は頭を抱えた。
店長困ってめっちゃこっち見てるけど俺もこういうギャルっぽい子とどう接していいか全然わかんないんですごめんなさい。
そもそも学生の女の子と接する機会もないからな。妹とは仲良いけど。
すぐセクハラとかキモいとか言われるんだろうか。怖い。

新人らしい彼女は、余裕をもったリラックスした表情でレジに立っているのに対し、彼女の先輩である俺は緊張でガチガチだった。

何この状況。
何で今日のシフトはいつも通り店長と俺で深夜まわすはずだったのに、彼女が突如深夜のシフトに入っているのか店長に聞いたら、

「今日いつも通り昼に入るはずだったんだけど、彼女の祖父から電話があって、彼女は今日夏バテ気味だから休ませるって電話がかかってきたんだよ」

「いやおじいちゃんのその横から出て来る登場頻度なんなんですか」

「でも、彼女からその後電話かかってきてね」

『てんちょごめんねー、おじいちゃんが勝手に電話しちゃったみたいで。昼全然入れるんだけど、おじいちゃんがうるさいから深夜にシフト入れてくれない?おじいちゃんに隠れてそうっと来るからさ!』

『ご家族には言ってあるのかい?バイト先まで送ってくれる人はいるのかい?』

『うん?うん、うん。大丈夫大丈夫!側近に送ってもらう!じゃあよろしく!』

「それで切られてしまってねぇ...でもレジや接客はちゃんとできるしああ見えて礼儀正しい子だから大丈夫だよ」

それは仕方ない.....。店長も大変だな。
でも礼儀正しいかと聞かれると首を縦には振れないところだ。店長の魔性の筋肉を平然と触るし。
って事で、俺はおそらく今日だけ彼女と一緒に深夜のコンビニに立たないといけないわけだ。
外から誰よその女ハルに何かしたら殺すわよという顔で綾女さんがこっちを見ている。

「村松さんってさ、てんちょといい感じなんでしょ?」

レジに頬杖をつきながら口を尖らせた縫楽さんに、俺はびくりと体を震わせた。

「ひっ!何ですか突然」

「あはははっ!いやいや驚きすぎっしょー!だってゆかりんがそう言ってたんだもん」

ケラケラと俺を指さして楽しそうに笑う縫楽さんに、俺は頭をかきながら目をそらした。
調子狂うなぁ.....そして何言ってんですかゆかりさんこんな若い子に腐教をしないでください。

「ち、違いますよ。店長とはそういう関係ではないです。ゆかりさんが勝手に言ってるだけですから!」

「あはは!村松さんからかうと楽しいねー!焦っちゃって可愛いんだ~」

こういう事さらっと言うんだな今時の若い子は。いや俺も21なんだけど。
真面目な委員長タイプの雲子とは真逆のタイプだな。そういや縫楽さんって小雨を見てると流石に大人っぽいから雲子と同じ高校生っぽいけど、雲子と同い年くらいだろうか。

ピロリロピロリロ。

お客様だ。ちゃんと接客できるんだろうかこの子。今日はマジで人外の変な客来ないでくれ。頼むから。目を固く閉じ、ゆっくり開いて俺はもう一回目を閉じたくなった。

「いらっしゃい、ませ...」

俺がいらっしゃいませに詰まったのに対し、縫楽さんは笑顔で、

「いらっしゃいませー!」

平然としていた。
いや、おかしい。何でだ。
俺はお客様と、縫楽さんを高速で交互に見た。いや、おかしいおかしい。

お客様は、俺も見覚えのある人物だった。いや、違う。石像だった。
俺の母校の門の入り口にもたっていた二宮金次郎像が、いつも門の前で見るように本を読みながら普通に来店してきた。

思いっきり石像の二宮金次郎像が動いていることと、普通にコンビニに来店してきた事と、何か赤いアロハシャツとサングラスかけてるところと、普通に縫楽さんが笑顔で接客してる所とツッコむ所がありすぎて混乱気味の俺をよそに、

「金ジロー!きてくれたんだー!私のあげたアロハとグラサン似合ってんじゃん?」

ウインクでグーと親指を立てる縫楽さんに、てへへと照れながら固そうな石頭をかく二宮金次郎像に俺は言葉を失った。

「あっはい、ありがとうございます。縫楽さんも制服似合ってます」

「やだー照れる~!なになに、夏休みってのに分厚い難しい本読んでんの?」

「こ、これ週間で出てる漫画雑誌ですよ。学校も休みですし俺もちょっとワル目指してみました...えっとそれは何故かというと縫楽さんがちょっと悪い男が好きだってい」

もじもじしながら語尾を弱める二宮金次郎さんは、上目遣いで縫楽さんを見つめるが、あっさりそれを縫楽さんの笑い声が遮る。

「あははっいっつも頭固そうな本読んでたもんねーその方がいいよー。どの漫画が面白いの?」

最後まで言わせてあげて!

「あっ、はい。ぼ、僕はこの、妖怪大戦争ってお話が好きです。僕もちらっとでてて。縫楽さんのお爺様も出てますよ」

「へぇー?見せて見せて。あっこれ?これおじいちゃん?あっ本当だ。そう書いてある!おじいちゃん出てるじゃーんあははは!!!ダメダメおじいちゃんこんな凛々しい顔で「戦争じゃあ」とか言わないから!!ウケるー!あははは!」

腹を抱えて笑う縫楽さんに、二宮金次郎像は、サングラスを頭にかけてドヤ顔で縫楽さんを見た。

「こんな戦いの漫画を読んでいる僕はワルですよね。ワルってますよね。どうですか縫楽さ」

その刹那、笑いながら縫楽さんは漫画雑誌をビリっと引き裂いた。
驚愕して言葉を失う二宮金次郎像と、俺はぴくりとも動けず目を見開いて彼女の前から動けなかった。
そして、そのまま漫画雑誌をビリビリビリビリビリと引き裂いてパラパラとレジに舞う紙切れを握りしめてさっきの明るい声色とは真逆の低く、冷たい感情のない声色で呟いた。
表情は俯いていて俺からは見えなかったが、きっと笑ってない。

「はぁ、妖怪と人間が戦争するってお話かぁ。妖怪は人間にとっては悪として書かれる事が多いが、妖怪だって別に人間に危害を加える奴ばかりじゃねぇだろ。争う話じゃなくて仲良く共存する話を描こうとする奴はいねぇもんかねぇ...」

その時の彼女の目は普通の人間とは違った。禍々しく紅い光を放つその瞳は、俺を捉えた。

「村松さんって、あたしらみたいなのを怖がらないんだね。深夜シフトで一人でレジやるのかなーって思って話し相手に金ジロー呼んだんだけどさ」

紅い瞳の色がスゥッと消え人間としての普通の瞳になった縫楽さんは、俺を見てニカッと笑った。

「村松さんが叫んだり逃げ回ったりしてもあたしには人間の記憶を消す力があるから問題なかったんだけど。村松さんって見た限り妖怪ってわけでもないのに、全然騒いだりせずに、あたしらの会話興味深そうに聞いてんじゃん?面白くって面白くって変わった人だなーって」

「えっ、なんか慣れちゃって」

「慣れちゃってとかあはは!!もう勘弁してよ~ウケるんだけど」

ケラケラと笑うと、急にスッと寂しそうな表情をして俺を見た。

「妖怪と人間が仲良く共存していく為には村松さんみたいな人が必要なんだろうね」

俺を真っ直ぐ見つめて真剣な顔で。
ギャルみたいにケラケラ笑って人をからかう縫楽さんか、さっき漫画を破った時みたいに表情のない普通の人間とはかけ離れたようなまさに血の通ってないような縫楽さんか、どちらが本物の彼女なのだろう。

「ぬらりひょんって知ってる?あたしさ。ぬらりひょんの孫なんだよね。妖怪の総大将が、あたしのおじいちゃんなの」

「縫楽さん!何普通の人間に話してるんですか!」

「いいのよ。何か、村松さんならいいかなって思えたの。あたしはね、妖怪の血も、人間の血も入ってる。普通の女子高生ってのをめっちゃくちゃ、めっちゃくちゃ勉強してさ、こんな風に普通の人間の女子高生に溶け込もうと必死に頑張ってこんな感じなんだけどさ、そのおかげあって学校生活なかなか楽しいんだよ。でも、やっぱり家に帰るとあたしは人間じゃないんだなって思うんだ」

今にも割れて壊れてしまいそうな寂しそうな表情で縫楽さんはレジ台の紙切れをすくい上げた。

「人間に、普通の女子高生になりたかった。こうやって人間っぽくコンビニバイトとか初めてみたけど、ちょっと頭に血がのぼると気がついたら建物を破壊しちゃってるし、家に帰ったらお嬢って呼ばれて妖怪達が身の回りの世話をしてくれる生活に慣れちゃってるし。あたしは普通の女の子になんて、一生なれないのかな」

「そんな事ないですよ」

俺は、思わず本心で口から言葉を発していた。

「俺は言われるまで縫楽さんの事普通の女子高生だと思ってましたよ。そうか、あのやり過ぎくらいの明るさとギャル語はそういう事だったんですね。根は真面目で頑張り屋な人なんですね。そんな風にギャルを演じなくてもいいと思いますよ。素の方が素敵ですよ」

「.......は、はは。ま、全く村松さんったら女子高生に素敵だなんて、ダメっすよ。すーぐ今時の女子高校生は、勘違いするから」

ダメか!!!そうか。無意識に口から発していたが、女子高生にとってはセクハラ発言だったか。
そうだよな俺は褒めたつもりだけど女子高生はセクハラだと勘違いしてしまうよな!!
あぁ、縫楽さん、目を潤ませ真っ赤な顔で俯いてしまった.....俺が悪い!!完全に俺が黒だ。セクハラの言葉基準表を休憩室のロッカーとかに貼っておいてほしい切実に。

「わわわ!セクハラ的な意味では!」

あたふたと弁解しようとジェスチャーするがうまく言葉が出てこない。

「村松さんって、彼女いるの?」

スッと真顔になって縫楽さんは唐突に、本当に唐突にそんな事を言い出した。

「え?な、なんで突然」

「いいからいいから」

「い、いますけど」

「ん、んー、そっかぁ。そっか。何だもう取られちゃってるのか」

くるりと俺に目を向け、何かをボソリといった縫楽さんに、真っ青な顔で俺を見る二宮金次郎像。
何、何なのこの空気。気まずい。

「今時の女子高生はワルな男が好きだと雑誌に書いてあったからあたしもそう言ってたけどさ....あたしは村松さんみたいな誠実で正直で、えっと、その...」

急にしおらしくなりもじもじしながら小さい声で何かを言っている縫楽さんに、目を大きく見開いて俺を親の仇みたいな目でみる二宮金次郎像。
ねぇ何でそんな目で見るの。

「え、えっと、そのつまり?」

「あ、いや!あの、えっと、その、村松さんのい、いかにも童貞って感じの所とか好き.....ってあ、いやそのそういう事が言いたかったんじゃなくて!」

「う、うん....よく分かったね」

俺は死んだ目で答えた。
何だよよく分かったねって、そうか。
女子高生にセクハラまがいの発言をしたから縫楽さんは相当怒ってるんだな。うん、俺はいいよ。甘んじて受けよう女子高生にいかにも童貞だと言われても、全く傷つかないぞ.....。
ところで二宮金次郎像やめてその闇落ちしたような目で俺を見るの。そんでちょっと口元に笑みを浮かべてるのもやめて怖いから!

帰り際、

「また絶対会おうね村松さん」

黒光りする大きなリムジンに乗せられ、縫楽さんはコンビニを後にした。
コンビニバイトしなくてもきっと彼女はお金に困ってないだろう。
でも、縫楽さんの普通の人間として生きようとする努力を見て俺は彼女に対する最初の印象と、今とでは180度違っていた。
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