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深夜のコンビニバイト七十三日目 アンドロイド来店
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深夜のコンビニバイト七十三日目。
ピロリロピロリロ。
「やっほーやっほー!ムラオ!マックだよー!」
イェイイェイと黒フードにジーパン姿のマックは、ピースしながら来店してきた。
「あぁ...うん」
「何その反応!?ムラオの親友のマックが久しぶりに遊びにきたっていうのに!?」
「うん.....深夜にそのテンションは正直キツイ...」
元勇者をしていたマックは今こっちの世界でユーチューバーをしている。
性格は女たらしだが、顔がいいので、ユーチューバー界の中で10位以内の人気を誇っている。
絶好調のマックはレジに肘をついてご機嫌だった。
「どう?最近いい事あった?」
「最近いい事.....」
そういや最近いい事あったっけ.....上を向いて考えていると、
「はぁ~~~~~」
やれやれと深いため息をつくマック。もううざい。
「何だよ」
マックは、俺を見て何度も何度もウインクウインクウインク。
「何だよ」
「幸せなんてその辺に転がってるもんだぜ。ほら、今だって親友の俺がこうしてコンビニにムラオに会いにきた事だってムラオの最近の幸せ一つめ☆」
「ぶん殴るぞ」
ピロリロピロリロ。
「ほら、お客様が来た!静かにしてろ!」
小声でマックに促すと、
「いらっしゃいませ!」
すぐさま営業スマイルに切り替える。
白髪ツインテールに、赤と緑色のオッドアイ、胸元が大きく開いたミニスカートのメイド服を着た美少女が来店してきた。
顔は美しいのにロボットみたいに無表情だ。
「ねぇ、君可愛いね。こんな時間にそんな格好でどうしたの?風邪ひくよ?俺のパーカー着る?これ、一応俺のオリジナルグッズなんだけどね。背中にマックイズナンバーワンって書いてあって」
すぐさま話しかけに行くな。
美少女は、マックを見て無表情のまま首を横に振った。
「ほら、マック迷惑だぞ」
メイドさんは、無表情のままマックを横切り、カゴを手にするとスイーツコーナーへ。
甘いものをありったけカゴに詰めるメイドさんに、マックがまた近寄っていく。
「やっぱり可愛い女の子はスウィーツが好きなんだね!君もスウィーツみたいに甘くて可愛いよ☆」
やっぱこいつユーチューバー初めて女の子にモテ初めて調子に乗り始めたな。今度クレアさんに制裁加えてもらわないとな。
メイドさんは、相変わらず無表情のまま横に首を振った。
そして、ばかばかとどかどかとどんどんどんどんカゴにスイーツを入れていく。
カゴも二カゴ、三カゴと増えていく。
スイーツコーナーがほぼ空になってしまって、困惑している俺をよそに、無表情のままスイーツで溢れかえったカゴを持ってくる。
どかっとレジに置くとポケットから分厚い札束を取り出した。
「え!?え!?」
俺は、何十万かという札束とメイドさんを交互に見た。この人は一体何者なんだ?
「お金持ちのメイドさんなのかな?さながら今日はご主人様におつかいを頼まれたって感...ブッ!!!!」
バシッという音がして、どさりと倒れるマック。マックはメイドさんに分厚い札束で殴られて床に突っ伏していた。
とうとうメイドさんがキレたんだな。
「あっ、えっと」
この大量のスイーツのレジを打つのは俺なんだよなぁ...。
レジ台に乗せきれない三カゴいっぱいのスイーツを目前に俺はバーコードリーダーを持つ手が震えた。
無表情のまま、手をストップ、と前に出すメイドさんはスッと目を閉じて数秒後、カッと目を開けたと思うと瞳の色が青色に変わった。
え!?目の色が変わった!?
そのままバーコードリーダーに触れたメイドさんは、スイーツの入ったカゴをじっと凝視し始める。
何だ?何をしているんだ?
すると、何故かバーコードリーダーがピピピピピピピピと音を立て初め、レジのキャッシャー(機械)が次々と物凄い勢いで商品を登録され始めた。
「な、何!?何で勝手に機械が!?」
「わたくしも、機械ですから」
「え!?」
「わたくしは、博士の生活支援アンドロイド"ベンリ"と申します」
「いやそれ感想!!!貴方を使ってる感想!!いいのそれ」
「苗字は"トッテモ"」
「更にベンリさが増しただけじゃん!もっと名前らしい名前をつけてあげてよ」
「レジ読み込み終わりました。9万7千円ですね。どうぞ」
札束を差し出す。凄まじい数の商品量をこの短時間で読み込んでしまった。
「この札束は、どこで...?君の博士?のものなの?この大量のスイーツは?」
「イエス。これは博士がわたくしの姉妹ロボット、推しアイドルそっくりアンドロイド"ニテル"を販売して生まれたお金ですので。スイーツは、博士が甘いものがお好きでして」
「姉妹もそのままなんだな」
博士の為のスイーツを買う為におつかいで来たという事か。
「ちなみに苗字は"ヨク"」
「なんとなく予想はしてた」
お金をもらって、俺は気がつく。
「あの、袋は?」
何枚で足りるだろうか袋。そもそも小分けにしたとしても重くて彼女じゃ持って帰れそうにないだろう。
「ノン、必要ありません。そちらのテーブルをお借りしても?」
「え、いいですけど」
メイドさんは、休憩スペースの椅子に座ると、袋からスイーツ達を取り出し...テーブルに次々と置いていく。テーブルに所狭しと並べられたスイーツを見て俺はまさかと思った。
これ全部この人が食べるの?
アンドロイドなのに!?
そして、思いっきり口を開け大きく息を吸い込んだ。
「スゥウウウウウウウウウウ」
掃除機。
例えるなら吸引力が化け物のブラックホー掃除機。
次々とスイーツ達が彼女の口の中に吸い込まれていく。起き上がったマックは、
「どうしていきなり札束で殴ったの!?」
「博士がしつこい輩に絡まれたら札束でビンタしてやると大人しくなると仰いまして」
色々歪んでる知識。
「その、それ博士にあげるものなんじゃ...」
「えぇ、博士は甘いものがお好きですので。ですからこうしてわたくしがデータを取り込んで、博士にコピーしたものをお出しします」
「えっと、つ、つまり?このスイーツはデータを取り込む為に、食べる為じゃなく、家で同じものを作れるようにって事?」
「イエス。データには沢山の同じ食物が必要。博士は、わたくしを数々のスイーツ店、コンビニ、デパ地下へと向かわせデータを集めてらっしゃいます」
それは、だめだろ。
俺は前に来店した時ここでスイーツを美味しそうに食べていた天邪鬼ちゃんの笑顔をふと思い出した。
「勿体ない事してるね。その博士ってひっ..!!!」
また容赦無くマックは札束でビンタされた。また床に突っ伏して動かなくなる。
「マックの言う通りだよ。博士に伝えてくれ。君にそんな事させるんじゃなくて自分でコンビニに買いに来てって」
「ホワイ?どうしてですか。画期的かつ、天才的アイディアだと博士は自負しております」
「一回君が食べたら彼はそこにもうお金払わなくてよくなるわけでしょう。それってずるいよ。それに、コンビニスイーツの醍醐味ってやっぱり自分でどれにしようか、新作が出てる、美味しそう、可愛いって楽しみながら選んで買うことだと思うからさ」
「.....楽しみ?醍醐味?わたくしには理解できません」
メイドさんは、俯いて数少ないスイーツを見つめた。
俺は、コンビニ袋を取り出してテーブルに乗ったスイーツを袋に詰めて、メイドさんに差し出した。
「今度は博士さんを連れてきて下さい」
「.....」
「そうだ。俺もその博士と話がしたい。可愛い君に身の回りの世話をしてもらっている博士を許せない!正直羨ましい!
だから俺が札束でビンタしてやる!」
格好良く言い放つマックを無視し、メイドさんは袋を両手で持ってとぼとぼ帰っていった。
「ビンタした札束で可愛いメイドさん買って、身の回りの世話とかしてもらうんだ!!あっ博士来たら連絡よろしくね」
「ブレないなお前...」
ピロリロピロリロ。
「やっほーやっほー!ムラオ!マックだよー!」
イェイイェイと黒フードにジーパン姿のマックは、ピースしながら来店してきた。
「あぁ...うん」
「何その反応!?ムラオの親友のマックが久しぶりに遊びにきたっていうのに!?」
「うん.....深夜にそのテンションは正直キツイ...」
元勇者をしていたマックは今こっちの世界でユーチューバーをしている。
性格は女たらしだが、顔がいいので、ユーチューバー界の中で10位以内の人気を誇っている。
絶好調のマックはレジに肘をついてご機嫌だった。
「どう?最近いい事あった?」
「最近いい事.....」
そういや最近いい事あったっけ.....上を向いて考えていると、
「はぁ~~~~~」
やれやれと深いため息をつくマック。もううざい。
「何だよ」
マックは、俺を見て何度も何度もウインクウインクウインク。
「何だよ」
「幸せなんてその辺に転がってるもんだぜ。ほら、今だって親友の俺がこうしてコンビニにムラオに会いにきた事だってムラオの最近の幸せ一つめ☆」
「ぶん殴るぞ」
ピロリロピロリロ。
「ほら、お客様が来た!静かにしてろ!」
小声でマックに促すと、
「いらっしゃいませ!」
すぐさま営業スマイルに切り替える。
白髪ツインテールに、赤と緑色のオッドアイ、胸元が大きく開いたミニスカートのメイド服を着た美少女が来店してきた。
顔は美しいのにロボットみたいに無表情だ。
「ねぇ、君可愛いね。こんな時間にそんな格好でどうしたの?風邪ひくよ?俺のパーカー着る?これ、一応俺のオリジナルグッズなんだけどね。背中にマックイズナンバーワンって書いてあって」
すぐさま話しかけに行くな。
美少女は、マックを見て無表情のまま首を横に振った。
「ほら、マック迷惑だぞ」
メイドさんは、無表情のままマックを横切り、カゴを手にするとスイーツコーナーへ。
甘いものをありったけカゴに詰めるメイドさんに、マックがまた近寄っていく。
「やっぱり可愛い女の子はスウィーツが好きなんだね!君もスウィーツみたいに甘くて可愛いよ☆」
やっぱこいつユーチューバー初めて女の子にモテ初めて調子に乗り始めたな。今度クレアさんに制裁加えてもらわないとな。
メイドさんは、相変わらず無表情のまま横に首を振った。
そして、ばかばかとどかどかとどんどんどんどんカゴにスイーツを入れていく。
カゴも二カゴ、三カゴと増えていく。
スイーツコーナーがほぼ空になってしまって、困惑している俺をよそに、無表情のままスイーツで溢れかえったカゴを持ってくる。
どかっとレジに置くとポケットから分厚い札束を取り出した。
「え!?え!?」
俺は、何十万かという札束とメイドさんを交互に見た。この人は一体何者なんだ?
「お金持ちのメイドさんなのかな?さながら今日はご主人様におつかいを頼まれたって感...ブッ!!!!」
バシッという音がして、どさりと倒れるマック。マックはメイドさんに分厚い札束で殴られて床に突っ伏していた。
とうとうメイドさんがキレたんだな。
「あっ、えっと」
この大量のスイーツのレジを打つのは俺なんだよなぁ...。
レジ台に乗せきれない三カゴいっぱいのスイーツを目前に俺はバーコードリーダーを持つ手が震えた。
無表情のまま、手をストップ、と前に出すメイドさんはスッと目を閉じて数秒後、カッと目を開けたと思うと瞳の色が青色に変わった。
え!?目の色が変わった!?
そのままバーコードリーダーに触れたメイドさんは、スイーツの入ったカゴをじっと凝視し始める。
何だ?何をしているんだ?
すると、何故かバーコードリーダーがピピピピピピピピと音を立て初め、レジのキャッシャー(機械)が次々と物凄い勢いで商品を登録され始めた。
「な、何!?何で勝手に機械が!?」
「わたくしも、機械ですから」
「え!?」
「わたくしは、博士の生活支援アンドロイド"ベンリ"と申します」
「いやそれ感想!!!貴方を使ってる感想!!いいのそれ」
「苗字は"トッテモ"」
「更にベンリさが増しただけじゃん!もっと名前らしい名前をつけてあげてよ」
「レジ読み込み終わりました。9万7千円ですね。どうぞ」
札束を差し出す。凄まじい数の商品量をこの短時間で読み込んでしまった。
「この札束は、どこで...?君の博士?のものなの?この大量のスイーツは?」
「イエス。これは博士がわたくしの姉妹ロボット、推しアイドルそっくりアンドロイド"ニテル"を販売して生まれたお金ですので。スイーツは、博士が甘いものがお好きでして」
「姉妹もそのままなんだな」
博士の為のスイーツを買う為におつかいで来たという事か。
「ちなみに苗字は"ヨク"」
「なんとなく予想はしてた」
お金をもらって、俺は気がつく。
「あの、袋は?」
何枚で足りるだろうか袋。そもそも小分けにしたとしても重くて彼女じゃ持って帰れそうにないだろう。
「ノン、必要ありません。そちらのテーブルをお借りしても?」
「え、いいですけど」
メイドさんは、休憩スペースの椅子に座ると、袋からスイーツ達を取り出し...テーブルに次々と置いていく。テーブルに所狭しと並べられたスイーツを見て俺はまさかと思った。
これ全部この人が食べるの?
アンドロイドなのに!?
そして、思いっきり口を開け大きく息を吸い込んだ。
「スゥウウウウウウウウウウ」
掃除機。
例えるなら吸引力が化け物のブラックホー掃除機。
次々とスイーツ達が彼女の口の中に吸い込まれていく。起き上がったマックは、
「どうしていきなり札束で殴ったの!?」
「博士がしつこい輩に絡まれたら札束でビンタしてやると大人しくなると仰いまして」
色々歪んでる知識。
「その、それ博士にあげるものなんじゃ...」
「えぇ、博士は甘いものがお好きですので。ですからこうしてわたくしがデータを取り込んで、博士にコピーしたものをお出しします」
「えっと、つ、つまり?このスイーツはデータを取り込む為に、食べる為じゃなく、家で同じものを作れるようにって事?」
「イエス。データには沢山の同じ食物が必要。博士は、わたくしを数々のスイーツ店、コンビニ、デパ地下へと向かわせデータを集めてらっしゃいます」
それは、だめだろ。
俺は前に来店した時ここでスイーツを美味しそうに食べていた天邪鬼ちゃんの笑顔をふと思い出した。
「勿体ない事してるね。その博士ってひっ..!!!」
また容赦無くマックは札束でビンタされた。また床に突っ伏して動かなくなる。
「マックの言う通りだよ。博士に伝えてくれ。君にそんな事させるんじゃなくて自分でコンビニに買いに来てって」
「ホワイ?どうしてですか。画期的かつ、天才的アイディアだと博士は自負しております」
「一回君が食べたら彼はそこにもうお金払わなくてよくなるわけでしょう。それってずるいよ。それに、コンビニスイーツの醍醐味ってやっぱり自分でどれにしようか、新作が出てる、美味しそう、可愛いって楽しみながら選んで買うことだと思うからさ」
「.....楽しみ?醍醐味?わたくしには理解できません」
メイドさんは、俯いて数少ないスイーツを見つめた。
俺は、コンビニ袋を取り出してテーブルに乗ったスイーツを袋に詰めて、メイドさんに差し出した。
「今度は博士さんを連れてきて下さい」
「.....」
「そうだ。俺もその博士と話がしたい。可愛い君に身の回りの世話をしてもらっている博士を許せない!正直羨ましい!
だから俺が札束でビンタしてやる!」
格好良く言い放つマックを無視し、メイドさんは袋を両手で持ってとぼとぼ帰っていった。
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