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本編
40 苦境(リヒトside)
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その日の仕事を終え帰宅すると、屋敷のドアの前に立っていたアドレーが待ちわびていたかのようにこちらに駆け寄ってきた。
「リヒト様! お帰りなさいませ!」
「ああ、アドレーか。それで、今日はどうだった? 何か情報は得られたか?」
出迎えてくれたアドレーに対して、できるだけ平静を保ちながらそう尋ねる。
セレスが逃亡してから一週間が経過した。
あの日、蛻の殻になった部屋を見た俺は一心不乱に街中を捜し回った。だが、結局セレスは見つからなかった。その上、逃走手段すら突き止めることができず現在に至るというわけだ。
常識的に考えたら、セレスが一人で逃亡することは不可能だ。だから、恐らく何者かによる協力があったのだと思う。そして、おおよそ協力者の目星も付いてはいるが……きっと、奴はどんなに問いただそうと口を割らないだろう。
──やってくれたな、ネイト。だが、俺は絶対に諦めない。必ず、お前からセレスを奪い返してみせる。
「ええ、それが……それとなく、食材店の女将さんに聞いてみたんです。その結果、ネイトさんが一週間ほど前から休暇を取っていることがわかりまして……。特に行き先は告げず、『暫くの間旅行に行ってくる』とだけ言い残して出かけていったそうです」
「そうか……。ちょうどセレスが消えたのと同じ頃だな。やはり何か関係が……」
アドレーの話を聞き終えた俺は、沸き起こる憎悪の念を紛らわすように右手でくしゃくしゃと頭を掻いた。
ネイトがセレスの逃亡に関与しているのは間違いないと思う。問題は、どうやって契約の指輪を外したかだ。
一応、隷属契約を強制的に解除する方法があることは知っている。だが、そのために必要な魔道具は管理施設の許可が下りないと入手できない。特に必要性もないのに、リアンであるネイトが「貸してくれ」と頼み込んだところでそうやすやすとは貸してくれないだろう。
「あの、リヒト様。差し出がましいようですが、少しお休みになられたほうがよろしいのでは……? セレス様が行方不明になって以来、ろくに睡眠もとられていないようですし……」
「……っ! こんな状況で呑気に寝ていられるか! セレスがいなくなったんだぞ!?」
「す、すみません……」
突然声を荒らげた俺に驚いたアドレーは、怯えたように身を縮こまらせる。今までは彼に対して怒鳴ったことなど一度もなかったため、きっと予想外だったのだろう。
そんなアドレーの反応を見て、無意識に八つ当たりをしてしまったことに気づいた俺ははっとして口を噤んだ。
「その……お気持ちはわかります。でも、このままだといつか倒れてしまいますよ。俺はただ、リヒト様のことが心配で……」
「……」
「それに、まだネイトさんが犯人だと決まったわけでは……」
「あいつじゃなかったら、他に誰がいるというんだ?」
「それは……」
そこまで言って、アドレーは口籠る。暫しの沈黙が続いた後、俺は気まずさを払拭するように口を開いた。
「少し夜風に当たってくる。ああ、それと……もう夜も遅いから、今日は先に寝ていて構わないぞ」
「……かしこまりました。お気をつけて」
アドレーはそう言うと、一礼して屋敷に戻っていった。
◆
──セレス……一体どこにいるんだ……?
恐らく、セレスはもうこの町にはいない。
だから、早く次の行動に移さなくてはいけないのに、『セレスが自分を見捨てた』という事実を信じたくないせいかうまく頭が働かない。
ふと、前世のある日のことを思い出した。幼少期、俺と千鶴はよく外で隠れん坊をして遊んでいた。
俺が鬼になった場合は大体すぐに千鶴を見つけていたのだが、一度だけどんなに捜しても彼女を見つけられなかったことがあった。
夕方になっても見つからないので、不安になった俺は泣きながら千鶴を捜し回った。
結局、千鶴は普段なら隠れそうもない場所に隠れていただけだった。待ちくたびれた千鶴はそこで眠ってしまったらしく、「もう二度と会えないんじゃないか」という不安に駆られ必死になってあちこち捜し回った俺の気も知らずに「望くん、おはよー。やっと見つけてくれたね」なんて呑気なことを言いながら無邪気な笑顔を浮かべ、嬉しそうにぎゅっと抱きついてきた。
まるで、あの時のようだ。どうしようもない不安と焦燥感で心が押し潰されそうになる。
いつかは、こんな日がやってくるんじゃないかと覚悟はしていた。けれども……怖い。どうしようもなく怖い。このままセレスと離れ離れになってしまうんじゃないかと思うと、怖くて怖くてたまらない。
そんなことを考えつつ小一時間ほど街を彷徨った後、俺は漸く屋敷に戻るために踵を返した。
「俺はお前に見捨てられたのか? お前だけは絶対に俺を見捨てないと……そう信じていたのに」
──彼女に対してあれだけ酷い仕打ちをしておきながら、「自分を裏切るな」か。あまりにも虫が良すぎないか?
ぽつりと独り言ちた途端、どこからともなくネイトの声が聞こえた気がした。慌てて周囲を見渡してみたものの、ネイトの姿は確認できなかった。恐らく幻聴の類だろう。
アドレーに指摘された通り、俺はこの一週間ろくに寝ていない。極度の疲労で幻聴が聞こえたとしてもおかしくはない。
「どうしてなんだ……? 俺はいつだって、全力でお前を守ってきた。お前を守れるのは俺だけだ。俺はお前のことを誰よりも理解しているし、お前のことを誰よりも愛している。それなのに……なぜ、お前はまたあいつを選ぶ?」
セレスに問いかけるように夜空を仰ぎ、再び独り言を零す。
そのままふらふらと覚束ない足取りで丘を登っていると、不意に背後に人の気配を感じた。いつからかはわからない。だが、誰かが自分の後をつけていることは間違いなさそうだ。
「……誰だ?」
意を決して振り返ると、そこには見覚えがある男がいた。
クリスフェルだ。この僅かな月明かりの下では相手の顔を確認し難いが、彼がすぐさま浮かべた不敵な笑みによってそう確信した。
「こんばんは、リヒトくん」
「あなたは……! なぜ、こんな所に……?」
「ああ、驚かせてしまったようですまない。実は、君を訪ねようと屋敷に向かっていたところなんだよ。そしたら、ちょうど目の前に君の後ろ姿が見えてね。声をかけようと思っていたところだったんだ」
「そうですか……」
そう返事をして、一先ず彼のほうに向き直る。この男は一体こんな時間に何をしに来たんだ?
以前「時間がほしい」と言ったから、痺れを切らして催促しに来たのだろうか。
「それで、何のご用でしょうか? 例の約束のことなら、『お時間をください』とお伝えしたはずですが……」
「まさに、僕が聞きたかったのはその約束の件についてさ。ずばり言わせてもらうけれど……実は君、あの約束を帳消しにするつもりでいるんじゃないか?」
「なっ……」
「その反応を見る限り、僕の読みは当たっていたようだね。大方、僕を社会的に抹殺してあの約束をなかったことにでもするつもりだったんだろう?」
「……」
そう問われ、思わず目を逸らす。
だが、全てお見通しというわけでもなさそうだ。多少は見透かされていたものの、まさか俺が彼の暗殺を企てているとまでは思っていないらしい。
「はは……何を馬鹿げたことを。いくらなんでも、あなたを今の地位から引きずり下ろすなんて……そんなの無理に決まっているでしょう」
「さて、どうだろうね? 君ほどの切れ者なら、僕を闇に葬ることも可能だと思うけれど」
「……」
「まあ、そういうわけで……先手を打たせてもらったよ」
「先手……? 一体どういうことですか……?」
「それは勿論、君のお姉さんのことさ」
「……っ!」
その言葉を聞くなり、俺はクリスフェルに詰め寄った。
「僕の姉を……セレスをどこにやったんですか!?」
「正確に言えば、僕が直接彼女の逃亡を手助けしたわけではないんだよ」
「……! まさか、ネイトを出しに使って──」
「ご名答。流石、察しが良いね。君は」
クリスフェルはそう言うと、仰々しく称賛の拍手をした。
「──セレスちゃんの居場所を知りたければ、大人しく僕に協力しろ。これが二度目の取引の交換条件さ」
呆然と立ち尽くしている俺に向かって、クリスフェルは冷たくそう言い放った。
「リヒト様! お帰りなさいませ!」
「ああ、アドレーか。それで、今日はどうだった? 何か情報は得られたか?」
出迎えてくれたアドレーに対して、できるだけ平静を保ちながらそう尋ねる。
セレスが逃亡してから一週間が経過した。
あの日、蛻の殻になった部屋を見た俺は一心不乱に街中を捜し回った。だが、結局セレスは見つからなかった。その上、逃走手段すら突き止めることができず現在に至るというわけだ。
常識的に考えたら、セレスが一人で逃亡することは不可能だ。だから、恐らく何者かによる協力があったのだと思う。そして、おおよそ協力者の目星も付いてはいるが……きっと、奴はどんなに問いただそうと口を割らないだろう。
──やってくれたな、ネイト。だが、俺は絶対に諦めない。必ず、お前からセレスを奪い返してみせる。
「ええ、それが……それとなく、食材店の女将さんに聞いてみたんです。その結果、ネイトさんが一週間ほど前から休暇を取っていることがわかりまして……。特に行き先は告げず、『暫くの間旅行に行ってくる』とだけ言い残して出かけていったそうです」
「そうか……。ちょうどセレスが消えたのと同じ頃だな。やはり何か関係が……」
アドレーの話を聞き終えた俺は、沸き起こる憎悪の念を紛らわすように右手でくしゃくしゃと頭を掻いた。
ネイトがセレスの逃亡に関与しているのは間違いないと思う。問題は、どうやって契約の指輪を外したかだ。
一応、隷属契約を強制的に解除する方法があることは知っている。だが、そのために必要な魔道具は管理施設の許可が下りないと入手できない。特に必要性もないのに、リアンであるネイトが「貸してくれ」と頼み込んだところでそうやすやすとは貸してくれないだろう。
「あの、リヒト様。差し出がましいようですが、少しお休みになられたほうがよろしいのでは……? セレス様が行方不明になって以来、ろくに睡眠もとられていないようですし……」
「……っ! こんな状況で呑気に寝ていられるか! セレスがいなくなったんだぞ!?」
「す、すみません……」
突然声を荒らげた俺に驚いたアドレーは、怯えたように身を縮こまらせる。今までは彼に対して怒鳴ったことなど一度もなかったため、きっと予想外だったのだろう。
そんなアドレーの反応を見て、無意識に八つ当たりをしてしまったことに気づいた俺ははっとして口を噤んだ。
「その……お気持ちはわかります。でも、このままだといつか倒れてしまいますよ。俺はただ、リヒト様のことが心配で……」
「……」
「それに、まだネイトさんが犯人だと決まったわけでは……」
「あいつじゃなかったら、他に誰がいるというんだ?」
「それは……」
そこまで言って、アドレーは口籠る。暫しの沈黙が続いた後、俺は気まずさを払拭するように口を開いた。
「少し夜風に当たってくる。ああ、それと……もう夜も遅いから、今日は先に寝ていて構わないぞ」
「……かしこまりました。お気をつけて」
アドレーはそう言うと、一礼して屋敷に戻っていった。
◆
──セレス……一体どこにいるんだ……?
恐らく、セレスはもうこの町にはいない。
だから、早く次の行動に移さなくてはいけないのに、『セレスが自分を見捨てた』という事実を信じたくないせいかうまく頭が働かない。
ふと、前世のある日のことを思い出した。幼少期、俺と千鶴はよく外で隠れん坊をして遊んでいた。
俺が鬼になった場合は大体すぐに千鶴を見つけていたのだが、一度だけどんなに捜しても彼女を見つけられなかったことがあった。
夕方になっても見つからないので、不安になった俺は泣きながら千鶴を捜し回った。
結局、千鶴は普段なら隠れそうもない場所に隠れていただけだった。待ちくたびれた千鶴はそこで眠ってしまったらしく、「もう二度と会えないんじゃないか」という不安に駆られ必死になってあちこち捜し回った俺の気も知らずに「望くん、おはよー。やっと見つけてくれたね」なんて呑気なことを言いながら無邪気な笑顔を浮かべ、嬉しそうにぎゅっと抱きついてきた。
まるで、あの時のようだ。どうしようもない不安と焦燥感で心が押し潰されそうになる。
いつかは、こんな日がやってくるんじゃないかと覚悟はしていた。けれども……怖い。どうしようもなく怖い。このままセレスと離れ離れになってしまうんじゃないかと思うと、怖くて怖くてたまらない。
そんなことを考えつつ小一時間ほど街を彷徨った後、俺は漸く屋敷に戻るために踵を返した。
「俺はお前に見捨てられたのか? お前だけは絶対に俺を見捨てないと……そう信じていたのに」
──彼女に対してあれだけ酷い仕打ちをしておきながら、「自分を裏切るな」か。あまりにも虫が良すぎないか?
ぽつりと独り言ちた途端、どこからともなくネイトの声が聞こえた気がした。慌てて周囲を見渡してみたものの、ネイトの姿は確認できなかった。恐らく幻聴の類だろう。
アドレーに指摘された通り、俺はこの一週間ろくに寝ていない。極度の疲労で幻聴が聞こえたとしてもおかしくはない。
「どうしてなんだ……? 俺はいつだって、全力でお前を守ってきた。お前を守れるのは俺だけだ。俺はお前のことを誰よりも理解しているし、お前のことを誰よりも愛している。それなのに……なぜ、お前はまたあいつを選ぶ?」
セレスに問いかけるように夜空を仰ぎ、再び独り言を零す。
そのままふらふらと覚束ない足取りで丘を登っていると、不意に背後に人の気配を感じた。いつからかはわからない。だが、誰かが自分の後をつけていることは間違いなさそうだ。
「……誰だ?」
意を決して振り返ると、そこには見覚えがある男がいた。
クリスフェルだ。この僅かな月明かりの下では相手の顔を確認し難いが、彼がすぐさま浮かべた不敵な笑みによってそう確信した。
「こんばんは、リヒトくん」
「あなたは……! なぜ、こんな所に……?」
「ああ、驚かせてしまったようですまない。実は、君を訪ねようと屋敷に向かっていたところなんだよ。そしたら、ちょうど目の前に君の後ろ姿が見えてね。声をかけようと思っていたところだったんだ」
「そうですか……」
そう返事をして、一先ず彼のほうに向き直る。この男は一体こんな時間に何をしに来たんだ?
以前「時間がほしい」と言ったから、痺れを切らして催促しに来たのだろうか。
「それで、何のご用でしょうか? 例の約束のことなら、『お時間をください』とお伝えしたはずですが……」
「まさに、僕が聞きたかったのはその約束の件についてさ。ずばり言わせてもらうけれど……実は君、あの約束を帳消しにするつもりでいるんじゃないか?」
「なっ……」
「その反応を見る限り、僕の読みは当たっていたようだね。大方、僕を社会的に抹殺してあの約束をなかったことにでもするつもりだったんだろう?」
「……」
そう問われ、思わず目を逸らす。
だが、全てお見通しというわけでもなさそうだ。多少は見透かされていたものの、まさか俺が彼の暗殺を企てているとまでは思っていないらしい。
「はは……何を馬鹿げたことを。いくらなんでも、あなたを今の地位から引きずり下ろすなんて……そんなの無理に決まっているでしょう」
「さて、どうだろうね? 君ほどの切れ者なら、僕を闇に葬ることも可能だと思うけれど」
「……」
「まあ、そういうわけで……先手を打たせてもらったよ」
「先手……? 一体どういうことですか……?」
「それは勿論、君のお姉さんのことさ」
「……っ!」
その言葉を聞くなり、俺はクリスフェルに詰め寄った。
「僕の姉を……セレスをどこにやったんですか!?」
「正確に言えば、僕が直接彼女の逃亡を手助けしたわけではないんだよ」
「……! まさか、ネイトを出しに使って──」
「ご名答。流石、察しが良いね。君は」
クリスフェルはそう言うと、仰々しく称賛の拍手をした。
「──セレスちゃんの居場所を知りたければ、大人しく僕に協力しろ。これが二度目の取引の交換条件さ」
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