私と騎士様の危い愛

月野さと

文字の大きさ
13 / 48

13話

しおりを挟む
 バスルームに向かうと、私は自分の服を脱いだ。
 そしてタオル1枚を握りしめ、一度深呼吸をする。

 ここまで来て、怯えてはいけない!
 性奴隷としての職務を全うするんだ。そうだよ。思い出してみて。奴隷商人の所で、私を買った男の事を。あんな男に捕まって、いいようにされる位ならば、ジルさんの方が良い!断然イイ!

「失礼致します。ご主人様。」
 そう言って、返事も待たずにバスルームに入室した。
 白い湯気の立ち込める中、バスタブに入っているジルさんが居た。彼は、突然の出来事に、酷く驚いた。
「!?ど、どうした?」
「ご主人様の、お体を流しに来ました。」
 目の前には、鍛え上げられた裸体。それを見ただけでも鼻血が出そうな位に色っぽい。彼の目を見れなくて、少しだけ視線を反らす。
 ご主人様の体を流しに来たのに、私も全裸ってどーなの??でも、これで喜んでもらえるなら、いくらでも脱ぐ!
 って、喜んでくれてるのかな?とか思いつつも、既に余裕が無い。とにかく、ご主人様に尽くして、満足してもらわなければ!
 焦りと羞恥心とで頭が一杯になり、震えながら小走りでバスタブに駆け寄ると、足がツルっと滑った。
「!?う!っきゃぁ!!」
 前のめりに、すっ転んで、そのままバスタブにダイブする。
 反射神経の良いジルヴィスは、バスタブの中で私を受け止めた。しかし、驚いた私はバタバタしてバランスを崩して、顔から湯に入り、バスタブの湯を飲んでしまった。
「ぶはっ!ゴホッ!!ゲホゲホッ!!」
 お湯の中から顔を出すと、盛大に咳き込んだ。
「だ、大丈夫か?!」
「ゴホッ…、う゛っ、ご、ごめんなさい。ごめんなさい。」
 あたし…なにやってんだろ?
 この人に嫌われたら、終わりなのに。これじゃ、色気も何もない。
「痛っ、足打った…」
 湯舟にダイブしてしまった瞬間に、脛をぶつけてしまっていた。
「大丈夫か?あぁ、赤くなってるな。触ると痛むか…?」
 心配そうに私の足を見てくれるジルさんは、そうっと私の足に触れる。
「痛い!…あ、でも、大丈夫です。内出血はしそうだけど。大したこと無いです。」
 とは言いつつも、涙が出る程に地味に痛いやつ!
「ったく、何をやっているんだ。そんな、思いっきりすっ転んだ女を初めて見たぞ。」
 ジルさんは、呆れたように言うと、私の足を掴んだり別の場所を見たりして、心配そうに状態を見てくれている。
 しかし、ふと気がつくと、2人とも裸で、私は両足を開いたまま、片足を上げた状態だった。
 ひ、ひぃぃいぃx!!!
「あ、あの!手!手を離してください!も、もう、この格好、無理…!!」
「ん?………あぁ、すまない。」
 パッと手を離されて、ぽちゃんっと足が湯の中に入る。

 そして、2人とも沈黙した。

 ドッドッド!と心臓が鳴り響く。
 この時、ミレイは気がついて居なかったが、ジルヴィスの心臓も、飛び出そうな程に脈打っていた。
 ミレイの綺麗な体が、水もしたたり、更に色っぽくなって、ジルヴィスの理性を崩壊させようとしていた。そんな事とは露知らず、ミレイは考えた。
 どうしよう?このまま、バスルームから退散する?そしたら、ここまで来た意味ある?こんな姿をさらしてまで、頑張ったんじゃん!もうっ、とにかく!
 性奴隷でしょ?やることやらなきゃ!
 気を取り直して、勇気を振り絞る。
 私はジルさんの男性器に手を伸ばし、軽く握ると、顔を反らして目を閉じた。

「………おい、何をしてる?」
 ジルヴィスは困惑して、言った。
 ミレイは必至で言葉にならず、無言のままで男性器をさすった。
 何をしてると言われても、そうゆうことをしているのだ。
「あの、は、はじめて触るので、慣れて無くて、気持ち良いのか分からないのですが、こんな感じですか?」
「……こんなこと、しなくていい。放してくれ。見ることも出来ないものを触るな。」
「え?気持ちよくないですか?あ、じゃぁ、舐めます!」
 不機嫌そうなジルさんの声に、私は焦る。もう、とにかく思いつくことをするしかないのだ!必死に男性器のほうに視線を移す。そして、両手で包んだ。
「なっ、待て待て待て!だから、しなくていい!」
 私は、彼の男性器を両手でさする。大きくて固くて、そそり立ちはじめた。よくよく見ると、色も綺麗でスベスベで気持ち悪いモノでは無かった。

 ジルヴィスはミレイを遠ざけようと、肩を押すのだけれども、ミレイは男性器から手を離さずに、しっかりと握ったままなので、引っ張られそうで怖くて思いっきり押しのけられない。しかも、かがんだ姿はエロくて魅惑的すぎて、その姿でしごかれながら、恥ずかしそうにする姿に、興奮してしまう自分が居た。
「ミレイッ!離せ!」
「待ってください!満足してもらえるように、頑張りますからっ!」
「頑張るな!やらんで良いと言ってるだろう!?」
「じゃぁ、こうですか?先端の方がいいですか?あ、わかった!」
 私は、優しく手で男性器をしごきながら、ジルさんの乳首を舐めて舌で転がしてみた。すると、頭の上から「あっ」と、色っぽい声がして、男性器がビクリと反応して固くなった。
 たぶん、これが正解だ!!
 やれば出来るじゃん♪私は得意げになって、大好きな飴を舐めるように吸い付いて舐め回す。手の加減はわからないので、出来る限り優しく撫でてしごいた。
 ミレイはこの時、必死すぎて気がついていなかったが、自分の大きな胸が、ジルヴィスの腹部に当たり、自分の硬くなった乳首も一緒に擦りつけていた。
 ペロペロと舐める仕草で、体をゆっくりと揺らしてしまい、胸もお尻も揺れていたのだ。
 その視覚的な痴態と、与えられる刺激に、ジルヴィスの理性が半分飛んでいた。つい、必死に舐めるミレイの後頭部に手を置き、支えるような手つきになってしまう。
「あっ、ミレイ…。」
 
 ジルヴィスの理性は、もはや崩れ落ちていた。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

落ちこぼれ村娘、拾った王子に溺愛される。

いっぺいちゃん
恋愛
辺境の村で育った元気娘 ミレイ。 ある日、森で倒れていた金髪の青年を助けるが、 実は彼は国一の人気者 完璧王子レオン だった。 だがレオンは外に出ると人格がゆるみ、 王宮で見せる完璧さは作ったキャラだった。 ミレイにだけ本音を見せるようになり、 彼は彼女に依存気味に溺愛してくる。 しかしレオンの完璧さには、 王宫の闇に関わる秘密があって—— ミレイはレオンの仮面を剥がしながら、 彼を救う本当の王子に導いていく。 ※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。 ※この作品は「小説家になろう」でも同時投稿しています。

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

番としか子供が産まれない世界で

さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。 何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。 そんなニーナが番に出会うまで 4話完結 出会えたところで話は終わってます。

閉じ込められた未亡人は、当主となった義息と契約する。

黒蜜きな粉
恋愛
借金の肩代わりとして後妻に入った私は、 妻と呼ばれながら屋敷の離れで「いないもの」として暮らしていた。 ある雪の日、夫が事故死したと告げられる。 だが、葬儀に出ることすら許されず、私は部屋に閉じ込められた。 新たに当主となった継子は言う。 外へ出れば君は利用され奪われる、と。 それが保護であり、同時に支配なのだと理解したとき、 私はその庇護を条件付きの契約に変えることを選ぶ。 短いお話です。

恋い焦がれて

さとう涼
恋愛
小学校時代の担任教諭・佐野に七年ぶりに再会し、話の流れで佐野の恋人へのエンゲージリングを選ぶために一緒にジュエリーショップに行くことになってしまった二十歳の女子大学生・輝。 最初はそんなつもりはなかったのに、次第に佐野を意識してしまうようになり、自分でも困惑してしまう。 必死に自分の想いを打ち消そうとする輝。 だけど佐野も恋人との関係に悩んでいるようで、複雑な想いを抱え続けることになる。 そんな輝を見守る(ちょっかいをかける?)バイト先の店長。 さらに佐野の恋人は意外な人物で、輝は大混乱。 ※ドロドロではなく純愛系を目指していますが、ビターテイストなお話です ※理想的で格好いいヒーローではありません(…すみません) ※調べながら執筆をしているのですが、無知なところも多々あるので、間違っているところがありましたら教えてください。ツイッターでも受け付けています。 https://twitter.com/SATORYO_HOME

月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~

真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。

天然だと思ったギルド仲間が、実は策士で独占欲強めでした

星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー本編8話+後日談7話⭐︎ ギルドで働くおっとり回復役リィナは、 自分と似た雰囲気の“天然仲間”カイと出会い、ほっとする。 ……が、彼は実は 天然を演じる策士だった!? 「転ばないで」 「可愛いって言うのは僕の役目」 「固定回復役だから。僕の」 優しいのに過保護。 仲間のはずなのに距離が近い。 しかも噂はいつの間にか——「軍師(彼)が恋してる説」に。 鈍感で頑張り屋なリィナと、 策を捨てるほど恋に負けていくカイの、 コメディ強めの甘々ギルド恋愛、開幕! 「遅いままでいい――置いていかないから。」

黒騎士団の娼婦

星森
恋愛
夫を亡くし、義弟に家から追い出された元男爵夫人・ヨシノ。 異邦から迷い込んだ彼女に残されたのは、幼い息子への想いと、泥にまみれた誇りだけだった。 頼るあてもなく辿り着いたのは──「気味が悪い」と忌まれる黒騎士団の屯所。 煤けた鎧、無骨な団長、そして人との距離を忘れた男たち。 誰も寄りつかぬ彼らに、ヨシノは微笑み、こう言った。 「部屋が汚すぎて眠れませんでした。私を雇ってください」 ※本作はAIとの共同制作作品です。 ※史実・実在団体・宗教などとは一切関係ありません。戦闘シーンがあります。

処理中です...