42 / 299
ディーヴァ
18
しおりを挟む
奏が自分の部屋でリカコから渡された楽譜を読み込んでいると、扉からノックの音がして、奏は扉を開ける。
「奏殿! 学園都市に到着しましたよ!!」
「え、ホントに!?」
奏は迷わず窓へ駆け寄るが、見えるのは空と雲だけだ。
「そちらからは見えませんよ!! 操縦室へ来てください!!」
「うん!」
ディーヴァ達が保護された都市、ディーヴァ達の学園。生徒はもちろん、教師も皆ディーヴァ。大人は大体、姫存軍隊員として働いているらしい。
奏は化け物が自分だけじゃないことに喜びを覚えていた。また、譜王やリカコ以外の仲間に会えることが楽しみだった。
操縦室へ着き、まず真っ先に飛び込んでくるのは前面と側面の開放感のある窓ガラスだ。
そして、その窓ガラスの向こう側に映り込むのは、学園都市【ディヴァート・ウェザ】だった。
緑と建物が調和するような街並みが美しく、多くの光を受け鮮やかな色の景色が広がっていた。
奏はその美しさにうっとりとする。
ただ、その奥や手前に流れる雲を見たことと、自分たちの今いる雲の上空に不自然に入り込んできた街並みに、度肝を抜かれていた。
【ディヴァート・ウェザ】は、なんと空中都市だったのだ。
原理は分からないが底が少しずつ回転しているように見える。浮いていることと何か関係があるのだろうか。
空中都市の基地に飛行船は付けられ、奏達は出入口付近に立っていた。
譜王がやって来て、奏の手を取る。
奏はぎょえっ!? と身体を飛び跳ねた魚のように反らして驚いた。
『お前は王族だ。王子である俺が手を取ることで皆にお前が王族であることを示すことが出来る』
「皆?」
『俺たちが帰還したところは、中継映像で学園都市全体に流されているんだ』
「えええええ!?」
おめかししてない、せめて髪だけでも指でとかしとこう!
ああ。学園都市か。カナタもミドノもお兄ちゃんもいないけど、譜王様もリカコさんがいる。不安に思わなくてもいい。
私、学園都市のみんなと仲良くなれるかな。
何故か、ここに着いてからずっと、安心感と心地良さを感じている。ここでの暮らしが私にとって良くなると、予感しているみたい。
ミドノ、カナタ。二人がいてくれたら何よりいいか。
特にミドノ、お願いだから昔みたいに一緒にいてくれたらいいのに。
どうしてこんなことになったんだろう。
どうしてミドノは、私を苦しめて殺すことに心血を注いでいるんだろう。
理由が知りたい、カナタなら知ってるのかな。
知りたい。
その為にも、必ず彼らを止めてみせる。
出入口の扉が開き、続々と人が降りていく。私達もそれに続いて、空中都市の地面へと続く鉄製の階段を降りていった。
歓声が上がり、白い紙吹雪が降ってくる。飛行船の窓から飛ばしているのだ。
「姫様~!」
「ようこそディヴァート・ウェザへ!」
ディーヴァの民に歓迎され、奏は自然と笑みが零れる。
しかし、人々の歓迎の声は少しずつ、不穏なざわめきに変わって行く。
「何故、髪が茶色なんだ」
「王族の髪は真っ赤なんじゃないの?」
「偽物?」
「でも譜王様が手を引いているわ」
「譜王様を騙しているのよ」
何、何なの。
ディーヴァの人々の目が奏を集中攻撃する。ピリピリとした空気は奏が建物の中に姿を消すまで続き、空中都市の中心の城――学舎に着くまでの間、奏は自分が仲間外れにされるだろうことを薄々感じていた。
譜王やビトスと別れ、奏の付き人となるシレイに、奏が住むことになる王族の寮と、通うことになる学園の教室に案内される。
歓迎ムードで拍手やクラッカーを鳴らそうと準備していたクラスの生徒達は奏の姿を見て呆気にとられる。
「え、保護されるのはお姫様だったんじゃ……」
クラッカーを持つ女の子に向かって望遠鏡を持ち窓側に立っていた男の子が言う。
「窓から見てたけど、譜王様に手をひかれてた。姫様の筈だ」
「でもあの髪」
「でも手を引かれてたんだ」
「騙されてるんじゃないか?」
「そうだ、歌だ! 歌を歌って証明して貰えばいい!」
そ、そんな、私昔から歌は得意じゃないのに。ついこの間訓練を始めたばかりでまだ、少しも歌えないのに。
歌いだそうとしない奏の様子にざわめきは増す。
「やっぱり偽物なのか?」
「王族に成り済ますなんて許せない!」
「嘘つきだってことがそもそも許せないけどな」
嘘つき呼ばわりした者が奏の肩を叩いて言った。
「出てってくれ」
「へ?」
「教室からなんて言わないさ、この学園都市から出てってくれよ」
「な、何よそれ」
「何って、騙したそっちが悪いんだろ。何より王族に成り済ますのは大罪だ」
「わ、私は王族よ、嘘なんかいってないわ! お兄ちゃんも譜王様も私が姫だって言ってた」
「それここで証明出来る?」
照明? そんなことここで出来ないわよ。シレイに振り返り、奏が恐る恐る尋ねる。
「譜王様は仕事中ですか?」
「はい。今はご遠慮下さい」
「あなたは事情を知ってるの? 証明出来ないの?」
シレイは長い睫毛を伏せて冷たく言い放つ。
「すみませんが、我々の仕事は次のお姫様のお付きになるだけですので」
私の髪が譜王様やリカコさんのように赤くないから、皆疑ってるんだわ。どうして私は髪が赤くないの?
「証明出来ないんだろ。出てってくれよ。そしてKTBにでも捕まって洗脳されろ」
くすくすと笑う生徒たちに奏は激怒した。
「……ッ!! 洗脳!? あんた達ディーヴァでしょ、保護されたんでしょ! ディーヴァがどれどけ残酷な思いをしてきたか知ってる筈でしょ!? なんでそんなこと言えるのよ!!」
「洗脳されたディーヴァは敵だ。俺達の中にも家族を殺されたヤツらがいる。殺されなくても捕獲して洗脳して、裏切って、俺達のことが分からなくなったヤツらだっている。あんな奴ら、仲間だと思われたくもないね」
な、何よ。
私は洗脳されていないし、嘘だってついていないじゃない。それに、洗脳って、無理やりされたことなんじゃないの。殺したくなくても、裏切りたくなくても、忘れたくなくても、仲間を洗脳したくなくても、彼らはそれをやらされているに過ぎないじゃない。
「家族は家族よ! 私は友達も仲間も止めてみせるわ! ただ傍観して責めるてるだけのあんた達とは違ってね!!」
「……ッ!! この嘘っぱち野郎!!」
男の子が教科書を奏にぶつけると、他の生徒も次々の傍にあるものを手に取って奏に投げ出した。
奏はそれを避けながらふと思いつく、地面でも殴れば信じるかしら?
しかし、物を壊すことは普通にダメだろう。証明する手段がなくなった。
奏の周りの床に散らばる筆箱やチョークなどを見て、奏は涙目になって教室を飛び出した。廊下に歓声が響いてくる。そんな時、奏を追いかけてくる男女の姿があった。
「奏様!」
「貴方たちは……」
濃いピンク色の髪の少女と、鮮やかなオレンジの髪の少年が自己紹介をする。
「私の名前は空。これからよろしく……ってわけにはいかないのかしら」
「こら。ソラ。失礼だぞ。僕の名前は節分。よろしく奏様」
「う、うん」
奏は戸惑っていた。自分を敵視しないヒトもいるのだと。
「どうして皆あんな酷いことを言ったの?」
「最近KTBの動きが活発になってピリピリしてるんだよ」
「王族は信仰対象だから。私たちにとって神様みたいなものなの。皆疑ってるけど。私は信じるよ。ただ……」
「一緒に行動していると、不信仰だと思われて追い出される可能性もある。皆のことは説得してみるけど」
「それだけを言いに来たの。ごめんなさい」
彼らはそう言うとさっさと去って行った。その背中を眺めて、少しは安心感を覚えた奏だったが、また寂しさも覚える。
ああ、ここでも私は1人だ。やっと、KTBから逃げきれて、安心できる場所に来れたと思ったのに。カナタ、ミドノ。私はやっぱりあなた達に頼りきって生きてきたんだ。
ごめんね。
いつも助けてくれたのに。私は逃げて。
「奏殿! 学園都市に到着しましたよ!!」
「え、ホントに!?」
奏は迷わず窓へ駆け寄るが、見えるのは空と雲だけだ。
「そちらからは見えませんよ!! 操縦室へ来てください!!」
「うん!」
ディーヴァ達が保護された都市、ディーヴァ達の学園。生徒はもちろん、教師も皆ディーヴァ。大人は大体、姫存軍隊員として働いているらしい。
奏は化け物が自分だけじゃないことに喜びを覚えていた。また、譜王やリカコ以外の仲間に会えることが楽しみだった。
操縦室へ着き、まず真っ先に飛び込んでくるのは前面と側面の開放感のある窓ガラスだ。
そして、その窓ガラスの向こう側に映り込むのは、学園都市【ディヴァート・ウェザ】だった。
緑と建物が調和するような街並みが美しく、多くの光を受け鮮やかな色の景色が広がっていた。
奏はその美しさにうっとりとする。
ただ、その奥や手前に流れる雲を見たことと、自分たちの今いる雲の上空に不自然に入り込んできた街並みに、度肝を抜かれていた。
【ディヴァート・ウェザ】は、なんと空中都市だったのだ。
原理は分からないが底が少しずつ回転しているように見える。浮いていることと何か関係があるのだろうか。
空中都市の基地に飛行船は付けられ、奏達は出入口付近に立っていた。
譜王がやって来て、奏の手を取る。
奏はぎょえっ!? と身体を飛び跳ねた魚のように反らして驚いた。
『お前は王族だ。王子である俺が手を取ることで皆にお前が王族であることを示すことが出来る』
「皆?」
『俺たちが帰還したところは、中継映像で学園都市全体に流されているんだ』
「えええええ!?」
おめかししてない、せめて髪だけでも指でとかしとこう!
ああ。学園都市か。カナタもミドノもお兄ちゃんもいないけど、譜王様もリカコさんがいる。不安に思わなくてもいい。
私、学園都市のみんなと仲良くなれるかな。
何故か、ここに着いてからずっと、安心感と心地良さを感じている。ここでの暮らしが私にとって良くなると、予感しているみたい。
ミドノ、カナタ。二人がいてくれたら何よりいいか。
特にミドノ、お願いだから昔みたいに一緒にいてくれたらいいのに。
どうしてこんなことになったんだろう。
どうしてミドノは、私を苦しめて殺すことに心血を注いでいるんだろう。
理由が知りたい、カナタなら知ってるのかな。
知りたい。
その為にも、必ず彼らを止めてみせる。
出入口の扉が開き、続々と人が降りていく。私達もそれに続いて、空中都市の地面へと続く鉄製の階段を降りていった。
歓声が上がり、白い紙吹雪が降ってくる。飛行船の窓から飛ばしているのだ。
「姫様~!」
「ようこそディヴァート・ウェザへ!」
ディーヴァの民に歓迎され、奏は自然と笑みが零れる。
しかし、人々の歓迎の声は少しずつ、不穏なざわめきに変わって行く。
「何故、髪が茶色なんだ」
「王族の髪は真っ赤なんじゃないの?」
「偽物?」
「でも譜王様が手を引いているわ」
「譜王様を騙しているのよ」
何、何なの。
ディーヴァの人々の目が奏を集中攻撃する。ピリピリとした空気は奏が建物の中に姿を消すまで続き、空中都市の中心の城――学舎に着くまでの間、奏は自分が仲間外れにされるだろうことを薄々感じていた。
譜王やビトスと別れ、奏の付き人となるシレイに、奏が住むことになる王族の寮と、通うことになる学園の教室に案内される。
歓迎ムードで拍手やクラッカーを鳴らそうと準備していたクラスの生徒達は奏の姿を見て呆気にとられる。
「え、保護されるのはお姫様だったんじゃ……」
クラッカーを持つ女の子に向かって望遠鏡を持ち窓側に立っていた男の子が言う。
「窓から見てたけど、譜王様に手をひかれてた。姫様の筈だ」
「でもあの髪」
「でも手を引かれてたんだ」
「騙されてるんじゃないか?」
「そうだ、歌だ! 歌を歌って証明して貰えばいい!」
そ、そんな、私昔から歌は得意じゃないのに。ついこの間訓練を始めたばかりでまだ、少しも歌えないのに。
歌いだそうとしない奏の様子にざわめきは増す。
「やっぱり偽物なのか?」
「王族に成り済ますなんて許せない!」
「嘘つきだってことがそもそも許せないけどな」
嘘つき呼ばわりした者が奏の肩を叩いて言った。
「出てってくれ」
「へ?」
「教室からなんて言わないさ、この学園都市から出てってくれよ」
「な、何よそれ」
「何って、騙したそっちが悪いんだろ。何より王族に成り済ますのは大罪だ」
「わ、私は王族よ、嘘なんかいってないわ! お兄ちゃんも譜王様も私が姫だって言ってた」
「それここで証明出来る?」
照明? そんなことここで出来ないわよ。シレイに振り返り、奏が恐る恐る尋ねる。
「譜王様は仕事中ですか?」
「はい。今はご遠慮下さい」
「あなたは事情を知ってるの? 証明出来ないの?」
シレイは長い睫毛を伏せて冷たく言い放つ。
「すみませんが、我々の仕事は次のお姫様のお付きになるだけですので」
私の髪が譜王様やリカコさんのように赤くないから、皆疑ってるんだわ。どうして私は髪が赤くないの?
「証明出来ないんだろ。出てってくれよ。そしてKTBにでも捕まって洗脳されろ」
くすくすと笑う生徒たちに奏は激怒した。
「……ッ!! 洗脳!? あんた達ディーヴァでしょ、保護されたんでしょ! ディーヴァがどれどけ残酷な思いをしてきたか知ってる筈でしょ!? なんでそんなこと言えるのよ!!」
「洗脳されたディーヴァは敵だ。俺達の中にも家族を殺されたヤツらがいる。殺されなくても捕獲して洗脳して、裏切って、俺達のことが分からなくなったヤツらだっている。あんな奴ら、仲間だと思われたくもないね」
な、何よ。
私は洗脳されていないし、嘘だってついていないじゃない。それに、洗脳って、無理やりされたことなんじゃないの。殺したくなくても、裏切りたくなくても、忘れたくなくても、仲間を洗脳したくなくても、彼らはそれをやらされているに過ぎないじゃない。
「家族は家族よ! 私は友達も仲間も止めてみせるわ! ただ傍観して責めるてるだけのあんた達とは違ってね!!」
「……ッ!! この嘘っぱち野郎!!」
男の子が教科書を奏にぶつけると、他の生徒も次々の傍にあるものを手に取って奏に投げ出した。
奏はそれを避けながらふと思いつく、地面でも殴れば信じるかしら?
しかし、物を壊すことは普通にダメだろう。証明する手段がなくなった。
奏の周りの床に散らばる筆箱やチョークなどを見て、奏は涙目になって教室を飛び出した。廊下に歓声が響いてくる。そんな時、奏を追いかけてくる男女の姿があった。
「奏様!」
「貴方たちは……」
濃いピンク色の髪の少女と、鮮やかなオレンジの髪の少年が自己紹介をする。
「私の名前は空。これからよろしく……ってわけにはいかないのかしら」
「こら。ソラ。失礼だぞ。僕の名前は節分。よろしく奏様」
「う、うん」
奏は戸惑っていた。自分を敵視しないヒトもいるのだと。
「どうして皆あんな酷いことを言ったの?」
「最近KTBの動きが活発になってピリピリしてるんだよ」
「王族は信仰対象だから。私たちにとって神様みたいなものなの。皆疑ってるけど。私は信じるよ。ただ……」
「一緒に行動していると、不信仰だと思われて追い出される可能性もある。皆のことは説得してみるけど」
「それだけを言いに来たの。ごめんなさい」
彼らはそう言うとさっさと去って行った。その背中を眺めて、少しは安心感を覚えた奏だったが、また寂しさも覚える。
ああ、ここでも私は1人だ。やっと、KTBから逃げきれて、安心できる場所に来れたと思ったのに。カナタ、ミドノ。私はやっぱりあなた達に頼りきって生きてきたんだ。
ごめんね。
いつも助けてくれたのに。私は逃げて。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
小野寺社長のお気に入り
茜色
恋愛
朝岡渚(あさおかなぎさ)、28歳。小さなイベント企画会社に転職して以来、社長のアシスタント兼お守り役として振り回される毎日。34歳の社長・小野寺貢(おのでらみつぐ)は、ルックスは良いが生活態度はいい加減、デリカシーに欠ける困った男。
悪天候の夜、残業で家に帰れなくなった渚は小野寺と応接室で仮眠をとることに。思いがけず緊張する渚に、「おまえ、あんまり男を知らないだろう」と小野寺が突然迫ってきて・・・。
☆全19話です。「オフィスラブ」と謳っていますが、あまりオフィスっぽくありません。
☆「ムーンライトノベルズ」様にも掲載しています。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる