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#03 夜事の饅頭怖い 後編(男の貌 女の貌)
しおりを挟む長身でフレアスカートのユウリは、膝を立てた姿勢のせいでスカートが捲くれ、脚の隙間からスカートの中が丸見えになってしまったんです。
慌てて元の状態に戻そうとしましたが、直ぐに電車が次の駅に到着し、大量の乗客が乗って来て、隣に若いサラリーマンが座ってしまう状況におちいりまいた。
ユウリは足を乗せていたキャリーバッグを移動させる事が出来なくなったんです。
すると、すぐに車内は大量の乗客で満員になり、通路にも人が溢れ、ユウリのスカートの中は、覗き放題の状態になってしまいました。
ユウリは焦りましたが、レースが可愛いガードルで股間を平らな状態にしてたのを思い出し、股間の形で男だとばれる危険が少ないんだと多少はほっとしたものの、そもそも下着を見られるこの非常事態を何とかしようと思いました。
ユウリは、キャリーバッグの中に、化粧ポーチ代わりにしているクラッチバッグがある事を思い出し、それを膝の上に置いて下着を隠せばと考えたのですが、それだって電車の床に置いて自分の脚を乗せているキャリーバックを開ける必要があるんです。
つまり、もうどうにもならないのです。
幸いにも、ユウリのスカートの中をちらみして来る人はいないようで、隣の若い男性はスマホに夢中、通路に立っているサラリーマン達も新聞を読む事に集中していました。
ユウリは、余り露骨な感じにならない程度に、スカートの裾をさり気なく直し、膝が開かない様に気を付けて座りなおし、窓の外を眺めていました。
もうこうなれば、緩いオンナでいくしかありません。
やがて電車は、地下を抜けて地上に出ると、後は名古屋までノンストップの状態になり、新しい乗客が乗って来る事がなくなりました。
そして今いる周りの人達は、ユウリの女装に気付いていない状態、これで安心しました。
ところが、電車が物影に入った瞬間、窓ガラスが鏡の状態になり、隣の男性や通路に立っている男性達が偶然そこに映ると、やっぱり彼等はスマホや新聞を見ないで、ユウリのスカートの中をガン見していのが判ったんです。
ユウリは驚いて、彼等の方に振り返ると、彼等は何事もなかった様に、ユウリから視線を外しました。
ユウリは自分からスカートの中が見える格好をしているのに、今更恥ずかしがって露骨にスカートの裾を直すのは、、、と思い、男性達に下着を見られている事に気付いていないフリをして、窓の外に視線を戻しました。
街を歩いていると、階段やエスカレーターで誰も覗いていないのに、お尻をバッグで隠す女性を見掛けることがありますが、ユウリはいつもそれを不愉快に思っていましたから、自分がオンナになった時は、そういう事をしたくないという気持ちだったんです。今はそれこそが男の発想だとわかりますが…。
時折、鏡になる窓ガラスには、男達がユウリのスカートの中を見ている姿が相変わらず映っていて、ユウリは恥ずかしさと、ウィッグとマスクで顔を覆っている事が重なり顔が熱く額に汗が流れて来ました。
でもここでマスクを外せば、いくらなんでもユウリの女装がばれる危険性が出てきて、下手をすると面白半分で通報される事態になってしまうと思いました。
ユウリは、息を殺して男達に下着を見られる辱めに耐えていたんですが、その内、股間が熱くなり始め、ふと視線を自分の股間に落とすと、雲の切れ間から朝日が差し込んだのか反対側の車窓からの光がユウリの股間をスポットライトの様に照らしていました。
薄暗い車内が救いだったユウリは、直射日光に股間を照らされ、死にそうなくらい恥ずかしくなりました。
ユウリは、直射日光で肌が日焼けする事を気にしているふりをして、脱いだカーディガンを膝に掛ける事を思い付きました。
そうやって何とかスカートの中を、男達に晒している状況を解消出来たのです。
ユウリはここで、乱れた気持ちの態勢を持ち直そうと、肩幅が狭く見える様にして胸を張り、背中を反らせてより女らしく見える姿勢をとりました。
すると今度はそのせいで、胸元が大きく開いたカットソー姿を強調する事になってしまいました。
でその時、ユウリの胸元は緊張と暑さで汗ばんでいて、冷房の効いた車内でさえ、突然のムラムラに体が火照っているような淫乱な女に見えているんじゃないかとか、胸の谷間が露出したカットソーは体に張り付き、コルセットと一体になった黒のブラが透けて見えているんじゃないかとか、そんな妄想にとりつかれ始めたのです。
今、考えるとその時の気持ちは、完全に感情の歯車が狂った結果だという事がよく判るのですが、その場ではこの酔ったような感覚はずっと続いていました。
軟らかいシリコンパッドで底上げして作ったユウリの乳房は、Dカップの大きさがあり、コルセットと一体になった特殊なブラの効果で、電車の揺れに合わせて波打つように自然に揺れていて、周りの男達の視線を集めていました。
このブラは、胸の谷間を強調する事に特化した物で、普通の下着屋さんで売っている一般的な物ではなく、ユウリみたいに、乳房の膨らみがなくても、ブラで隠れた部分にシリコンパッドを詰め込むと、僅かな胸の脂肪がブラの内側からはみ出して、本物の乳房の様に見え、しかもコルセットでアンダーバストの骨格も絞れて、これ一枚で女性の上半身の形状を再現出来る優れ物なのです。
ユウリは、自分がパンチラの以外にも、胸の谷間を自ら露出させている状況です。
完全に露出狂の女と思われた中、男達の視線は遠慮のない物になり、ユウリが彼等を刺すように見ても、彼等は目を逸らす事がなくなりました。
、、、と、そう感じていたのです。
ユウリは咄嗟に胸の谷間を隠そうと思い、手を胸の前に持って行き、腕を組もうとしましたが、慌てて手を動かしたせいで隣に座っている男性の股間を触ってしまいました。
その瞬間から私の中の"ユウリ"は、露出狂の女から更に痴女に格下げになってしまったのです。
暫くするとユウリが誘っていると勘違いした隣の若いサラリーマンがユウリの太ももを触って来ました。
でも彼は、こういう事に慣れていない様子で、手の甲でユウリの太ももの横を摩るだけで、ユウリが体を動かすと手を退けましたが、ユウリが声を出して拒絶しないので、暫くすると、また触り出すという事を繰り返していました。
この状況で、もう男だとばれるわけには、絶対にいきませんから、ユウリは声を出さない様にするのが精一杯でした。
でも隣の若い男の股間が膨らんでいるのが見えて、ユウリは動揺して思わず目を逸らし、彼に背を向けて座り直しました。
ユウリは、膝を揃えて横たわっている様な姿勢で、若い男に体を触られてる姿を、通路に立っている複数の男達にニヤニヤ笑われながら見られている事が、とても恥ずかしくなり、目を閉じて寝たフリをしました。
するとユウリの体を触っている男の行動が徐々に大胆になり、ユウリの下半身を中心に体を触り続けたのです。
ああこれが、自分で誘った夜の場面だったら、、、でもこれは単純な、しかも早朝の女装外出なんです。
男の愛撫に対しても物理的には性的に感じる事はなく、ユウリは早く電車が名古屋に到着する事を待ち続けました。
執拗にユウリのお尻を手の甲で触り続ける男を無視していたユウリは、喉がムズムズして来て、咳をしたくなり、ユウリは女装がばれないようになるべく高い音になる様に咳をしました。
それなのにユウリの口からは「うんっ…」という女の喘ぎ声に似た声が出てしまいました。
こういう時に、普段の行いが出るんですね(笑)。
ユウリの声を聞いた男は、ユウリが性的に感じていると勘違いした様子で、それからの男の行動は、更に大胆になり、手のひらでユウリのお尻を触りだすと、やがて、指で本来女性器がある部分をガードルの上から触り始め、ユウリが男の指を避ける為に体を動かすと、男はユウリの反応が、女が悶えている反応だと思ったのか、体を密着させて来て、ユウリを後ろから抱きしめる体勢で、ユウリの偽物の乳房と股間を触り続けました。
経緯からすると、まさに性的同意が成り立ってしまった訳ですね。
ユウリはこの刺激とウィッグとマスクのせいで体が更に熱くなり、目を閉じていましたから、逆に自分の神経が男の指の動きに集中してしまうんです。
朝っぱらから男の指の動きに合わせる様に体が勝手に動き、心臓の鼓動が早くなると、アソコが全く勃起していないのに、射精した感覚がして体が軽く痙攣し、背中を軽く仰け反らしてしまい、吐息が漏れてしまいました。
すると、電車がようやく名古屋に到着し、隣に座っていた男は、ユウリを指で逝かせた気になったのかユウリの体を触る事をやめ、その駅で降りて行きました。
ユウリは、男の痴漢行為から解放されて、たった今目を覚ましたふりをして目を開けると、ユウリの膝に掛かっていたカーディガンは、キャリーバッグの上に落ちていて、スカートが完全に捲られていて、お尻が少し見えている状態になっていました。
胸まで捲くられたカットソーからはブラのコルセット部分が露出していました。
ユウリは、通路の移動する人達に乱れた下着姿を見られてしまい、顔から火が出そうなくらい恥ずかしくなって、慌ててスカートの裾とカットソーを直し、カーディガンに袖を通しました。
ユウリはやっと元の態勢に戻れたと安心した途端、今度は若いサラリーマンに代わって、通路に立ってユウリが痴漢される姿をガン見していた五十代くらいの男が隣に座って来ました。
電車は、今の駅でほとんどの人が降りたので、かなり空いている状態になっていて、誰も座っていない二人掛けのシートもあったのに、その男はわざわざユウリの隣に座るといきなりユウリのスカートの中に右手を入れ、左手でユウリのシリコン製の乳房を揉んで来たんです。
おそらく、その男は、何十分も男に痴漢され続けているのに、拒絶せずに、喘ぎ声を出して悶えているユウリを、痴漢してもいい女だと思った様子で、血走った目付きでニヤニヤしながらユウリの身体をしつこく触って来ました。
"痴漢してもいい女"なんて有り得ないんですが、 ユウリの中身は、男に発情した男なのです。…この屈折が又、ユウリを駄目にします。
ユウリは突然の事に動揺し、暫くその男にされるままの状態になっていましたが、ユウリが目覚めたように抵抗すると、男はユウリが抵抗した事が意外だったのか、驚いた表情をして、やがて怒った表情になり、本気でユウリをせめて来ました。
その男は、ユウリが若い男には体を許すのに、中年の自分を拒絶した事に逆上し、意地になっている様子でした。
ユウリを乱暴に扱い始め、ユウリのマスクを剥ぎ取りました。
本気で乱暴するつもりになったんでしょう。
専用の両面テープで体に接着した、胸のシリコンパッドは、本物の乳房と同様の柔らかさで、触っただけでは区別がつかないものでしたが、ブラを外されると、継ぎ目が見えるので、直ぐに偽物と分かる筈です。
でもその男は初めて見るコルセットと一体になったブラの外し方が分からない様子で「何だこれ!」と言いながら、ついにストラップが2本ある特殊なブラを何とかする事を諦め、ブラの上からユウリの乳房を揉み続けました。
動き出した電車の窓には、ユウリが悪戯されそうになっている姿を見て驚いている人が多くいて、ホームにいる駅員さんとも目が合いました。
でも動き出した電車の中の事を、ホームにいる駅員さんが助ける事は出来ないので、ユウリは男の手を持って抵抗する事しか出来ませんでした。
ユウリは、早朝の電車の中なのに、男が襲って来るという現実離れした安物のAVの様な状況に衝撃を受け、気が動転してしまい、左手で男に抵抗し、右手は何故かウィッグがズレない様に頭を押さえていました。
今考えると、その男も、終点までユウリの体を触れば満足していた筈でしたが、電車で男に痴漢をされて悦ぶ痴女のようなユウリが、生意気にも自分を拒絶したので逆上し、理性を失ったのだと思います。
電車の中には何人かの乗客が残っていましたが、皆、見て見ぬフリをしていています。
声を出して抵抗しないユウリに、男は自分のズボンから性器を出して、勃起したペニスをユウリの太ももに擦り付けて来ました。
その男は、通勤時間帯の電車の中で、何とかあわよくばユウリにペニスを挿入しようとしている様子で、片手でユウリの抵抗を抑えながら、もう片方の手で、ユウリの履いているガードルを脱がせようとしていました。
でも一見、普通のショーツに見えるユウリの履いているガードルは、ハイウエストタイプで素材の違う布が何枚も重なっていて体型を補正出来る程のサポート力があるものです。
つまり簡単に脱がす事の出来る股上の浅い普通のショーツとは違うんです。
こんな場面の中で、とても片手で脱がす事が出来る物ではありませんでした。
そのガードルを脱がせるには、まず、ブラと一体になっているコルセットに編み込まれた紐を緩め、コルセット部分を少し捲くって、コルセットに隠れているガードルのウエスト部分を露出させなければならず、普段のトイレの時も時間が掛かるほど面倒な物でした。
ユウリを襲っている男はまた、「何だこれ!」と言いながら、必死にユウリのガードルをずらそうとしましたが、ユウリの体に張り付いたガードルを脱がせる事は出来ませんでした。
男はガードルを上から脱がす事を諦め、今度は股間のクロッチ部分を捲って、ユウリの女性器をなんとかしようと思ったようです。
でもユウリの履いているガードルのクロッチ部分は、表面の生地の裏に、生理中でも経血が外に漏れない様にする為のしかけがあり、更にその内側には、ナプキンを体に密着させる為のパワーネットと呼ばれるナプキンを貼り付ける布があります。
体に接する裏地には、直履き出来るように、コットンの布が重ねてある四重構造になっていて、これも簡単にズラす事は出来ません。
女性下着の知識が乏しいその男は「え?くそっ」と連呼しながら、焦っている様子でしたが、苛立ちがピークに達した男は、とうとうユウリの足を両手で掴み、信じられない力でユウリを二人賭けのシートに押し倒したのです。
両腕でユウリの両足を抱え込み、無理やりユウリにキスをすると、ガードルの上から勃起したペニスを擦り付けて来ました。
ユウリの下着を、何一つ脱がせる事の出来なかった男は、ヤケクソになっている様子で、激しく腰を振って、勃起したペニスをユウリの下腹部に擦り付け続けました。
すると、電車が隣の駅に停車した事が、電車の減速Gで分かりました。
でもユウリは、まるで柔道の寝技を決められた時のように、男に全体重を掛けられて、身動きが取れない状態でした。
男の体臭が鼻腔に雪崩こんで来ます。
せめてもの抵抗として、男の舌が口に入らない様にするしかありませんでした。
そして改めて自分のこの体勢が、無防備で何の抵抗も出来ない事を思い知らされ、股間に擦り付けられる男のペニスの感触に耐えていました。
次の駅で恥も外聞も忘れて、電車から逃げ出したユウリが、改めて自分の格好を見ると、カットソーは破かれかけブラも丸見えにに近くカーディガンは伸びきっていてただのボロ布の様になっていました。
スカートだけはなんとか元の状態でしたが、太ももを見ると、白濁した粘り気のある液体が内ももに付着していて、その液体はホームの床にポタポタと垂れていました。
男に襲われていた時間は、駅の間隔から考えて、ほんの数分の筈でしたが、男はユウリの素股で射精していた様です。
ポケットティッシュで太ももに付いた精液を拭き取りました。
静かに走り出した電車の窓に映ったユウリの姿は、まさに被害直後の女性そのものでした。
でも、あんな状態でも、自分が必死で押さえていたウィッグは無事で可愛いリボンも残っています。
その時、何故だか、マスクを剥ぎ取られ黒い涙の痕がついた顔やリップグロスが唇からはみ出た自分の状態は、過去最高に女らしいのではないか、そんな気がしたんです。
ユウリは、辱められた女の自分の格好を、駅のホームにいる人達に注目されながら、トイレに急行しました。
トイレの前まで来ると、そのトイレは、通路の突き当たりで左右に男女のトイレに別れていたので、ユウリは人の目を盗んで男子トイレに入りました。
比較的、乗降客が少ない駅の男子トイレには人が少なく、女の格好をしたユウリが入って来た事に気付いた人がいない状態でしたので、ユウリは素早く個室に入りました。
ユウリは、トイレで一人になれたので、暫く休みたい気分でしたが、直ぐにこの場を離れた方が良いと判断して、メイクを落とし男物のスーツに着替える事にしました。
スカートを捲くり、下着を確認すると、ピンクのガードルにはベッタリと男の精液が付着し、スカートの裏地にも精液が付着していて、買ったばかりのスカートと、普通のショーツの十倍の値段がするガードルが駄目になった事を知り、その時、初めてあの男に対する怒りの感情が沸きました。
ユウリは、トイレの個室の中で、男の精液を拭き取り、女物の洋服や下着を全て脱ぎ、まだ着れる物と、そうでない物を仕分けして、キャリーバッグに仕舞い、化粧落とし用のコットンでメイクを落とし、ついでに太ももに付いた男の精液をコットンで綺麗にしました。
でも、不思議な事に、綺麗に拭いた筈の太ももに、新たな精液の感触がしたのです。
自分のアソコを見てみるると、ユウリはやっぱり興奮していた様で、縮んだ状態のペニスの先端から我慢汁が垂れていました。
これにユウリは驚き、捨てる予定のガードルのクロッチ部分をよく見ると、ガードルの内側にユウリの精液が大量に溜まっていたんです。
ユウリは自分でも気付かない内に、射精していた事を知りました。
記憶を辿り、電車の中の事を思い出してみると、若いサラリーマンに指で股間を愛撫された時に、射精した感覚があった事を思い出しました。
でもそれはガードルで押さえ付けられて、ペニスが勃起していない状態だったので、その時は射精ではないと思っていたんだと思います。
ユウリは、こういう状態で勃起しないまま逝った事が初めてで、こんな形でも男に愛撫されて、肉体的に感じていた事に改めて驚きました。
『私、夜事友理(ヤジ トモサト)は、女装中に男として男を求める変態になっていたんだ。』
そしてユウリは、メイクが完全に落とせたか確認する為に手鏡を見た時、ウィッグもメイクもしていない状態なのに、自分が女の表情になっている事に気付きました。
『魂と心は違うんだ。』
ユウリは、色んな女装テクニックを身に付けて来ましたが、最も有効な女装テクニックは、心が完全に「女」になる事なんだなと改めて思いました。
そして最後に、男の洋服に着替え、洗面所で髪型を整えながら気持ちが落ち着いて来ると、自分の女の魅力で、男達を性的に興奮させた事実に又強い感情が沸いて来て身体が熱くなったのです。
『男とヤルための女装』、それも悪くない。
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