魔術師長様はご機嫌ななめ

鷹月 檻

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第一章

23初めての晩餐会 前編

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 今日は晩餐会である。
今日までの3日間、私はテーブルマナーの練習をした。
公爵家で社交界に行くには最低レベルのマナーが必要なのだそうな。社交界の恥は家の恥らしい。セバスのマナーテストで合格を貰ったので今日はなんとかなると思う。馬車で今日の晩餐会の主催であるカール=リッツ伯爵邸に向かった。

 夜7の刻からなので、もう夜空に星が煌めいている。
そんな中、伯爵邸には明かりが沢山輝いて、華やいだ雰囲気を醸し出している。
続々と馬車が鉄柱の細かい模様造りの門を潜り抜けていくと、大きな庭に色取りどりの綺麗なドレスに身を纏ったご夫人達や、貴族服や燕尾服のような紳士服を着た男性が大勢いた。

「レイジェス=アルフォード公爵と他5名様ご到着!」

 と到着アナウンスが流れている。私はレイジェス様に馬車から降ろしてもらった。
今日のレイジェス様は凄く格好良い。黒くて艶のある長い髪をいつもの白い紐で後ろに束ねて、漆黒の紳士服を着ている。スーツの前あわせのところに金色の刺繍模様が入っているデザインで、袖は紫色で折られている。
コートは灰黒のインバネスコート。いつもローブしか着てないから見慣れてないせいもあると思うけど……めちゃくちゃカッコイイ!!

 ちなみに私は胸元から裾に向かってクリーム色から真紅の薔薇のダブルデライトの様にグラデーションが掛かってるエンパイアドレス。ウエストにダイヤ付きの細い金の鎖のベルトが絡んでいる。後ろにたなびく薄い布が肩から付けられていて、肩にはダイアのブローチが2つ付いている。

 レイジェス様に貰ったダイヤのアクセサリーも付けてきた。
髪がペンダントに引っかかるからアップにしようとしたら、
「君はうなじを見せてはいけない」と言われ、ポニーテールにした。

 これだとペンダントをしても引っかからないし、うなじも見えない。レイジェス様の許可もでた。纏めた箇所は三つ編みで隠してダイヤのピンを差し込んでいる。
庭に着くと大人には食前酒、子供にはジュースが配られた。それを飲んで待ってて下さい、って意味らしい。

 冬なのに足元に雪がなくて、肌寒い感じもしないのでおかしいな~? と思ったら空中に緑の魔石みたいのが浮いていた。温室にあったものと似ている。もしかしてあれで、暖かくしているのかもしれないと思った。

 ジュースを飲んでいるとレイジェス様が30代位のおじさんと握手してた。この人が今日の主催者のようである。
用意が出来たのかどんどん館に人が吸い込まれて行く。入ってすぐの玄関の所から両脇にかけて階段が。その左のほうを登って行く。案内されて部屋へ。各自席が決まっていて名前を書いてある紙が置かれている。

 私の左隣はレイジェス様でレイジェス様のとなりがヒューイット様、次がレンブラント様その次は知らない人次も次も。ちなみに私の右隣はコモン様その隣がリリーその隣は知らない人、次も。人が凄く並んでいてテーブルの長さに驚いた。

「すごい長いテーブルです。びっくりです」

 と言うとレイジェス様が笑ってる。
コモン様はリリーと何やら話しをしている。
ついきょろきょろ周りを見てしまう。

「レイジェス様、あっちにも、あっちにも子供がいます!」
「うむ、君も子供だがな」
「お友達になれるでしょうか……どきどきします!」
「落ち着け」

 と背中をぽんぽんされる。レイジェス様の後ろにはセバスが立っている。
なんだかセバスに見られている気がして、振り向いてみたら微笑まれたので私も微笑んでみた。主催者のリッツ伯爵が挨拶をして乾杯すると料理が出されそれぞれの貴族の使用人たちが料理を切り分けていく。レイジェス様の後ろにはセバス、コモン様の後ろにはオーティス、ヒューイット様の所にはセレネがついて料理を切り分けている。
まずは前菜の野菜と豆のサラダ。

「姫様はこれぐらいですか?」

 と極小量を渡された。

「ちょうどよい量です。ありがとう」

10種類くらいお料理が出るので、全部をちょびちょび摘みたい。
途中でお腹いっぱいはまずいのだ。
次はスープだった。どうせ全部飲めないのでレイジェス様に声をかける。

「レイジェス様のを一口飲ませてくださいませ」

 と言うと、ふぅふぅしてからスプーンで飲ませてくれた。
ちょっと口の端に垂れたのを舐めとられた。
それを見ていたお向かえの席の男の人がぱちぱち目を瞬いていた。
次は小さめの川えびの素上げみたいな感じだった。2匹取って貰って食べた。
美味しかった。その次が牛肉の煮込みだった。一切れ切ってもらってオレンジの味がするソースで食べた。で、次はびっくりした。オムライスだった!

「レイジェス様!!」
「ん? どうした?」
「おこめです! おこめです!」
「どれ?」
「あれです!」

 私は興奮して指差した。次に出される料理だった。
私が椅子で背伸びをしたり覗き込んだりすると

「落ち着きなさい、料理は逃げないから」

 と言われて、じっと配られるのを待つことにした。
セバスがちょっと大目についでくれた。

「いただきます!」

 あむっ! むしゃむしゃ。あむっ。むしゃむしゃ。
自分で両方のほっぺを押さえる。おいしい! はふはふはふとかきこむ。
もう無くなってしまった。

「お、おかわりしたいです……」

レイジェス様がびっくりしてる。

「セバス、もうちょっとだそうだ」

 セバスが笑っていた。
その後私はおかわりのオムライスが打ち止めとなった。もうお腹一杯で入らない。
でも満足だ。
レイジェス様は食後のブラウンティを飲んでいる。

「満足した顔をしているな?」

 と言われたので

「大満足です! 今日連れてきて頂けて、とっても嬉しいです! レイジェス様大好き!」

 と言ってぎゅっと抱きしめた。
あ、つい、嬉しくて人前なのにこんなことしてしまった。
レイジェス様を見上げると赤い顔をしてた。

「君の米の評価は恐ろしいな」

 と言った。意味がまったくわからない。


「次は女性と男性が別れるのですよ、あちらに行きましょう」

 とヒューイット様に言われ付いていく。リリーも一緒だ。
女性部屋にはいくつかの丸いテーブルと背もたれつきの椅子があり、お茶を注いでくれるここのお屋敷の使用人がいる。男性部屋はさっきの食事していた場所でそのまま話しをするらしい。

「このあと1刻半ほど女性同士でお話しをしてから、また先程の食事をしていた所で今度は男性も交えて話すのですよ」

 とヒューイット様が教えてくれた。

「ヒューイット様は晩餐会はよく行かれるのですか?」
「前は父とよく行ってましたけど、最近はレンブラント様がいらっしゃるので行きません。行っても舞踏会くらいでしょうか? 彼と行きます。彼は踊るのが好きなのですよ! 上手ですし!」
「ふぅ、熱い熱いですわ!」

 と私は自分を扇ぐ。それを見てヒューイット様が照れる。
リリーは羨ましがっていた

「リリーは今日頑張りましょう!」
「はい!」

 ってな感じで女性チームは盛り上がった。
今頃、男性チームはどうなんでしょうか……? 少し気になった。
私的に盛り上がっていると、赤毛で赤紫の瞳のパッションピンクの派手なドレスを着た少女が袖を引っ張った。

「あなた大人と話していて楽しいの? わたくしとこちらでお話しませんこと?」

 ヒューイット様やリリーを見るとうんうんと頷かれたので行くことにした。

「では、お言葉に甘えさせていただきますわ? えぇ……と?」
「カートラット伯爵家のエリザベス=カートラット、10歳です。ごきげんよう」
「ごきげんよう、アリア=アズライルです」

 私は勧められた席に座った。

「右が男爵令嬢のパメラ=グランヴィル様、9歳ですわ。左が今回の晩餐会の主催者であるリッツ伯爵様の令嬢でシエラ=リッツ様、8歳よ」

 エリザベス様が紹介してくれる。私は二人共に挨拶した。

「ごきげんよう。アリア=アズライル、8歳です」

 というとシエラ様が目を輝かせた。

「わたくしと同じお年ですのね」
「そうですね、どうぞよろしく」

 と微笑む私。

「所であなた爵位は何ですの? 普通はお名前をおしゃったときに一緒に言うものよ?」

 言われて見て考えた。

「わたくしは貴族ではないので爵位はありません」

と言うと、エリザベス様がなんですって!? と立ち上がった。

「では平民ということですか!?」
「平民ではありません」
「じゃあ何ですか?」

 エリザベス様は怖い目で私を睨んだ。
ヒューイット様がその様子を見ていたようで寄ってきた

「どうされましたアリア様?」
「爵位を聞かれたのですが、わたくしは何と答えればいいのでしょう?」

 私がおたおたしてたらヒューイット様も困った顔をした。

「アリア様は神様ですから、爵位はないですよね? なんてお答えすればいいのでしょう。困りましたね」

 と言う。
それを聞いていたエリザベス様がけたけた笑う。

「神!? 馬鹿じゃない? そんなものいませんわ?」

 言われて私もむっとする。

「父神様はちゃんといます! 皆さんを見守っています!」

 そう反撃してやった。神を信じない愚か者が多いから、罪深い者が多いんだよ。
良き魔心核が少ないのが良くわかる。

「まぁまぁ、少々お待ちくださいませ、レイジェス様になんとお答えすればいいか聞いてみましょう。リリー! ちょっと聞いてきてくださらない?」

 ヒューイット様がリリーに言って、とりあえず私もエリザベス様も席に座ってお茶を飲み始めた。
リリーが聞きに行って暫くすると帰ってきた。
困惑した顔をしている。ヒューイット様がどうでした? と聞くと

「公爵夫人だ。と言っておりました」
「「ん?」」

 はてな顔の私とヒューイット様。二人共今の言葉が理解出来ない。

「え? どゆこと?」

 と私。

「旦那様が、私と結婚するから彼女は公爵夫人だ、そう言っておけと、おっしゃられました」
「なんですと!?」

 私は固まっていた。
今知った事実に心臓が爆発しそうだった。
凄いどきどきしてる、とりあえず深呼吸する。
すーはーすーはー。
何で勝手にそんなことになってんですか!? あの人は!!
とりあえず、ここの席をはずしたい。

「エリザベス様、わたくし公爵夫人らしいです。ということで下がります。申し訳ございません、またの機会によろしく」

 と言ってヒューイット様の席に戻る。

「わたくし今凄く動揺してるんですが、この気持ちわかりますか? ヒューイット様?」
「もしかして今初めて聞かれたのですか?」

 とヒューイット様が聞いてくるので頷いた。

「わたくし、こういった事は愛の言葉を交し合ってから進むお話だと思ってました。違うのですか? ヒューイット様?」
「わたくしもそう思いますわアリア様。親が決めたとしても一言くらいはあっても良いはずです」
「……ですよね? こんな愛の告白も無く他の人から自分の結婚を聞かせられるなんて【ないわー】です」

 私がそう言うとヒューイット様もうんうんと頷かれた。

「アリア様、わたくしも【ないわー】と思います。我が上司ながら」
「けれど、レイジェス様は、その…女性とのお付き合いが少ない方でしたから、そういったことを失念していたのでは?」

 ヒューイット様は苦笑いをしている。

「乙女のロマンとしては言葉が欲しいのですが……」
「わかります! レンブラント様に愛のお言葉を頂いた時、わたくしも嬉しかったですから」

 とヒューイット様が頬を赤く染める。

「うらやましいです! わたくしも愛の言葉を交わし合いたいものです!」

 と両手の指を絡ませて目をきらきらさせているリリーである。
ってか、私がレイジェス様と結婚? レイジェス様、ほんとに私でいいのかな?
心臓がまだどきどきしてた。


 女性同士のお茶会が終わったので、また食堂に行き席に着くと今回の主催者の伯爵夫人であるウェラ=リッツ様が皆様に声を掛けた。

「では皆様、お好きな席へどうぞご自由に移ってくださいませ」

 と言われて皆様ぞろぞろ動く。
私は面倒だったので動かない。お話したいと思う人もいないし。

「レイジェス様は動かないのですか?」
「君がここにいるのに?」

 私は目をぱちくりさせた。そして目を伏せて考える。
レイジェス様って私の事すごい気に入ってくれてるよね。
幼女だから好きなのか、幼女じゃなくても好きなのかわかんないけど……。
その顔をじっと見ると、整った顔してるなと思う。レイジェス様は綺麗で美しい。
私、こんな格好良い人と結婚しちゃうの? 恥ずかしいんですけど!
意識すると顔が熱くなった。

「どうした?」

 レイジェス様が私に声を掛ける。

「い、……いえ、何でもありません」

 てか、愛の言葉が欲しいとかさっき自分で言ってたけど、この麗しい顔で間近で言われたら私正気でいられる? 顔から火がでるんじゃ……半端ない破壊力だと思う。

「さっき、あちらで何かあったって?」

 と言ってきたので話する。

「父神様を馬鹿にされました。そんなのいないって。だから父神様は皆さんを見守っていますよって、ちゃんと見ていますからって言いまし。」
「そうだな」

 レイジェス様に頭をぽんぽんされた。
そうしていると私の向かえの席に2人の男の人が現れた。「ごきげんよう」と言って席にすわる。

「ごきげんよう、美しいあなた、私はクリフ=コールマン、32歳独身、男爵です」
「ごきげんよう、私はダニエル=テラー、次期侯爵です。26歳です」
「ごきげんよう、アリア=アズライル8歳です」
「ごきげんよう、レイジェス=アルフォード24歳、公爵をやっております」

 そこにいる面子で挨拶をする。

「リッツ伯爵より伺いましたが、アリア様は神の子とか、どうりでお美しい……」

 クリフ様が言ってじっと私を見る、視線が熱い。

「はぁ、アズライル様よりお預かりし、我が家にて育てております」

 レイジェス様は私が答えるよりも先に対応した。

「アリア様に婚約者はもういるのでしょうか?」とクリフ様。

 レイジェス様の眉がぴくりと動いた。

「失礼ですが、クリフ様はご年齢はいくつですかな?」

 とレイジェス様が言う。さっき紹介で言ってたじゃん、32歳って。
レイジェス様、もしかして挨拶を聞き流してた? ……有り得る。

「お恥ずかしい話ですが32にも成りますが未だに独り身です。もうそろそろ身を固めたいと思っているのですが」

 クリフ様が言ったところでもう1人が邪魔をする。

「後見人様、私はまだ26歳でございます。爵位も侯爵ですし。クリフ様よりも私の方がアリア様には相応しいと思います」

 と言ってくる。
こういうのって普通私に話しかけたりするんじゃないの? なんでレイジェス様と話してるんだ? これが普通なのかな?
取り合えず話す事も無いし、だまって皆さんが話してるのを聞いて、レイジェス様の顔を見ながらお茶を飲んでた。

「ダニエル様は離婚経験があると伺いましたが? なのに自分に相応しいとおっしゃるのですか?」

 レイジェス様が眉間に皺を寄せる。ダニエル様は、あちゃーばれちゃったって顔していた。

「あ、あれは、妻が浮気をしたのです! だから縁切りをしてやったのです!」
「流言では貴方様こそが浮気をしたという話になっていますがねぇ?」

 とニヤリとする。証拠はあるんだぞ? わかってんのか? って顔です凶悪です。

「あ、使用人が呼んでいるようです、少し失礼します」

 ダニエル様は席を立った。もちろん使用人は呼んでない。
都合が悪い時の逃げの言葉である。『使用人が呼んでいる』ってのは。
レイジェス様を見ると機嫌が悪い。
クリフ様はそれを見て自信が湧いたのか

「私は、女に入れあげたりなどしません! アリア様を大事にいたします!」

 それを聞いてレイジェス様は眉間に寄ってくる皺を自分の人差し指で伸ばしてた。

「そうですね、あなたは女に入れあげないが、ギャンブルには入れあげて借金だらけだ。その借金はどうするおつもりなのですか?」

 レイジェス様が呆れたようにため息をする。
クリフ様も消えた。
私がレイジェス様を見上げると、レイジェス様は私を見つめた。
テーブルの下で私の手がレイジェス様に握られた。
私がもう一度レイジェス様を見上げると、レイジェス様は何故か不安そうな顔をしていた。

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