魔術師長様はご機嫌ななめ

鷹月 檻

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第四章

19 流星祭 四

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 食事を終えてお風呂に入った後、私はレイジェス様と寝台にいた。
今日は色々あり過ぎてちょっと疲れてしまった。
布団の中でお互い向き合うとレイジェス様が私の頭を撫でる。

「君の魅力はアバヤを着ても隠せない様だな」
「えっ?」
「ガブリエル王には君の魅了が通じないからいいのだが……パタークの王子、あれはダメだ。もう近づくな」
「一国の王子様ですよ? もう近づく事なんて無いですよ~」

 レイジェス様が薄い目で私を見る。

「君がそう言うと、逆になりそうだから怖い。嫌な予感しか無いのだが?」

 私は上目遣いでレイジェス様を見つめた。

「気を付けます……。護衛も増えたし、わたくしが気をつければ何とか防げる気がします。それより……レイジェス様に……あまり人を傷つけて欲しくないです」
「ん? あれは悪人だぞ?」
「……そうだけど、ワイアットでは罪の無い人まで死なせちゃったでしょ……わたくしはレイジェス様が他人を傷つけるのを見たく無いのです……」
「……どうしてだ? 血が飛び散って気持ち悪かったか? それなら謝る、すまなかった」

 レイジェス様はきょとんとした顔をして普通にそう答えた。私はその答えに戸惑った。レイジェス様は人を殺す事を何とも思っていない様だった。

「そうじゃなくて……わたくしは人を殺すのは良くない事だと教えられました。だからかも知れないですが……レイジェス様に良くない事をして欲しくないと思うのです」

 レイジェス様は暫く空を見つめ何か考えていた。
そして静かに口を開いた。

「……ユリウスが初陣は12歳だと言っていた。……私の初陣は14歳だった。ロッシアーニ帝国と国境近くの平原で戦った。見晴らしのいい場所でな、帝国軍をほぼ壊滅させた。殺したくは無かったが……やらなければやられる。プリストンがロッシアーニに占領されれば多くの者が殺され、奴隷にされた事だろう。その時、私は国を守った英雄として称えられた。だが……冷静に見るとただの大量殺人鬼だ。その後もロッシアーニとは何年も小競り合いが続き、私が殺した人数は千人を優に超えるだろう。いつの間にか殺人が生活の一部となり、人を殺す事にも躊躇しなくなった。感覚が麻痺したんだろうな……多分、ユリウスも私と同じだ」

 私はレイジェス様の唇に指を充てた。

「……ごめんなさい、わたくし何も知らないのに、知った風な事……言ってしまいました……」

 レイジェス様は首を振った。

「きっと天界は平和な所なんだろうな? そういう国に我がプリストン王国もなって欲しいと思う」

 私が常識だと思って振りかざしたそれは……天界じゃなくて日本の基準だった。
このアズライルの大陸とは状況が違うのに。
戦争なんて、終わって何年も経った平和な国と、今も戦争が起こってるこのプリストン王国とでは全然違う。
プリストン王国がギレス帝国と同盟を結んでから、ロッシアーニ帝国が攻め込んでくる事は無くなったが、プリストン王国とロッシアーニ帝国の国境では監視塔が幾つもあって、未だに睨みあっている。戦争が完全に終結したわけでは無い。
奴隷や娼婦もいるこの国の価値観を、私みたいな平和な国から来た人間がどうこう言うのもおかしいのかも知れない。

「どうした、難しい顔をして」

 レイジェス様が私の鼻の頭を、指でちょんと突っついた。
その指先は頬に触れ、私の唇に触れ、口の中に入れられた。レイジェス様の指を甘噛みすると歯がぐらぐらした気がした。気のせいかな? と思ったら、レイジェス様も同じように思ったみたいで指で歯を確認されてしまった。
好きな人の前で大口を開けて指を突っ込まれるという、何とも間抜けな展開になって、格好が悪すぎて涙目になった。

「ふむ、前歯が二つ共ぐらついている。生え変わりの時期なんだろうな。痛くないか?」
「痛くは無いけど、なんだかむずむずします。抜いちゃいたい」
「こういうのは自然に抜けるまで待ったほうが良いらしいぞ?」
「そうなんだ?」
「無理して抜くと欠片が残るとか、歯茎に傷が付くとかセレネが言っていたぞ」
「そっかぁ……でも前歯が抜けちゃったら格好悪いです。恥ずかしくて嫌だなぁ……」
「成長してるんだ、仕方ないだろう?」

 レイジェス様はわしゃわしゃっと私の頭を撫でたあと、急に真面目な顔をして私にキスをした。舌を絡ませながら私の寝巻きの前ボタンを次々に外して行き、脱がされた。私はシュミーズ、胸当てと紐ショーツの下着姿になった。今日の下着は薄いペパーミントグリーンの様な可愛い色に、ピンクのリボンが付いている。シュミーズにも胸当てにもショーツにも細かなダイヤが装飾されている、装飾下着だ。
シュミーズが前を三箇所紐で結んでいるだけなので、すっと紐を解かれて胸当てとショーツだけになる。

「ああ、綺麗だ……」

 レイジェス様は私の肩から腕をすうっと撫でてそう言った。
私は恥ずかしくなって顔が熱くなった。胸当てを脱がされて、乳首を据われるとくすぐったかった。
乳首を転がして舐めて吸ったその舌は、下の方に這わされて臍の穴をくすぐる様に舐めて、ぴたりと閉じた私の割れ目に辿り着いた。
レイジェス様の息が私の蕾にあたり溜息の様な吐息が出た。

「はぁっ……」

 レイジェス様が髪を掻き上げて私をちらりと見た。
私の反応を見ながら、蕾を転がすように舌でゆっくり舐めると、そこに熱が高まって拡がって行く様な感じがした。ふるっと体が震えてシーツを掴んだ。
ぴちゃぴちゃと音を立ててその舌は、蜜花へ続く道をなぞる様に上下にぺろぺろといやらしく動かされ舐め上げられる。

「くっ、……はうっ」

 レイジェス様は我慢出来なくなったのか、自分の寝巻きを脱いで裸になって、亀頭の先を私の蜜花へ続く道へ充てがった。
先のむにゅっとした感触がお股に伝わって、つい腰を動かしてしまう。愛液で濡れたそれはにゅるんとそのまま蜜花に入りそうになった。

「……リア、動かすと入ってしまう……」
「レイジェス様のは大きいから……滑って入るなんて事は無いですよ」

 レイジェス様は私をぎゅっと抱きしめた。私は自分の両脚を持ち上げておねだりをしてみた。

「ここなら……いいですよ?」

 お尻をちょっと上げて菊が見える様にレイジェス様にお股を見せた。
じっとそこを見るレイジェス様の視線に興奮して、菊がひくひく動いた。
レイジェス様はこめかみを押さえて言った。

「全く……そんな風にねだられたら……入れたくなってしまうだろうが……」
「え? 入れたく無かったの?」

 私が不思議そうに聞くとレイジェス様はばつが悪そうに答えた。

「毎回致すのは菊に負担がかかるかと……」
「だからいつも終わるとヒールしてくれたんだ?」
「うむ」
「わたくし、痛くないし、レイジェス様とひとつになりたい。……ねぇ、お願い、入れて……?」
「ああああー! もうっ!」

 レイジェス様が叫んで私をぎゅうううっと抱きしめた。

「?」
「愛しすぎるっ!」

 レイジェス様は私にキスをした。舌と舌が絡み合い、唇が離れたあともちゅっ、ちゅっと軽く何回も唇にキスを繰り返す。
そうした後満足したのか、空間収納からゼリーを出して私の菊に塗りこんだあと、自分の肉棒全体に塗りつけて少し擦った。
私は少しお尻を持ち上げられて正常位のままレイジェス様を受け入れた。軽く亀頭の先を入れて肉を押し広げ、ぐるぐると腰を廻しながら押し込み突き進むと、彼の形が分かってきた。多分もう亀頭も入っちゃってる。ぬるっと滑り入り込んでくるそれは大きくてきつくて、あったかい。
私は足をレイジェス様の体に絡めた。ギュンと私の体を突き抜けるような大きい刺激に脳みそが溶けそうになる。

「ああ……リア、気持ちいい。君の中がふわふわしてる……」
「わ、わたくしも……んっ、気持ちいいょぅ、レイジェス様ぁ!」

 私はレイジェス様をぎゅっと抱きしめた。

「……君が愛しくて、どうしようもない……大好きだ。……愛してる」
「リアもです……レイジェス様、だ~い好き、えへへへ」

 私がにへらと笑うと、おでこにちゅっとキスされた。
レイジェス様の頬は朱色に染まって、紫色の瞳が潤んでいる。入っているそれをゆっくりグラインドさせると私の両頬を包み込んでキスをした。
ぺろぺろと唇を舐められて舌を吸われると腰の動きが段々早くなってきて、子宮の入り口がこつん、こつんと刺激されて愛液がとろりと溢れ出してくる。レイジェス様の顔を見るとまだまだ全然余裕に見えて、私はイクのを我慢していた。

「ふっ、……はっあぁああ、んっ」
「ん……? どうした?」
「だめ、リアもう我慢できない、んっ、ふぅ、あっ、いき……そぅ」

 私がレイジェス様の首に両手を伸ばして絡めるとレイジェス様の腰の動きが早くなった。

「リア、達して良いぞ……私も共にいく」
「ん、レイジェス様!」

 ぎゅううっと首にしがみ付いた時、私の中でレイジェス様が弾けたのが分かった。

「……リア、うっ、あぁっ!」
「……ぁああっ! いっちゃうぅぅ……ぁああっ!」

 レイジェス様は私の頭を一撫でしたあと、頬にちゅっとしてその体を離した。私の両膝を押さえたまま、菊から白濁の液が流れるのを見ていた。
私の見られているそこは、まだぱっくりと開いているのが自分でも分かる。
中を見られちゃってる……。

「……あまり汚い所を見られたく無いのですが……」
「リアは自分のここを見た事が無いのか?」
「中は見た事がないです……」
「リアに汚い所など、どこも無い。この中も美しい桃色で、まだ私を誘惑している。もっと入れて欲しいとな……」
「も~レイジェス様のエッチぃ!」
「私は後何回でもいけるが……君は今日疲れただろう?」

 私がこくりと頷くと、レイジェス様はアクアウォッシュを自分と私に掛けた。

「じゃあ、今日も君を抱きしめて寝ようか」

 私は裸のままレイジェス様に抱きついた。

「ちゃんとブランケットを掛けなさい、風邪を引く。ただでさえ君は寝相が悪いんだから」
「は~い」

 私は寝相が悪くて、たまにレイジェス様を蹴ってるらしい。
でも許して欲しい、寝てるときは意識が無いの。
やろうと思ってやってるわけじゃ無いんだよ? レイジェス様。
私は凄く満足してレイジェス様にくっ付いて寝た。レイジェス様も私を抱きしめて寝た。だから、二人共くっ付き過ぎなせいかな? ちょっと汗っぽかった。





 朝、インターホンからリリーの声がした。

「姫様~? 起きて下さいませ~?」

 昨日部屋に鍵を掛けたままだったから、リリーはインターホンを使ったみたいだ。
私は昨日脱ぎ捨てた寝巻きを急いで羽織って、インターホンに出た。

「起きました、ありがとう、リリー」
「お支度はどうなさいますか? お手伝い致しますか?」
「ううん、一人で大丈夫、ありがとう」
「では失礼いたします」

 リリーは行ってしまった。
今日はリリーに「起こしてね」とお願いしていた。何故かと言うと午前中にお城で行われる同人誌の即売会を見に行く予定だからだ。
もちろん、サーシャにも行くね! って言ってあるし、行ったら売り子さんをする約束だった。だからさっさと仕度をしてお城に行かねばならない。

「どうしたリア? まだ8の刻にもなってないぞ? 休みだと言うのに早いな?」
「あ、おはようございます、レイジェス様! わたくし今日は用事があるのでお城に行って来ますね」

 そう言うとレイジェス様はバッと起き上がった。

「何故城にっ!? 誰かと約束でもしたのか? はっ! もしかして……パタークのルークか!?」

 ん? 何でそうなるの……?

「レイジェス様、わたくしが約束しているのはサーシャですよ?」
「……サーシャ? 君はサーシャとそんなに仲が良かったのか?」
「えっと、そこそこ? 仲が良いと思います」
「サーシャが何故城に?」
「サーシャは趣味で小説やイラストを書いているんですけど、【即売会】と言う趣味で本を作ってる方達がお城で売る会があるんです、サーシャがそれに参加するので見に行くのです。売り子のお手伝いもする約束をしましたしね! 約束は守らなきゃですよ」

 レイジェス様はまだ寝ぼけてるのか頭をぼりぼり掻いた。

「ふむ、君が行くなら私も行く」
「ええっ!?」
「何だ? 嫌なのか? あ、やっぱり他の男と……」
「違いますってば!」

 レイジェス様が行ったら、サーシャの本の中身がばれちゃう……たしか今回の本の表紙って、アラン×レイジェス様の立ちバック挿入イラストじゃなかったっけ……?
うわああああ! ……ど、どうしよう、サーシャがレイジェス様に怒られちゃう!
なんとか阻止せねば……。

「ねぇねぇ、レイジェス様? レイジェス様だって、行きたい所がお有りでしょ? わたくしの事は気になさらないで、お好きな所へ行ってよろしいのですよ?」
「私の行きたい所は君の居る場所だ」
「え~……」
「やはり他に男が……」
「違いますってば!」
「じゃあ、何を隠している! 怪しすぎる!」
「もぅ~……、じゃあ付いて来ても良いですけど、サーシャの事は絶対怒らないで下さいよ? 約束ですよ? わたくしがサーシャに怒られちゃうんだから……もぅっ!」
「ん? 私がサーシャを怒る? 何故だ?」
「行けば分かりますよ」





 レイジェス様はその本を見て固まっていた。
ここはプリストン王国城一階の小広間。小さな催し物とかをする国民の憩いの広場でもあるが、今回は同人誌即売会場となっている。
レイジェス様はそこでサーシャの作った本の表紙を見て……うん、固まってた。
まぁ、自分がアランに背後から貫かれちゃってるわけですから、そりゃ、動揺もしますよね。

「こ、こ、こんな物を売っているだと!?」
「サーシャの事は怒らない約束ですよ? レイジェス様」
「まさか、姫様が旦那様を連れてくるとは思いもしませんでした。おかげさまで本が飛ぶように売れてます!」

 サーシャの販売スペースには腐女子達が列を作って並んでいた。

「あれが本物のアルフォード公爵様よ!」
「アラン様はいらっしゃらないの?」
「二人が一緒に並んでる姿が見たかったぁぁああ!」

 などと腐女子の雄叫びが聞こえてきた。

「回収だ! 回収をせよ!」

 護衛で付いて来たアーリンとセドリックに言うけど、二人が呆れて言った。

「「それは私達の仕事ではありません」」
「セ、セバスを呼べ! 今すぐだ!」

 私はサーシャの隣に立って売り子のお手伝いを始めた。
レイジェス様はまだ回収しろ~! と叫んでいた。

「姫様、旦那様を放っておいていいのですか?」
「乙女の秘密は知らない方が幸せなのに、付いて来たりするから……困った人ね」

 私はそう言ってサーシャにいたずらっぽく笑った。

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